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18.forget about us
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ベンチに横たえられてから、悠一がハッキリと意識を取り戻すまで、それほどの時間は要さなかった。
「よか…っ」
奏が声を詰まらせる。
「おれ、もう…どうしようかと。救急車呼ばなきゃって」
トラックジャケットごと抱きすくめるようにして、奏は悠一の身体に腕を回した。
悠一は、顎先に奏の髪のすべらかさを感じ取る。
「なあ、平気か? 春日。気持ち悪かったりする? どうしたんだろ、トレーニングしすぎとかじゃないのかよ」
「悪かったな、小鳥遊…なんか、どうしたんだろ。でも別に、大丈夫だから……」
「ホントに?」
奏に頷き返しながら、悠一は立ち上がろうと足に力を入れた。
「イヤイヤ、春日、ダメでしょ。まだ起きちゃ。ほら、家に連絡とかして迎えに来てもらうとか……ってか、おれが送るし。タクシーとか呼ぼうか?」
「別に、もう大丈夫だって」
軽く顔を顰めながら、悠一はスポーツバッグを肩に掛ける。
そうやって立ち上がれば、悠一の身体は、少しよろめいた。
「ちょ、待てって、かすが……っ、悠一!」
かなり真剣に、奏が声を張った。
「いいって、大丈夫。ほら、小鳥遊、バス来たぞ」
肩越しに小さく振り返りながら言い置いて、悠一は大きな歩幅で走り去る。
*
「二の丸」の停留所へと、ちょうど滑り込んできたバスに乗って、悠一は家に帰る。
両親は通夜の設営に出ているはずだ。
「人は足りているから、今晩の手伝いは要らない」と、今朝、そう言われている。
薄闇に沈んだ、明かりのない家。
玄関のカギを開け、ゆらりと中に入った。
食卓の上に作り置かれた夕食。
多分、昔から悠一が好きな煮込みハンバーグだろう。
悠一は、階段を上っていく。
息遣いは、もう先から荒かった。
部屋に入り、後ろ手にドアを閉めた瞬間、ガクリと膝から頽れる。
刹那――
精液が溢れ出た。
*
必死に、隠し続けて帰って来た。
「勃起」に気づいたのは、眩暈を帯びた失神から目覚めた時だ。
大きなスポーツバッグを前に抱え、丈の長いトラックジャケットと、カサカサと張りのあるナイロンパンツのおかげで、何とか膨らみを隠して帰り着いたのだ。
――なぜなのか。
さすがに、今はもう、悠一にも分かっていた。
その「理由」が。
甘い、あまい、あまい、甘い――
「匂い」が立ちのぼる。
悠一は、ジャケットの袖に鼻先を擦りつけた。
秋の金の花のような、香木のような。
すでに知っていた。その「匂い」を、悠一はとっくに知って。
それは。
「奏の」匂い――
*
知っていたハズだ、ずっと前から、もっと前から。
ただ、あまりにも身近にあり過ぎて気づかなかっただけ。
部室に美術室に、充満していた。
窓を開け放ったくらいでは、完全に消し去ることのできない匂い。
そしてそれは、次第に強さを増していたのに。
触れずとも、ビクリと痙攣する陰茎。
焼けつくような閃光が、悠一の、固く閉じた瞼の裏に走り抜けた。
いま、悠一が思い描くのは、
奏の頬、耳朶。
顎先、うなじ。ごくごく薄い色のくちびる。
こぼれ落ちる白い歯列――
その詰襟のホックをシャツを、むしり取って引き剥がして。
露わにさせる。
雪の白さの膚を。
薄くひと刷毛にしたような紅色の。
胸の突起を――
「そんなモノ」を、男の「そんな場所」を。
マジマジと見た記憶などないというのに。
なぜか悠一は、その部分をハッキリと思い描いてくちびるを寄せる。
たよりないほどにちいさな突起を、舌で舐めとって。
そこへと吸いつく。そんな。
――妄想。
ひとりでに滾り張りつめる場所は、触れることもできないほどに敏感に勃ち上がって。
腰の揺れだけでも、十分すぎるほどの刺激になる。
畳の上に転がりながら、悠一はトラックジャケットを脱ぎ捨て、グシャリと丸めて鼻梁に押し当てた。
深く、深く息を吸いこむ。
「っぁ、あ、あっ……あ、っ……っ」
悲鳴が止まらない。
嬌声も喘ぎも、これまでの自慰の時のようには、押し殺すことができなかった。
そして、気づけば脳内で、悠一は奏のすべてを暴いていた。
一糸まとわぬ身体にくちづければ、それはただひたすらに「甘い」。
あまりにも強すぎる「花」の香り。
それは、ドロリと爛れるように醗酵して匂い立ち。
悠一のすべてを狂わせる――
骨格の肌触りが分かる薄い筋肉。
けれどもそれは、異性の「やわらかさ」とは明確に異なる輪郭で。
そんな――
鋭角に切り出された、けれども、すべらかな膝を割り開き、悠一は熱塊を押し当てる。
「どの部分」にたどり着けばいいのか。
分からないのに。まるで知らないのに。
悠一の身体によぎる感覚は、かつて体験したことのある年上の女との「交わり」だった。
四、五年前。
近所のマンションに住んでいた女。社会人だったはずだ。
歳は三十近かったのかもしれない。
完全に「雌」として成熟したその女に、悠一は誘惑された。
何度か持った「交尾」。
単純に肉欲としての「女の味」は、その後も忘れ難かった。
だが悠一は、その女に対し、特別な感情を一切抱けなかった。
中三で、なんとなく付き合った同級生とは、そこまでの関係に至ることなく終わったから、悠一が、思い描くことができる「性交」は、その女とのモノだけで――
熱く溶けてうねる膣内へと割り入っていく感覚。
それを、悠一は思い返す。
けれども今。
腕の中、抱き締めているのは「奏」の身体――
そんな妄想の中に、奏の匂いの中に。
絡め取られるように堕ちていく。
沈んでいく。
不意に、激烈な快感が突き上げた。
それに遅れるようにして鋭い悲鳴を漏らし、悠一は、先端からトプリと熱液を吐き出させる。
――「絵を誉めたこと」に、ウソはなかったのだ。
奏には「才能」と呼ばれるであろうモノが、たしかに存在すると。
そう思っていた。
なんの根拠はなくとも確信していた。
描かれているのが自分の姿で、それが少し「気恥ずかしい」だとか。
そんなコトは、とうの昔に「どうでもいいコト」になっていた。
ただ心底、奏の絵を素晴らしいと、そう思っていたのだ。
自分と同い年の人間が、あんなモノを描き出せるなんて、と。
なのに――
トラックジャケットに付着した奏の残り香は、まったく消える気配もなく。
悠一の欲望を、ひたすらに駆り立てる。
奏を抱きすくめ、背後から激しく突き立てまくった。
その内側、最奥まで穿ちたくて。
自分の肉塊を捻じ入れ、奥の奥で汚濁をぶちまけたいと、今度は仰向けに引き回し、折り曲げさせた両膝を肩で担ぐようにして、奏の腰を持ち上げる。
そして身体ごと圧し掛かるように、ふたたび、奏の中に割り入った。
孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め――――――――
脳内を埋め尽くしていく「ことば」の意味が、もう判然としないほどに。
そんな映像。
そんな触覚。
そんな匂い。
すべてが、腰に鮮烈な痺れをもたらして――だから。
「…あ、っ、あ、あっ……あ」
どこに「挿入」しているはずもない悠一の屹立は、溶ける熱襞に締めつけられる。
「かな、で、か…なで……っ…イ、クッ……イク、イク…っ」
泣き声で奏を呼び、滑稽なほどに激しく腰を痙攣させながら、悠一は、三度目の熱液を迸らせた。
ベンチに横たえられてから、悠一がハッキリと意識を取り戻すまで、それほどの時間は要さなかった。
「よか…っ」
奏が声を詰まらせる。
「おれ、もう…どうしようかと。救急車呼ばなきゃって」
トラックジャケットごと抱きすくめるようにして、奏は悠一の身体に腕を回した。
悠一は、顎先に奏の髪のすべらかさを感じ取る。
「なあ、平気か? 春日。気持ち悪かったりする? どうしたんだろ、トレーニングしすぎとかじゃないのかよ」
「悪かったな、小鳥遊…なんか、どうしたんだろ。でも別に、大丈夫だから……」
「ホントに?」
奏に頷き返しながら、悠一は立ち上がろうと足に力を入れた。
「イヤイヤ、春日、ダメでしょ。まだ起きちゃ。ほら、家に連絡とかして迎えに来てもらうとか……ってか、おれが送るし。タクシーとか呼ぼうか?」
「別に、もう大丈夫だって」
軽く顔を顰めながら、悠一はスポーツバッグを肩に掛ける。
そうやって立ち上がれば、悠一の身体は、少しよろめいた。
「ちょ、待てって、かすが……っ、悠一!」
かなり真剣に、奏が声を張った。
「いいって、大丈夫。ほら、小鳥遊、バス来たぞ」
肩越しに小さく振り返りながら言い置いて、悠一は大きな歩幅で走り去る。
*
「二の丸」の停留所へと、ちょうど滑り込んできたバスに乗って、悠一は家に帰る。
両親は通夜の設営に出ているはずだ。
「人は足りているから、今晩の手伝いは要らない」と、今朝、そう言われている。
薄闇に沈んだ、明かりのない家。
玄関のカギを開け、ゆらりと中に入った。
食卓の上に作り置かれた夕食。
多分、昔から悠一が好きな煮込みハンバーグだろう。
悠一は、階段を上っていく。
息遣いは、もう先から荒かった。
部屋に入り、後ろ手にドアを閉めた瞬間、ガクリと膝から頽れる。
刹那――
精液が溢れ出た。
*
必死に、隠し続けて帰って来た。
「勃起」に気づいたのは、眩暈を帯びた失神から目覚めた時だ。
大きなスポーツバッグを前に抱え、丈の長いトラックジャケットと、カサカサと張りのあるナイロンパンツのおかげで、何とか膨らみを隠して帰り着いたのだ。
――なぜなのか。
さすがに、今はもう、悠一にも分かっていた。
その「理由」が。
甘い、あまい、あまい、甘い――
「匂い」が立ちのぼる。
悠一は、ジャケットの袖に鼻先を擦りつけた。
秋の金の花のような、香木のような。
すでに知っていた。その「匂い」を、悠一はとっくに知って。
それは。
「奏の」匂い――
*
知っていたハズだ、ずっと前から、もっと前から。
ただ、あまりにも身近にあり過ぎて気づかなかっただけ。
部室に美術室に、充満していた。
窓を開け放ったくらいでは、完全に消し去ることのできない匂い。
そしてそれは、次第に強さを増していたのに。
触れずとも、ビクリと痙攣する陰茎。
焼けつくような閃光が、悠一の、固く閉じた瞼の裏に走り抜けた。
いま、悠一が思い描くのは、
奏の頬、耳朶。
顎先、うなじ。ごくごく薄い色のくちびる。
こぼれ落ちる白い歯列――
その詰襟のホックをシャツを、むしり取って引き剥がして。
露わにさせる。
雪の白さの膚を。
薄くひと刷毛にしたような紅色の。
胸の突起を――
「そんなモノ」を、男の「そんな場所」を。
マジマジと見た記憶などないというのに。
なぜか悠一は、その部分をハッキリと思い描いてくちびるを寄せる。
たよりないほどにちいさな突起を、舌で舐めとって。
そこへと吸いつく。そんな。
――妄想。
ひとりでに滾り張りつめる場所は、触れることもできないほどに敏感に勃ち上がって。
腰の揺れだけでも、十分すぎるほどの刺激になる。
畳の上に転がりながら、悠一はトラックジャケットを脱ぎ捨て、グシャリと丸めて鼻梁に押し当てた。
深く、深く息を吸いこむ。
「っぁ、あ、あっ……あ、っ……っ」
悲鳴が止まらない。
嬌声も喘ぎも、これまでの自慰の時のようには、押し殺すことができなかった。
そして、気づけば脳内で、悠一は奏のすべてを暴いていた。
一糸まとわぬ身体にくちづければ、それはただひたすらに「甘い」。
あまりにも強すぎる「花」の香り。
それは、ドロリと爛れるように醗酵して匂い立ち。
悠一のすべてを狂わせる――
骨格の肌触りが分かる薄い筋肉。
けれどもそれは、異性の「やわらかさ」とは明確に異なる輪郭で。
そんな――
鋭角に切り出された、けれども、すべらかな膝を割り開き、悠一は熱塊を押し当てる。
「どの部分」にたどり着けばいいのか。
分からないのに。まるで知らないのに。
悠一の身体によぎる感覚は、かつて体験したことのある年上の女との「交わり」だった。
四、五年前。
近所のマンションに住んでいた女。社会人だったはずだ。
歳は三十近かったのかもしれない。
完全に「雌」として成熟したその女に、悠一は誘惑された。
何度か持った「交尾」。
単純に肉欲としての「女の味」は、その後も忘れ難かった。
だが悠一は、その女に対し、特別な感情を一切抱けなかった。
中三で、なんとなく付き合った同級生とは、そこまでの関係に至ることなく終わったから、悠一が、思い描くことができる「性交」は、その女とのモノだけで――
熱く溶けてうねる膣内へと割り入っていく感覚。
それを、悠一は思い返す。
けれども今。
腕の中、抱き締めているのは「奏」の身体――
そんな妄想の中に、奏の匂いの中に。
絡め取られるように堕ちていく。
沈んでいく。
不意に、激烈な快感が突き上げた。
それに遅れるようにして鋭い悲鳴を漏らし、悠一は、先端からトプリと熱液を吐き出させる。
――「絵を誉めたこと」に、ウソはなかったのだ。
奏には「才能」と呼ばれるであろうモノが、たしかに存在すると。
そう思っていた。
なんの根拠はなくとも確信していた。
描かれているのが自分の姿で、それが少し「気恥ずかしい」だとか。
そんなコトは、とうの昔に「どうでもいいコト」になっていた。
ただ心底、奏の絵を素晴らしいと、そう思っていたのだ。
自分と同い年の人間が、あんなモノを描き出せるなんて、と。
なのに――
トラックジャケットに付着した奏の残り香は、まったく消える気配もなく。
悠一の欲望を、ひたすらに駆り立てる。
奏を抱きすくめ、背後から激しく突き立てまくった。
その内側、最奥まで穿ちたくて。
自分の肉塊を捻じ入れ、奥の奥で汚濁をぶちまけたいと、今度は仰向けに引き回し、折り曲げさせた両膝を肩で担ぐようにして、奏の腰を持ち上げる。
そして身体ごと圧し掛かるように、ふたたび、奏の中に割り入った。
孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め、孕め――――――――
脳内を埋め尽くしていく「ことば」の意味が、もう判然としないほどに。
そんな映像。
そんな触覚。
そんな匂い。
すべてが、腰に鮮烈な痺れをもたらして――だから。
「…あ、っ、あ、あっ……あ」
どこに「挿入」しているはずもない悠一の屹立は、溶ける熱襞に締めつけられる。
「かな、で、か…なで……っ…イ、クッ……イク、イク…っ」
泣き声で奏を呼び、滑稽なほどに激しく腰を痙攣させながら、悠一は、三度目の熱液を迸らせた。
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