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第一章 とても不思議な世界
14話 見習い魔導士達①
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夕食を取り終えてから少しの時間が過ぎた時の事。
既に陽は落ちていたが、やけに自分の足元がはっきりと見える。
日々喜は研究室の外壁に寄り掛かりながら、夜空を見上げ、自分を照らす光源の正体を探った。
空には薄ぼんやりとした靄の様な物が掛かっている。それは、一斉に点滅を繰り返す細かな電飾の様に波打って見えた。
夜空に浮かぶ星達は、この光る靄の中に取り込まれ、その存在を地上からは見辛くしていた。
見極めは甘いが、それでも間違いなく初めて見る夜空だという事が分かった。
「見慣れないものがあるな」
研究室、建物の影の中から、コウミが姿を現した。
「コウミ? 何時の間に」
「お前が空を見て呆けだす前からな」
「声を掛けてくれれば良かったのに」
日々喜は恥ずかし気にそう言った。
「あれが、何か分かるんですかコウミ?」
コウミは日々喜のそばに近づくと、空を見上げた。
「さあな……。だが、あれは天体ではないだろう。魔導に関わる何かだ」
「魔導? 月や星の明かりとは違うんですね」
「ああ、違うものだ。それに、ここからは月は見えない」
日々喜は不思議そうに光る靄を見つめた。そして、コウミの言う通り、あれが、魔導に関わるものだと言うのなら、魔法陣と同様にエーテルの輝きを放っているのだろうかと考えた。
「そんな事より、今日は宿に戻らないつもりか日々喜」
「この館のお嬢様と話をしました。今日から僕はここでお世話になります」
「なんだ、意外とうまくやったんだな。お前の事だから、紹介状渡して直ぐに帰って来るんじゃないかと思ってたんだが」
コウミは拍子抜けした様に話す。
「今朝は緊張していたんです。初めての場所に一人で来たから。でも、ここの人達は皆良い人達でした。そのおかげで、僕は普通に過ごせていただけです」
「普通ね……。昨日もそうだったが、普通はもう少し、驚いたり、戸惑ったりする所があるんじゃないか」
「驚いてます」
「フフフ、言う程か? 驚くと言えばもっとこう、物理的にあり得ない。とか、非科学的だ。みたいな。そんなセリフを吐きながら動揺するもんだろ?」
「何ですか?」
「漫画だよ。漫画とかアニメとか、そう言うのが結構あるだろ? ……お前、まさか!?」
ゲームの件を聞いてから、ひょっとして、漫画もアニメも見た事が無いのかとコウミは動揺する。
「友達の家で見た事がありますよ」
「ふうー、焦らせやがって。まさか、その程度の常識も知らずに、ここまで大きくなったのかと、俺は心配したぞ」
コウミは特に汗を掻いた訳でもないのに、自分の顎先を手の甲で拭うような仕草を見せた。
「まあ、そう言う事なら分かるだろ日々喜。ここにある魔法。魔導の類が本物で、自分の居た世界と違う法則があるって事がな」
「そうですね」
コウミの話しにただ一言、日々喜はそう返した。抑揚のない返事は帰ってコウミを不安にさせる。
「大丈夫かよ日々喜。やっぱり少し心配だぞ」
「うん……」
日々喜は自分の考えを話し始めた。
「魔導について、まだ、勉強中だから何とも言えない。ただ、魔法と科学は比較するものでは無いと思う」
「ああ?」
「科学が魔法と呼ばれた時代がある。ガリレオは地動説を唱えて異端審問に掛けられた。その時、その場所で、常識を覆す事をしたんだ。魔法というのはそういうものだと思う」
「どう言う意味だ? ここにある魔導は、お前の眼には常識的に映るって話か?」
「そうじゃないよ。ここにあって、非常識なのは僕らの方って事」
「あー……。つまり、お前は、ここじゃ自分こそが魔法使いだって、そう言いたいのか?」
コウミは、考え事をする様に白い眼玉を上に動かし、そのまま時計回りに一回転させると、小馬鹿にするような口調でそう言った。
「そこまでは言ってないけど……。それでも、おかしな考えを持ってると思われない様に、一端は科学を捨てて、魔導を学びなおした方がいいと思うんだ」
「これまで勉強して来た事を捨てる? 出来るのか、そんな事?」
「難しい。驚く事ばかりだった。それでも、驚かない様に努めてる」
日々喜は何処か楽し気にそう話す。
コウミは日々喜の話しを理解し、安心した様に笑い声を立てた。
「そうか、そうか、俺の見込み以上の事をやってのけてるんだな。大したもんだぞ日々喜」
コウミはそう言うと、日々喜の事を労う様に、その頭を乱暴に撫でまわした。
日々喜に比べ、若干コウミの背が低かったせいか、日々喜の頭を押さえつけているかのようにも見える。
「止めてよ……」
日々喜が小さい声でそう呟いた。その声が聞こえたのか、コウミはその手を頭から離した。
「所で、その恰好は?」
「服が濡れたからお借りしたんです」
「もっとマシな服は無かったのか? それじゃどう見ても使用人だぞ」
「そうですね」
「日々喜よ、もう少し自分の意見をハッキリ言えよ。何があったか知らないが、俺だったら替えの服に、そんなツバメの仮装みたいなのもん出されたらブチギレるぜ。『ここでは客を使用人扱いするのか』ってな」
コウミは日々喜の着こなす燕尾服をしげしげと見ながらそう言った。
「怒る程の事なのかな……? それよりも、コウミ。朝から森の調査へ行って来ていたのでしょう? モンスターは見つかりましたか?」
「気になるか? あれは問題ない。時間と共に消滅して行く種だ。後の事はここの魔導士に任せておけばいい」
「ルーラーは?」
「……ルーラーは見つからなかった」
「居ないのでしょうか? それで、大丈夫なんですか?」
「さあな。俺達の気にする事じゃないだろ?」
「そうかもしれないですけど……。館のお嬢様が気にされているんです」
「日々喜。お前が義理堅いのは良く分かった。ただ、世話になるとは言え、下手に関りを持つのは止めておけ。いざここ出る時の足枷にしかならない。後な日々喜。ここに居る間は森に近づくなよ」
「どうしてですか?」
「勘だ。あの森は企ての臭いがする。巻き込まれない様にしておいた方が良いい。俺の事は心配するなよ。そこいらの奴らに後れは取らない。お前はここで一月の間静かにしてればいいんだ」
不安の色を顔に出す日々喜に対し、コウミはそう言った。
「……心配なのはコウミの事じゃなくて、イバラ領の事なんだけど……」
「イバラ? さっきからどうした? 余計な事ばかり気にしているぞ」
「コウミ。僕、就職したよ」
「…………何!?」
コウミの白い眼が、驚きを表すように丸く大きく膨らんだ。
「お嬢様の従者になったんだ。だから、少し役に立てる事が出来ればと思うんだけど」
「ちょっと待て、就職ってなんだ? お嬢様の従者? お前が従者になったのか? 何で?」
「ここでお世話になってる見習いの皆は、ちゃんとお金を稼いでるんだ。僕もちゃんとしないと」
「金ならエリオットから貰ってるだろ。働く必要が何処にあるんだよ?」
「そうなんだけど、皆に合わせてやって行かないと」
「あのなあ……」
ちょっと安心した途端これだ。釘を刺しておく必要がある。コウミは日々喜の言葉に呆れながらそう思った。
「いいか、日々喜。ここの連中は、阿呆が夢見る様な職業に就こうとしてる。元の世界に居た時は、全員鼻で笑われる様な連中ばかりだ。そんな奴らとお前は違うだろ。お前は直ぐに家に帰るんだからな」
「でも……」
「でも何だよ? 合わせられなきゃ不安か? いいだろ、一人ぐらい無職でも。人の生き方に文句付ける奴が居たら、ぶん殴ってやれ」
コウミの一方的な言い草に、日々喜は口をつぐんだ。
「もしくは俺に言え。ムカつく奴くらい、幾らでも叩き潰してやる」
「……分かりました」
下を向いたまま、日々喜がそう言うと、コウミは安心した様に溜息を着いた。
「まったく、一日で毒されやがって、先が思いやられるぞ。……まあ、黙っていても時間は過ぎる。必ず家には帰れるんだ。その仕事ってのも、一月以内に止めちまえばいい」
「まだ、先の話しですよ」
「そうだな……」
二人の会話が終わりかけた時、左手の宿舎の扉が開き、楽し気に話をする見習い達が中庭へと出て来た。見習い達はそのまま研究室の方へと近づいて来る。
キリアン、オレガノ、そして、リグラの声らしいと分かった。
「フン、悠長な連中め。魔導士だけは好きになれない。……また、顔を出す」
コウミはそう言うと、再び影の中に身を隠して消えた。
「僕は、嫌いじゃないんです」
後に残された日々喜が、暗闇に向かって呟いた。
既に陽は落ちていたが、やけに自分の足元がはっきりと見える。
日々喜は研究室の外壁に寄り掛かりながら、夜空を見上げ、自分を照らす光源の正体を探った。
空には薄ぼんやりとした靄の様な物が掛かっている。それは、一斉に点滅を繰り返す細かな電飾の様に波打って見えた。
夜空に浮かぶ星達は、この光る靄の中に取り込まれ、その存在を地上からは見辛くしていた。
見極めは甘いが、それでも間違いなく初めて見る夜空だという事が分かった。
「見慣れないものがあるな」
研究室、建物の影の中から、コウミが姿を現した。
「コウミ? 何時の間に」
「お前が空を見て呆けだす前からな」
「声を掛けてくれれば良かったのに」
日々喜は恥ずかし気にそう言った。
「あれが、何か分かるんですかコウミ?」
コウミは日々喜のそばに近づくと、空を見上げた。
「さあな……。だが、あれは天体ではないだろう。魔導に関わる何かだ」
「魔導? 月や星の明かりとは違うんですね」
「ああ、違うものだ。それに、ここからは月は見えない」
日々喜は不思議そうに光る靄を見つめた。そして、コウミの言う通り、あれが、魔導に関わるものだと言うのなら、魔法陣と同様にエーテルの輝きを放っているのだろうかと考えた。
「そんな事より、今日は宿に戻らないつもりか日々喜」
「この館のお嬢様と話をしました。今日から僕はここでお世話になります」
「なんだ、意外とうまくやったんだな。お前の事だから、紹介状渡して直ぐに帰って来るんじゃないかと思ってたんだが」
コウミは拍子抜けした様に話す。
「今朝は緊張していたんです。初めての場所に一人で来たから。でも、ここの人達は皆良い人達でした。そのおかげで、僕は普通に過ごせていただけです」
「普通ね……。昨日もそうだったが、普通はもう少し、驚いたり、戸惑ったりする所があるんじゃないか」
「驚いてます」
「フフフ、言う程か? 驚くと言えばもっとこう、物理的にあり得ない。とか、非科学的だ。みたいな。そんなセリフを吐きながら動揺するもんだろ?」
「何ですか?」
「漫画だよ。漫画とかアニメとか、そう言うのが結構あるだろ? ……お前、まさか!?」
ゲームの件を聞いてから、ひょっとして、漫画もアニメも見た事が無いのかとコウミは動揺する。
「友達の家で見た事がありますよ」
「ふうー、焦らせやがって。まさか、その程度の常識も知らずに、ここまで大きくなったのかと、俺は心配したぞ」
コウミは特に汗を掻いた訳でもないのに、自分の顎先を手の甲で拭うような仕草を見せた。
「まあ、そう言う事なら分かるだろ日々喜。ここにある魔法。魔導の類が本物で、自分の居た世界と違う法則があるって事がな」
「そうですね」
コウミの話しにただ一言、日々喜はそう返した。抑揚のない返事は帰ってコウミを不安にさせる。
「大丈夫かよ日々喜。やっぱり少し心配だぞ」
「うん……」
日々喜は自分の考えを話し始めた。
「魔導について、まだ、勉強中だから何とも言えない。ただ、魔法と科学は比較するものでは無いと思う」
「ああ?」
「科学が魔法と呼ばれた時代がある。ガリレオは地動説を唱えて異端審問に掛けられた。その時、その場所で、常識を覆す事をしたんだ。魔法というのはそういうものだと思う」
「どう言う意味だ? ここにある魔導は、お前の眼には常識的に映るって話か?」
「そうじゃないよ。ここにあって、非常識なのは僕らの方って事」
「あー……。つまり、お前は、ここじゃ自分こそが魔法使いだって、そう言いたいのか?」
コウミは、考え事をする様に白い眼玉を上に動かし、そのまま時計回りに一回転させると、小馬鹿にするような口調でそう言った。
「そこまでは言ってないけど……。それでも、おかしな考えを持ってると思われない様に、一端は科学を捨てて、魔導を学びなおした方がいいと思うんだ」
「これまで勉強して来た事を捨てる? 出来るのか、そんな事?」
「難しい。驚く事ばかりだった。それでも、驚かない様に努めてる」
日々喜は何処か楽し気にそう話す。
コウミは日々喜の話しを理解し、安心した様に笑い声を立てた。
「そうか、そうか、俺の見込み以上の事をやってのけてるんだな。大したもんだぞ日々喜」
コウミはそう言うと、日々喜の事を労う様に、その頭を乱暴に撫でまわした。
日々喜に比べ、若干コウミの背が低かったせいか、日々喜の頭を押さえつけているかのようにも見える。
「止めてよ……」
日々喜が小さい声でそう呟いた。その声が聞こえたのか、コウミはその手を頭から離した。
「所で、その恰好は?」
「服が濡れたからお借りしたんです」
「もっとマシな服は無かったのか? それじゃどう見ても使用人だぞ」
「そうですね」
「日々喜よ、もう少し自分の意見をハッキリ言えよ。何があったか知らないが、俺だったら替えの服に、そんなツバメの仮装みたいなのもん出されたらブチギレるぜ。『ここでは客を使用人扱いするのか』ってな」
コウミは日々喜の着こなす燕尾服をしげしげと見ながらそう言った。
「怒る程の事なのかな……? それよりも、コウミ。朝から森の調査へ行って来ていたのでしょう? モンスターは見つかりましたか?」
「気になるか? あれは問題ない。時間と共に消滅して行く種だ。後の事はここの魔導士に任せておけばいい」
「ルーラーは?」
「……ルーラーは見つからなかった」
「居ないのでしょうか? それで、大丈夫なんですか?」
「さあな。俺達の気にする事じゃないだろ?」
「そうかもしれないですけど……。館のお嬢様が気にされているんです」
「日々喜。お前が義理堅いのは良く分かった。ただ、世話になるとは言え、下手に関りを持つのは止めておけ。いざここ出る時の足枷にしかならない。後な日々喜。ここに居る間は森に近づくなよ」
「どうしてですか?」
「勘だ。あの森は企ての臭いがする。巻き込まれない様にしておいた方が良いい。俺の事は心配するなよ。そこいらの奴らに後れは取らない。お前はここで一月の間静かにしてればいいんだ」
不安の色を顔に出す日々喜に対し、コウミはそう言った。
「……心配なのはコウミの事じゃなくて、イバラ領の事なんだけど……」
「イバラ? さっきからどうした? 余計な事ばかり気にしているぞ」
「コウミ。僕、就職したよ」
「…………何!?」
コウミの白い眼が、驚きを表すように丸く大きく膨らんだ。
「お嬢様の従者になったんだ。だから、少し役に立てる事が出来ればと思うんだけど」
「ちょっと待て、就職ってなんだ? お嬢様の従者? お前が従者になったのか? 何で?」
「ここでお世話になってる見習いの皆は、ちゃんとお金を稼いでるんだ。僕もちゃんとしないと」
「金ならエリオットから貰ってるだろ。働く必要が何処にあるんだよ?」
「そうなんだけど、皆に合わせてやって行かないと」
「あのなあ……」
ちょっと安心した途端これだ。釘を刺しておく必要がある。コウミは日々喜の言葉に呆れながらそう思った。
「いいか、日々喜。ここの連中は、阿呆が夢見る様な職業に就こうとしてる。元の世界に居た時は、全員鼻で笑われる様な連中ばかりだ。そんな奴らとお前は違うだろ。お前は直ぐに家に帰るんだからな」
「でも……」
「でも何だよ? 合わせられなきゃ不安か? いいだろ、一人ぐらい無職でも。人の生き方に文句付ける奴が居たら、ぶん殴ってやれ」
コウミの一方的な言い草に、日々喜は口をつぐんだ。
「もしくは俺に言え。ムカつく奴くらい、幾らでも叩き潰してやる」
「……分かりました」
下を向いたまま、日々喜がそう言うと、コウミは安心した様に溜息を着いた。
「まったく、一日で毒されやがって、先が思いやられるぞ。……まあ、黙っていても時間は過ぎる。必ず家には帰れるんだ。その仕事ってのも、一月以内に止めちまえばいい」
「まだ、先の話しですよ」
「そうだな……」
二人の会話が終わりかけた時、左手の宿舎の扉が開き、楽し気に話をする見習い達が中庭へと出て来た。見習い達はそのまま研究室の方へと近づいて来る。
キリアン、オレガノ、そして、リグラの声らしいと分かった。
「フン、悠長な連中め。魔導士だけは好きになれない。……また、顔を出す」
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