私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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三章【転校生襲来】

お前ら今はリラックスしろ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。ミスラ先輩と録音機を持って待機して数十分、ドードリアさんの声と会長、副会長の声が響いています。しかも出るわ出るわのマギィやミシェルさん、私への罵詈雑言。その他にも貴族で無い人達への侮辱が飛び交っています。


「…聞いてて良いものじゃないですね」


「はい。会長達が困ってるのが目に浮かびますから」


ミスラ先輩も顔を顰めて話を聞いています。録音機は扉のすぐ側に置いて、私達は1番遠い壁の方へ移動して、座り込んでいます。


「…許せませんね。アリアちゃんやそのお友達の事を悪く言うなんて…それに…僕の学年の人達の事まで…」


「今に始まった事ではありませんが…実際聞くと流石に少し嫌ですね」


「当たり前です。大丈夫、絶対に皆で何とかしましょう」


ドードリアさんの口からは、やれコネ入学だ、私が生徒会に入ったのは不正によるものだ、庶民は相応しく無いだの…はあ…不快になる言葉をつらつら述べられています。


「…でも、今回の事は口を滑らせませんね。流石に無理でしたかね?」


「どうでしょうか…彼女の特性上、気分が高揚したり興奮したりすればうっかり口から…と言う事もあり得ますから、何とも…」


と言うか此処も少し埃っぽいので、早く終わりませんかね?結構あっち白熱してる感じ出てるんですけど…


「あ…」


「…結構際どかったですね、今の」


ドードリアさんが今、倉庫での事件の事を示唆する様な発言をしました。もう少し…もう少しな筈です。


「失礼致しますわ!!!!」


「…!?」


大きなドードリアさんの怒声のすぐ後に扉が乱暴に閉められる音がしました。私もミスラ先輩も集中していた分それに驚きお互いの肩が跳ねたのが分かります。


「アリア、ミスラ。お疲れ様。出ておいで」


「分かりました。アリアちゃん、立てますか?手に掴まって下さい」


「ありがとうございます」


差し出されたミスラ先輩の手を借りて立ち上がると、扉の前に置いてある録音機のスイッチを切り、部屋を出ました。


「イリヤ、お疲れ」


「全くだ…すまないが、アリアかミスラ、紅茶を淹れてくれないか?」


「なら私が」


「ありがとう、アリア」


棚からティーセットを出して準備をしながら会長達の様子を見ると、かなり疲弊していらっしゃるご様子でした。何かやつれてませんか?この数十分で…


「まさかあんな罵詈雑言を聞く事になるとは…気分が悪い」


「やっぱり彼女強烈だったね…気になる発言も結構あったし、彼女に協力者がいる可能性も出てきた。今度は其方を調べようか」


「どうぞ、マドレーヌです」


「紅茶も入りましたよ」


「ありがとう、ミスラもアリアも」


疲れた様にお2人がマドレーヌを食べながら紅茶を飲んでいます。ミルクティーにして正解だったみたいですね。


〈〈〈お前ら今はリラックスしろ下さい!〉〉〉
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