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14.それぞれに。「日常」は、いつも(2)
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[18]
「なに? 榊原さん、わざわざ」
ふたたび、悠一と使った部屋に戻り、尊が冷たく吐き捨てた。
「下で、サンドイッチとか簡単なモノ喰って帰るつもりだったんだけど?」
ジャケットのポケットに両手を入れて首を傾げながら、尊は、ワゴンを押して部屋に入って来たスーツの男を軽く見下ろす。
ワゴンの上には、いくつかの皿。暖かい料理。
ラムのグリル、パスタ。ワイングラス。
カトラリーにナプキン。
「ですが、せっかくいらしてくださったのですから」
そう言って、スーツの男はテーブルセッティングを始める。
ホテルに入って来た尊に、そっとカードキーを手渡した男。
おそらく、それなりの歳のはずで。
けれども、どこかしら年齢が読み切れない。そんな男だった。
「ホテルマンそのもの」といった着こなしだったが、そのスーツは、いわゆる制服めいた安物ではない。
胸元にはスタッフの名札もなく、その男が「普通は接客をするような地位ではない」マネージャー級の役職だということが分かる。
そうやって準備された食事に、尊は「ごく軽く」しか手を付けなかった。
「完食」というには「ほど遠い」状態で、尊はカトラリーを置く。
「どこかお気に召しませんでしたか?」と。
おそらく、普通のホテルマンなら、そう訊ねるに違いない。
だがその男は、料理の出来が悪いわけではないことも、その品が尊の趣味に合わないわけでもないことも知り抜いていた。
だから無言で、カップに食後のコーヒーを注ぐ。
尊は純白の磁器を指先で取り、ひとくちふたくち、コーヒーを飲み下した。
スーツの男は、尊の美しい形の厚いくちびるへと、視線を向ける。
ベランダの露天風呂の水音が、かすかに部屋に響くような静けさ。
カツンと、尊がコーヒーカップをソーサーに戻す。
「仕方ないな」
尊が呟いた。
そして初めて、部屋に佇む男の顔を、まっすぐに見据えてやる。
「……おそれ、いります」
男が丁寧に頭を下げた。
完璧なホテルマンのお辞儀。
そして一歩、尊へと踏み出した。
ズサリと、頽れるように膝を床につく。尊のジーンズのボタンフライへと指を伸ばした。
そっとそっと、丁寧すぎるほどの動きで尊の男茎を露わにさせて、男はそこへ顔を近づけていく。
すでにもう、ごく力強い形に変化している「その部分」に、男は鼻筋を擦り付け始めた。
根元と陰嚢を支えながら、自らの睫毛の先で頬で、尊の屹立を愛撫する。
そんな男の髪を、ひとつクシャリとかき回し、退屈そうに眺めやって、
「榊原さんさ……」と、尊が呼びかける。
「ランニングとか、する?」
突然の問い。
夢中になってアルファの雄の匂いを吸い込んでいた男は、完全に脈絡を失ってしまい、返すべき言葉を見つけられない。
ただかろうじて「いいえ、特に」とだけは応じることができた。
すると尊は、
「あんなもの……なにが面白いのかと思ってたけど、意外に、やってみたら楽しかったかもな」と呟きで続ける。
尊の言葉は、ひどく独り言めいていた。
男はもはや、口淫に恍惚と没入してしまっていて、そんな尊に対し、気の利いた受け答えをする余裕はまったくない。
尊とて、特にまともな応答を期待してはいなかったのだろう、それきり話を止めてしまう。
完全に勃起した尊のペニスを、男は深く口内に含み込んだ。
グポグポと喉奥を使い、尊の雄に奉仕する。
喉を抉られて、時折、激しくえずきながらも、ただただウットリと、尊の熱塊にしゃぶりつき、舌を這わせて顔を激しく動かし続けた。
尊が、軽く顔を顰める。
そして、男の前髪を乱暴に引き掴むと、自分の腰から、その顔を引き剥がした。
そのまま、上を向かせれば、男は、トロトロに蕩け切ったまなざしで、尊を見上げて涙ぐむ。
「いい歳してるクセに、淫乱すぎてキモイ」
尊が低く吐き捨てる。
も、うしわけ…ございません……と。
ホテルマンの口調で口ごもる男。
その男の髪を掴んだまま、尊は立ち上がる。
そして、男をベッドの上へと、うつぶせに突き倒した。
男はそのまま、自身のスラックスを下着ごと脱ぎ捨てる。
「ねえ、榊原さんって……」
冷ややかに、男の双丘を眺めまわしながら、尊が言う。
「ベータだよね? なのに、なんなの? 尻なんか見せてさ」
「どうか、尊さま」
榊原が震える声を絞り出す。
「尊さまのを……ください」
「オレの、なに?」
下腹部をむき出しにして横たわる男を見下ろして、シラリと尊が言い捨てる。
「どうか…っ、尊ぼっちゃんの……ザーメンを。わたしの、この孔に…あつい、液を、たくさん」
訴えながら、榊原が自身の尻肉を両手で掴み、クチリと割れ目を開いてみせた。
後孔の襞がヒクつく。
クポ……と、仕込まれていた潤滑ゼリーが溢れ出した。
「それって、『贅沢』じゃないのかな」
尊が小首を傾げて見せる。
「だって、この孔、オレが出したって孕まないよね。絶対。なのに、オレのザーメン貰う意味ってある?」
そして吐息交じりに、
「こんなにヒクヒクさせて、まるでオメガじゃん、榊原さん」と吐き捨てた。
「ああ、わたしがオメガでしたら。もっとイヤらしい孔になって、頂戴した尊さまのザーメンで孕むことができましたのに。わたしが、オメガだったら……」
繰り言を始めた榊原に、尊が雄を突き立てた。
悲鳴。
それは見苦しいほどに悦びをまとって、部屋中を埋め尽くす。
尊の腰の動きに合わせ、榊原が啼いた。
メス豚めいてヒンヒンと。
上半身だけは、一部の隙もなくスーツをまとい、けれども下半身を晒して。
ただひたすらに、淫らそのものに尊の雄をねだり続ける。
深く捻じ入れては焦らして。
ついに、尊は、玩具に飽きた子供めいて、腰の動きを止めてしまう。
「あっ、イヤ、隆道さま、たか、みちさまぁ……おちんぽ、もっと」
グズグズのアクメ顔で、白目をむいていた榊原が、そこでハッと、我に返る。
「いえ、たける、ぼっちゃま、尊さま……っ」
尊が微かに口もとを歪めた。
そして、ひと息に腰を引き戻し、榊原から自分自身を抜き取る。
ふたたび、絶叫のような嬌声。
榊原の後孔が、喪失感に紅色の襞を裏返らせた。
「ねえ、榊原さん……」
尊が淡々と言う。
「オレって、優しいよな、親父の『おさがり』にも、ちゃんとペニスぶち込んで抱いてやるんだからさ」
「ああ、ぼっちゃん、わたしが悪うございました…どうか、どうかっ、おちんぽ、ペニスを…あなに」
「可哀想な榊原さん」
尊は、のたうち懇願する男を見下ろして、歌うように口ずさむ。
「どんなアルファのザーメン貰ったって、絶対に孕めないんだから。もう要らないね。オレのも」
言って尊は「自身」を両手で扱き始める。
そして訪なった絶頂に、ビクンとひとつ、肩を震わせて。
尊は、熱く大量の体液を、榊原の尻にジャケットの背中に、ベッドのシーツに、何の躊躇もなくぶちまけた。
*
家の傍の停留所に着く。
悠一は、バスを降りて歩き始めた。すると目線の先に、父親が現れる。
「ユウ、随分遅かったな?」
片手を上げて立ち止まる父に、悠一は足早に近づいていく。
「母さんが心配しとっただ。車にでもはねられとらんかねって。一体、どこまで走っとったか」
「うん……結局、温泉まで」と応じ、悠一は父に並んで歩き始めた。
「そうかぃ、あんなトコまで行ってたか」と、穏やかに頷き、父が瞬いて悠一の腕を覗き込む。
「なに、持ってる」
あ……これは、と呟いて、悠一は、
「うん、土産」と応じた。
そして紙袋の中身を見ると、父は、
「こんなの買う金、持っていってただ?」と尋ねる。
「えっと、友達と……途中から一緒に走ってて」
ああ。なんて説明すりゃいいんだろ――
「その、ソイツの知り合いのパン屋が、温泉んトコにあってさ。貰ったんだ」
高級ホテルの部屋で風呂に入ったとかなんだとか、細かくはどうにも説明しがたくて。
悠一は、それをサクッと避ける。
だが、父親はただ、「そうか、よかったな」とだけ口にして頷いた。
そして、「洒落たパンがいっぱいで、母さんが、嬉しがりそうだいね」と続ける。
そのまま、ふたりは無言で歩いた。
ふと悠一が、この前の「通夜」のことを思い出す。
尊と行き会って立ち話をして、藤堂隆道の車で家まで送られた夜のことを。
――密談中。
「お前の親父さんと……」
尊の声が蘇る。
「あの、さ……父さん」
悠一の呼びかけに、父は軽く眉を引き上げ、息子を見やる。
「その……父さんって、藤堂隆道……と知り合い…なのかよ」
なんだいなんだい、藪から棒に、と。
クシャリ、父が笑う。
「いや、その…今、一緒に走ってきたのが、えっと……藤堂尊っていうヤツで、同じ高校の、同学年の」
なるほど、と言わんばかりに、フワリ、父が頷いた。
「ああ、藤堂隆道な」
ウン……と口にし、頷いて。
「同級生だ、高校の時の」と、ごくサッパリ、悠一に応じた。
「なに? 榊原さん、わざわざ」
ふたたび、悠一と使った部屋に戻り、尊が冷たく吐き捨てた。
「下で、サンドイッチとか簡単なモノ喰って帰るつもりだったんだけど?」
ジャケットのポケットに両手を入れて首を傾げながら、尊は、ワゴンを押して部屋に入って来たスーツの男を軽く見下ろす。
ワゴンの上には、いくつかの皿。暖かい料理。
ラムのグリル、パスタ。ワイングラス。
カトラリーにナプキン。
「ですが、せっかくいらしてくださったのですから」
そう言って、スーツの男はテーブルセッティングを始める。
ホテルに入って来た尊に、そっとカードキーを手渡した男。
おそらく、それなりの歳のはずで。
けれども、どこかしら年齢が読み切れない。そんな男だった。
「ホテルマンそのもの」といった着こなしだったが、そのスーツは、いわゆる制服めいた安物ではない。
胸元にはスタッフの名札もなく、その男が「普通は接客をするような地位ではない」マネージャー級の役職だということが分かる。
そうやって準備された食事に、尊は「ごく軽く」しか手を付けなかった。
「完食」というには「ほど遠い」状態で、尊はカトラリーを置く。
「どこかお気に召しませんでしたか?」と。
おそらく、普通のホテルマンなら、そう訊ねるに違いない。
だがその男は、料理の出来が悪いわけではないことも、その品が尊の趣味に合わないわけでもないことも知り抜いていた。
だから無言で、カップに食後のコーヒーを注ぐ。
尊は純白の磁器を指先で取り、ひとくちふたくち、コーヒーを飲み下した。
スーツの男は、尊の美しい形の厚いくちびるへと、視線を向ける。
ベランダの露天風呂の水音が、かすかに部屋に響くような静けさ。
カツンと、尊がコーヒーカップをソーサーに戻す。
「仕方ないな」
尊が呟いた。
そして初めて、部屋に佇む男の顔を、まっすぐに見据えてやる。
「……おそれ、いります」
男が丁寧に頭を下げた。
完璧なホテルマンのお辞儀。
そして一歩、尊へと踏み出した。
ズサリと、頽れるように膝を床につく。尊のジーンズのボタンフライへと指を伸ばした。
そっとそっと、丁寧すぎるほどの動きで尊の男茎を露わにさせて、男はそこへ顔を近づけていく。
すでにもう、ごく力強い形に変化している「その部分」に、男は鼻筋を擦り付け始めた。
根元と陰嚢を支えながら、自らの睫毛の先で頬で、尊の屹立を愛撫する。
そんな男の髪を、ひとつクシャリとかき回し、退屈そうに眺めやって、
「榊原さんさ……」と、尊が呼びかける。
「ランニングとか、する?」
突然の問い。
夢中になってアルファの雄の匂いを吸い込んでいた男は、完全に脈絡を失ってしまい、返すべき言葉を見つけられない。
ただかろうじて「いいえ、特に」とだけは応じることができた。
すると尊は、
「あんなもの……なにが面白いのかと思ってたけど、意外に、やってみたら楽しかったかもな」と呟きで続ける。
尊の言葉は、ひどく独り言めいていた。
男はもはや、口淫に恍惚と没入してしまっていて、そんな尊に対し、気の利いた受け答えをする余裕はまったくない。
尊とて、特にまともな応答を期待してはいなかったのだろう、それきり話を止めてしまう。
完全に勃起した尊のペニスを、男は深く口内に含み込んだ。
グポグポと喉奥を使い、尊の雄に奉仕する。
喉を抉られて、時折、激しくえずきながらも、ただただウットリと、尊の熱塊にしゃぶりつき、舌を這わせて顔を激しく動かし続けた。
尊が、軽く顔を顰める。
そして、男の前髪を乱暴に引き掴むと、自分の腰から、その顔を引き剥がした。
そのまま、上を向かせれば、男は、トロトロに蕩け切ったまなざしで、尊を見上げて涙ぐむ。
「いい歳してるクセに、淫乱すぎてキモイ」
尊が低く吐き捨てる。
も、うしわけ…ございません……と。
ホテルマンの口調で口ごもる男。
その男の髪を掴んだまま、尊は立ち上がる。
そして、男をベッドの上へと、うつぶせに突き倒した。
男はそのまま、自身のスラックスを下着ごと脱ぎ捨てる。
「ねえ、榊原さんって……」
冷ややかに、男の双丘を眺めまわしながら、尊が言う。
「ベータだよね? なのに、なんなの? 尻なんか見せてさ」
「どうか、尊さま」
榊原が震える声を絞り出す。
「尊さまのを……ください」
「オレの、なに?」
下腹部をむき出しにして横たわる男を見下ろして、シラリと尊が言い捨てる。
「どうか…っ、尊ぼっちゃんの……ザーメンを。わたしの、この孔に…あつい、液を、たくさん」
訴えながら、榊原が自身の尻肉を両手で掴み、クチリと割れ目を開いてみせた。
後孔の襞がヒクつく。
クポ……と、仕込まれていた潤滑ゼリーが溢れ出した。
「それって、『贅沢』じゃないのかな」
尊が小首を傾げて見せる。
「だって、この孔、オレが出したって孕まないよね。絶対。なのに、オレのザーメン貰う意味ってある?」
そして吐息交じりに、
「こんなにヒクヒクさせて、まるでオメガじゃん、榊原さん」と吐き捨てた。
「ああ、わたしがオメガでしたら。もっとイヤらしい孔になって、頂戴した尊さまのザーメンで孕むことができましたのに。わたしが、オメガだったら……」
繰り言を始めた榊原に、尊が雄を突き立てた。
悲鳴。
それは見苦しいほどに悦びをまとって、部屋中を埋め尽くす。
尊の腰の動きに合わせ、榊原が啼いた。
メス豚めいてヒンヒンと。
上半身だけは、一部の隙もなくスーツをまとい、けれども下半身を晒して。
ただひたすらに、淫らそのものに尊の雄をねだり続ける。
深く捻じ入れては焦らして。
ついに、尊は、玩具に飽きた子供めいて、腰の動きを止めてしまう。
「あっ、イヤ、隆道さま、たか、みちさまぁ……おちんぽ、もっと」
グズグズのアクメ顔で、白目をむいていた榊原が、そこでハッと、我に返る。
「いえ、たける、ぼっちゃま、尊さま……っ」
尊が微かに口もとを歪めた。
そして、ひと息に腰を引き戻し、榊原から自分自身を抜き取る。
ふたたび、絶叫のような嬌声。
榊原の後孔が、喪失感に紅色の襞を裏返らせた。
「ねえ、榊原さん……」
尊が淡々と言う。
「オレって、優しいよな、親父の『おさがり』にも、ちゃんとペニスぶち込んで抱いてやるんだからさ」
「ああ、ぼっちゃん、わたしが悪うございました…どうか、どうかっ、おちんぽ、ペニスを…あなに」
「可哀想な榊原さん」
尊は、のたうち懇願する男を見下ろして、歌うように口ずさむ。
「どんなアルファのザーメン貰ったって、絶対に孕めないんだから。もう要らないね。オレのも」
言って尊は「自身」を両手で扱き始める。
そして訪なった絶頂に、ビクンとひとつ、肩を震わせて。
尊は、熱く大量の体液を、榊原の尻にジャケットの背中に、ベッドのシーツに、何の躊躇もなくぶちまけた。
*
家の傍の停留所に着く。
悠一は、バスを降りて歩き始めた。すると目線の先に、父親が現れる。
「ユウ、随分遅かったな?」
片手を上げて立ち止まる父に、悠一は足早に近づいていく。
「母さんが心配しとっただ。車にでもはねられとらんかねって。一体、どこまで走っとったか」
「うん……結局、温泉まで」と応じ、悠一は父に並んで歩き始めた。
「そうかぃ、あんなトコまで行ってたか」と、穏やかに頷き、父が瞬いて悠一の腕を覗き込む。
「なに、持ってる」
あ……これは、と呟いて、悠一は、
「うん、土産」と応じた。
そして紙袋の中身を見ると、父は、
「こんなの買う金、持っていってただ?」と尋ねる。
「えっと、友達と……途中から一緒に走ってて」
ああ。なんて説明すりゃいいんだろ――
「その、ソイツの知り合いのパン屋が、温泉んトコにあってさ。貰ったんだ」
高級ホテルの部屋で風呂に入ったとかなんだとか、細かくはどうにも説明しがたくて。
悠一は、それをサクッと避ける。
だが、父親はただ、「そうか、よかったな」とだけ口にして頷いた。
そして、「洒落たパンがいっぱいで、母さんが、嬉しがりそうだいね」と続ける。
そのまま、ふたりは無言で歩いた。
ふと悠一が、この前の「通夜」のことを思い出す。
尊と行き会って立ち話をして、藤堂隆道の車で家まで送られた夜のことを。
――密談中。
「お前の親父さんと……」
尊の声が蘇る。
「あの、さ……父さん」
悠一の呼びかけに、父は軽く眉を引き上げ、息子を見やる。
「その……父さんって、藤堂隆道……と知り合い…なのかよ」
なんだいなんだい、藪から棒に、と。
クシャリ、父が笑う。
「いや、その…今、一緒に走ってきたのが、えっと……藤堂尊っていうヤツで、同じ高校の、同学年の」
なるほど、と言わんばかりに、フワリ、父が頷いた。
「ああ、藤堂隆道な」
ウン……と口にし、頷いて。
「同級生だ、高校の時の」と、ごくサッパリ、悠一に応じた。
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