22 / 69
17.遠雷
しおりを挟む
[21]
――なに喰ってく?
そう訊ねられはしたものの、悠一には、特に強い希望もなくて。
結局は、奏が食べたがっていた中町の外れにあるワッフル屋に行くことにする。
ワッフルと聴けば、「甘ったるいヤツな?」と思いがちだ。
だが、その店の定番は「ソーセージワッフル」で、かなり「食事より」なメニューだった。
ごく小さな店で、席もすこししかない。
立地もあって観光客がよく来るらしい。地元民はテイクアウトが多そうだ。
そんな店の窓際に陣取って、悠一と奏は、ソーセージワッフルとカフェオレを前にする。
どちらかといえば小柄な奏だ。
だが、その食欲はかなりのものだった。
その日も、身長が百八十はある中距離走者の悠一よりもずっと早く、ワッフルを完食する勢いだった。
「ああ、美味しかった。お腹減ってたんだよな、おれ」
カップを両手にして、可憐としか言いようのないくちびるをカフェオレの泡につけながら、奏が言う。
「そうだ。甘いヤツも買ってこようかな。ね、春日もちょっとは食べるだろ。『分けっこ』しようぜ」
そりゃまあ、「喰え」と言われれば、喰えなくもないがよ……。
と呟いて、悠一がまばたく。
「ってか、小鳥遊さ。オマエ、そんな喰って大丈夫か。夕飯、家で用意されてんだろ?」
「絵を描く」って、そんなにエネルギー使うモンなのかよ?
「大丈夫。多分、父さん。今日も遅い電車だと思うからさ」
「遅い電車?」
悠一がキョトンと問い直す。
「そう、『あずさ』。6時台に到着するヤツに乗れないなら、かなり遅くなるからさ」
「……親父さん、街にいないのか?」
少しためらいながらも、悠一は訊ねた。
「あ、うん……そうなんだよ。今はね、東京に赴任中」
言って奏が立ち上がる。
「なあ、春日。ワッフルのアイス、チョコでいい? ちょっと買ってくる」
*
別に奏の家族について、なにかを詮索したかったワケではなかったのだ――
逆に「家庭」の話を「友達に振ること」など、悠一には、これまでほとんどなかった。
訊けば「自分の家のコト」も訊ね返される。
別に「言いたくない」ワケじゃない。
家業を「恥じている」ワケでもない。今さら、イジメやイジリが怖いワケでもなかった。
――ただ。
「それ」を告げた後、ほんの一瞬だけ座に流れる。あの、ごく短い「沈黙」を。
その「気まずさ」を、味わいたくないだけだった。
けれども、甘いワッフルの皿を手に戻って来た奏は、何の屈託もなく話の続きを始めた。
「そうそう、市のね、東京事務所に赴任中なんだよ。うんそう……市役所勤務。でもさ、父さんみたいな専門職だと、普通はそんな異動ってないらしいんだけど。ただ一応、国交省関係の事務とかで、技術系の細かい話が必要なこともあるみたいでさ」
フォークの先でつついたチョコレートアイスを啄みながら、奏はそんな話を続ける。
だが不意に、カトラリーの手が止まったままの悠一に気づき、奏が顔を覗き込んだ。
「あれ、春日。やっぱチョコじゃない方がよかった?」
「イヤ、別に……」
そう、すぐさま応じた悠一だったが、あらためて、奏の頬の赤らみに目を奪われてしまう。
――っていうか「頬」じゃなくて、もっと上か?
まなじり? いいや、「耳たぶ」か?
「俺、今日はそこまで腹減ってないから……小鳥遊、好きなだけ喰えば?」
悠一が、紙コップの水をグッとあおる。
うん。ありがと、春日、と続けてから、
「そういえばさ」と、奏がふと話を変えた。
「さっき、おれが風邪っぽくないかとかって訊かれたけど、それは全然ないんだ。だけどさ……たしかに、なんか最近ヘンといえばヘンな感じなんだ」
「へぇ、どんな?」
悠一がスプーンの先で、味見程度にチョコアイスを掬い取る。
「熱い…っていうかさ、ノボせる? みたいになるコトがあって。それにメチャクチャ、腹減るんだよな」
「まあ、『腹減る』のは『成長期』ってコトじゃねぇの?」
そう応じて、悠一はスプーンの先のアイスを舐め取った。
「そうだね……だといいんだけど。ほら、おれ、もうちょっと背とか伸びないかなって思ってるし。でも春日みたいに運動とかしてないからなぁ、このまま『縦』に伸びずに『横』にばっか育っちゃったら、かなりマズいよな」
けれど、言うそばから奏の手は止まらず、ひとりでワッフルを攻略し続けていた。
薄いピンクに透けるやわらかそうなくちびるが、パクパクとチョコレートのかかった金色の焼き菓子を食み取る。
知らぬ間に、悠一は、その完璧な形の口もとに見入ってしまっていた。
その視線に気づいた奏が、不思議そうに動きを止める。
ジッと見つめてしまっていたことを、ひどくきまり悪く感じて、悠一はごまかすように、
「……小鳥遊、口、ついてる。端っこにチョコ……」と指摘する。
「え? ホント?」
慌てて擦り取ろうとする奏の手を軽く遮って、
「違う、逆だって」と、悠一が指先を伸ばした。
親指の腹で、口角から頬に滲んだチョコレートをこそぎ取る。
そして――
悠一はそのまま、親指でゆっくりと奏のくちびるを撫でてしまう。
指は止まらない。
止められない。
人差し指からの四指で、奏の顎先を支えながら。
悠一の親指は、やわやわと奏のくちびるを撫でさすり、まさぐるように割れ目を探して蠢いた。
「……え、ちょっ、春日? なに…やってんだよ」
漂うような、でも明らかに戸惑ってドン引きした声で、奏が呟く。
「あ、悪い」
現実に引き戻された悠一が、即座に手を引っ込めた。
「どうしたんだよ、春日? なんかさ、お前の方こそヘンじゃないのか? 今日は」
奏が腕組みして首を傾げる。
その様子に、ひどく気分を害したようなところは見受けられなかった。
悠一は心底、それに安堵する。
そしてふたりは、店を出た。
すぐ傍の大通りのバス停には、中途半端な時間のせいか、ひと気はまるでない。
観光客が「はけて」しまえば、元々、勤め人はあまり利用しないバス停だった。
「俺は……二の丸の方から乗るから」
バス停のベンチに、ちょこんと腰かけた奏に向かって、悠一は立ったまま声を掛ける。
「え? あ、そっか。うん」
奏が、顎先を上げて悠一を見る。
「それ」は、明らかに高校生の「男子」であって。
もう、その性別を見間違えようもないくらいに、性別を持った身体が出来上がっている。
そんな存在だった。
けれども「それ」は、「男」と呼ぶにはあまりにも――
あまりにも美しく白く。
光も空気も、すり抜けていくような透明さを孕んでいた。
頭蓋骨も、鎖骨も。
頬骨も尺骨も。
何もかもが完璧な形。
風になびく髪のつややかさ。その一本一本のなめらかさ。
夕暮れの紫色の空気の中で。
小鳥遊奏は、ただ儚く。
そのまま消えてしまいそうに揺らぐ。
目をそらしたら、その瞬間に、サラサラと風にほどけて無くなってしまうのではないかと。
そんな不安すら、そんな恐れすら。
悠一は抱きそうになる――
自分を乗っ取ってしまいそうな、そんな「得体のしれない思い」を。
フルリと、断ち切るようにして首をひとつ横に振り、悠一は「じゃあな」と、踵を返して歩き出す。
少し歩き、歩道の上、ふと悠一の足が止まった。
そして長すぎるストライドで、ふたたびバス停の奏のもとへと歩み寄る。
「あの…さ」
悠一が、ごく唐突に話しかける。
イヤホンを耳に入れかけていた奏が、驚いて顔を上げた。
「なに? どしたの」
「俺さ……小鳥遊、オマエのコト」
悠一が言い淀む。
沈黙が、夕方の冷気のように沁み上がってきた。
「…その、オマエの絵……スゲェと思う。あんなモンが描けるなんて、尊敬…する」
目を見て話し続けることができなくて、悠一は、どうにもやりきれない風に奏から視線をそらした。
それでも自分を見つめる奏の視線は、ハッキリと感じ取っていて――
「ありがと、春日」
立ち上がった奏が、悠一の両手を取る。
「ワザワザさ……それを言おうって……戻ってきてくれたんだ」
そう口にした奏の表情には、最初、すこしだけ困惑が滲んでいた。
でもすぐに、奏が笑う。
それはあたかも、ブワリと八重咲の花びらがこぼれ落ちるような笑顔で。
甘い匂いが香り立った――
猛然と。
立ち込めるように。
突然、悠一は眩暈に襲われる。
目を見開いたまま、倒れそうによろめく悠一に、奏が慌てて両手を伸ばした。
「ちょっ……春日、どうしたんだよ、なあ、春日! かすがってば!」
身長差のある悠一を支えきれず、奏はその身体を、なんとかしてベンチへと横たえる。
――なに喰ってく?
そう訊ねられはしたものの、悠一には、特に強い希望もなくて。
結局は、奏が食べたがっていた中町の外れにあるワッフル屋に行くことにする。
ワッフルと聴けば、「甘ったるいヤツな?」と思いがちだ。
だが、その店の定番は「ソーセージワッフル」で、かなり「食事より」なメニューだった。
ごく小さな店で、席もすこししかない。
立地もあって観光客がよく来るらしい。地元民はテイクアウトが多そうだ。
そんな店の窓際に陣取って、悠一と奏は、ソーセージワッフルとカフェオレを前にする。
どちらかといえば小柄な奏だ。
だが、その食欲はかなりのものだった。
その日も、身長が百八十はある中距離走者の悠一よりもずっと早く、ワッフルを完食する勢いだった。
「ああ、美味しかった。お腹減ってたんだよな、おれ」
カップを両手にして、可憐としか言いようのないくちびるをカフェオレの泡につけながら、奏が言う。
「そうだ。甘いヤツも買ってこようかな。ね、春日もちょっとは食べるだろ。『分けっこ』しようぜ」
そりゃまあ、「喰え」と言われれば、喰えなくもないがよ……。
と呟いて、悠一がまばたく。
「ってか、小鳥遊さ。オマエ、そんな喰って大丈夫か。夕飯、家で用意されてんだろ?」
「絵を描く」って、そんなにエネルギー使うモンなのかよ?
「大丈夫。多分、父さん。今日も遅い電車だと思うからさ」
「遅い電車?」
悠一がキョトンと問い直す。
「そう、『あずさ』。6時台に到着するヤツに乗れないなら、かなり遅くなるからさ」
「……親父さん、街にいないのか?」
少しためらいながらも、悠一は訊ねた。
「あ、うん……そうなんだよ。今はね、東京に赴任中」
言って奏が立ち上がる。
「なあ、春日。ワッフルのアイス、チョコでいい? ちょっと買ってくる」
*
別に奏の家族について、なにかを詮索したかったワケではなかったのだ――
逆に「家庭」の話を「友達に振ること」など、悠一には、これまでほとんどなかった。
訊けば「自分の家のコト」も訊ね返される。
別に「言いたくない」ワケじゃない。
家業を「恥じている」ワケでもない。今さら、イジメやイジリが怖いワケでもなかった。
――ただ。
「それ」を告げた後、ほんの一瞬だけ座に流れる。あの、ごく短い「沈黙」を。
その「気まずさ」を、味わいたくないだけだった。
けれども、甘いワッフルの皿を手に戻って来た奏は、何の屈託もなく話の続きを始めた。
「そうそう、市のね、東京事務所に赴任中なんだよ。うんそう……市役所勤務。でもさ、父さんみたいな専門職だと、普通はそんな異動ってないらしいんだけど。ただ一応、国交省関係の事務とかで、技術系の細かい話が必要なこともあるみたいでさ」
フォークの先でつついたチョコレートアイスを啄みながら、奏はそんな話を続ける。
だが不意に、カトラリーの手が止まったままの悠一に気づき、奏が顔を覗き込んだ。
「あれ、春日。やっぱチョコじゃない方がよかった?」
「イヤ、別に……」
そう、すぐさま応じた悠一だったが、あらためて、奏の頬の赤らみに目を奪われてしまう。
――っていうか「頬」じゃなくて、もっと上か?
まなじり? いいや、「耳たぶ」か?
「俺、今日はそこまで腹減ってないから……小鳥遊、好きなだけ喰えば?」
悠一が、紙コップの水をグッとあおる。
うん。ありがと、春日、と続けてから、
「そういえばさ」と、奏がふと話を変えた。
「さっき、おれが風邪っぽくないかとかって訊かれたけど、それは全然ないんだ。だけどさ……たしかに、なんか最近ヘンといえばヘンな感じなんだ」
「へぇ、どんな?」
悠一がスプーンの先で、味見程度にチョコアイスを掬い取る。
「熱い…っていうかさ、ノボせる? みたいになるコトがあって。それにメチャクチャ、腹減るんだよな」
「まあ、『腹減る』のは『成長期』ってコトじゃねぇの?」
そう応じて、悠一はスプーンの先のアイスを舐め取った。
「そうだね……だといいんだけど。ほら、おれ、もうちょっと背とか伸びないかなって思ってるし。でも春日みたいに運動とかしてないからなぁ、このまま『縦』に伸びずに『横』にばっか育っちゃったら、かなりマズいよな」
けれど、言うそばから奏の手は止まらず、ひとりでワッフルを攻略し続けていた。
薄いピンクに透けるやわらかそうなくちびるが、パクパクとチョコレートのかかった金色の焼き菓子を食み取る。
知らぬ間に、悠一は、その完璧な形の口もとに見入ってしまっていた。
その視線に気づいた奏が、不思議そうに動きを止める。
ジッと見つめてしまっていたことを、ひどくきまり悪く感じて、悠一はごまかすように、
「……小鳥遊、口、ついてる。端っこにチョコ……」と指摘する。
「え? ホント?」
慌てて擦り取ろうとする奏の手を軽く遮って、
「違う、逆だって」と、悠一が指先を伸ばした。
親指の腹で、口角から頬に滲んだチョコレートをこそぎ取る。
そして――
悠一はそのまま、親指でゆっくりと奏のくちびるを撫でてしまう。
指は止まらない。
止められない。
人差し指からの四指で、奏の顎先を支えながら。
悠一の親指は、やわやわと奏のくちびるを撫でさすり、まさぐるように割れ目を探して蠢いた。
「……え、ちょっ、春日? なに…やってんだよ」
漂うような、でも明らかに戸惑ってドン引きした声で、奏が呟く。
「あ、悪い」
現実に引き戻された悠一が、即座に手を引っ込めた。
「どうしたんだよ、春日? なんかさ、お前の方こそヘンじゃないのか? 今日は」
奏が腕組みして首を傾げる。
その様子に、ひどく気分を害したようなところは見受けられなかった。
悠一は心底、それに安堵する。
そしてふたりは、店を出た。
すぐ傍の大通りのバス停には、中途半端な時間のせいか、ひと気はまるでない。
観光客が「はけて」しまえば、元々、勤め人はあまり利用しないバス停だった。
「俺は……二の丸の方から乗るから」
バス停のベンチに、ちょこんと腰かけた奏に向かって、悠一は立ったまま声を掛ける。
「え? あ、そっか。うん」
奏が、顎先を上げて悠一を見る。
「それ」は、明らかに高校生の「男子」であって。
もう、その性別を見間違えようもないくらいに、性別を持った身体が出来上がっている。
そんな存在だった。
けれども「それ」は、「男」と呼ぶにはあまりにも――
あまりにも美しく白く。
光も空気も、すり抜けていくような透明さを孕んでいた。
頭蓋骨も、鎖骨も。
頬骨も尺骨も。
何もかもが完璧な形。
風になびく髪のつややかさ。その一本一本のなめらかさ。
夕暮れの紫色の空気の中で。
小鳥遊奏は、ただ儚く。
そのまま消えてしまいそうに揺らぐ。
目をそらしたら、その瞬間に、サラサラと風にほどけて無くなってしまうのではないかと。
そんな不安すら、そんな恐れすら。
悠一は抱きそうになる――
自分を乗っ取ってしまいそうな、そんな「得体のしれない思い」を。
フルリと、断ち切るようにして首をひとつ横に振り、悠一は「じゃあな」と、踵を返して歩き出す。
少し歩き、歩道の上、ふと悠一の足が止まった。
そして長すぎるストライドで、ふたたびバス停の奏のもとへと歩み寄る。
「あの…さ」
悠一が、ごく唐突に話しかける。
イヤホンを耳に入れかけていた奏が、驚いて顔を上げた。
「なに? どしたの」
「俺さ……小鳥遊、オマエのコト」
悠一が言い淀む。
沈黙が、夕方の冷気のように沁み上がってきた。
「…その、オマエの絵……スゲェと思う。あんなモンが描けるなんて、尊敬…する」
目を見て話し続けることができなくて、悠一は、どうにもやりきれない風に奏から視線をそらした。
それでも自分を見つめる奏の視線は、ハッキリと感じ取っていて――
「ありがと、春日」
立ち上がった奏が、悠一の両手を取る。
「ワザワザさ……それを言おうって……戻ってきてくれたんだ」
そう口にした奏の表情には、最初、すこしだけ困惑が滲んでいた。
でもすぐに、奏が笑う。
それはあたかも、ブワリと八重咲の花びらがこぼれ落ちるような笑顔で。
甘い匂いが香り立った――
猛然と。
立ち込めるように。
突然、悠一は眩暈に襲われる。
目を見開いたまま、倒れそうによろめく悠一に、奏が慌てて両手を伸ばした。
「ちょっ……春日、どうしたんだよ、なあ、春日! かすがってば!」
身長差のある悠一を支えきれず、奏はその身体を、なんとかしてベンチへと横たえる。
22
あなたにおすすめの小説
ヤンキーΩに愛の巣を用意した結果
SF
BL
アルファの高校生・雪政にはかわいいかわいい幼馴染がいる。オメガにして学校一のヤンキー・春太郎だ。雪政は猛アタックするもそっけなく対応される。
そこで雪政がひらめいたのは
「めちゃくちゃ居心地のいい巣を作れば俺のとこに居てくれるんじゃない?!」
アルファである雪政が巣作りの為に奮闘するが果たして……⁈
ちゃらんぽらん風紀委員長アルファ×パワー系ヤンキーオメガのハッピーなラブコメ!
※猫宮乾様主催 ●●バースアンソロジー寄稿作品です。
お世話したいαしか勝たん!
沙耶
BL
神崎斗真はオメガである。総合病院でオメガ科の医師として働くうちに、ヒートが悪化。次のヒートは抑制剤無しで迎えなさいと言われてしまった。
悩んでいるときに相談に乗ってくれたα、立花優翔が、「俺と一緒にヒートを過ごさない?」と言ってくれた…?
優しい彼に乗せられて一緒に過ごすことになったけど、彼はΩをお世話したい系αだった?!
※完結設定にしていますが、番外編を突如として投稿することがございます。ご了承ください。
八月は僕のつがい
やなぎ怜
BL
冬生まれの雪宗(ゆきむね)は、だからかは定かではないが、夏に弱い。そして夏の月を冠する八月(はつき)にも、弱かった。αである八月の相手は愛らしい彼の従弟たるΩだろうと思いながら、平凡なβの雪宗は八月との関係を続けていた。八月が切り出すまでは、このぬるま湯につかったような関係を終わらせてやらない。そう思っていた雪宗だったが……。
※オメガバース。性描写は薄く、主人公は面倒くさい性格です。
交際0日婚の溺愛事情
江多之折(エタノール)
BL
死にたくはない。でも、生きたくもない。ふらふらと彷徨う根無し草は、世界の怖さを知っている。救いの手は、選ばれた者にだけ差し伸べられることも知っている。
だから緩やかに終わりを探して生きていた。
──たった数回の鬼ごっこを経験するまでは。
誠実すぎて怖い人は、4回目の顔合わせで僕の夫となる。
そんな怖がりな男と誠実な男の、結婚生活の始まり。
■現実だけど現実じゃない、そんな気持ちで読んでください。
■家庭に関してトラウマを抱えている方は読まない方が良いと思います。
番に囲われ逃げられない
ネコフク
BL
高校の入学と同時に入寮した部屋へ一歩踏み出したら目の前に笑顔の綺麗な同室人がいてあれよあれよという間にベッドへ押し倒され即挿入!俺Ωなのに同室人で学校の理事長の息子である颯人と一緒にα寮で生活する事に。「ヒートが来たら噛むから」と宣言され有言実行され番に。そんなヤベェ奴に捕まったΩとヤベェαのちょっとしたお話。
結局現状を受け入れている受けとどこまでも囲い込もうとする攻めです。オメガバース。
拾ってくれたスパダリ(?)が優しすぎて怖い
澪尽
BL
生来、内気で自分に自身を持てない性格の朝哉は、入学当初の騒動によりいっそう内に籠るようになっていた。
家族は彼とは正反対の明るい人々ばかりで何となく居所がなく、その事件に関しても理解を得られない。
そんな彼を憐れみ、ほとんど単なる同居人か家政夫同然の名ばかり≪彼氏≫として扱ってくれていた女性も、愛想が尽きたのか朝哉がバイトをクビになったのを機に唐突に家を追い出されてしまう。
途方にくれた朝哉が最寄りのコンビニに向かうと、そこには憧れの男性の姿が。
どういう偶然なのか、会うたびに朝哉と同じような格好をしている彼。
名前も職業も何も知らないけれど、週に二度は出くわしてしまうため、なんとなく目で追うようになって半年。
ひょんなことから彼のもとで暮らすこととなるが、それと同時に、あの≪騒動≫の影がふたたび日常を蝕むようになり…?
包容力高めの美人お兄さんの手で気弱&卑屈な大学生くんが前向きになっていく話。
もし、運命の番になれたのなら。
天井つむぎ
BL
春。守谷 奏斗(α)に振られ、精神的なショックで声を失った遊佐 水樹(Ω)は一年振りに高校三年生になった。
まだ奏斗に想いを寄せている水樹の前に現れたのは、守谷 彼方という転校生だ。優しい性格と笑顔を絶やさないところ以外は奏斗とそっくりの彼方から「友達になってくれるかな?」とお願いされる水樹。
水樹は奏斗にはされたことのない優しさを彼方からたくさんもらい、初めてで温かい友情関係に戸惑いが隠せない。
そんなある日、水樹の十九の誕生日がやってきて──。
隣の番は、俺だけを見ている
雪兎
BL
Ωである高校生の湊(みなと)は、幼いころから体が弱く、友人も少ない。そんな湊の隣に住んでいるのは、幼馴染で幼少期から湊に執着してきたαの律(りつ)。律は湊の護衛のように常にそばにいて、彼に近づく人間を片っ端から遠ざけてしまう。
ある日、湊は学校で軽い発情期の前触れに襲われ、助けてくれたのもやはり律だった。逃れられない幼馴染との関係に戸惑う湊だが、律は静かに囁く。「もう、俺からは逃げられない」――。
執着愛が静かに絡みつく、オメガバース・あまあま系BL。
【キャラクター設定】
■主人公(受け)
名前:湊(みなと)
属性:Ω(オメガ)
年齢:17歳
性格:引っ込み思案でおとなしいが、内面は芯が強い。幼少期から体が弱く、他人に頼ることが多かったため、律に守られるのが当たり前になっている。
特徴:小柄で華奢。淡い茶髪で色白。表情はおだやかだが、感情が表に出やすい。
■相手(攻め)
名前:律(りつ)
属性:α(アルファ)
年齢:18歳
性格:独占欲が非常に強く、湊に対してのみ甘く、他人には冷たい。基本的に無表情だが、湊のこととなると感情的になる。
特徴:長身で整った顔立ち。黒髪でクールな雰囲気。幼少期に湊を助けたことをきっかけに執着心が芽生え、彼を「俺の番」と心に決めている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる