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11話
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「ふぅ、やっと終わった...。」
「また徹夜しちゃったなー。もう遅刻は勘弁。早く寝るか。」
また、新曲を上げ、陽花のいる寝室へ行った。
次の日、朝パソコンを開くと、
「......?!...なんじゃこりゃー!!」
僕は大声で驚愕した。
だって無理もないだろう?
ついこないだまで再生回数1000ぐらいだったのに、
いきなり10万にはね上がっってんだから。
コメントは5000くらい。1つずつ読んでる暇もないから数件だけ読んで取り敢えず学校へ。
昼休み、
(ん~...なんなんだ?これは。夢か?僕は明日死ぬのか?)
「美樹。」
「な、なんだ?」
「なんでそんな顔してるの?」
「あ、いや、ちょっと考え事してて。」
「陽花でよかったら言ってね。」
「ぁあ...うん...ありがと...。」
確かに陽花にも心配はかけたくない。この先、また何かあるかもしれないから取り敢えず陽花を信用して家で全て話すことにした。
僕らはまたリビングのテーブルん挟んで向かい合っていた。
「ねぇねぇ陽花さん。」
「なんだい?美樹くん。」
「その眼鏡はどこから持ってきたのかな?」
「美樹くんの部屋から持ってきました。」
「詳しく聞かせてもらおうか...。」
「なんだか大事な話みたいだし、緊張感出した方がいいかと思いまして。」
「...」
「戻してこい!!」
「すいませーん!!」
そう言って陽花は眼鏡を持って走っていった。
「きを取り直して、取り敢えず陽花に全部話しておくことにするよ。」
「うん。ありがと。」
そうして僕は陽花に僕の音楽の経緯を一通り話した。
すると陽花はこう言った。
「それって、美樹の曲がいい!と思ってくれた人がたくさんいるっていう証拠なんじゃない?」
「それは、...そうかもしれないけど。いきなりこんなに...」
「美樹が戸惑ってるのもわかるけど、美樹が10万人の心を動かした。その事実だけでじゅうぶんなんじゃないかな。きっとそれ以上でも以下でもないんだよ。」
「そうか...。そう思うことにするよ。ありがとう。」
少し気が楽になった気がした。
でも、僕の曲が10000回以上再生されたのは、この曲だけだった。
そしてまた次の日、
朝起きると陽花が起き上がって何やら思い詰めた様子でボーッとしていた。
「ん...?おはよう、陽花。」
「......美...樹...、」
そう言って陽花がこちらを向いた。
僕は目を疑った。
「陽花...その髪...どうした...?」
陽花の前髪の左側が、白くなっていた。
別れが近付いているという紛れもない証拠であった。
「また徹夜しちゃったなー。もう遅刻は勘弁。早く寝るか。」
また、新曲を上げ、陽花のいる寝室へ行った。
次の日、朝パソコンを開くと、
「......?!...なんじゃこりゃー!!」
僕は大声で驚愕した。
だって無理もないだろう?
ついこないだまで再生回数1000ぐらいだったのに、
いきなり10万にはね上がっってんだから。
コメントは5000くらい。1つずつ読んでる暇もないから数件だけ読んで取り敢えず学校へ。
昼休み、
(ん~...なんなんだ?これは。夢か?僕は明日死ぬのか?)
「美樹。」
「な、なんだ?」
「なんでそんな顔してるの?」
「あ、いや、ちょっと考え事してて。」
「陽花でよかったら言ってね。」
「ぁあ...うん...ありがと...。」
確かに陽花にも心配はかけたくない。この先、また何かあるかもしれないから取り敢えず陽花を信用して家で全て話すことにした。
僕らはまたリビングのテーブルん挟んで向かい合っていた。
「ねぇねぇ陽花さん。」
「なんだい?美樹くん。」
「その眼鏡はどこから持ってきたのかな?」
「美樹くんの部屋から持ってきました。」
「詳しく聞かせてもらおうか...。」
「なんだか大事な話みたいだし、緊張感出した方がいいかと思いまして。」
「...」
「戻してこい!!」
「すいませーん!!」
そう言って陽花は眼鏡を持って走っていった。
「きを取り直して、取り敢えず陽花に全部話しておくことにするよ。」
「うん。ありがと。」
そうして僕は陽花に僕の音楽の経緯を一通り話した。
すると陽花はこう言った。
「それって、美樹の曲がいい!と思ってくれた人がたくさんいるっていう証拠なんじゃない?」
「それは、...そうかもしれないけど。いきなりこんなに...」
「美樹が戸惑ってるのもわかるけど、美樹が10万人の心を動かした。その事実だけでじゅうぶんなんじゃないかな。きっとそれ以上でも以下でもないんだよ。」
「そうか...。そう思うことにするよ。ありがとう。」
少し気が楽になった気がした。
でも、僕の曲が10000回以上再生されたのは、この曲だけだった。
そしてまた次の日、
朝起きると陽花が起き上がって何やら思い詰めた様子でボーッとしていた。
「ん...?おはよう、陽花。」
「......美...樹...、」
そう言って陽花がこちらを向いた。
僕は目を疑った。
「陽花...その髪...どうした...?」
陽花の前髪の左側が、白くなっていた。
別れが近付いているという紛れもない証拠であった。
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