婚約破棄で捨てられ聖女の私の虐げられ実態が知らないところで新聞投稿されてたんだけど～聖女投稿～

設定など

第一章・人物紹介(ネタバレにご注意)

聖女投稿、人物紹介
(ネタバレなので閲覧注意)

※本編完結済みのため、盛大なネタバレを含みます。
ネタバレを気にしない方はそのまま、気にする方は最後まで物語をお読みになったあとご覧になることを推奨いたします。


聖女アイシャ
黒髪オカッパヘアー、澄んだ茶色の瞳の16歳。
貧しい農村出身で7歳のとき教会から聖女認定される。つよい。
十人いたら半分くらいは可愛いって言ってくれる感じの女の子で、わりと小柄。虐げられたせいでご飯が食べられず痩せぎみ。だった。
クーツ王太子の婚約者だったが婚約破棄される。
なかなか押しの強い淡々とした性格だが基本お人好し。
レモン系のスイーツが好き。
レモンの入った食事も好きよ。

古書店の店主トオン
国王の庶子。20歳。上に血の繋がらない兄が4人いる。
前髪長めの金髪で蛍石のような薄い緑色の目、背はそこそこ高い。
腹違いの弟の王太子とよく似た美形系だがちょっと気の弱い性格。わりと善人寄り。
しかし突っ込みは的確。
オカンが飯マズ系だったので食べ物にこだわりはない。食べれれば良いタイプ。
一人暮らしだったが自炊は正直ど下手。
だがカズンがやってきたことで美味しいご飯への欲求に目覚めてきた。

魔術師カズン
黒髪黒目の冷静なお兄さん。23歳ぐらい。
料理上手な飯テロの徒。
焼きおにぎり過激派、チョコレート党。
故郷では結構いいとこの坊ちゃんだったらしい。
いい男なのにあまりモテてる様子がないのは、故郷に残してきた嫉妬深い恋人の呪いとの噂も。
何かすごい魔術師の弟子。
故郷でどんな奴だったかは「王弟カズンの冒険前夜」を参照のこと。（BL版と全年齢向けがあります）

下女マルタ
トオンの母親。
白髪混じりの茶色の髪と、トオンと同じ蛍石の薄緑の瞳。
飯マズ系働くウーマン in 王城。
どれだけ頑張ってクッキーを焼いてもサクッとカリッとしないのが悩み(´・ω・`)ｼｮﾎﾞﾝ
手先はわりと器用で編み物好き。
もうとっくにおばあちゃんな年だが、後ろ姿はなかなか色っぽい。

王太子クーツ
破滅フラグ立てまくりのクズ王子。
金髪紫目、美形系の長身イケメン、19歳。
黒髪オカッパ聖女より金髪ドリル令嬢派。
美味しいワインに目がない。
ドロテアに本気だった。

クシマ公爵令嬢ドロテア
悪役令嬢ポジの金髪青目のドリル令嬢、美貌を誇る18歳。
お胸はわりとふかふか。
高慢な高位貴族の令嬢だが、クーツ王太子との愛は本物らしい。

国王アルター
カーナ王国の現国王。
息子クーツと同じ金髪紫目の美中年。
わりと優秀で強くて戦術にも長けるが、戦略にやや弱く大局を見誤る傾向あり。
女癖が悪く、常に複数の愛妾をもつ。
アイシャの前の国の聖女だった王妃とは仮面夫婦。

元王妃、魔女ベルセルカ
灰色のショートボブのゆる癖毛、ローズピンクの瞳のふくよかな女性。
慈愛と母性の王妃を演じていたアイシャの前の国の聖女。
友人の魔女と美味い酒を求めてカーナ王国に来たら好みの穢れた魔力の地で大喜び。うっかり街中で力を使ってたら娼館にお忍びで来てた現国王と遭遇、しつこく聖女に勧誘されて押し負けた。
「あたし聖なる魔力なんて持ってないけど！？」の叫びは聞いてもらえなかった。カーナ王国の契約の魔導具があれば聖女は作れるのだ。
穢れに強いことから悪い魔女と呼ばれている。
聖女となるにあたって国王と交わした契約は「聖女として国を護ること(魔力を使うこと)」「王妃としての役割を果たすこと」「酒を必ず毎日一本飲ませること」。

聖者ビクトリノ
白髪の短髪、よく日に焼けた肌、銀色の瞳で長身痩躯の棒術の達人。40代。
見た目も言動も親分肌の話のわかる兄貴だが聖者。
すごい魔術師フリーダヤとヤバい聖女ロータスの弟子なので実態はお察し。カズンの先輩。
永遠の国の教会所属聖者にして大司祭。
大国の教会司祭だったのがうっかり聖者に覚醒した経歴から、わりと人間の建前を理解してくれるとてもありがたい存在。
そんな聖者この人しかいない。困ったら兄貴に頼ればいい。
救いようのない悪人やあたおかをぬっころすることで改心・昇天させる、歴史的に大変珍しいタイプの聖者。
悪人調伏の大司祭と呼ばれることも。

環《リンク》作った魔術師フリーダヤ
カズンの師匠。
すごい人だが調子ノリ男でよく女に振られているダメンズ。
強そうに見えないけど対峙すると「アッすいません格上のお方にほんとスンマセン！」と土下座して謝りたくなる程度にはつよい。
本作には名前だけ登場。

ヤバい聖女ロータス
盲目で、いつも旅してる柔軟剤要らずでいい香りのする聖女。
カーナ王国の初代聖女エイリーに、昔ちょっとだけ修行に付き合ってたことがある。
魔力使いとしては旧世代と新世代のハイブリッド。すごくヤバい。シリーズ屈指のチートキャラ。
本作には名前だけ登場。

鮭送ってきた人
カズンの故郷での幼馴染み。
ちなみにこの世界で鮭一匹は大金貨１枚（約二十万円）以上する。お高いけど美味しい。
君の幼馴染みは今日も元気にカーナ王国で飯テロってます。

お高いチョコレート送ってきた人
カズンの故郷での親戚。
幼い頃はおやつのチョコレートで奪い合いの喧嘩をしていたこともあるらしい。

缶入りスープ生産元の人(たらこチューブ送ってきた人)
カズンと同い年の元同級生、マブダチ。漁港のある街出身。
剣豪としてフラフラ円環大陸を旅してることがあり、たまにカズンと遭遇して汁麺を一緒に食う仲。
ピンク頭のすごく可愛い恋人がいるらしい。

聖剣の聖者
鮭送ってきた人のおじさん。
シリーズ中最強生物。
アダマンタイトの聖剣の持ち主であだ名は「魔王」。
カズンの飯テロのお師匠様。

カーナ王国の初代聖女エイリー
本名エイリー・マルタ・カーナ
下女マルタの真の姿。
豊かな長い黒髪と、息子トオンと同じ蛍石の薄緑色の瞳の大柄な女。
時を壊すをして死ななくなった強力な旧世代の魔力使い。
天才魔導具師の弟子で、自分も魔導具師。
マルタは魔導具師の師匠から受け継いだ名前。
下女マルタのとき上げまくった株を、正体判明後は下げ止まることなく下げまくったダメ女。

カーナ王国建国の祖、初代国王トオン
金髪紫目の美形系イケメン。
初代聖女エイリーを利用するだけして捨てたクソ男。
目の色以外はトオンと瓜二つ。
エイリーの力によって英雄へ、そして国王へと成り上がった。
元は呪師として嫌われ賎民に落とされてから追放された、遠い他国の貴族。
元はトオンでない別の名前だったようだが現在では失伝している。

カーナ王国、王都地下の邪悪な古代生物(の化石)
古の時代、この土地で結ばれた竜人族の姫カーナと魚人族の王子トオンとの間に生まれた、父と同じ名前を持つ子。
長じて実の母親に懸想して父親を殺害するも、竜人族の姫の兄に退治されて死を迎える。
本来、人間と同じ身の丈だったが、父母どちらの特徴も兼ね備えた彼は獣人化すると山より大きな巨体と変じたという。
愛する夫と息子を失った竜人族の姫カーナは、今も円環大陸中央の永遠の国でふたりの冥福を祈っているとされる。