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脱出
しおりを挟む今僕は辺境伯領へ向かう馬車に揺られています
牢屋を出され取り敢えず王城の隔離部屋に入れられていた僕は、自殺未遂を考えていたが余りに何も浮かばなくて取り乱してしまい、部屋で騒ぎ過ぎた結果、情緒不安定と診断された
滋養の為に辺境伯領地へ行きたいと申し入れたら
許可が簡単におりたのです……
まぁ終わり良ければ全て良しって事で……
取り敢えず!港で商会と仲良くなって、共にここを出ましょう!!
よし!よし!頑張りましょう!!
◆
いま、僕は港から出て少し流された丸太の上に居ます……何故こーなったかというと……
辺境伯領へ着いて始めに行った場所が港町でした
其処からチャンスと思った僕は偶々そこに停まって居た丸太を運ぶ商船に飛び乗ったのです
ですが、丁度縄を解いていたようで…
縛ってた縄が僕に絡まりそのままポチャンと殆ど音もしないで落ちたんですよ……
そしたら、僕を餌と間違えた海竜が丸太ごと僕を拐いました…ある程度泳いだ先の洞窟へ向かっているようでしたが、途中で冒険者達に阻まれ、討伐され海のもずくに変わったみたいです
その後僕達(丸太と僕は)海流に流されて運ばれてる途中です
あ!少し遠いけど船が見えます!
「おーいおおーい!たすけてー!」
手を振りました大きくバランスを崩しそうに成りましたが堪えて助けを呼びました!
なんと気がついてくれました!
ああ助かった!良かった!と、近付いて来た船に
乗せてもらいお礼を言うと
「いやいや気にすんなよ?助かってよかったな!」
とても気持ちの良さそうな女性でした
何でも隣の国で漁師をやっているそうです
唐突に「甘い物は好きですか?」
と尋ねると、乗組員10人全員甘党だそうです
これはお礼をするチャンスでした
「Bourbon!チョコリエール!」と2回唱えてお菓子を出すと一本づつ10人に渡し
「宜しかったらお食べ下さい!御礼ですので」
そう伝えると、訝しんでいたが船長が代表して囓ってみた
ーサクッとした食感から、芳ばしい小麦の薫りが鼻孔を擽り、舌に溶けるあまぁいチョコレートの味が口の中で広がり……
あまりの美味しさに固まる船長と
動かない船長に片眉をあげて見守る船員達
そして……泣き出した
「私は生まれて初めて!こんなに美味じいものをだべだよおぉぉおっ!!!!」と泣き崩れてしまった
それを見た船員達も食べては固まり、嬉し泣きでぐちゃぐちゃになっていた
その間も僕はセッセと違うお菓子も出していった
部屋の一室がお菓子で埋まる頃ようやく泣くのをやめられた船長と船員達はそのお菓子の部屋を見て
また泣き出してしまったが、此処に居座るのは宜しくないらしく、泣きながら船を動かして隣国の港へと帰っていった
その夜は港町の酒場で僕との出会いに感謝するとかで大宴会になった
まだ未成年というのにお酒は勧めてくるわ
少年好きのオカマ(他人)が抱かせろと迫ってくるわ
そのオカマをぶっ飛ばした船長に
最後には抱き枕にされて身動き取れなくなるわ
もう本当に波乱万丈な1日でした
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