魔法少女チナツ

あるちゃいる

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魔法少女1-12

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 うーん。やはり月曜とはいえ休日だと犯罪は起こらないのかもしれない……。

 俺は朝早く5時になるかならないかの時間にコンビニに来たが、店員さんは一人しかいないのに強盗は来ていなかった。

 「あ、あのトイレ借りても……」
 そういうと店員さんはニッコリと笑って
 「どうぞー」
 という、優しそうなお兄さんだった。

 そのままトイレに入って時間を潰そうか、それともミニスカートに替えようか悩んでいると、何か外が騒がしい。

 作業員でも団体で来たかなと思ってトイレ使うかもと思ったので、ミニスカートのままトイレから出る。

 出たら何故かシーンとしていた。
 ん?人は来ていないようだった。

 客なのか一人マスクをした人がレジ前に居るだけだ。

 タバコでも選んでるのかと思って無視してお茶とお菓子を持ってマスク男の後ろに並ぶ。

 どうやら俺は勘違いをしていたようだ。
 このマスクの男はコンビニ強盗だった。
 店員は既に外に逃げたようだ。

 レジ前に陣どってレジの金を漁っていたのだ。

 「あの……盗ったらいけませんよ?」と呟いてみた。

 すると、マスク男は

 ”ビクッ”

 と、震えた後俺を見てあからさまにホッとした顔を見せる

 「何だよガキだよ……焦らせやがってよぉ……」

 そういうと振り向きざまに俺の襟首を掴んで引き摺って外を見に行った。

 「ちっ!あの店員警察を呼びやがったな!」

 そういうとシャッターを閉めるボタンを押し出した。

 このマスク男は懐に手を入れると監視カメラをバールで壊し始めた。

 俺の首根っこに腕を回して引き摺りながら3個中2個のカメラを壊す。

 シャッターが全部しまったのを確認すると、はチャンスと思ってパンツをズリ下ろす。







 「てめぇ!じっとし……て……ろ⁉」

 急に首に回していたマスク男の腕が振り落とされたので、逃げようとした少女を睨もうとしたが、さっきまであった場所に目は無かった。

 何故かムチムチの女性服を着た大きな体で顔が恐ろしい男がマスク男を見下ろしていた。

 その男と目があった瞬間マスク男は叫んだ

 「きゃーーーっ!やめてーー!」

 「こっちのセリフだクソ野郎‼」

 そう叫ぶのと同時にマスク男の顔面へと拳がめり込んだ。

 その後玉に蹴りをくれて完全に意識を奪うと、パンツを上げてシャッターを開く。

 再び少女へと戻ると、俺はそのまま外へと逃げていった。


 俺の姿を最初に見たのは店員だった

 「あいつ!あの変態野郎!なんて事を!」っと、何故か憤っていた。

 まぁシカトしてそのまま胸の大きな婦警さんの胸に飛び込む。
 「わーん!」と泣き真似をして
 さっきの店員がこっちに来て俺の腰に自分の制服を回して言う

 「この子入店した時長いスカートだったんです! それをあの変態がきっと脱がしたんだ!」

 そう婦警さんに伝えていた。
 俺はそのまま婦警さんの胸に抱かれて警察署へ犯人と別の車で向かった。
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