拾ってくれたスパダリ(?)が優しすぎて怖い

生来、内気で自分に自身を持てない性格の朝哉は、入学当初の騒動によりいっそう内に籠るようになっていた。
 家族は彼とは正反対の明るい人々ばかりで何となく居所がなく、その事件に関しても理解を得られない。
 そんな彼を憐れみ、ほとんど単なる同居人か家政夫同然の名ばかり≪彼氏≫として扱ってくれていた女性も、愛想が尽きたのか朝哉がバイトをクビになったのを機に唐突に家を追い出されてしまう。
 途方にくれた朝哉が最寄りのコンビニに向かうと、そこには憧れの男性の姿が。
 どういう偶然なのか、会うたびに朝哉と同じような格好をしている彼。
 名前も職業も何も知らないけれど、週に二度は出くわしてしまうため、なんとなく目で追うようになって半年。

ひょんなことから彼のもとで暮らすこととなるが、それと同時に、あの≪騒動≫の影がふたたび日常を蝕むようになり…?

包容力高めの美人お兄さんの手で気弱&卑屈な大学生くんが前向きになっていく話。
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