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追放聖女のもふもふスローライフ
第13話 行商人と特産品
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チュン、チュン
小鳥たちのさえずりと、窓から差し込む陽光のまぶしさに目を覚ます。うん、今日もいい天気だ。
それにしても、昨日は衝撃的だった……まさかもふぞーに翼が生えるなんて……
……うーん、もふぞーって一体何なんだろ?
「もふぞー、飛べるのすごい」
「もふぞーさんも私とおんなじですね!」
ロゼとミミィの二人は大して驚きもせず受け入れてたけど……
「モキュ?」
隣で目を覚ましたもふぞーが、のそのそと擦り寄ってくる。
その柔らかな背中を私はゆっくりと撫でた。
……まあ良いか。正体がなんであれ、もふぞーはもふぞーだ。
私の大切な相棒。
王都を追放されたあの日から、ずっと傍にいてくれた大切な友達だ。
それにしても、うまく隠してあるな。
はたから見たら少し背中がもこもこしてるだけで、翼があるとはわからない。
まあもふぞーの観察はこれくらいにして、朝食の準備しますかね。
「おはようございます」
朝食の準備をしていると、ミミィがぱたぱたと起き出してきた。
「おはよう。人間の生活リズムにはなれてきた?」
「はい、少しずつですが夜眠れるようになってきました」
それは、良かった。生活リズムは同じ方が良いもんね。
「おはようリリアナ」
ロゼも遅れて起きてきて、一緒に朝食をとる。もちろん小鳥さん達も一緒だ。
* * *
朝食後、ポーションの搬入に雑貨屋へと向かうと、入口に馬車が止まっていた。
「こんにちは~」
「いらっしゃい、リリアナ」
店の中にはケイトさんのほかに大柄な男の人がいた。
「お、君が噂の聖女様か、はじめまして俺はレイナルドだ」
レイナルドさんは親しげな表情で話しかけてきた。
えっと……どういう人だろう? もしかして、ケイトさんの旦那さんとか?
「えっと、はじめまして、リリアナです。もしかしてケイトさんの旦那さんですか?」
「ぶっ!?」
レイナルドさんは思わず吹き出し、そのまま腹を抱えて笑い出した。
「いやいやいや! ちょっと待ってくれ、ははは!」
「……うちの旦那は数年前に亡くなってるよ。こいつはうちの愚弟さ」
「す、すみませんっ!。旦那さんのこと知らなくて……」
あちゃー、失敗したなぁ。……ケイトさんが未亡人だったなんて。
「いや、良いよ。もう吹っ切れてるから……っていつまで笑ってんだい」
「いや、すまない。改めて、俺はケイト姉さんの弟で、この店の仕入れや行商をしてる」
「仕入れ?」
「まあ、この村の特産品……とは言っても農作物とゴードンさんの細工品しかないけど、それを買い取って街で売って、この店で売るものを仕入れてるって感じだ」
なるほど、村と街を繋ぐ大事な役割ってわけだ。
「それで、これが聖女様のポーションか……」
レイナルドさんは瓶を手に取り、光に透かして眺めた後、蓋を開け匂いを嗅いだ。液体の表面がきらめき、ほんのりと淡い香りが漂った。
「ほう……色も澄んでるし、香りもいい。街で仕入れる物よりも品質が良いな」
「そ、そうなんですか?」
やっぱり、以前よりもかなり力が上がってる……
「おう、これは街に持っていっても飛ぶように売れるぞ」
「……それはちょっと……あまり目立ちたくないので……」
もし、街で私が作ったポーションが流通することにでもなったら静かに暮らせなくなるかもしれない。
「それは、残念だな……新しい村の特産品になるかもしれなかったのに」
レイナルドさんは惜しそうに肩を竦めた。
「……ごめんなさい。もし、変に目立ったら大聖堂や実家に連れ戻されるかもしれないので……私、この村でのんびり暮らしたいんです」
特に品質の良いポーションは大聖堂や貴族が占有している。そんな物を辺境の村の行商人が扱っていたら、すぐさま特定されるだろう。
「……うん、それなら仕方ないな。余計なこと言って悪かった」
「いえ、こちらこそ。では私はこの辺で」
「気をつけて帰るんだよ」
「それじゃあまたな」
悪い人じゃなかったな。……でもやっぱり、商売人の目をしてた。
特産品、かぁ……
私に繋がらないようなものだったら、考えてみるのもいいかもしれない。
もふぞーの柔らかな毛に手を埋めながら、そんなことをぼんやり思った。
「モキュ」
「……そうだね。焦らなくても、きっと何か見つかるよね」
* * *
「よしっ!」
私はたすき掛けをして、ローブの袖をきゅっとまとめ上げ、気合を入れた。
今日挑戦するのは——マナポーション。
その名の通り、魔力を回復するためのポーションだ。
この前みたいに魔力切れで倒れちゃったら困るからね。
本来、聖女の専門は回復ポーションだけ。他のポーション作りは薬師さんの仕事だ。
でも、聖女は回復ポーションを学ぶ過程で、他のポーションの作り方もひと通り勉強している。
そしてマナポーションは、聖女の力を必要としない。だからこそ、私が作っても特定されづらい——そんな算段があった。
「さて、やってみますか」
机に並べた材料を一つずつ確認する。
魔力草をはじめ、乾燥させた数種のハーブ。
それをすり鉢に入れてごりごりと粉にし、慎重に混ぜ合わせる。
最後に、それをきれいな水に溶かしていけば完成だ。
ね、簡単でしょう?
ポイントは二つ。調合の割合、そして水の純度。
けれど私は聖女——無能聖女だけど——「浄化」の魔法なら使える。だから水は問題なし。あとは分量さえ間違えなければ……!
——できあがったのは。
「……低品質のマナポーション」
青みがかった液体は、見た目こそそれらしいけれど、輝きも香りもいまひとつ。
……うん、わかってたよ。強くなったのは『聖女の力』だけだもんね。聖女の力を使わないポーション作りなんてこんなもんだ。
まあ、これは売るためでなく自分で使うものだから、そう自分に言い聞かせる。
そもそもこの村で魔力を使うのは私くらいしか知らない。せいぜい魔力欠乏症の治療に使うくらいしか需要はないだろう。
この後も色々なポーションにチャレンジしてみたけど……結果は散々なものだった……
「キュキュゥ」
もふぞーが慰めるようにぽすんとその身を寄せてくる。
……うん、ありがとうね、もふぞー。その優しさがありがたいよ。
* * *
「ふう……気持ちいい」
毎日の日課の水浴び。
泉の冷たい水に裸で浸かっていると、曇ったような脳味噌もスッキリと冴えていくようだ。
もふぞーはいつものように水面をプカプカして、ロゼとミミィはきゃっきゃと水遊びをしている。
私は、泉の水に浸かりながら考え事をしていた。
もし、ポーションがうまくいって話題になったとして、どうなるだろう? 村は潤うだろうけど、もしかしたらハーブ目当てにこの森が荒らされてしまうかもしれない。そんなことになったら、あの天然のハーブ園はオシマイだ。
「……難しいなぁ」
冷たい水面に小さくつぶやいて、私は深呼吸した。
「キュキュゥ」
――うん、大丈夫。明日になったらまた色々試してみようね、もふぞー。
私は小さくつぶやき、もふぞーの背をそっと撫でた。
小鳥たちのさえずりと、窓から差し込む陽光のまぶしさに目を覚ます。うん、今日もいい天気だ。
それにしても、昨日は衝撃的だった……まさかもふぞーに翼が生えるなんて……
……うーん、もふぞーって一体何なんだろ?
「もふぞー、飛べるのすごい」
「もふぞーさんも私とおんなじですね!」
ロゼとミミィの二人は大して驚きもせず受け入れてたけど……
「モキュ?」
隣で目を覚ましたもふぞーが、のそのそと擦り寄ってくる。
その柔らかな背中を私はゆっくりと撫でた。
……まあ良いか。正体がなんであれ、もふぞーはもふぞーだ。
私の大切な相棒。
王都を追放されたあの日から、ずっと傍にいてくれた大切な友達だ。
それにしても、うまく隠してあるな。
はたから見たら少し背中がもこもこしてるだけで、翼があるとはわからない。
まあもふぞーの観察はこれくらいにして、朝食の準備しますかね。
「おはようございます」
朝食の準備をしていると、ミミィがぱたぱたと起き出してきた。
「おはよう。人間の生活リズムにはなれてきた?」
「はい、少しずつですが夜眠れるようになってきました」
それは、良かった。生活リズムは同じ方が良いもんね。
「おはようリリアナ」
ロゼも遅れて起きてきて、一緒に朝食をとる。もちろん小鳥さん達も一緒だ。
* * *
朝食後、ポーションの搬入に雑貨屋へと向かうと、入口に馬車が止まっていた。
「こんにちは~」
「いらっしゃい、リリアナ」
店の中にはケイトさんのほかに大柄な男の人がいた。
「お、君が噂の聖女様か、はじめまして俺はレイナルドだ」
レイナルドさんは親しげな表情で話しかけてきた。
えっと……どういう人だろう? もしかして、ケイトさんの旦那さんとか?
「えっと、はじめまして、リリアナです。もしかしてケイトさんの旦那さんですか?」
「ぶっ!?」
レイナルドさんは思わず吹き出し、そのまま腹を抱えて笑い出した。
「いやいやいや! ちょっと待ってくれ、ははは!」
「……うちの旦那は数年前に亡くなってるよ。こいつはうちの愚弟さ」
「す、すみませんっ!。旦那さんのこと知らなくて……」
あちゃー、失敗したなぁ。……ケイトさんが未亡人だったなんて。
「いや、良いよ。もう吹っ切れてるから……っていつまで笑ってんだい」
「いや、すまない。改めて、俺はケイト姉さんの弟で、この店の仕入れや行商をしてる」
「仕入れ?」
「まあ、この村の特産品……とは言っても農作物とゴードンさんの細工品しかないけど、それを買い取って街で売って、この店で売るものを仕入れてるって感じだ」
なるほど、村と街を繋ぐ大事な役割ってわけだ。
「それで、これが聖女様のポーションか……」
レイナルドさんは瓶を手に取り、光に透かして眺めた後、蓋を開け匂いを嗅いだ。液体の表面がきらめき、ほんのりと淡い香りが漂った。
「ほう……色も澄んでるし、香りもいい。街で仕入れる物よりも品質が良いな」
「そ、そうなんですか?」
やっぱり、以前よりもかなり力が上がってる……
「おう、これは街に持っていっても飛ぶように売れるぞ」
「……それはちょっと……あまり目立ちたくないので……」
もし、街で私が作ったポーションが流通することにでもなったら静かに暮らせなくなるかもしれない。
「それは、残念だな……新しい村の特産品になるかもしれなかったのに」
レイナルドさんは惜しそうに肩を竦めた。
「……ごめんなさい。もし、変に目立ったら大聖堂や実家に連れ戻されるかもしれないので……私、この村でのんびり暮らしたいんです」
特に品質の良いポーションは大聖堂や貴族が占有している。そんな物を辺境の村の行商人が扱っていたら、すぐさま特定されるだろう。
「……うん、それなら仕方ないな。余計なこと言って悪かった」
「いえ、こちらこそ。では私はこの辺で」
「気をつけて帰るんだよ」
「それじゃあまたな」
悪い人じゃなかったな。……でもやっぱり、商売人の目をしてた。
特産品、かぁ……
私に繋がらないようなものだったら、考えてみるのもいいかもしれない。
もふぞーの柔らかな毛に手を埋めながら、そんなことをぼんやり思った。
「モキュ」
「……そうだね。焦らなくても、きっと何か見つかるよね」
* * *
「よしっ!」
私はたすき掛けをして、ローブの袖をきゅっとまとめ上げ、気合を入れた。
今日挑戦するのは——マナポーション。
その名の通り、魔力を回復するためのポーションだ。
この前みたいに魔力切れで倒れちゃったら困るからね。
本来、聖女の専門は回復ポーションだけ。他のポーション作りは薬師さんの仕事だ。
でも、聖女は回復ポーションを学ぶ過程で、他のポーションの作り方もひと通り勉強している。
そしてマナポーションは、聖女の力を必要としない。だからこそ、私が作っても特定されづらい——そんな算段があった。
「さて、やってみますか」
机に並べた材料を一つずつ確認する。
魔力草をはじめ、乾燥させた数種のハーブ。
それをすり鉢に入れてごりごりと粉にし、慎重に混ぜ合わせる。
最後に、それをきれいな水に溶かしていけば完成だ。
ね、簡単でしょう?
ポイントは二つ。調合の割合、そして水の純度。
けれど私は聖女——無能聖女だけど——「浄化」の魔法なら使える。だから水は問題なし。あとは分量さえ間違えなければ……!
——できあがったのは。
「……低品質のマナポーション」
青みがかった液体は、見た目こそそれらしいけれど、輝きも香りもいまひとつ。
……うん、わかってたよ。強くなったのは『聖女の力』だけだもんね。聖女の力を使わないポーション作りなんてこんなもんだ。
まあ、これは売るためでなく自分で使うものだから、そう自分に言い聞かせる。
そもそもこの村で魔力を使うのは私くらいしか知らない。せいぜい魔力欠乏症の治療に使うくらいしか需要はないだろう。
この後も色々なポーションにチャレンジしてみたけど……結果は散々なものだった……
「キュキュゥ」
もふぞーが慰めるようにぽすんとその身を寄せてくる。
……うん、ありがとうね、もふぞー。その優しさがありがたいよ。
* * *
「ふう……気持ちいい」
毎日の日課の水浴び。
泉の冷たい水に裸で浸かっていると、曇ったような脳味噌もスッキリと冴えていくようだ。
もふぞーはいつものように水面をプカプカして、ロゼとミミィはきゃっきゃと水遊びをしている。
私は、泉の水に浸かりながら考え事をしていた。
もし、ポーションがうまくいって話題になったとして、どうなるだろう? 村は潤うだろうけど、もしかしたらハーブ目当てにこの森が荒らされてしまうかもしれない。そんなことになったら、あの天然のハーブ園はオシマイだ。
「……難しいなぁ」
冷たい水面に小さくつぶやいて、私は深呼吸した。
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