5 / 11
尋ね人
しおりを挟む「こんにちはー!こんにちはー!どなたかいらっしゃいませんかー!」
と、朝から勝手口の前で誰かが叫んでいた。
まだ開店前で今日の分のお菓子を出してる途中だったが、取り敢えず一旦やめて勝手口に向った。
「はいはいどちら様ですか?」
と勝手口を開くと、とても小さいメイドさんが立っていた。
「あ!こんにちはー私辺境伯領で領主をしているカーティス家のメイドでメヌエットと申しますー!」
「この店の店主でサーチネルと申します」
ペコリと頭を下げた。
「あ!ご主人様ですね?実はですねー…」
と、話し出したメイドが言うには、何処かのパーティーでここのお菓子を食べたカーティス家の御婦人がいたく気にいって、家の料理長に憶えさせて欲しい、弟子にして欲しいと言ってきた。
これは困った……
「あのですね、ここのお菓子は全て僕がスキルで出してるんですよ。それでですね?このスキルを持ってるのが世界で私だけみたいなんです。なので、申し訳無いが弟子を取って憶えさせる事も出来ないし、辺境伯領にも支店は出せないんです…」
っと、断ったのだが。どーにもまったく話が通じ無くて
「うちの料理長を連れて来ますので憶えさせてくれるだけでいーんです!手間も掛かりませんし、お給料も要りませんから!」
全く見て覚えられてたら僕はこんなに毎日毎日Bourbonと叫んでないんですよね。今頃左団扇で悠々自適に暮らしてますって!
もう勝手にしてください!っと怒鳴ると
「了承したと取ります!明日には料理長を送りますのでどうぞ宜しくお願いします!」っと、帰っていった
来ても何も教えられないんですけどね……
前に姫殿下が「私《わてくし》もそのスキルを憶えれば毎日楽して食べれるますわ!だから、教えなさい!」と、詰め寄られた事があった、結局何も憶えられずに不貞腐れて帰っていったし。
(ヤダなぁ…面倒臭いなぁ…怒られるんだろうなぁ…本当にやだなぁ…)っと嫌嫌とブツブツ言いながら店の中に戻ると
「Bourbon!!ホワイトロリータ!」と叫んだが何も出なかった、「あれ?」と困惑して両手を開いて見てみるが何も無い
その後何度も唱えたのだが何も出なかった、何故か突然何も出なくなってしまった。
僕は急いで王城へと急いだ、伝令兵と門兵さんにこの事を王女殿下に伝えて下さい!と、お願いしたら血相変えて走って行った。
思った程に重要案件だったらしく、王女殿下にすぐ私室へ来る様にと言われ、今王城内を走って向かっている所だ。
近衛にバトンタッチされて更に奥の私室へとつれて来られた僕は息を整える時間を貰い落ち着くと、ドアが叩かれると食い気味に「入れ!!」と、許可が降りたので中へと向かう。
すると其処には王様宰相賢者と王女殿下が待っていた。
0
あなたにおすすめの小説
二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした
セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。
牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。
裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。
しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる