23 / 40
追放聖女のもふもふスローライフ
第22話 精霊王の言葉とフェアリーダンス
しおりを挟む
チュンチュン
小鳥のさえずりと朝の光に目を覚ます。
思い出すのは――昨夜の精霊王様からの伝言。
それは今後、私が認めた者に限って森への立ち入りを許可する、というものだった。
……正直、そんなめんど――大事な役目を押し付けられても困るんだけど。
でも、この前こっそり許可した件について怒ってないってことだよね? 事後的になるけども、結果オーライというやつだ。
それともう一つ……
「おっはようございます、リリアナ様」
「おはよう、ティンカ。それと『様』はつけなくていいから」
私は目の前で透明な羽をきらめかせる小妖精に挨拶を返す。
「そうはいきません!あたしはリリアナ様に仕えるように言われてるんですから」
精霊王様のもう一つの言葉、それはこの小妖精を従者としてつける、と言うことだった。
彼女達、小妖精には名前がないというので、ティンカという名前を贈った。元ネタはもちろんピーターパンに出てくる妖精だ。
……相変わらず、我ながら安直だと思う。
朝の支度をしながら、私は気になっていたことを尋ねる。
「ねぇ、ティンカ。あなた達って服とか着ないの?」
「はい、あたし達には服を着る習慣はないですね。飛ぶのに邪魔になりますから。偉い方は着ることもありますけど、あくまで装飾品として薄衣を纏う程度ですね」
……そうなのか。文化の違いかな? 恥ずかしいって感覚は、そもそもないんだろうなぁ。
「さすがにその姿のまま連れ回すわけには行かないんだけど……」
「それなら大丈夫……です! 普通の人には見えないようにできるから!」
なるほど、それは便利だ。
そもそも小妖精ってだけで注目の的になる。
……それはそうと、口調が砕けてきてますよ、お嬢さん。
「おはようリリアナ、ティンカ」
ロゼが起きてきて挨拶する。
「おはようロゼ」
「ロゼさんおはようです」
ティンカは嬉しそうにロゼの周りをひらひらと飛び回った。
「どうかした?」
「いえ、なんだか近しい方がいるのがうれしくって」
「近しい方?」
思わず手を止めて問い返す。
「うん、ロゼさんは『人形精霊』だよね」
……『人形精霊』、また初めての言葉だ。
「『人形精霊』って?」
「想いの宿った人形から産まれた精霊の事だ、ですよ」
――ほうほう。向こうの世界で言う“付喪神”みたいなものかな?
「……私って、そういうものだったんだ」
ロゼは初めて知ったように、ぽつりと呟いた。
……って、自分のことなのに把握してなかったの、この子!?
「おはようございます」
「キュキュゥ」
そうこうしていると、ミミィともふぞーも起き出してきた。
おっと、そろそろ朝ごはんの支度に戻らないとね。
ロゼも慌てて空き瓶の回収に向かう。
ほどなく、食卓に朝食が並び、みんなが椅子につく。
小鳥たちも窓辺に置かれた皿上のパン屑をついばみ始めた。
「これが人間の食事なんだね。うん、おいしい」
ティンカはすっかりと砕けた口調で、もぐもぐと頬を膨らませる。
「ティンカ達は普段なにたべてるの?」
「大体、樹の実だね。あんま食べなくても大丈夫だけど」
こうして新たな仲間を迎えた食卓は、にぎやかに過ぎていった。
――アリサちゃんには、どうしようか?
早めに紹介しておいたほうが、後々面倒がないかもしれないなぁ。
賑やかな朝の時間が終わり、私はポーションの補充と、アリサちゃんの迎えのため雑貨屋へと向かった。
「自分は私の御付きだから」とティンカも当然のようについてくる。
「村ではフードの中に入っててね。もし変な人に見つかったら、捕まったり……最悪、殺されちゃうかもしれないから」
小妖精は“希少モンスター”扱いだ。だからこそ、狙われることもあり得る。……気をつけないとね。
「わかってるって。……人間って怖いね」
「村の人たちは良い人ばかりだから大丈夫だと思うけど、念のためにね」
ティンカは光の玉となり、さらに不可視化してフードの中へ潜り込んだ。
そうこう話しながら歩くうちに、雑貨屋へと到着する。
「こんにちはー」
「いらっしゃい」
「おねーちゃん、こんにちは!」
雑貨屋の扉をくぐると、アリサちゃんは今日も元気に出迎えてくれた。
「この子が、リリアナ様のお弟子さんかぁ」
屋敷へ戻る道すがら、首元でティンカが小声で囁いた。
「あとでちゃんと紹介してあげるから」
「おねーちゃん、何ぶつぶつ言ってるの?」
「なんでもないよー」
* * *
「アリサちゃん、これから見ることは……誰にも言っちゃだめだよ。私たちとの秘密、守れるかな?」
「……うん」
小首をかしげながらも、アリサちゃんはしっかりと頷いた。
「ティンカ、出てきていいよ」
呼びかけると、私の背中から光の粒が舞い散り、くるくると回転しながらティンカが現れる。
……その演出、必要?
「わぁ……」
アリサちゃんは小妖精の姿を目にした瞬間、瞳をキラキラと輝かせた。
「はじめまして、ティンカだよ!」
「……あ、はじめまして。アリサです」
「この子はティンカ。私の新しい家族だよ」
「すごい……! 妖精さんと家族になれるなんて、おねーちゃんやっぱりすごいです!」
……いや、私は別にすごくないけどね。精霊王様に押し付けられただけだし。
「小妖精って、初めて見ました……」
それはまあ、“希少”だからね。普段は森の奥に潜んでいて、滅多に人前に姿を見せないし。
「いぇい、いぇーい♪」
ティンカはアリサちゃんの反応に気を良くしたのか、両手を振りながら、くねくねと奇妙なダンスを披露する。
――これがフェアリーダンスってやつなのかな? ……なんか、思ってたのと違うけど。
「それじゃあ、ティンカの紹介はこのくらいにして、そろそろ今日の授業始めようか」
「はい! よろしくお願いします!」
* * *
「……ふぅ」
泉の水に身を浸すと、一日の疲れがとれていく。
今日はなんだか疲れた。
人間の暮らしが珍しいのか、ティンカは興味津々といった様子で、私たちがやることを片っ端から質問して回っていたのだ。
……いや、質問攻めというか、もはや尋問レベルだった。
「ねぇねぇリリアナ、この棒は何? これは何をやってるの? あ、こっちの入れ物は?」
ひらひらと家の中を飛び回っては私やアリサちゃん、みんなのやることを聞いて回るティンカ。
「ティンカ、ちょっとおとなしくしてて……」
「キュキュゥ!」
「ちょっ!? あ、もふもふ……気持ち、いいけど、……動けない」
もふぞーが取り押さえることで、ようやく静かになったのだった。
……でも、賑やかなのも案外悪くないかもね。
アリサちゃんやみんなとも仲良くなったし、特にもふぞーのもふもふはすっかりお気に入りらしい。
今もロゼやミミィ、もふぞーと水遊びを楽しんでいる。
その様子を眺めながら思う。
――今度はアリサちゃんも、この泉に招いてみようかな。
もしかしたら、聖女としての力が目覚めるきっかけになるかもしれない。
そんなことを考えていると、もふぞーが水面をプカプカと私を誘いに来た。
――もうちょっとだけゆっくりさせてね、もふぞー。
私は小さくつぶやき、もふぞーの背をそっと撫でた。
小鳥のさえずりと朝の光に目を覚ます。
思い出すのは――昨夜の精霊王様からの伝言。
それは今後、私が認めた者に限って森への立ち入りを許可する、というものだった。
……正直、そんなめんど――大事な役目を押し付けられても困るんだけど。
でも、この前こっそり許可した件について怒ってないってことだよね? 事後的になるけども、結果オーライというやつだ。
それともう一つ……
「おっはようございます、リリアナ様」
「おはよう、ティンカ。それと『様』はつけなくていいから」
私は目の前で透明な羽をきらめかせる小妖精に挨拶を返す。
「そうはいきません!あたしはリリアナ様に仕えるように言われてるんですから」
精霊王様のもう一つの言葉、それはこの小妖精を従者としてつける、と言うことだった。
彼女達、小妖精には名前がないというので、ティンカという名前を贈った。元ネタはもちろんピーターパンに出てくる妖精だ。
……相変わらず、我ながら安直だと思う。
朝の支度をしながら、私は気になっていたことを尋ねる。
「ねぇ、ティンカ。あなた達って服とか着ないの?」
「はい、あたし達には服を着る習慣はないですね。飛ぶのに邪魔になりますから。偉い方は着ることもありますけど、あくまで装飾品として薄衣を纏う程度ですね」
……そうなのか。文化の違いかな? 恥ずかしいって感覚は、そもそもないんだろうなぁ。
「さすがにその姿のまま連れ回すわけには行かないんだけど……」
「それなら大丈夫……です! 普通の人には見えないようにできるから!」
なるほど、それは便利だ。
そもそも小妖精ってだけで注目の的になる。
……それはそうと、口調が砕けてきてますよ、お嬢さん。
「おはようリリアナ、ティンカ」
ロゼが起きてきて挨拶する。
「おはようロゼ」
「ロゼさんおはようです」
ティンカは嬉しそうにロゼの周りをひらひらと飛び回った。
「どうかした?」
「いえ、なんだか近しい方がいるのがうれしくって」
「近しい方?」
思わず手を止めて問い返す。
「うん、ロゼさんは『人形精霊』だよね」
……『人形精霊』、また初めての言葉だ。
「『人形精霊』って?」
「想いの宿った人形から産まれた精霊の事だ、ですよ」
――ほうほう。向こうの世界で言う“付喪神”みたいなものかな?
「……私って、そういうものだったんだ」
ロゼは初めて知ったように、ぽつりと呟いた。
……って、自分のことなのに把握してなかったの、この子!?
「おはようございます」
「キュキュゥ」
そうこうしていると、ミミィともふぞーも起き出してきた。
おっと、そろそろ朝ごはんの支度に戻らないとね。
ロゼも慌てて空き瓶の回収に向かう。
ほどなく、食卓に朝食が並び、みんなが椅子につく。
小鳥たちも窓辺に置かれた皿上のパン屑をついばみ始めた。
「これが人間の食事なんだね。うん、おいしい」
ティンカはすっかりと砕けた口調で、もぐもぐと頬を膨らませる。
「ティンカ達は普段なにたべてるの?」
「大体、樹の実だね。あんま食べなくても大丈夫だけど」
こうして新たな仲間を迎えた食卓は、にぎやかに過ぎていった。
――アリサちゃんには、どうしようか?
早めに紹介しておいたほうが、後々面倒がないかもしれないなぁ。
賑やかな朝の時間が終わり、私はポーションの補充と、アリサちゃんの迎えのため雑貨屋へと向かった。
「自分は私の御付きだから」とティンカも当然のようについてくる。
「村ではフードの中に入っててね。もし変な人に見つかったら、捕まったり……最悪、殺されちゃうかもしれないから」
小妖精は“希少モンスター”扱いだ。だからこそ、狙われることもあり得る。……気をつけないとね。
「わかってるって。……人間って怖いね」
「村の人たちは良い人ばかりだから大丈夫だと思うけど、念のためにね」
ティンカは光の玉となり、さらに不可視化してフードの中へ潜り込んだ。
そうこう話しながら歩くうちに、雑貨屋へと到着する。
「こんにちはー」
「いらっしゃい」
「おねーちゃん、こんにちは!」
雑貨屋の扉をくぐると、アリサちゃんは今日も元気に出迎えてくれた。
「この子が、リリアナ様のお弟子さんかぁ」
屋敷へ戻る道すがら、首元でティンカが小声で囁いた。
「あとでちゃんと紹介してあげるから」
「おねーちゃん、何ぶつぶつ言ってるの?」
「なんでもないよー」
* * *
「アリサちゃん、これから見ることは……誰にも言っちゃだめだよ。私たちとの秘密、守れるかな?」
「……うん」
小首をかしげながらも、アリサちゃんはしっかりと頷いた。
「ティンカ、出てきていいよ」
呼びかけると、私の背中から光の粒が舞い散り、くるくると回転しながらティンカが現れる。
……その演出、必要?
「わぁ……」
アリサちゃんは小妖精の姿を目にした瞬間、瞳をキラキラと輝かせた。
「はじめまして、ティンカだよ!」
「……あ、はじめまして。アリサです」
「この子はティンカ。私の新しい家族だよ」
「すごい……! 妖精さんと家族になれるなんて、おねーちゃんやっぱりすごいです!」
……いや、私は別にすごくないけどね。精霊王様に押し付けられただけだし。
「小妖精って、初めて見ました……」
それはまあ、“希少”だからね。普段は森の奥に潜んでいて、滅多に人前に姿を見せないし。
「いぇい、いぇーい♪」
ティンカはアリサちゃんの反応に気を良くしたのか、両手を振りながら、くねくねと奇妙なダンスを披露する。
――これがフェアリーダンスってやつなのかな? ……なんか、思ってたのと違うけど。
「それじゃあ、ティンカの紹介はこのくらいにして、そろそろ今日の授業始めようか」
「はい! よろしくお願いします!」
* * *
「……ふぅ」
泉の水に身を浸すと、一日の疲れがとれていく。
今日はなんだか疲れた。
人間の暮らしが珍しいのか、ティンカは興味津々といった様子で、私たちがやることを片っ端から質問して回っていたのだ。
……いや、質問攻めというか、もはや尋問レベルだった。
「ねぇねぇリリアナ、この棒は何? これは何をやってるの? あ、こっちの入れ物は?」
ひらひらと家の中を飛び回っては私やアリサちゃん、みんなのやることを聞いて回るティンカ。
「ティンカ、ちょっとおとなしくしてて……」
「キュキュゥ!」
「ちょっ!? あ、もふもふ……気持ち、いいけど、……動けない」
もふぞーが取り押さえることで、ようやく静かになったのだった。
……でも、賑やかなのも案外悪くないかもね。
アリサちゃんやみんなとも仲良くなったし、特にもふぞーのもふもふはすっかりお気に入りらしい。
今もロゼやミミィ、もふぞーと水遊びを楽しんでいる。
その様子を眺めながら思う。
――今度はアリサちゃんも、この泉に招いてみようかな。
もしかしたら、聖女としての力が目覚めるきっかけになるかもしれない。
そんなことを考えていると、もふぞーが水面をプカプカと私を誘いに来た。
――もうちょっとだけゆっくりさせてね、もふぞー。
私は小さくつぶやき、もふぞーの背をそっと撫でた。
30
あなたにおすすめの小説
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
【完結】聖女レイチェルは国外追放されて植物たちと仲良く辺境地でサバイバル生活します〜あれ、いつのまにかみんな集まってきた。あの国は大丈夫かな
よどら文鳥
恋愛
「元聖女レイチェルは国外追放と処す」
国王陛下は私のことを天気を操る聖女だと誤解していた。
私レイチェルは植物と対話したり、植物を元気にさせたりする力を持っている。
誤解を解こうとしたが、陛下は話すら聞こうとしてくれない。
聖女としての報酬も微々たる額だし、王都にいてもつまらない。
この際、国外追放されたほうが楽しそうだ。
私はなにもない辺境地に来て、のんびりと暮らしはじめた。
生きていくのに精一杯かと思っていたが、どういうわけか王都で仲良しだった植物たちが来てくれて、徐々に辺境地が賑やかになって豊かになっていく。
楽しい毎日を送れていて、私は幸せになっていく。
ところで、王都から植物たちがみんなこっちに来ちゃったけど、あの国は大丈夫かな……。
【注意】
※この世界では植物が動きまわります
※植物のキャラが多すぎるので、会話の前『』に名前が書かれる場合があります
※文章がご都合主義の作品です
※今回は1話ごと、普段投稿しているよりも短めにしてあります。
転生幼子は生きのびたい
えぞぎんぎつね
ファンタジー
大貴族の次男として生まれたノエルは、生後八か月で誘拐されて、凶悪な魔物が跋扈する死の山に捨てられてしまった。
だが、ノエルには前世の記憶がある。それに優れた魔法の才能も。
神獣の猫シルヴァに拾われたノエルは、親を亡くした赤ちゃんの聖獣犬と一緒に、神獣のお乳を飲んで大きくなる。
たくましく育ったノエルはでかい赤ちゃん犬と一緒に、元気に楽しく暮らしていくのだった。
一方、ノエルの生存を信じている両親はノエルを救出するために様々な手段を講じていくのだった。
※ネオページ、カクヨムにも掲載しています
追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている
潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
スキル『農業』はゴミだと追放されたが、実は植物の遺伝子を書き換える神スキル【神農】でした。荒野を楽園に変えて異世界万博を開催します!
黒崎隼人
ファンタジー
「そのスキル『農業』?剣も魔法も使えないクズはいらん、失せろ!」
勇者召喚に巻き込まれて異世界へ転生した植物オタクの青年カイルは、地味なスキルを理由に王都を追放され、死の荒野へと捨てられた。
しかし、誰も知らなかったのだ。
彼のスキルが、ただの農業ではなく、植物の遺伝子さえ書き換え、不毛の大地を瞬く間に聖域に変える神の力【神農】であることを。
荒野を一瞬で緑豊かな楽園に変えたカイルは、伝説の魔獣フェンリルを餌付けして相棒にし、傷ついた亡国の美姫ソフィアを助け出し、自由気ままなスローライフを開始する。
やがて彼が育てた作物は「エリクサーより効く」と評判になり、その噂を聞きつけた商人によって、彼の領地で世界規模の祭典――『異世界万博』が開催されることに!?
一方、カイルを追放した王国は深刻な食糧難に陥り、没落の一途をたどっていた。
「今さら戻れと言われても、この野菜は全部、俺とソフィアのとフェンのものですから」
最強の農民が送る、世界を揺るがす大逆転・万博ファンタジー、ここに開幕!
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる