29 / 40
追放聖女のもふもふスローライフ
第28話 家族との再会と淡い恋心
しおりを挟む
食堂に戻ると、四人と一匹がすっかり打ち解けて遊んでいた。
マリーももう皆と馴染んでいるようだ。うん、若い子は順応が早いね……いや、今の私よりマリーのほうが年上だったっけ。
マリーはアルフレッドを見て、わずかに顔をしかめる。
「お話は済みました、マリー様。アルフレッドさんはマリー様を案じていただけなのです。良い執事さんですね」
私がにこやかに言うと、マリーは褒められたアルフレッドをちらりと見て――満更でもない様子で頷いた。
「……まあ、そうですわね。リリアナが気にしていないなら、この件は不問といたしましょう」
「ありがとうございます、お嬢様」
アルフレッドは安堵の笑みを浮かべて一礼した。
その時、屋敷の玄関を叩く音が響いた。
「聖女様、いらっしゃいますか?」
――また、今度は何? アリサちゃんへの授業、そろそろ始めたいんだけど。
「なんでしょう?」
出迎えに出ると、そこに立っていたのは青年団のディアンさんだった。
「実は、男爵家の兵士団が到着いたしまして……その指揮を執っている方が、聖女様をお呼びしております」
……なんですと!?
まさか実家の人間が来るなんて、夢にも思っていなかった。
「ちょっと待ってて!」
私はディアンさんにそう言うと、ロゼ達に事情を説明して、自室に戻り急いで着替える。今の私は聖女ではない、いまだに見習い聖女のローブを着ているのを見られるのは問題だ。
着替えを整え、深呼吸ひとつ。
「お待たせしました……それと、実家の者の前では『聖女様』ではなく『リリアナ』と呼んでください」
「承知しました、リリアナ様。他の村人たちにも伝えておきます!」
村長の家へ向かう途中で聞いた話では――生き延びた冒険者の報告を受け、男爵家の兵士団は野盗退治に派遣されたのだという。
……一足遅かったね。昨夜のうちに、村のみんなと狼たちで片がついている。いや、報告と移動にかかる時間を考えれば、むしろ早い方なのか。
村長宅の居間に足を踏み入れた瞬間、見知った顔が目に飛び込んできた。
「お兄様!?」
「リリアナ!……良かった、無事だったんだね」
そこにいたのは、男爵家の長男にして次期当主――私の兄、アイディン兄様だった。
兄様は私の顔を見るなり、ためらいもなく抱きしめてきた。
「ちょっ!? お兄様、鎧のまま抱きつくのはやめてください。痛いです!」
「ああ、ごめん。でも……リリアナの姿を見たら、嬉しくてたまらなかったんだ」
兄様は照れくさそうに謝りながらも、爽やかな笑顔を向けてくる。
精悍な顔立ちに、短く刈り込んだ銀の髪。涼やかな目元に引き締まった体躯。……前世の私だったら、放っておかないタイプのイケメンだ。
「どうやら一足遅かったようだね。聞いたよ。大活躍だったそうじゃないか――『聖女様』」
……うん、もうバレてるね。私がこの村で聖女扱いされてること。
「私は村のみんなの応援をしていただけです。それで、兄様はもうお帰りになるのですか?」
「うん、リリアナと別れるのは名残惜しいけど、マリー嬢を保護してそのまま戻るつもりだ」
「でしたら、マリー様のところまでご案内しますね」
「相変わらず、つれないなリリアナは」
いや、まあ兄妹ですしね。そういう科白は他の令嬢様に言ってください――と、心の中で突っ込んだ。
「そう言えば、兵士団の方々は?」
ここにいるのは兄と、二人の従者だけだった。
「村の前で待機させている。物々しい集団を平和な村に入れるわけにもいかないだろう?」
こうして私は兄とその従者を連れ、屋敷へと戻るのだった。
「ただいまー」
屋敷へ戻ると、食堂の方から楽しげな声が聞こえてきた。
まだ遊んでいるらしい。
私はロビーに従者二人を待たせ、兄を連れて食堂へ向かう。
食堂の扉が開き、ロゼが顔を出して出迎えてくれた。
「おかえり、リリアナ。……そっちは?」
「私の兄のアイディン。野盗退治に兵士団を連れてきたの」
「遅かった。もう倒した」
「ははっ、これは辛辣なお嬢さんだな」
「この子はロゼ。この家で一緒に住んでるの」
「よろしく」
「よろしく、ロゼ嬢」
そのまま食堂に入り、皆に兄を紹介する。
「これ、私の兄のアイディンです」
「ただいまご紹介にあがりました。男爵家次期当主のアイディンと申します」
「ミミィです! リリアナと一緒に暮らしてます!」
「アリサです。おね……リリアナ様にはポーション作りを教えていただいてます」
「へぇ……あのリリアナが先生とはね」
兄は柔らかく笑う。
そしてマリーは……ぴたりと固まっていた。
「マリー様?」
「ひゃ、ひゃい!?」
裏返った声で返事をした。どうやら兄に見惚れていたみたいだった。……まあ、うちの兄、顔は良いからね。仕方ない。
マリーは慌てて背筋を正し、優雅にスカートの裾をつまんだ。
「私は伯爵家の娘、マリーと申します」
見事なカーテシーでの挨拶に、兄も軽く頭を下げる。
「マリー嬢、お迎えに上がりました。すぐにでも伯爵領へとお連れしますね」
その言葉にマリーは一瞬迷い、周りを見渡した後――私に視線を向けた。
「……申し訳ございませんが、もう一晩だけ、ここで過ごさせてはもらえませんか?」
このままみんなと別れるのが名残惜しくなったのだろう。
「私は別に構いません」
「……承知しました。では明朝、迎えに来るとします」
兄は一礼し部屋を出て玄関へと向かう。私も見送りに出る。
「では、村の外で兵士団と駐屯しているから、何かあったらそこに」
そう言って兄は軽くかがみ、私の頬へと口づけをした後、従者を連れて兵士団の元へと戻っていった。
* * *
その後、私はアリサちゃんの授業を始める。
いつも通りのポーション調合の反復練習だが、マリーは興味津々といった様子で、あれこれと質問してきた。まるでこの前のティンカみたいだ。
「おねーちゃん、今日は泉に水浴び行かないの?」
アリサちゃんが首をかしげる。
うーん……マリーがいる間はさすがに控えたいんだけど。
「……泉って、なんですの?」
私が答える前に、マリーが勢いよく食いついた。
「いつも森の泉に水浴びに行くんだよ」
「まあ! 私も行ってみたいですわ」
……マジか。貴族のお嬢様を森の泉で水浴びさせるの?
けれど本人はすっかりその気で、目を輝かせていた。
……仕方ないなぁ。
マリーには森の泉のことや、そこで起こることは他言無用とキツく口止めをして、一緒に行くことになった。
森の中を進むので、マリーには動きやすく汚れてもいい服に着替えてもらい、みんなで泉へと向かう。
アルフレッドさんはお留守番だ。
「まあ、これが森の泉ですのね」
「では、マリー様もどうぞ」
そう言って私は服を脱ぐ。ロゼもミミィもアリサちゃんもすでに全裸で、泉に飛び込んでいた。もふぞーもそれを追うように泉へと飛び込む。
マリーもためらいながら衣服を脱ぎ、その身を泉へと沈める。
さすがに年上だけあって、私よりも発育はずっと良く、黄金色の茂みが眩しかった。
「ティンカ、紹介するから出てきて」
呼びかけると私の服の中からティンカが現れる。
「!?」
「はじめまして。リリアナ様の従者のティンカだよ」
ティンカが挨拶をするが、マリーはびっくりして声も出ないようだ。
「……小妖精、ですわよね?」
「はい、そうです。訳あって私の従者ってことになってます。今までは隠れてもらってました」
「すごいですわ、リリアナ!」
マリーは初めて見る小妖精に興奮を隠しきれないようだった。
しばらく遊んでいると、一角獣が姿を現し、水を飲んでその場に座り込む。
アリサちゃんがユニコーンに呼びかけると、彼は小さくいなないた。
「あれ、ユニコーンですわよね?」
「ええ、以前知り合ったんです。アリサちゃんと仲良しなんですよ」
さらにマリーの興奮が冷めやらぬうちに泉に小さく淡い光が現れだす。
「な、なんですのこれ?」
「あたしの仲間達だよ」
ティンカが笑顔で言うと、泉は幻想的な光りに包まれた。マリーは夢見るような目でその光景を見つめていた。
しばらくして、落ち着いた頃。泉に浸かりながらマリーがポツリと尋ねてきた。
「ところで……アイディン様には、どなたか決まった方はいらっしゃるのかしら?」
……えっと、それを聞くってことは、マリーってば兄様に一目惚れしちゃった?
「……そういった話は聞いたことがありませんね。まあ、大聖堂に入ってからはあまり会って話す機会もありませんでしたけど」
「……そうですか」
マリーは安堵したように微笑んだ。
その表情を見ながら、私はふと思う。……マリーがお姉さんになるのも、悪くないかもしれない。
そう考えつつ、私はもふぞーの背中をそっと撫でた。
マリーももう皆と馴染んでいるようだ。うん、若い子は順応が早いね……いや、今の私よりマリーのほうが年上だったっけ。
マリーはアルフレッドを見て、わずかに顔をしかめる。
「お話は済みました、マリー様。アルフレッドさんはマリー様を案じていただけなのです。良い執事さんですね」
私がにこやかに言うと、マリーは褒められたアルフレッドをちらりと見て――満更でもない様子で頷いた。
「……まあ、そうですわね。リリアナが気にしていないなら、この件は不問といたしましょう」
「ありがとうございます、お嬢様」
アルフレッドは安堵の笑みを浮かべて一礼した。
その時、屋敷の玄関を叩く音が響いた。
「聖女様、いらっしゃいますか?」
――また、今度は何? アリサちゃんへの授業、そろそろ始めたいんだけど。
「なんでしょう?」
出迎えに出ると、そこに立っていたのは青年団のディアンさんだった。
「実は、男爵家の兵士団が到着いたしまして……その指揮を執っている方が、聖女様をお呼びしております」
……なんですと!?
まさか実家の人間が来るなんて、夢にも思っていなかった。
「ちょっと待ってて!」
私はディアンさんにそう言うと、ロゼ達に事情を説明して、自室に戻り急いで着替える。今の私は聖女ではない、いまだに見習い聖女のローブを着ているのを見られるのは問題だ。
着替えを整え、深呼吸ひとつ。
「お待たせしました……それと、実家の者の前では『聖女様』ではなく『リリアナ』と呼んでください」
「承知しました、リリアナ様。他の村人たちにも伝えておきます!」
村長の家へ向かう途中で聞いた話では――生き延びた冒険者の報告を受け、男爵家の兵士団は野盗退治に派遣されたのだという。
……一足遅かったね。昨夜のうちに、村のみんなと狼たちで片がついている。いや、報告と移動にかかる時間を考えれば、むしろ早い方なのか。
村長宅の居間に足を踏み入れた瞬間、見知った顔が目に飛び込んできた。
「お兄様!?」
「リリアナ!……良かった、無事だったんだね」
そこにいたのは、男爵家の長男にして次期当主――私の兄、アイディン兄様だった。
兄様は私の顔を見るなり、ためらいもなく抱きしめてきた。
「ちょっ!? お兄様、鎧のまま抱きつくのはやめてください。痛いです!」
「ああ、ごめん。でも……リリアナの姿を見たら、嬉しくてたまらなかったんだ」
兄様は照れくさそうに謝りながらも、爽やかな笑顔を向けてくる。
精悍な顔立ちに、短く刈り込んだ銀の髪。涼やかな目元に引き締まった体躯。……前世の私だったら、放っておかないタイプのイケメンだ。
「どうやら一足遅かったようだね。聞いたよ。大活躍だったそうじゃないか――『聖女様』」
……うん、もうバレてるね。私がこの村で聖女扱いされてること。
「私は村のみんなの応援をしていただけです。それで、兄様はもうお帰りになるのですか?」
「うん、リリアナと別れるのは名残惜しいけど、マリー嬢を保護してそのまま戻るつもりだ」
「でしたら、マリー様のところまでご案内しますね」
「相変わらず、つれないなリリアナは」
いや、まあ兄妹ですしね。そういう科白は他の令嬢様に言ってください――と、心の中で突っ込んだ。
「そう言えば、兵士団の方々は?」
ここにいるのは兄と、二人の従者だけだった。
「村の前で待機させている。物々しい集団を平和な村に入れるわけにもいかないだろう?」
こうして私は兄とその従者を連れ、屋敷へと戻るのだった。
「ただいまー」
屋敷へ戻ると、食堂の方から楽しげな声が聞こえてきた。
まだ遊んでいるらしい。
私はロビーに従者二人を待たせ、兄を連れて食堂へ向かう。
食堂の扉が開き、ロゼが顔を出して出迎えてくれた。
「おかえり、リリアナ。……そっちは?」
「私の兄のアイディン。野盗退治に兵士団を連れてきたの」
「遅かった。もう倒した」
「ははっ、これは辛辣なお嬢さんだな」
「この子はロゼ。この家で一緒に住んでるの」
「よろしく」
「よろしく、ロゼ嬢」
そのまま食堂に入り、皆に兄を紹介する。
「これ、私の兄のアイディンです」
「ただいまご紹介にあがりました。男爵家次期当主のアイディンと申します」
「ミミィです! リリアナと一緒に暮らしてます!」
「アリサです。おね……リリアナ様にはポーション作りを教えていただいてます」
「へぇ……あのリリアナが先生とはね」
兄は柔らかく笑う。
そしてマリーは……ぴたりと固まっていた。
「マリー様?」
「ひゃ、ひゃい!?」
裏返った声で返事をした。どうやら兄に見惚れていたみたいだった。……まあ、うちの兄、顔は良いからね。仕方ない。
マリーは慌てて背筋を正し、優雅にスカートの裾をつまんだ。
「私は伯爵家の娘、マリーと申します」
見事なカーテシーでの挨拶に、兄も軽く頭を下げる。
「マリー嬢、お迎えに上がりました。すぐにでも伯爵領へとお連れしますね」
その言葉にマリーは一瞬迷い、周りを見渡した後――私に視線を向けた。
「……申し訳ございませんが、もう一晩だけ、ここで過ごさせてはもらえませんか?」
このままみんなと別れるのが名残惜しくなったのだろう。
「私は別に構いません」
「……承知しました。では明朝、迎えに来るとします」
兄は一礼し部屋を出て玄関へと向かう。私も見送りに出る。
「では、村の外で兵士団と駐屯しているから、何かあったらそこに」
そう言って兄は軽くかがみ、私の頬へと口づけをした後、従者を連れて兵士団の元へと戻っていった。
* * *
その後、私はアリサちゃんの授業を始める。
いつも通りのポーション調合の反復練習だが、マリーは興味津々といった様子で、あれこれと質問してきた。まるでこの前のティンカみたいだ。
「おねーちゃん、今日は泉に水浴び行かないの?」
アリサちゃんが首をかしげる。
うーん……マリーがいる間はさすがに控えたいんだけど。
「……泉って、なんですの?」
私が答える前に、マリーが勢いよく食いついた。
「いつも森の泉に水浴びに行くんだよ」
「まあ! 私も行ってみたいですわ」
……マジか。貴族のお嬢様を森の泉で水浴びさせるの?
けれど本人はすっかりその気で、目を輝かせていた。
……仕方ないなぁ。
マリーには森の泉のことや、そこで起こることは他言無用とキツく口止めをして、一緒に行くことになった。
森の中を進むので、マリーには動きやすく汚れてもいい服に着替えてもらい、みんなで泉へと向かう。
アルフレッドさんはお留守番だ。
「まあ、これが森の泉ですのね」
「では、マリー様もどうぞ」
そう言って私は服を脱ぐ。ロゼもミミィもアリサちゃんもすでに全裸で、泉に飛び込んでいた。もふぞーもそれを追うように泉へと飛び込む。
マリーもためらいながら衣服を脱ぎ、その身を泉へと沈める。
さすがに年上だけあって、私よりも発育はずっと良く、黄金色の茂みが眩しかった。
「ティンカ、紹介するから出てきて」
呼びかけると私の服の中からティンカが現れる。
「!?」
「はじめまして。リリアナ様の従者のティンカだよ」
ティンカが挨拶をするが、マリーはびっくりして声も出ないようだ。
「……小妖精、ですわよね?」
「はい、そうです。訳あって私の従者ってことになってます。今までは隠れてもらってました」
「すごいですわ、リリアナ!」
マリーは初めて見る小妖精に興奮を隠しきれないようだった。
しばらく遊んでいると、一角獣が姿を現し、水を飲んでその場に座り込む。
アリサちゃんがユニコーンに呼びかけると、彼は小さくいなないた。
「あれ、ユニコーンですわよね?」
「ええ、以前知り合ったんです。アリサちゃんと仲良しなんですよ」
さらにマリーの興奮が冷めやらぬうちに泉に小さく淡い光が現れだす。
「な、なんですのこれ?」
「あたしの仲間達だよ」
ティンカが笑顔で言うと、泉は幻想的な光りに包まれた。マリーは夢見るような目でその光景を見つめていた。
しばらくして、落ち着いた頃。泉に浸かりながらマリーがポツリと尋ねてきた。
「ところで……アイディン様には、どなたか決まった方はいらっしゃるのかしら?」
……えっと、それを聞くってことは、マリーってば兄様に一目惚れしちゃった?
「……そういった話は聞いたことがありませんね。まあ、大聖堂に入ってからはあまり会って話す機会もありませんでしたけど」
「……そうですか」
マリーは安堵したように微笑んだ。
その表情を見ながら、私はふと思う。……マリーがお姉さんになるのも、悪くないかもしれない。
そう考えつつ、私はもふぞーの背中をそっと撫でた。
23
あなたにおすすめの小説
聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました
AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」
公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。
死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった!
人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……?
「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」
こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。
一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。
【完結】聖女レイチェルは国外追放されて植物たちと仲良く辺境地でサバイバル生活します〜あれ、いつのまにかみんな集まってきた。あの国は大丈夫かな
よどら文鳥
恋愛
「元聖女レイチェルは国外追放と処す」
国王陛下は私のことを天気を操る聖女だと誤解していた。
私レイチェルは植物と対話したり、植物を元気にさせたりする力を持っている。
誤解を解こうとしたが、陛下は話すら聞こうとしてくれない。
聖女としての報酬も微々たる額だし、王都にいてもつまらない。
この際、国外追放されたほうが楽しそうだ。
私はなにもない辺境地に来て、のんびりと暮らしはじめた。
生きていくのに精一杯かと思っていたが、どういうわけか王都で仲良しだった植物たちが来てくれて、徐々に辺境地が賑やかになって豊かになっていく。
楽しい毎日を送れていて、私は幸せになっていく。
ところで、王都から植物たちがみんなこっちに来ちゃったけど、あの国は大丈夫かな……。
【注意】
※この世界では植物が動きまわります
※植物のキャラが多すぎるので、会話の前『』に名前が書かれる場合があります
※文章がご都合主義の作品です
※今回は1話ごと、普段投稿しているよりも短めにしてあります。
追放された偽物聖女は、辺境の村でひっそり暮らしている
潮海璃月
ファンタジー
辺境の村で人々のために薬を作って暮らすリサは“聖女”と呼ばれている。その噂を聞きつけた騎士団の数人が現れ、あらゆる疾病を治療する万能の力を持つ聖女を連れて行くべく強引な手段に出ようとする中、騎士団長が割って入る──どうせ聖女のようだと称えられているに過ぎないと。ぶっきらぼうながらも親切な騎士団長に惹かれていくリサは、しかし実は数年前に“偽物聖女”と帝都を追われたクラリッサであった。
転生幼子は生きのびたい
えぞぎんぎつね
ファンタジー
大貴族の次男として生まれたノエルは、生後八か月で誘拐されて、凶悪な魔物が跋扈する死の山に捨てられてしまった。
だが、ノエルには前世の記憶がある。それに優れた魔法の才能も。
神獣の猫シルヴァに拾われたノエルは、親を亡くした赤ちゃんの聖獣犬と一緒に、神獣のお乳を飲んで大きくなる。
たくましく育ったノエルはでかい赤ちゃん犬と一緒に、元気に楽しく暮らしていくのだった。
一方、ノエルの生存を信じている両親はノエルを救出するために様々な手段を講じていくのだった。
※ネオページ、カクヨムにも掲載しています
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
私ですか?
庭にハニワ
ファンタジー
うわ。
本当にやらかしたよ、あのボンクラ公子。
長年積み上げた婚約者の絆、なんてモノはひとっかけらもなかったようだ。
良く知らんけど。
この婚約、破棄するってコトは……貴族階級は騒ぎになるな。
それによって迷惑被るのは私なんだが。
あ、申し遅れました。
私、今婚約破棄された令嬢の影武者です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる