【完結】まつりくんはオメガの自覚が無い

りちょ

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7話※ こんなの知らない!

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「茉理ごめん限界、ごめん…ほんとゆるして」



ひかるは苦しそうな顔をしていた。
顔を赤くして息も荒くして、俺のこと欲しくてたまんないって顔してる。

少し大きめのシルエットだったカーゴパンツも脱いだ。

…さっきから散々太ももに当たってはいたけど、勃起してるひかるのをちゃんと見るのは当たり前だけど初めてだ。



「……は?なにそれ、え………?」

「………なに、それどっちの反応」

「デッカ……え、もう別もんじゃん」



自分の息子に自信は無かったけど、まあ普通くらいのサイズだろって思ってたのが恥ずかしくなるくらいひかるのは違っていた。

サイズも太さも比べ物になんない。
色もグロいしなんか形から違う。めちゃくちゃカリが高い。え、こわ。


「小さい方だよ僕は、他のアルファの見た事ない?AVとか」

「…………え、ひかる、アルファなの?」

「………………じゃなきゃこうなってないから」


硬くなったひかるのでぬるぬると濡れそぼった脚の間を撫でられて、身体が期待してどっと愛液を溢れさせた。

ペニスを擦り付けられて悦んだ自分の身体に混乱する。まだ俺はそこまで現実を飲み込めていなければ覚悟もできてないのに、早く早くと言うように腹の奥が熱くなってきた。

ていうか嘘じゃん、第二性による性差はほとんど無いとか。
もうちんこの形から違うなんて聞いてない。全然違う、雄としての差がありすぎる。

理屈とかじゃなく、ひかるには負けていると本能で分かってしまって屈服したくなった。

こんなのAVとかエロ漫画とか、フィクションだけだと思ってたのに。
ヒートで発情状態になるとか、アルファを誘惑するとか、男でも突っ込んで欲しくなるとか、そんなの無いって思ってた。

俺にはぜんぶぜんぶ関係無くて、普通に合コンとか大学とかで知り合った子とちょっとずつ仲良くなって、デートして付き合って、いつか結婚して子供2人とおっきな犬と、都内から少し離れたところで暮らすんだと思ってて。


「ごめん思いっきりする、ごめんね、まつり」


今、そんな風に思い描いていた穏やかな日々とは、1番遠いところにいる気がする。

ゴムを着け終えたひかるが俺の肩を掴んでひっくり返した。うつ伏せの状態で、腰だけ高くなるようがっしり掴まれる。
……思いっきりってなんだよ、せめて優しくしろよ、一応俺初めてなのに。
そう思ってるはずなのに、また期待するようにきゅんきゅん腹の奥が疼く。



「あ゛……………………ッッ!」



ナカの壁を無理やり押し広げるように、遠慮なしにひかるのが侵入してきた。
ごちゅッと、いっちばん奥まで一気に突き立てられて息が止まる。



「あ゛、ッはあ、ぁ、あ゛………………ッ♡」



じっくり優しくとか、慣れさせるとか、そんな工程すっ飛ばしてひかるが腰を打ちつけてきた。
奥をガツガツ突かれる。全然俺のことなんか考えてない、ひかるが気持ち良くなるためのセックスだった。

なのになんで痛くないんだ。普通最初って痛いらしいのに、全然そんな事なくてめちゃくちゃ気持ちいい。
こんな風に自分本位に動かれて扱われて、悦んでるなんて。どうなってんだよ。自分の身体じゃないみたいだった。


「あ゛、ぅう゛っんぅう……ッ!♡んぁあ゛……ッ♡」

「はぁッ、はー……ッ、まつり、まつり…」


奥をブッ叩かれるのがたまんない。頭はもう何も考えられなくなっていて、気持ちいいってことしか分からない。目の前がチカチカするくらいの強烈な快感だった。

腰を掴むひかるの手にも力が入っていて、指先が食い込んでいて少し痛い。
太くて硬くて熱いのがナカを擦って気持ちいいところをゴリゴリ抉って、ごちゅごちゅ強く奥を叩く。
逃げ出したいのに簡単に捕まえられて、ずっと見ないふりしてた大切なところに快感を叩き込まれる。
お前が欲しいのはこっちでしょって。こっちの方が幸せだって。

快感の波がまた全身に広がって、脳みそまで痺れた。射精が伴わない絶頂。多分子宮でイッてる。

与えられる快感全部、今までとは比べ物にならないほどよかった。


「あ゛、ぁ、ああーー…………♡あぅう゛……ッ♡」

「あは、かわいい…」


ぼろぼろと涙が出てきた。なんの涙かは分からない。拭おうと思ったらひかるに両手首を掴まれて、それすらできなくなってしまった。

……セックスって、こんなんだったっけ。
こんな暴力みたいな、ケモノみたいなのなんか知らない。
見つめあって抱き合って、好きとか言い合う俺が好きだったやつが、ままごとみたいに思えてくる。


覆い被さってきたひかるが、うなじを舐めた。
熱い舌でねっとり、猫が捕まえた獲物を嬲る様に舐め上げられる。
フーフー荒い呼吸をすぐそばで感じる。ほんの少し、ひかるの歯が当たる。


「ぁ、ぅあ゛……ッ♡!?」


その瞬間脳みそに直接、電流みたいな快楽が走った。


思いっきり噛みついて欲しい、と思った。

そんなの洒落にならないって分かってるけど、どうでもいい。

血が滲むほど強く噛んで、1番奥で精液ぶち撒けて、もう俺の全部をひかるのものにして欲しい。

身体がガクガク震える。
抵抗の仕方を忘れて、ただただうなじを差し出して喘いだ。


「っ暴れないで、あぶないから………!」

「むり、むりそれ゛ぇ…………ッッ、あ゛ーーー
………………ッッ♡♡」


ひかるがうなじや首筋に吸い付いて痕を残す。
ちくっとした痛みがもどかしくて、余計に腹の奥がうずうずする。

媚びるように、ナカをぎゅうっと締めてねだった。

一拍置いてひかるがうなじを手で覆って、代わりに思いっきり肩を噛んできた。



「んあ゛………………………………ッ゛ッ゛♡♡」



痛い。めちゃくちゃ痛い。死ぬほど気持ちいい。

噛みつかれたままガンガン突かれるのやばい。
首に手を置かれて少し体重もかけられてるから、息苦しくてそれも気持ちいい。

なんどもトびそうになったけど、その度にひかるの犬歯が皮膚にめり込んで、じくりと痛んで意識が戻る。
もう意識なんかぶっ飛ばしちゃった方が楽なのに、それすら許されずひたすら好き勝手犯された。

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