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26話※ 止まらない
「んぅう…………っあ…………はぁ……ひかる、どぉ?」
「……………………ッ、………………」
どのくらいセックスを続けているのか、もうお互いあんまりわかっていない。茉理が腰を前後に揺すって、それからまた上下に動く。ぐちゅぐちゅと粘着質な音を立てながら激しく動かれると、声が漏れてしまいそうで歯を食いしばった。
太ももを撫でると、硬く張った筋肉の感触を感じた。ちゃんと筋肉がついている分女の子より体力も筋力もあって動きも大きくて、油断しているとうっかり声が出てしまいそうなほど良かった。
ゆっくり手のひらを滑らせて、内腿、足の付け根、腰に向かって撫でていく。それから腰を強く掴み、思いっきり茉理をおろして何度か奥を抉ると、顎を反らせてよがって見せた。茉理が負けじと屈んで僕の顎を掴んでキスをする。唇を吸われて甘噛みされて、にゅるりと舌が捩じ込まれた。
認めたく無いけど、多分キスは茉理のが上手い。茉理のペースで舌を絡め取られ、煽るように喉の手前を優しく舐められる。柔らかい舌が口の中を這い回って気持ちいいところを掠めていって、茉理のペースに呑まれて頭がぼうっとしてしまう。声を噛み殺して、されるがままにならないよう自分からもどうにか舌を絡めた。
初めは一応甘々らぶらぶエッチをしていたはずなのに、僕がゴムを付け替えて3回目くらいからだんだんお互いムキになってきて、もはや喘がせた方が勝ちみたいな感覚になっている。下校中急に家に帰るまでレースが始まったあの頃と、結局僕らは何も変わってない。
多分お互い、お互いには負けたく無いんだと思う。息継ぎのために少し口を離した茉理が、楽しそうに口角を持ち上げて観ている。
「ん、は…………はは、ひかるかわいー……………」
「………………ッ、なにが、ばか……」
「…….んぁ、あっ、…きもちい?おれんなか」
「……………分かるでしょ、……ッぅ、ん、」
多分意図的に、茉理が腹に力を入れて僕のを締め付けてきた。
こうしてみると薄く腹筋に筋が見える。ハードだった部活を辞めてしまったとはいえ、まだ筋肉はしっかり残っているみたいだった。
照明を落とすのも忘れていたから、浮かぶ汗の粒まで見えてひどく扇状的だ。そっと下腹部を撫でてやると、ぴくんと茉理の肩が跳ねる。
「………どこまではいってんの」
「あ………ッは、もうちょい……たぶん、この辺まで、きてる……」
茉理が僕の手をとって、臍のあたりまで移動させた。ぐ、と僕の手の上から自分の手を腹に押し当てる。皮膚の表面は柔らかいけどやっぱりその下にはしっかり筋肉があって、しなやかな弾力があった。
こうやって成熟する前から、この身体のことも知っていた。中学時代の陸上部とサッカー部で毎日トレーニングをさせられて、確かその辺りから2人とも筋肉は発達した。フィールドホッケーでかなり絞って、大学生になってゆるいサークルに入ってから衰えて柔らかくなって今の身体になった。あー、僕マジで茉理のこと抱いてんだなと思った。
また茉理が僕にキスをする。夢中で舌を絡めているのを良いことに、茉理を抱きしめて逃げられないようにして、ゆっくり膝を立てた。
腰に腕を回して抱き寄せる。僕に対して優位を取るための無意識な行動だとは思うけど、茉理はさっきからずっとほどほどに気持ちいい場所ばかり擦って、本当に好きな奥にはあんまり当たらないようにしているのに気がついていた。
「んん、んむ…………、茉理、一回キスおわり」
「はぁ……なんで、イきそう?」
「ううん、……舌、噛まれたらいやだから」
「…は?………………………ッッあ゛………!?!?♡♡」
腰を抑えて思いっきり下から突き上げた。さっきまで時々していた甘い快感を与えるピストンじゃない方の、本気のやつ。奥にねじ込んでやるイメージで、何度も何度も強く穿つ。
「あ゛ッッ!?ア゛、ぅあ゛、…………ッお、お゛………………………………ッッ♡♡」
「……すげー声。……ッ大丈夫?」
「あぐ、ゥ、んん゛、う゛、うう゛ーーーー………………ッッ♡♡」
浮いた腰を押さえつけてガツガツ思いっきり突き上げると、力が抜けた茉理が覆い被さって倒れ込む。声を抑えたいのか僕の肩を噛んで、興奮した犬のような浅い呼吸をして喘いでいた。
奥の、ぷっくり腫れてこりこりした部分を何度も突く。時々深く入れたまま茉理の腰を揺すって刺激すると、ぎゅうぎゅう僕のを締め付けてくる。
かわいいと思った。僕のをすっぽり飲み込んだ先に、ちょうど都合よく性感帯を持っている茉理がかわいかった。
ガクガクを腰を振るわせる様子から、達したんだと確信する。
茉理を抱きしめたまま起き上がって、座ったままゆさゆさ揺さぶる。肩に縋りついて喘いでる茉理を起こして、後頭部を掴んで乱暴に口付けた。開きっぱなしの口の中に舌を捩じ込んで掻き回して、呼吸ごと奪うつもりでキスをする。ギシギシベッドのスプリングを軋ませるほど激しく揺さぶりながらキスをするから、時々茉理の歯が当たって痛い。だけど今はそれすら興奮材料でしかなくて、ぶつかるのもお構いなしに貪った。
「んぐ、ぅ、んん゛…………ッッ!?♡」
キスは続けたまま奥深くまでハメて小刻みに突いて、ねちっこく子宮の手前をいじめる。それから腰に回して抱き寄せていた手を前に持ってきて、下を向いているペニスをぐにぐに触った。
余裕のない顔も声も全部好きだった。自分の手でめちゃくちゃにしてやってる実感がもっと欲しくて、茉理が弱い先端をにちゃにちゃしつこく擦る。ガクガク茉理の身体が震えて、キスをしていてもガチ、と時々歯が当たった。口の端からだらだら唾液を溢しているのも見える。
ぞくりと背筋が震えて、どろどろと自分の中の加害性が顔をのぞかせ始めるのがわかった。
支配したいと思った。
かわいい、愛おしい、なんて生やさしい愛情じゃ満足できなくなっていく。
めちゃくちゃにしたい。蹂躙して、支配して、僕だけのものにしたい。
さっきまでは負けず嫌いを発揮して、ひんひん言わせられてたまるかと思って2人でセックスしていたのに、それが少しずつ少しずつ変わっていく。ひたすら、こいつが欲しくてたまらなくなった。
「ン゛、んむ、う゛………♡ッはあ、ん゛ーーーーー………………ッッ♡♡」
舌を吸うと甘い気がした。後頭部を抑える手に力が入る。ゆるくパーマのかかった柔らかい黒髪が指先に絡んでくすぐったい。
ずっと先端ばかりいじくり回していた茉理のペニスが震えて、とろとろと精液を吐き出した。手にかかったそれが嘘みたいに熱くて、またそれで興奮した。
一度唇を離してじっと目を見つめる。
涙が滲んだ目元は瞼も涙袋も腫れぼったくなっていて、それが色っぽいなと思った。もっと泣かせたくなって、ぐちゃぐちゃにしたくなって、一度下唇を柔く噛む。
「あ゛ッ………♡、ぁは、すげー顔してる……」
「………どんなだよ」
「おれのこと、ぶっこわしたいって、顔……」
「………………………………」
「…いーよ、好きにしてよ、ッア、ぜんぶあげる……ぁ、ああ゛………ッッ!!」
煽るように、茉理がヘラっと笑った。自分でさえ嫌っていた暴力的な衝動を、抑えが効かなくなることが怖かった乱暴な欲求を、全部許されてしまった。
性急に茉理を押し倒して、乱暴に腰を振った。狭いベッドで体位をころころ変えるもんだから、茉理の頭はベッドから外れて落っこちていた。僕が腰を打ちつけるたびにゆさゆさ揺さぶられて、よく見えた白い喉がまた興奮を煽る。声が低い茉理は喉仏がしっかり尖っていて、男らしい色気がある。舐めて齧った。茉理があられもない声を上げるたび、舌に喉の震えが伝わった。
このまま思いっきり僕が噛み付いたら多分茉理は死んでしまうのに、身体から力を抜いて僕に差し出したままだ。ぜんぶあげる、と茉理が言った言葉が脳みその中で反芻して、ぐらぐら視界が揺れる。
「ア゛……………ッ♡、ぁは、ああ゛………………♡♡、ぁ゛、あ゛、ん゛ぉ゛………………ッッ♡♡」
「ん゛………ッ、バカ、バカ……ッ!!ッッはぁ、バカだろ、マジで……………ッ!!」
嫌がりも抵抗もしないで、ただだらしない顔を見せて喘いでる茉理に、加虐心が煽られる。やめろって言ってもらえれば止められるのに、こんな風に受け入れられたらどうしようもない。大切にしたいと思っているはずなのに、どうすれば全部を奪えるのかってことばかり考えてしまって止まらなくなる。茉理のせいだ。こいつが悪い。もう知らないバカ。
太ももを掴んで、グッと近くに引き寄せる。どうにか一番奥までねじ込んでやりたくて、カクカク震える足を肩にかけて腰を押し付けた。ペニスの先が、ぷにぷにこりこりした奥の膨らみにモロに当たる。ぐりぐりと亀頭をおしつけると、声にならない悲鳴を茉理があげた。
多分、この姿勢が一番深く入る。遠慮なく激しく腰を振った。甘えるようにうねって絡みつく膣を無理やり押し広げて、何度も何度も強く奥を突き上げる。
「~~~~~ッッ♡♡!!、ぉ゛………………ッ♡」
「は、ぁ………………ッ、ーーーーーーッ!!」
お互いまともに呼吸もできないくらい、激しく求めあった。茉理のことを抱きしめて、子宮口にぴったりペニスを当てたまま思いっきり射精する。痙攣させながらどぷどぷと精液を吐き出すと、小さく身体を震わせながら茉理も一緒にイったようだった。
--------
気を失ったように眠っていたようで、翌日僕はベッドから身体がずり落ちたことによってびっくりして目を覚ました。
部屋はもう明るくて、回らない頭を必死に回転させて昨日のことを思い出そうとする。茉理はもうベッドの中にいなくて、そんな僕を見て笑っていた。
「おはよ、朝飯食う?」
「あー……え?……………食う」
「じゃー顔洗ってこい」
まだぼんやりする僕のほっぺたにちゅっと茉理がキスをして、ふふふと可愛く笑った。
テーブルの上にはもう、卵焼きとご飯と味噌汁が置いてあって、茉理が好きな赤いウィンナーも盛り付けられていた。よく見ると、僕の方だけタコの形をしている。
「あーこれ。………昨日頑張ってくれたから、ご褒美」
手先の器用な茉理が作ったタコウィンナーは、抜群の安定感を持ってお皿の上にちょこんと鎮座していた。めんどくせーんだぜ、これ作るのと茉理が笑いながら言う。
仮の外れた恋人になった茉理は、こんな風なかわいい方法で僕にご褒美をくれるらしかった。
「……………………ッ、………………」
どのくらいセックスを続けているのか、もうお互いあんまりわかっていない。茉理が腰を前後に揺すって、それからまた上下に動く。ぐちゅぐちゅと粘着質な音を立てながら激しく動かれると、声が漏れてしまいそうで歯を食いしばった。
太ももを撫でると、硬く張った筋肉の感触を感じた。ちゃんと筋肉がついている分女の子より体力も筋力もあって動きも大きくて、油断しているとうっかり声が出てしまいそうなほど良かった。
ゆっくり手のひらを滑らせて、内腿、足の付け根、腰に向かって撫でていく。それから腰を強く掴み、思いっきり茉理をおろして何度か奥を抉ると、顎を反らせてよがって見せた。茉理が負けじと屈んで僕の顎を掴んでキスをする。唇を吸われて甘噛みされて、にゅるりと舌が捩じ込まれた。
認めたく無いけど、多分キスは茉理のが上手い。茉理のペースで舌を絡め取られ、煽るように喉の手前を優しく舐められる。柔らかい舌が口の中を這い回って気持ちいいところを掠めていって、茉理のペースに呑まれて頭がぼうっとしてしまう。声を噛み殺して、されるがままにならないよう自分からもどうにか舌を絡めた。
初めは一応甘々らぶらぶエッチをしていたはずなのに、僕がゴムを付け替えて3回目くらいからだんだんお互いムキになってきて、もはや喘がせた方が勝ちみたいな感覚になっている。下校中急に家に帰るまでレースが始まったあの頃と、結局僕らは何も変わってない。
多分お互い、お互いには負けたく無いんだと思う。息継ぎのために少し口を離した茉理が、楽しそうに口角を持ち上げて観ている。
「ん、は…………はは、ひかるかわいー……………」
「………………ッ、なにが、ばか……」
「…….んぁ、あっ、…きもちい?おれんなか」
「……………分かるでしょ、……ッぅ、ん、」
多分意図的に、茉理が腹に力を入れて僕のを締め付けてきた。
こうしてみると薄く腹筋に筋が見える。ハードだった部活を辞めてしまったとはいえ、まだ筋肉はしっかり残っているみたいだった。
照明を落とすのも忘れていたから、浮かぶ汗の粒まで見えてひどく扇状的だ。そっと下腹部を撫でてやると、ぴくんと茉理の肩が跳ねる。
「………どこまではいってんの」
「あ………ッは、もうちょい……たぶん、この辺まで、きてる……」
茉理が僕の手をとって、臍のあたりまで移動させた。ぐ、と僕の手の上から自分の手を腹に押し当てる。皮膚の表面は柔らかいけどやっぱりその下にはしっかり筋肉があって、しなやかな弾力があった。
こうやって成熟する前から、この身体のことも知っていた。中学時代の陸上部とサッカー部で毎日トレーニングをさせられて、確かその辺りから2人とも筋肉は発達した。フィールドホッケーでかなり絞って、大学生になってゆるいサークルに入ってから衰えて柔らかくなって今の身体になった。あー、僕マジで茉理のこと抱いてんだなと思った。
また茉理が僕にキスをする。夢中で舌を絡めているのを良いことに、茉理を抱きしめて逃げられないようにして、ゆっくり膝を立てた。
腰に腕を回して抱き寄せる。僕に対して優位を取るための無意識な行動だとは思うけど、茉理はさっきからずっとほどほどに気持ちいい場所ばかり擦って、本当に好きな奥にはあんまり当たらないようにしているのに気がついていた。
「んん、んむ…………、茉理、一回キスおわり」
「はぁ……なんで、イきそう?」
「ううん、……舌、噛まれたらいやだから」
「…は?………………………ッッあ゛………!?!?♡♡」
腰を抑えて思いっきり下から突き上げた。さっきまで時々していた甘い快感を与えるピストンじゃない方の、本気のやつ。奥にねじ込んでやるイメージで、何度も何度も強く穿つ。
「あ゛ッッ!?ア゛、ぅあ゛、…………ッお、お゛………………………………ッッ♡♡」
「……すげー声。……ッ大丈夫?」
「あぐ、ゥ、んん゛、う゛、うう゛ーーーー………………ッッ♡♡」
浮いた腰を押さえつけてガツガツ思いっきり突き上げると、力が抜けた茉理が覆い被さって倒れ込む。声を抑えたいのか僕の肩を噛んで、興奮した犬のような浅い呼吸をして喘いでいた。
奥の、ぷっくり腫れてこりこりした部分を何度も突く。時々深く入れたまま茉理の腰を揺すって刺激すると、ぎゅうぎゅう僕のを締め付けてくる。
かわいいと思った。僕のをすっぽり飲み込んだ先に、ちょうど都合よく性感帯を持っている茉理がかわいかった。
ガクガクを腰を振るわせる様子から、達したんだと確信する。
茉理を抱きしめたまま起き上がって、座ったままゆさゆさ揺さぶる。肩に縋りついて喘いでる茉理を起こして、後頭部を掴んで乱暴に口付けた。開きっぱなしの口の中に舌を捩じ込んで掻き回して、呼吸ごと奪うつもりでキスをする。ギシギシベッドのスプリングを軋ませるほど激しく揺さぶりながらキスをするから、時々茉理の歯が当たって痛い。だけど今はそれすら興奮材料でしかなくて、ぶつかるのもお構いなしに貪った。
「んぐ、ぅ、んん゛…………ッッ!?♡」
キスは続けたまま奥深くまでハメて小刻みに突いて、ねちっこく子宮の手前をいじめる。それから腰に回して抱き寄せていた手を前に持ってきて、下を向いているペニスをぐにぐに触った。
余裕のない顔も声も全部好きだった。自分の手でめちゃくちゃにしてやってる実感がもっと欲しくて、茉理が弱い先端をにちゃにちゃしつこく擦る。ガクガク茉理の身体が震えて、キスをしていてもガチ、と時々歯が当たった。口の端からだらだら唾液を溢しているのも見える。
ぞくりと背筋が震えて、どろどろと自分の中の加害性が顔をのぞかせ始めるのがわかった。
支配したいと思った。
かわいい、愛おしい、なんて生やさしい愛情じゃ満足できなくなっていく。
めちゃくちゃにしたい。蹂躙して、支配して、僕だけのものにしたい。
さっきまでは負けず嫌いを発揮して、ひんひん言わせられてたまるかと思って2人でセックスしていたのに、それが少しずつ少しずつ変わっていく。ひたすら、こいつが欲しくてたまらなくなった。
「ン゛、んむ、う゛………♡ッはあ、ん゛ーーーーー………………ッッ♡♡」
舌を吸うと甘い気がした。後頭部を抑える手に力が入る。ゆるくパーマのかかった柔らかい黒髪が指先に絡んでくすぐったい。
ずっと先端ばかりいじくり回していた茉理のペニスが震えて、とろとろと精液を吐き出した。手にかかったそれが嘘みたいに熱くて、またそれで興奮した。
一度唇を離してじっと目を見つめる。
涙が滲んだ目元は瞼も涙袋も腫れぼったくなっていて、それが色っぽいなと思った。もっと泣かせたくなって、ぐちゃぐちゃにしたくなって、一度下唇を柔く噛む。
「あ゛ッ………♡、ぁは、すげー顔してる……」
「………どんなだよ」
「おれのこと、ぶっこわしたいって、顔……」
「………………………………」
「…いーよ、好きにしてよ、ッア、ぜんぶあげる……ぁ、ああ゛………ッッ!!」
煽るように、茉理がヘラっと笑った。自分でさえ嫌っていた暴力的な衝動を、抑えが効かなくなることが怖かった乱暴な欲求を、全部許されてしまった。
性急に茉理を押し倒して、乱暴に腰を振った。狭いベッドで体位をころころ変えるもんだから、茉理の頭はベッドから外れて落っこちていた。僕が腰を打ちつけるたびにゆさゆさ揺さぶられて、よく見えた白い喉がまた興奮を煽る。声が低い茉理は喉仏がしっかり尖っていて、男らしい色気がある。舐めて齧った。茉理があられもない声を上げるたび、舌に喉の震えが伝わった。
このまま思いっきり僕が噛み付いたら多分茉理は死んでしまうのに、身体から力を抜いて僕に差し出したままだ。ぜんぶあげる、と茉理が言った言葉が脳みその中で反芻して、ぐらぐら視界が揺れる。
「ア゛……………ッ♡、ぁは、ああ゛………………♡♡、ぁ゛、あ゛、ん゛ぉ゛………………ッッ♡♡」
「ん゛………ッ、バカ、バカ……ッ!!ッッはぁ、バカだろ、マジで……………ッ!!」
嫌がりも抵抗もしないで、ただだらしない顔を見せて喘いでる茉理に、加虐心が煽られる。やめろって言ってもらえれば止められるのに、こんな風に受け入れられたらどうしようもない。大切にしたいと思っているはずなのに、どうすれば全部を奪えるのかってことばかり考えてしまって止まらなくなる。茉理のせいだ。こいつが悪い。もう知らないバカ。
太ももを掴んで、グッと近くに引き寄せる。どうにか一番奥までねじ込んでやりたくて、カクカク震える足を肩にかけて腰を押し付けた。ペニスの先が、ぷにぷにこりこりした奥の膨らみにモロに当たる。ぐりぐりと亀頭をおしつけると、声にならない悲鳴を茉理があげた。
多分、この姿勢が一番深く入る。遠慮なく激しく腰を振った。甘えるようにうねって絡みつく膣を無理やり押し広げて、何度も何度も強く奥を突き上げる。
「~~~~~ッッ♡♡!!、ぉ゛………………ッ♡」
「は、ぁ………………ッ、ーーーーーーッ!!」
お互いまともに呼吸もできないくらい、激しく求めあった。茉理のことを抱きしめて、子宮口にぴったりペニスを当てたまま思いっきり射精する。痙攣させながらどぷどぷと精液を吐き出すと、小さく身体を震わせながら茉理も一緒にイったようだった。
--------
気を失ったように眠っていたようで、翌日僕はベッドから身体がずり落ちたことによってびっくりして目を覚ました。
部屋はもう明るくて、回らない頭を必死に回転させて昨日のことを思い出そうとする。茉理はもうベッドの中にいなくて、そんな僕を見て笑っていた。
「おはよ、朝飯食う?」
「あー……え?……………食う」
「じゃー顔洗ってこい」
まだぼんやりする僕のほっぺたにちゅっと茉理がキスをして、ふふふと可愛く笑った。
テーブルの上にはもう、卵焼きとご飯と味噌汁が置いてあって、茉理が好きな赤いウィンナーも盛り付けられていた。よく見ると、僕の方だけタコの形をしている。
「あーこれ。………昨日頑張ってくれたから、ご褒美」
手先の器用な茉理が作ったタコウィンナーは、抜群の安定感を持ってお皿の上にちょこんと鎮座していた。めんどくせーんだぜ、これ作るのと茉理が笑いながら言う。
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