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オリジナルストーリー
成績学年一位をくすぐる
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ここは俺が作った空間。
地球で唯一俺だけが持つ魔法の力で作った空間だ。
なぜ魔法の力を持っているかというと、それは俺にも分からない。
ある日突然、俺宛の差し出し人不明の手紙が届き、それを掴んだ瞬間から魔法が使えるようになったのだ。
にわかには信じがたいが、実際今起こってることは本当だ。
それはそうとして、なぜ俺がこの空間を作ったかというと、ある欲求を満たすためだ。
いわゆるフェチというのだが、俺のフェチはくすぐりだ。
正確には、他人をくすぐりたいという欲求があるのだ。
俺の場合は特に、女性をくすぐりたいと思っている。
だからこの空間を使い、思う存分くすぐりたいというわけだ。
この空間にいる間は、現実世界では時間が進まない。
そして、この世界で起こったことは、俺以外誰も知られないようになっている。
言いかえれば、この世界での出来事は俺の脳内にしか残らないのだ。
だが、いくら魔法の力でも、生命を作り出すことはできないらしい。
なので、俺は現実世界の方から転送させることにした。
今回くすぐるのは、俺と同じ学校に通っていて、成績が学年トップの女子生徒だ。
名前は一ノ瀬鈴香。
この女子生徒は普段はあまり喋ろうとはせず、
誰かに話しかけられたら話すと言ったような、内気なタイプだ。
おそらく彼女は我慢強い。
だが、体の感覚自体は敏感だろうと予想している。
これはつまり、反応が分かりやすいということだ。
拘束の仕方は、長座させながら腕を上にして縛り、足は指一本一本固定して、足裏が貼った状態になっている感じだ。
着させている服のデザインは、俺の学校の制服だ。
膝は少しだけ動けるようにし、胴体の特に肩部分は拘束はない。
ただし、俺がくすぐる部位自体はあまり動かせないようにしているため、
くすぐりから逃げることはほとんどできないようにしている。
目隠しはしていない。
(さて…ずっと待たせるのもあれだし、そろそろ喋るか。)
俺は彼女の前に姿を現した。
彼女はすぐに気づいた。
「こんにちは、一ノ瀬さん。いきなりお呼び出ししてすみません。」
「…あなたは…誰ですか…。」
抵抗できないと分かってるからだろうか、彼女は敬語を使い、怒っている感じも全然出していない。
(名前か…そういえば決めてなかったな。)
俺はその場で即興で名前を考えようと思ったがやめた。
「名前はありません。適当に「あなた」とでもお呼びください。」
そして俺はこの世界のシステムについて全て彼女に話した。
もちろん俺自身の目的も喋った。
「…それは…私に拒否権はあるのですか?」
(そんなの聞かなくても分かりだろうに…。)
俺は少しだけ間を開けて答えた。
「お分かりでしょう。その状態でそんなものあるはずがないですよ。」
彼女はすでに絶望しているのか、あまり表情を変えなかった。
「さて、まずは小手調べですね。」
そういうと、俺は彼女の後ろの方にまわった。
それでも彼女は動かない。
諦めて覚悟を決めている証拠だ。
(まずは服の上からオーソドックスに…。)
サワサワ…。
「んん!?…」
少し触っただけで、彼女は体を大きく震わせた。
最初だから慣れてないというのもあるだろうが、それでも大きい反応と言える。
俺はそのまま胴体のあらゆる場所をくすぐった。
腋、腋腹、お腹、首、腕。
一点集中の時は、泣いているような声を出すが、左右で腕を異なる動きでくすぐれば、我慢耐性に入り、静かになる。
もちろん、その間全く動いてないわけではない。
腕は手錠で拘束しているのだが、それを激しく引っ張ったり、胴体部を動かせるだけ動かしたりしている。
(…そろそろ変えるか…。)
俺は一旦くすぐるのをやめた。
彼女は既に呼吸が乱れていて、泣きそうな顔で下を向いていた。
俺はそれを聞きながら、あるものを出した。
それは布切り用のハサミだ。
俺は彼女の横にまわり、制服の脇から脇腹にかけての生地を切った。
実は、彼女が着ている服は、あくまで俺が魔法で用意したものなので、その構成は俺好みになっている。
彼女が着ているのは、さっき言ったように俺の学校の制服のデザインをしたカッターシャツと、チェックのスカートと、純白のパンツだ。
今上の服を切れば、その下の腋が直で触れられることになる。
ただ、横側を全て切ってしまうと、制服が脱げてしまうので、腰の部分だけは残しておく。
彼女はよほど疲れていたのか、俺が服を切っている間も、全く動こうとしなかった。
(…さて…すこし力を強くするよー…。)
心の中でそう呟きながら、彼女の生の腋をくすぐる。
「んん!?くふ…ふふ…ふー…ふふ…んくぅ…ふふ…。」
予想通り、我慢強い。
直でくすぐられても笑わないとはなかなかだ。
だが、まだこれは序の口、この程度笑わないのは想定済みだ。
(これはどうかな…?)
俺はくすぐり方を変えた。
「ん…ふ…うー…あ、あははははははははははははははははははははは!」
彼女は一気に表情が崩れ、笑い出してしまった。
それもそうだろう、生の腋でそれぞれ違うくすぐりをしているのだから。
左手は手首で手を左右に動かす感じに優しくくすぐり、右手は指一本一本を順番に動かしてくすぐり、それらの腕の動きを左右で合わないように動かしているのだ。
くすぐりを慣れさせないのと、直でくすぐられるのとで、彼女は一気に耐えられなくなったのだろう。
「あはははははははははは!お願いします!やめてくださあああはははははははは!」
この状況でも敬語を使っているあたり、彼女はまだ理性を保てているのだろう。
だが俺はやめない。
俺のくすぐり欲はこんなものでは満足しないのだ。
俺は彼女の足元に2体の分身を作り出し、両足をそれぞれくすぐらせた。
さらに腋のくすぐり方を変え、ツンツンと刺激するような感じにくすぐった。
「あはははははははははは!はははは…はあ…はあ…もう…やめてぇへへへ…。」
彼女は一気に弱り果て、感覚が麻痺しているようだ。
俺は一度くすぐりをやめ、魔法で彼女の状態を正常に戻した。
(普通に全身くすぐるのは彼女にとってはきつすぎるか…。)
感覚が麻痺してしまっては、笑うどころじゃなくなる。
「一ノ瀬さん、ゲームをしましょうか。」
「ゲーム…ですか?」
「はい。3分間、口を開けて声を出さなければあなたの勝ちです。あなたが勝てば現実世界に戻してあげましょう。ただし、私が勝った場合、気絶するまでくすぐらせてもらいます。」
「…拒否権は…ないんですよね…。」
「もちろんです。くすぐりは全身ではないので、がんばって耐えてください。」
俺は彼女の前に立ち、カメラを準備して、分身を彼女の背後に行かせた。
「それでは、用意…スタート。」
俺の分身はすぐさまくすぐり始めた。
くすぐる部位は胴体だ。
分身には、機械のプログラミングのように、ある一定のことを行うようにしている。
最初の30秒は弱点把握、俺の記憶と分身の知能を共有させて、反応による感度解析を行う。
この間は、胴体を急ピッチでくすぐるため、動きが予知できないが、本気でやってるわけでもないので、彼女ならまだ耐えれる。
ちなみに人間のくすぐる弱点はずっと同じ場所にあるわけではなく、くすぐられながらでも少し振れるようになっている。
なぜなら、敏感な部位の感度がなくなるのを無意識に避けようとするからだ。
そして、これが終わると、分身はずっと弱点を狙い続ける。
彼女の場合、腋の一番へこんだ部分だ。
次の30秒は、どういうくすぐり方が一番効果的かを把握する。
と言っても、明確にそのくすぐり方をするわけではなく、表情のよる分析をさらに細かいところまで読めるようにし、指の動きや激しさ・優しさなどを微調整するのだ。
彼女の場合だと、優しくかつ少し速くくすぐるのがいいのだろう。
最初と比べて余裕がないように思える。
ここから2分間はひたすらくすぐり続ける。
あとは時間の問題だ。
(暇になるな…少し一ノ瀬さんの脳内を覗いてみるか。)
(我慢我慢我慢我慢…!)
既に1分経過している状況、私はこの時点でかなり限界に近づいていた。
ただでさえくすぐりは苦手なのに、相手の読みが上手いのか、ピンポイントで弱点ばかりくすぐってくる。
くすぐりから逃げるのはほぼ不可能なので、私はひたすら我慢するしかなかった。
(く、くすぐったい…くすぐったい…頭がおかしくなってくる…体の力が…抜けていくような感覚がある…いつまで続くの…。)
くすぐってる部位と的確なくすぐり方と的確な強さといい、全て絶妙な調整でくすぐってくる。
体をどれだけ動かしても一瞬も離れない手、むしろ激しく動けば動くほどくすぐったさが増すだけ。
何かまた一つ違う衝撃が加われば、声を出してしまいそうだった。
(…なるほど…。)
俺は自分の体に意識を戻した。
気づけばあと30秒、さすがは見込み通りよく耐えている。
だけど、彼女的にはかなり限界。
笑いそうなのを我慢するのに、精神が崩壊しそうになっている。
だけど、そんな彼女に俺の慈悲は与えない。
残り10秒。
(…それ!)
「んん!?ひゃ!?」
残り1秒のところで彼女は声出してしまった。
「惜しかったねえ。あと1秒だったのに。」
「ま、待ってください!どうか…見逃してください!もう無理です!」
彼女は泣き顔で懇願する。
それでも俺の気持ちは揺るがない。
「そう言われても、ゲームにもルールがあるから無理ですよ。」
「!…。」
彼女は黙り込み、再び絶望したような顔をした。
あの時彼女の声を笑わせたのは、彼女の気持ちに入ったのが大きな理由だ。
タイムアップ5秒前、崩壊寸前だった彼女の体に、俺は分身を通してある刺激を与えた。
くすぐりを一瞬だけやめ、彼女の表情が変わりかけた瞬間に、背中の弱点をくすぐって刺激し、大きく反応し終わった瞬間、腋腹を突いた。
安堵しようしていた体に、思いもよらない刺激を与え、敏感になったところで強い衝撃を与える、ということを行ったのだ。
「さて…それじゃあ、罰ゲーム開始~!」
俺は彼女の拘束の仕方を変えた。
膝立ちさせた状態で股を大きく開かせ、ふくらはぎと足の指全てをがっちり固定。
首元まで地面に垂直になった状態で、腰をがっちり固定し、腕はY字型に固定し、肩も固定、さらに魔法によって腹部を動かせないようにする。
服は全て脱がし、裸の状態。
くすぐる部位は「足裏、内股、裏太もも、尻、へそまわり、脇腹上部、脇腹下部、腋、胸下、首元、背中」、さらに感度を上げるために「胸の先、性器」をくすぐる。
追い討ちをかけるように全身のローションをかけ、感度をあげるための魔法をかける。
この状態にし、各部位を2~4つのマジックハンドでくすぐる。
「あぎゃああああはははははははははははは!死んじゃううううう!あはははははははははは!やめでええええええええええ!死んじゃう!死んじゃうからああああはははははは!」
その後、彼女は1時間足らずで気絶した。
地球で唯一俺だけが持つ魔法の力で作った空間だ。
なぜ魔法の力を持っているかというと、それは俺にも分からない。
ある日突然、俺宛の差し出し人不明の手紙が届き、それを掴んだ瞬間から魔法が使えるようになったのだ。
にわかには信じがたいが、実際今起こってることは本当だ。
それはそうとして、なぜ俺がこの空間を作ったかというと、ある欲求を満たすためだ。
いわゆるフェチというのだが、俺のフェチはくすぐりだ。
正確には、他人をくすぐりたいという欲求があるのだ。
俺の場合は特に、女性をくすぐりたいと思っている。
だからこの空間を使い、思う存分くすぐりたいというわけだ。
この空間にいる間は、現実世界では時間が進まない。
そして、この世界で起こったことは、俺以外誰も知られないようになっている。
言いかえれば、この世界での出来事は俺の脳内にしか残らないのだ。
だが、いくら魔法の力でも、生命を作り出すことはできないらしい。
なので、俺は現実世界の方から転送させることにした。
今回くすぐるのは、俺と同じ学校に通っていて、成績が学年トップの女子生徒だ。
名前は一ノ瀬鈴香。
この女子生徒は普段はあまり喋ろうとはせず、
誰かに話しかけられたら話すと言ったような、内気なタイプだ。
おそらく彼女は我慢強い。
だが、体の感覚自体は敏感だろうと予想している。
これはつまり、反応が分かりやすいということだ。
拘束の仕方は、長座させながら腕を上にして縛り、足は指一本一本固定して、足裏が貼った状態になっている感じだ。
着させている服のデザインは、俺の学校の制服だ。
膝は少しだけ動けるようにし、胴体の特に肩部分は拘束はない。
ただし、俺がくすぐる部位自体はあまり動かせないようにしているため、
くすぐりから逃げることはほとんどできないようにしている。
目隠しはしていない。
(さて…ずっと待たせるのもあれだし、そろそろ喋るか。)
俺は彼女の前に姿を現した。
彼女はすぐに気づいた。
「こんにちは、一ノ瀬さん。いきなりお呼び出ししてすみません。」
「…あなたは…誰ですか…。」
抵抗できないと分かってるからだろうか、彼女は敬語を使い、怒っている感じも全然出していない。
(名前か…そういえば決めてなかったな。)
俺はその場で即興で名前を考えようと思ったがやめた。
「名前はありません。適当に「あなた」とでもお呼びください。」
そして俺はこの世界のシステムについて全て彼女に話した。
もちろん俺自身の目的も喋った。
「…それは…私に拒否権はあるのですか?」
(そんなの聞かなくても分かりだろうに…。)
俺は少しだけ間を開けて答えた。
「お分かりでしょう。その状態でそんなものあるはずがないですよ。」
彼女はすでに絶望しているのか、あまり表情を変えなかった。
「さて、まずは小手調べですね。」
そういうと、俺は彼女の後ろの方にまわった。
それでも彼女は動かない。
諦めて覚悟を決めている証拠だ。
(まずは服の上からオーソドックスに…。)
サワサワ…。
「んん!?…」
少し触っただけで、彼女は体を大きく震わせた。
最初だから慣れてないというのもあるだろうが、それでも大きい反応と言える。
俺はそのまま胴体のあらゆる場所をくすぐった。
腋、腋腹、お腹、首、腕。
一点集中の時は、泣いているような声を出すが、左右で腕を異なる動きでくすぐれば、我慢耐性に入り、静かになる。
もちろん、その間全く動いてないわけではない。
腕は手錠で拘束しているのだが、それを激しく引っ張ったり、胴体部を動かせるだけ動かしたりしている。
(…そろそろ変えるか…。)
俺は一旦くすぐるのをやめた。
彼女は既に呼吸が乱れていて、泣きそうな顔で下を向いていた。
俺はそれを聞きながら、あるものを出した。
それは布切り用のハサミだ。
俺は彼女の横にまわり、制服の脇から脇腹にかけての生地を切った。
実は、彼女が着ている服は、あくまで俺が魔法で用意したものなので、その構成は俺好みになっている。
彼女が着ているのは、さっき言ったように俺の学校の制服のデザインをしたカッターシャツと、チェックのスカートと、純白のパンツだ。
今上の服を切れば、その下の腋が直で触れられることになる。
ただ、横側を全て切ってしまうと、制服が脱げてしまうので、腰の部分だけは残しておく。
彼女はよほど疲れていたのか、俺が服を切っている間も、全く動こうとしなかった。
(…さて…すこし力を強くするよー…。)
心の中でそう呟きながら、彼女の生の腋をくすぐる。
「んん!?くふ…ふふ…ふー…ふふ…んくぅ…ふふ…。」
予想通り、我慢強い。
直でくすぐられても笑わないとはなかなかだ。
だが、まだこれは序の口、この程度笑わないのは想定済みだ。
(これはどうかな…?)
俺はくすぐり方を変えた。
「ん…ふ…うー…あ、あははははははははははははははははははははは!」
彼女は一気に表情が崩れ、笑い出してしまった。
それもそうだろう、生の腋でそれぞれ違うくすぐりをしているのだから。
左手は手首で手を左右に動かす感じに優しくくすぐり、右手は指一本一本を順番に動かしてくすぐり、それらの腕の動きを左右で合わないように動かしているのだ。
くすぐりを慣れさせないのと、直でくすぐられるのとで、彼女は一気に耐えられなくなったのだろう。
「あはははははははははは!お願いします!やめてくださあああはははははははは!」
この状況でも敬語を使っているあたり、彼女はまだ理性を保てているのだろう。
だが俺はやめない。
俺のくすぐり欲はこんなものでは満足しないのだ。
俺は彼女の足元に2体の分身を作り出し、両足をそれぞれくすぐらせた。
さらに腋のくすぐり方を変え、ツンツンと刺激するような感じにくすぐった。
「あはははははははははは!はははは…はあ…はあ…もう…やめてぇへへへ…。」
彼女は一気に弱り果て、感覚が麻痺しているようだ。
俺は一度くすぐりをやめ、魔法で彼女の状態を正常に戻した。
(普通に全身くすぐるのは彼女にとってはきつすぎるか…。)
感覚が麻痺してしまっては、笑うどころじゃなくなる。
「一ノ瀬さん、ゲームをしましょうか。」
「ゲーム…ですか?」
「はい。3分間、口を開けて声を出さなければあなたの勝ちです。あなたが勝てば現実世界に戻してあげましょう。ただし、私が勝った場合、気絶するまでくすぐらせてもらいます。」
「…拒否権は…ないんですよね…。」
「もちろんです。くすぐりは全身ではないので、がんばって耐えてください。」
俺は彼女の前に立ち、カメラを準備して、分身を彼女の背後に行かせた。
「それでは、用意…スタート。」
俺の分身はすぐさまくすぐり始めた。
くすぐる部位は胴体だ。
分身には、機械のプログラミングのように、ある一定のことを行うようにしている。
最初の30秒は弱点把握、俺の記憶と分身の知能を共有させて、反応による感度解析を行う。
この間は、胴体を急ピッチでくすぐるため、動きが予知できないが、本気でやってるわけでもないので、彼女ならまだ耐えれる。
ちなみに人間のくすぐる弱点はずっと同じ場所にあるわけではなく、くすぐられながらでも少し振れるようになっている。
なぜなら、敏感な部位の感度がなくなるのを無意識に避けようとするからだ。
そして、これが終わると、分身はずっと弱点を狙い続ける。
彼女の場合、腋の一番へこんだ部分だ。
次の30秒は、どういうくすぐり方が一番効果的かを把握する。
と言っても、明確にそのくすぐり方をするわけではなく、表情のよる分析をさらに細かいところまで読めるようにし、指の動きや激しさ・優しさなどを微調整するのだ。
彼女の場合だと、優しくかつ少し速くくすぐるのがいいのだろう。
最初と比べて余裕がないように思える。
ここから2分間はひたすらくすぐり続ける。
あとは時間の問題だ。
(暇になるな…少し一ノ瀬さんの脳内を覗いてみるか。)
(我慢我慢我慢我慢…!)
既に1分経過している状況、私はこの時点でかなり限界に近づいていた。
ただでさえくすぐりは苦手なのに、相手の読みが上手いのか、ピンポイントで弱点ばかりくすぐってくる。
くすぐりから逃げるのはほぼ不可能なので、私はひたすら我慢するしかなかった。
(く、くすぐったい…くすぐったい…頭がおかしくなってくる…体の力が…抜けていくような感覚がある…いつまで続くの…。)
くすぐってる部位と的確なくすぐり方と的確な強さといい、全て絶妙な調整でくすぐってくる。
体をどれだけ動かしても一瞬も離れない手、むしろ激しく動けば動くほどくすぐったさが増すだけ。
何かまた一つ違う衝撃が加われば、声を出してしまいそうだった。
(…なるほど…。)
俺は自分の体に意識を戻した。
気づけばあと30秒、さすがは見込み通りよく耐えている。
だけど、彼女的にはかなり限界。
笑いそうなのを我慢するのに、精神が崩壊しそうになっている。
だけど、そんな彼女に俺の慈悲は与えない。
残り10秒。
(…それ!)
「んん!?ひゃ!?」
残り1秒のところで彼女は声出してしまった。
「惜しかったねえ。あと1秒だったのに。」
「ま、待ってください!どうか…見逃してください!もう無理です!」
彼女は泣き顔で懇願する。
それでも俺の気持ちは揺るがない。
「そう言われても、ゲームにもルールがあるから無理ですよ。」
「!…。」
彼女は黙り込み、再び絶望したような顔をした。
あの時彼女の声を笑わせたのは、彼女の気持ちに入ったのが大きな理由だ。
タイムアップ5秒前、崩壊寸前だった彼女の体に、俺は分身を通してある刺激を与えた。
くすぐりを一瞬だけやめ、彼女の表情が変わりかけた瞬間に、背中の弱点をくすぐって刺激し、大きく反応し終わった瞬間、腋腹を突いた。
安堵しようしていた体に、思いもよらない刺激を与え、敏感になったところで強い衝撃を与える、ということを行ったのだ。
「さて…それじゃあ、罰ゲーム開始~!」
俺は彼女の拘束の仕方を変えた。
膝立ちさせた状態で股を大きく開かせ、ふくらはぎと足の指全てをがっちり固定。
首元まで地面に垂直になった状態で、腰をがっちり固定し、腕はY字型に固定し、肩も固定、さらに魔法によって腹部を動かせないようにする。
服は全て脱がし、裸の状態。
くすぐる部位は「足裏、内股、裏太もも、尻、へそまわり、脇腹上部、脇腹下部、腋、胸下、首元、背中」、さらに感度を上げるために「胸の先、性器」をくすぐる。
追い討ちをかけるように全身のローションをかけ、感度をあげるための魔法をかける。
この状態にし、各部位を2~4つのマジックハンドでくすぐる。
「あぎゃああああはははははははははははは!死んじゃううううう!あはははははははははは!やめでええええええええええ!死んじゃう!死んじゃうからああああはははははは!」
その後、彼女は1時間足らずで気絶した。
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