くすぐり小説【想像したことを書き綴るだけ】

ホロン

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短編小説【学生、恋人】

オカルト女子の催眠術実験

『聞いてください、アマさん!新しい催眠術法を見つけたのですよ!今度の日曜日、空いてますか!?空いてますよね!?』
『えぇ…。また催眠術…?もう何回失敗してることやら…。まぁ…行くけど…。』
『あぁありがとうございます!では…いつも通り…私の家で待ってます…!』

『了解』のスタンプを送る。

私、アマネは、私が通う高校に密かに存在し続けている部活、オカルト部の数少ない部員の1人。
オカルト部は、部活の中でもかなり影が薄く、私の高校では毎年限界集落のような人数しか集まらない。

そんなオカルト部の部長兼私の同級生のミオは、オカルトに熱心な興味を持つ、変わった性格の女子生徒。
日々オカルトに関することを調べ、何かしらのことを確かめるために、部室にそういう類の怪しい物品を持ってきては、何か良からぬことになりそうなことをやり始める。

けれど、オカルトは仮にも超自然的な概念。
彼女のそういうオカルト的な実験(?)が成功した例は一度もない。
最近は催眠術にハマっているらしく、いろいろなネットの文献を漁っては、私で試そうとしてくる。
ネットで拾ったことを証明するかのように、毎回URLを送ってくるのだけどうさんくさいしどれも実用的じゃない。
それに、彼女自身のそういう心得がないのもあり、私は全く催眠術にかからない。

今回もどうせ失敗するだろうと思いつつも、ミオは親友であるため引き受けた。
あとどうでもいいけど、何故この人は『アマ「ネ」』まで言わないんだろう…。


「来てくれてありがとうございますぅ!」
「あ、うん、お邪魔します。」

いつも通り親はいない。

「それで、今日はどんな催眠術なの?」
「それがですね…。今回は2つ用意したのですけど…どちらもかなり強力らしくて、おまじないさえ覚えてしまえば、誰でも催眠術にかけれるのですよ…!」
「へ、へぇ…。」

これまた胡散臭そうなのを見つけてきたものだ。

「催眠術の効果は?」
「ふっふっふ…。今回の催眠術は、悪用厳禁ですよ…。ずばり、『動けなくなる』催眠術と『感度が上がる』催眠術です!」
「は、はぁ…。」

内容が内容だけに、何か危ないサイトにでも行き着いたのだろうか…。

「あ、今日URL送ってきてなかったけど…。」
「あ、それがですねえ…今回は実は、私が独自にアレンジした催眠術でして…。」
「アレンジ…?そんなことできるの…?」

催眠術をアレンジするとか聞いたことないけど…。

「はい、私がやりやすい形に魔改造しました!」
「は、はぁ…。」

まあ、どうせ失敗するだろうし、関係ない。

「始めよ。」
「はい。えっとですね…。まずこれをじっと見てください。」
「じ~…。」

黒と白の歪んだ円形図形、中心に引き込まれるような抽象画で、催眠術と調べれば画像の欄でだいたい出てくるやつだ。
普段通りであれば、白と黒の曲線が中心に向かって伸びているような図形を使っているのだが、今回はそれではなく、3次元的な歪みが中心から少し離れた位置に円状にある図形だ。

「今から私が同じことを繰り返し言い続けるので、聞き続けてください。それと同時に、頭の中で私の言葉を反復してください。」
「分かった。」
「あなたはだんだん腕を万歳した状態で動けなくなる…。」
(腕を万歳した状態で動けなくなる…。)
「腕を万歳した状態で動けなくなる…。」
(腕を万歳した状態で動けなくなる…。)

10回ほど繰り返したところで、彼女はやめた。

「どうでしょうか…!」
「えっと…ってあれ…いつの間に手を上げて…って…。」

腕が…動かせない…。
え…?これ、ひょっとして成功してしまった…?

「おぉ…!初めて成功しました…!やはり強力ですね…!私がアレンジを施しても通じるとは…!」
「…ちなみに、アレンジって…?」
「腕の感覚だけ無くしてみました。その状態だと、しんどいでしょうし。」

確かに、ずっと上げてるが腕はしんどくならない。
催眠術で感覚がなくなっているから、しんどさを感じていないということだろうか。
催眠術すごい。

「でも、なんで万歳状態?」
「私のアレンジを試したかったのと…。もう1つの『感度が上がる』催眠術の効果を確かめたいので…!」
「あぁ…。」

まずい…。絶対やばい時に催眠術が成功してしまったやつじゃん…。

「ということで…。失礼して…。」
「…え?え?え?な、何…?」

ここにきて初めて動揺した。
いきなり目隠しされた。

「目隠ししていた方が、効果の有無がわかりやすいので…。先に謝っておきます。アマさん、ごめんなさい…!」
「え?何ひゃあ!?ちょ!?な!?あははははははははははははははは!?」

いきなり腋をくすぐられた。
腕を下げよう、そう体は反射的に反応するはず…。
けど…下がらない…。

(これが…催眠術…。)

私はどうせかからないと言ってきたが、一度かかるとこうも恐ろしい状況になるとは…。

しかも、腕を上げられないだけならまだしも、ミオは『腕を万歳した状態で動けなくなる』という催眠術をかけていた。
つまり、腕だけだけでなく、顔以外の全身がほとんど動かせず、されるがままの状態になってしまった。
基本的に催眠術は、術者が解かなければ解くことはできないと、ミオが言っていた。
つまり、今の私は完全にミオの奴隷状態。
悪用厳禁なのが身に染みて分かった。

「あははははははははははははは!ちょっと!もお!あはははははははははは!」
「ほんとに動かせないんですね~。直の場合でも…。」
「ひゃああ!?あははははははははははは!?」
「直でくすぐっても下げれない…。なるほど…催眠術…実に面白い力です…。」

味をしめたのか、ミオはいろんなことをして私の体が動かないか確かめた。

腋や足や首をくすぐったり、ほっぺをや二の腕や太ももをつねったり、乳首やアソコをいじって快楽を与えたり…。
それはもう、人形のごとく…。


「はぁ…はぁ…。もう…いいでしょ…。」
「そうですねぇ。では、もう1つの催眠術を試しましょう!」
「え、ま、待って…。こ、これ以上は…。」
「今の状態は、かなり疲弊しているため、感度が鈍っているはず…。事実、アマさんの反応は少しずつ弱くなっていた…。そこに、もう一つの『感度が上がる』催眠術をかけたら…。」
(私を疲れさせたのは意図的に、だったのね…。)

自分の親友にとんでもないことをしまくっている自覚はあるのだろうか…。
彼女の研究心は本当に恐ろしい…。
とはいえ、ここまでやった以上、最後までやらないと文句を言われそうなので、私は何も言わずに待った。

催眠術のかけ方はさっきと一緒だが、使う図形は違った。
今度は、くの字型の図形が白黒交互に円形に並んだものが、一定半径毎に式詰まったもの。
見方を変えるなら、白黒の雷型の図形が中心に集まっているかのような図形。

これを凝視しつつ、さっきと同じように、今度は「あなたはだんだん敏感になる」という暗示をかけられた。

効果が「感度が上がる」というものなので、催眠術をかけた直後からわかるような感覚はなかった。
それよりも、この催眠術をかけられる前に、ミオはくすぐったり痛覚を刺激したり快楽を与えたりしたのだ。
ということは、「感度が上がる」という効果を確かめるとなると当然…。

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!?!?」
「おぉ!見るからに反応が違いますね!これはすごいです!感覚器にまで影響を与えるだなんて!」

当然、今までのことを繰り返される。
…そうであればよかったのだが…。

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!もう!!無理ぃ!!あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
「アマさんの反応、可愛らしいですねぇ。そんなに良い反応を見せられたら、もっとくすぐりたくなるじゃないですか~。」

くすぐることが楽しくなったのか、先ほどよりも長くくすぐられ続けた。
それでも、催眠術により体は動かせない。

「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!もお!だめぇえぇええ!!」

そして何よりも、ここにくるまでに何度か水分補給をしていたのが不幸だったのか、私は恥ずかしくも失禁してしまった。
さらに言えば、私今日ロングスカートで来てしまっていたため、床に注がれる黄色い液体が完全に隠されてしまっていた。
その上、ミオの部屋は、おそらくオカルト的なことをするための香料を何度も使っていたのだろう。部屋中に主張強めの香りが漂っていた。
要は何が言いたいかというと、ミオが私のソレに気づくまでにめちゃくちゃ時間がかかった。

「…ん?あ、あれ…?こ、これ…、も、もしかして…。」
「はぁ………///………。はぁ………///………。はぁ………///………。」

息も絶え絶えになり、言葉すら発するのができないくらいグッタリした私をよそに、彼女はようやく気づいた。

「ご、ごめんなさい!ちょ、ちょっとやりすぎたみたいですね…!催眠術、解除します!」

ちょっとどころじゃない…!と、叫びたかったが、今は休みたかった。

幸い、床がフローリングになっていたため、洗濯すべきものがあったわけではなかった。

いろいろと片付け終えたミオは、お茶を出してくれたので、私はすぐに一気飲みした。

「いやぁ…すいませんでした…ほんとに…。催眠術に初めて成功した嬉しさに勝ってしまって…。」
「大丈夫。もう落ち着いたから。」

ほんとは大丈夫じゃない…。
だから…。

「それ、私にもできたりするのかな?」
「催眠術ですか?アマさんもやってみますか?」
「できるならやってみたい。」

私は、ミオと何気なく話し、ミオさんにも催眠術が通じるか試してみた。

予想通り、催眠術が通じたので…。

「さて…大丈夫とは言ったけど、少しくらいはやり返してもいいよね?」
「え?あ…。」

全てを察したミオは、血の気が引いた顔をしていた。

ちなみに、最初にかけた催眠術が、『白黒の不思議な模様の画像を見せられると、目が離せなくなる』というものだったので、彼女が嫌がろうと、催眠術はかけれる状態にした。

あとは、ミオが私にかけた催眠術と同じ催眠術をかけ、私と同じ状況になるまで、つまりくすぐりで失禁するまでくすぐった。

ちなみに、ミオの笑い声は、なんというか笑っているというより感じているようにも聞こえて、同性の私でも何か唆られるものがあった。
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