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恋堕ちデート調教
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持ち手部分はエネマグラを模した湾曲で会陰に引っ掛かる形なため、身動ぎすると苦しさと気持ちよさで膝が震える。
「っは♡はひ…は…は…♡ま、まんこ、くるし…っ♡に、ニコさん…っ♡」
「全部飲み込めていい子だね。射精もしなかった」
「お、お…ッ♡」
耳たぶに口付けてしゃぶってからニコは未練なく体を離した。それから腰を抱えるようにして勃起したものへコンドームを被せられる。
タンクにしがみつくしかできない宮路の身なりを簡単に整え、ニコは個室のドアを開けた。
「ほら、じゃあ行くよ」
「お、っ、お…ッ♡無理、無理っ♡あ、歩けない、無理…っ♡」
「大丈夫。おいで」
こわごわタンクから体を起こすだけで腹のボールが重く響く。歩くと中でボールが動く気がした。
ニコは洗面台で手を洗ってから宮路の手を取った。こんな状況では歩くなんて難しいことは上手くできない。宮路はニコに縋るようにして、本当に拙い足取りでトイレを出る。音楽が呻き声を隠してくれるのだけが救いだ。
宮路はその肩にしがみついたまま小声で訴える。
「っは…♡は…♡にこ、ニコさん…っ♡ゆっ、許して、許してください…っ♡」
「しー。暗いからいいけど、そんなに甘えた声を出すとバレちゃうよ。いい子だから我慢して」
言いながらもニコの手は宮路のジーンズの尻に触れる。ふたりでフロアの片隅、光の届かない壁際で立ち止まると、手はすぐにロングシャツの裾をめくりあげた。ベルトを締めてないウエストから、手は難なく下着の中へ入り込んでくる。
壁際だし、丈の長いシャツだ。見えないはずだ。そんな理屈は目の前を横切る人影の前では何の安心材料にもならない。
「ご、っごめんなさいぃ…っ♡見つかるっ♡バレるっ♡ニコさん、にっ、ニコさん…っ♡」
焦りながらもコンドームの中にはどろりとした先走りが溜まっていった。見つかるのは恐ろしい。しかし気持ちいい。こんな変態にされて情けないのにニコに教えられたものだと思うと厭いきれない。
会陰をこねる持ち手を指先で小突きながら、ニコは何気ない様子で囁いてくる。
「大丈夫だって。宮路くん、ちゃんと丈の長い服着て来たんだから。えらいね。セクハラされる準備万端だ」
「っ、ち、違います…ッう♡」
「違うの?」
「違う、ち、ちがう…っ♡…った、勃っても、人にバレないようにって…っ」
「なにそれ。セクハラを隠すためは否定したくて、自分の勃起を隠すためって言うのは恥ずかしくないの?」
「お…おっ、おっ♡やめて♡やめてください♡お願い…っ♡」
ギリギリでどうにか収まっているボールをつつかれ、宮路は小声で必死に懇願した。一つを軽く押されただけで中の全部に響くのだ。
ニコは指のほんの先端、第一関節までも届かない本当に先だけを濡れた中に埋める。その分ボールが奥へ移動し、腹いっぱいの玩具はうねるように動いて内壁を擦った。
「っは♡はひ…は…は…♡ま、まんこ、くるし…っ♡に、ニコさん…っ♡」
「全部飲み込めていい子だね。射精もしなかった」
「お、お…ッ♡」
耳たぶに口付けてしゃぶってからニコは未練なく体を離した。それから腰を抱えるようにして勃起したものへコンドームを被せられる。
タンクにしがみつくしかできない宮路の身なりを簡単に整え、ニコは個室のドアを開けた。
「ほら、じゃあ行くよ」
「お、っ、お…ッ♡無理、無理っ♡あ、歩けない、無理…っ♡」
「大丈夫。おいで」
こわごわタンクから体を起こすだけで腹のボールが重く響く。歩くと中でボールが動く気がした。
ニコは洗面台で手を洗ってから宮路の手を取った。こんな状況では歩くなんて難しいことは上手くできない。宮路はニコに縋るようにして、本当に拙い足取りでトイレを出る。音楽が呻き声を隠してくれるのだけが救いだ。
宮路はその肩にしがみついたまま小声で訴える。
「っは…♡は…♡にこ、ニコさん…っ♡ゆっ、許して、許してください…っ♡」
「しー。暗いからいいけど、そんなに甘えた声を出すとバレちゃうよ。いい子だから我慢して」
言いながらもニコの手は宮路のジーンズの尻に触れる。ふたりでフロアの片隅、光の届かない壁際で立ち止まると、手はすぐにロングシャツの裾をめくりあげた。ベルトを締めてないウエストから、手は難なく下着の中へ入り込んでくる。
壁際だし、丈の長いシャツだ。見えないはずだ。そんな理屈は目の前を横切る人影の前では何の安心材料にもならない。
「ご、っごめんなさいぃ…っ♡見つかるっ♡バレるっ♡ニコさん、にっ、ニコさん…っ♡」
焦りながらもコンドームの中にはどろりとした先走りが溜まっていった。見つかるのは恐ろしい。しかし気持ちいい。こんな変態にされて情けないのにニコに教えられたものだと思うと厭いきれない。
会陰をこねる持ち手を指先で小突きながら、ニコは何気ない様子で囁いてくる。
「大丈夫だって。宮路くん、ちゃんと丈の長い服着て来たんだから。えらいね。セクハラされる準備万端だ」
「っ、ち、違います…ッう♡」
「違うの?」
「違う、ち、ちがう…っ♡…った、勃っても、人にバレないようにって…っ」
「なにそれ。セクハラを隠すためは否定したくて、自分の勃起を隠すためって言うのは恥ずかしくないの?」
「お…おっ、おっ♡やめて♡やめてください♡お願い…っ♡」
ギリギリでどうにか収まっているボールをつつかれ、宮路は小声で必死に懇願した。一つを軽く押されただけで中の全部に響くのだ。
ニコは指のほんの先端、第一関節までも届かない本当に先だけを濡れた中に埋める。その分ボールが奥へ移動し、腹いっぱいの玩具はうねるように動いて内壁を擦った。
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