5 / 20
この想いは。
しおりを挟む
4月。いよいよ三年生だ。また新しく後輩ができる。あおちゃんやふみふみ以上に仲良くなれる後輩はいないと思っていた。
しかし、彼らが二年生になってからバイトや勉強が忙しくなりなかなか遊べなくなっていた。遊ぼー!と言ってもその日は無理、そればっかりだ。
私は悲しかった。もちろん私はふみふみたち以外の友達とも遊ぶ。だが、今まであれだけ遊んできたのに大好きな後輩たちと遊べなくなるのは想定外で落ち込んでいた。
そんなある日、一年生の3人組がぼくたちがあおさんたちを超えますよ!一緒に遊びましょ!と言ってきたのだ。
その一年生3人も同じ軟式野球サークルだ。私がブーブー言ってたので気を使ってくれたのだろう。私とあおちゃんたちが仲良いことはサークル内ではわりと知っている人が多かった。
一年生にそんなことを言われたことが嬉しくて、一年生も可愛いと思うようになった。映画を見に行ったり、パーティーしたりたくさん遊んだ。
側から見たら乗り換えと思われていたかもしれない。でも、違う。
私はあおちゃんたちにちょっと嫉妬して欲しかったのだ。大好きだからこそ意地悪をしたくなったのだ。
あおちゃんには一年生のいい感じの女の子がいたのも理由の1つであるのだが。
私の思っていた通り、サークルで久々に会ったあおちゃんたちに浮気だ~乗り換えだ~と言われた。
でもそれが嬉しかった。どういう理由で嬉しかったのかはわからない。でも自然と笑みがこぼれる感情になったのだ。
それからは今までと頻度が減ったものの、ちょいちょい会ってくれたりご飯に誘われるようになった。
やっぱり私はあおちゃんたちといる時間がいい。居心地がいいと思っていた。
あおちゃんは比較的遊ぼと行ったら最初はやだっていうものの遊んでくれる。いわゆるツンデレなのだ。
だが、ふみふみは謎めいていて、なかなか誘っても断られた続けた。それがどうしても嫌で、いつしかふみふみに会いたいと思うようになっていた。
りのちゃんのインスタには今日はふみとデートと仲良しぶりの投稿がされていた。りのちゃんの彼氏はふみふみのことを知っていてそこは了解を得ていたらしい。
今まではそれを見てもなんとも思わなかったのだが、この時の私は違っていた。
私もふみふみと遊びたいな~いいな~なんて思うようになっていた。
私はふみふみのことを気にするようになっていたのだ。
学校では笑顔で挨拶をしてくれてたまに同じ授業を受けていた。
何も特別じゃない。でもそれが幸せだった。
6月。初めてふみふみと出かける機会があった。野球部の応援だ。一緒に野球観戦をし、ご飯を食べた。友達と遊ぶのとなんら変わりない。でも別れた後に、今日楽しかったですとLINEをくれた。
それがひたすら嬉しくてドキドキした。私も楽しかった。ふみふみとの初めてのお出かけ。またお出かけしたいと願った。こんな人と付き合えたら幸せだろうなと思ったほどだ。
ふみふみの可愛さと良い子さは関わらないとわからないものだった。私はふみふみのクシャッとした可愛い笑顔と優しい性格に虜になっていた。
久々のトキメキにこれが好きという気持ちなのかと思い始めていたのだ。
しかし、彼らが二年生になってからバイトや勉強が忙しくなりなかなか遊べなくなっていた。遊ぼー!と言ってもその日は無理、そればっかりだ。
私は悲しかった。もちろん私はふみふみたち以外の友達とも遊ぶ。だが、今まであれだけ遊んできたのに大好きな後輩たちと遊べなくなるのは想定外で落ち込んでいた。
そんなある日、一年生の3人組がぼくたちがあおさんたちを超えますよ!一緒に遊びましょ!と言ってきたのだ。
その一年生3人も同じ軟式野球サークルだ。私がブーブー言ってたので気を使ってくれたのだろう。私とあおちゃんたちが仲良いことはサークル内ではわりと知っている人が多かった。
一年生にそんなことを言われたことが嬉しくて、一年生も可愛いと思うようになった。映画を見に行ったり、パーティーしたりたくさん遊んだ。
側から見たら乗り換えと思われていたかもしれない。でも、違う。
私はあおちゃんたちにちょっと嫉妬して欲しかったのだ。大好きだからこそ意地悪をしたくなったのだ。
あおちゃんには一年生のいい感じの女の子がいたのも理由の1つであるのだが。
私の思っていた通り、サークルで久々に会ったあおちゃんたちに浮気だ~乗り換えだ~と言われた。
でもそれが嬉しかった。どういう理由で嬉しかったのかはわからない。でも自然と笑みがこぼれる感情になったのだ。
それからは今までと頻度が減ったものの、ちょいちょい会ってくれたりご飯に誘われるようになった。
やっぱり私はあおちゃんたちといる時間がいい。居心地がいいと思っていた。
あおちゃんは比較的遊ぼと行ったら最初はやだっていうものの遊んでくれる。いわゆるツンデレなのだ。
だが、ふみふみは謎めいていて、なかなか誘っても断られた続けた。それがどうしても嫌で、いつしかふみふみに会いたいと思うようになっていた。
りのちゃんのインスタには今日はふみとデートと仲良しぶりの投稿がされていた。りのちゃんの彼氏はふみふみのことを知っていてそこは了解を得ていたらしい。
今まではそれを見てもなんとも思わなかったのだが、この時の私は違っていた。
私もふみふみと遊びたいな~いいな~なんて思うようになっていた。
私はふみふみのことを気にするようになっていたのだ。
学校では笑顔で挨拶をしてくれてたまに同じ授業を受けていた。
何も特別じゃない。でもそれが幸せだった。
6月。初めてふみふみと出かける機会があった。野球部の応援だ。一緒に野球観戦をし、ご飯を食べた。友達と遊ぶのとなんら変わりない。でも別れた後に、今日楽しかったですとLINEをくれた。
それがひたすら嬉しくてドキドキした。私も楽しかった。ふみふみとの初めてのお出かけ。またお出かけしたいと願った。こんな人と付き合えたら幸せだろうなと思ったほどだ。
ふみふみの可愛さと良い子さは関わらないとわからないものだった。私はふみふみのクシャッとした可愛い笑顔と優しい性格に虜になっていた。
久々のトキメキにこれが好きという気持ちなのかと思い始めていたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる