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6章 ことのはじまり
5話 ことの始まり
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「それじゃ、俺はギルドに行くから」
「分かった。オレも終わったらそっち行く」
「ああ」
街についた時のお決まりのやりとり。
グレンは配達物とか採取した薬草やらなんやらをギルドに持っていき報告する。
オレはその間に教会に行って回復魔法をかけてもらう。んで聖水ももらう。
すべて終われば長居は無用、ルカの転移魔法で砦に戻る。
早朝の任務がある時だけ砦の部屋に泊まることもあるが、仲良しパーティってわけでもないから宿屋に泊まったりどっかで外食をしたりもしない。話すこともないし。
戦闘中は会話をすることもあった――とは言っても、「こっちは片付いた」とかそんなんだったが――けど今は、魔物退治の依頼は受けなくなったため戦闘も減っていた。つまり会話は無きに等しかった。
――オレは週に二回くらい砦に来て、ルカの食事を作って特に会話もすることなく帰っていた。
作ったものは冷蔵庫に入れておく。それをルカが食べる。
グレンは集合場所として週末だけ砦に来て、泊まる日があればその翌朝は砦の掃除をする。
依頼をこなして砦に帰ってきたあとは翌週の依頼リストを書いてオレによこす。
ギルドに持っていく報告書だのなんだのは家でやっているみたいだった。食事はそこらで済ましてくるか、買ってきて食べていた。
――こんな感じでオレ達三人は、特別絆を深めることもしない仕事だけの極めてドライな関係だった。
そんなのが三週間くらい続いたある日、オレは酒場でデカイ塊の肉をもらった。
オレは食が細いし一人暮らしだから、こんなにもらっても消費しきれない。
今日は、明日の早朝の依頼に備えて砦に泊まる日だ。
せっかくすごい厨房があるんだし砦で色々作ってみるのもいいか、と普段よりも多めに食材を持っていって調理をすることにした。
◇
「何を、しているの」
「うわっ!?」
オレが豚肉を揚げていると、眼前にルカが瞬間移動で現れた。
「ビビった……、きゅ、急に目の前に出てくんなよな。揚げ物してんだから。……危ねえだろが」
「何を、しているの」
「…………」
オレの反応なんてお構いなしの、同じ言葉の繰り返し。
――コイツと二人は、非常に気まずい。
街で教会に行くときもグレンの方についていかず、何故かこっちの方についてくることがある。
教会の造りやら意匠やらに興味を持っているらしいが、正直しんどい。
『きれいな水』とかなんとかよく言っていた。
確かに教会の水――聖水はきれいだよな。うんうん、分かる。分かるけど向こうへ行ってほしい。
ていうか、別の宗教だろうに入ってきていいのか?
ミランダ教は異教徒の立ち入りはお断りじゃないけども、コイツの宗教の「光の塾」っつーのはめっちゃ心の狭い神みたいだし……。
……っていう会話をするほどでもないしなー、お兄ちゃまの方に行ってくんねぇかな――――??
で。それに反してグレンの方はミランダ教会には入ってこない。
ギルドに報告に行っているからってのはあると思うが、意図的に入ってきていない気がした。
もしかしたらこっちも異教徒とかかもしれないな。
――って、それはともかくとしてだ。
ルカと二人は気まずいなー 一人で作業したかったんだけどなー 黙って料理始めていいかなー とか色々ぐるぐる考えつつも、質問には答えとかないと愛想がないよな。
「何してるの?」って聞かれたな。うん。
「……料理。でかい肉もらったからよ」
「料理……」
と、ルカが呟いたところでルカの腹が思いきり鳴った。
「空腹……」
「冷蔵庫に作り置きあったろ、今日の分。あれ食えば」
「あれはもう食べたわ」
「え? ……三日分くらい作ったよな」
「全部食べたわ」
「まさか、その日じゅうに三日分食ったのか?」
「そう」
「待て待て……、じゃあ、残りの二日は何食ってた?」
「これ」
そう言ってルカが取り出したのは、紫色をしただんごのようなものだった。
「な、なんだこれ……粘土?」
「必要な栄養が全て入っていて、空腹にならない」
「そんな都合のいい食いもんあるかよ。……ちょっと食ってみてもいいか?」
「いいわ」
怪しいだんごを少しちぎって口に含む。
「うっ、グヘェッ!! ゲッホゲホ……、なんだこれ、マッッッッッズ!!」
オレが吐くほどの勢いでむせていると「プッ」と吹き出す声が聞こえた。グレンだった。
「……まずいだろ、それ?」
「マズイなんてもんじゃねぇ……なんだこれ、土? カメムシ!?」
涙目で水を飲むオレをよそに、グレンは咳払いする時みたいに拳を口に当てて肩を震わせていた。
「……いつからいたんだよ」
「今さっき。随分沢山食材があるけどどうしたんだ」
「ああ、これは……酒場でめっちゃでかい肉もらったんだけど消費できないからここで食おうと思って」
「……これを食べても、わたしは空腹……」
ルカが紫だんごを食いながら呟く。
「う……食うなよそんなん――そんなもんだけじゃハラ減るのに決まってんだろ」
「罪を犯したから、わたしはこれでお腹が満たされない」
「はぁ? 何言ってんだ? 罪を犯したからハラが減る~~? 空腹に善人も悪人も罪人もあるか。赤んぼとか見ろよ。何の罪もねぇけどハラ空かしてんぞ」
「……これは、神が与えたもの。神からのみ喜びが」
「……はああああぁぁぁ~~~~?? じゃあオマエこの数日間食ってたオレの料理は? アレはまずかったか? うまかったか?」
「……うまかった」
「そうだろうが! ……で、オマエこれとこれどっちがいい?」
オレはルカの前に紫のだんごののった皿とできたての酢豚ののった皿をズイっと差し出した。
鈍い紫一色のだんごと、人参ピーマン玉ねぎ、揚げたての豚肉。
赤緑茶色白、ツヤツヤの彩り。照明があたってキラキラに輝く酢豚。
「こ……っち」
ルカはおずおずと酢豚を指差し、オレは勝利の笑みを浮かべる。
「だろ? ホラ食え。喜びを得ろ、喜びを」
悪い笑いで悪い誘いをすると、ルカはもくもくと酢豚を食べ始めた。
――人様の宗教をムキになって否定してした上に、戒律的なものを破らせるという暴挙に出てしまった。
でも料理人の自分の前で「紫のだんごこそが至高」とか言われてガマンができなかった。いや言ってないけど。
……ともかく、あんなモンだけが喜びなんて間違いなく邪教だ。
「……舌に、色々な味……やわらかい。熱い。ジュワジュワ……」
たぶん食品の味を知らないからか、ルカは顔を赤らめながら口の中の感覚をポツポツと述べる。
「……俺も食べていいかな」
「どーぞ、ご自由に」
グレンが酢豚の皿を持って食堂へ行く。
「オマエもあっちで座って食えば?」
厨房で立ったまま酢豚の味見をしてそのまま立ち尽くしているルカを食堂へ促し、オレも皿を持って食堂へ。
別のテーブルに座るのもアレだな と思ってグレンと同じテーブルにつく。
「いただきま~す」
オレが手を合わせてそう言うと、グレンは珍しい物を見るような目でオレを見た。そういうのを言わない文化の人間かな?
少しの間のあと、グレンも酢豚に手を付ける。
「……うまいな、これ」
「ああ、我ながらうまくできたな」
豚肉は柔らかくじゅんわりとしている。ピーマン人参玉ねぎと絡めて食べるとうまいし、単独で食べてもいい。米も炊いとけばよかったな。
グレンもルカもあっという間にたいらげた。マスターに塊で豚肉もらった時はどうしようかと思ったけどここに持ってきて良かった。
「初めて食べた。あの酒場ではなかった気がするが」
「酢豚は確かに出してねえかもな」
「これ本当にうまいな……君、天才じゃないのか」
「いや、そこまでじゃ……」
そう言いつつも『天才』と言われて悪い気はしない。
――そんなこんなでオレはグレンに「金は出すから」と言われ、今まで不定期でルカの食事を作りに来ていた分とは別に、週末に全員分のメシを作ることになった。
グレンはメシを食いながら食堂や隊長室で何か書き物をすることが増えた。何を食っても、都度都度「天才だな」と連呼していた。
ルカは紫だんごの事を忘れてあらゆる物を食い尽くしていた。
一日で全部食わないよう、食事は日毎に分けて「今日の分」「明日の分」などと紙に書いて置くことにしたら、一応その通りにすることにしたらしい。
パンケーキは、その限りじゃなかったが……。
『天才』といえば……昔親が出かけて弟と二人きりだった時に目玉焼きとハムのっけただけのトーストを作ったら『兄ちゃんすげー! 天才だ!』と目をキラキラさせながら食ってたっけな。
それに対して、当時のオレもガキだったもんだから得意げになって『すげえもん開発したぜ。天才っつーか、むしろ神だなオレは』とかなんとか言ってた。
――アホみたいなやりとりだ。
けどオレはそれがなんか嬉しくて楽しくて、以来料理をちょくちょくするようになったんだ。
今こうして料理人やってるのもそれがきっかけだったんじゃないのか。なぜかそれを忘れていた。
「分かった。オレも終わったらそっち行く」
「ああ」
街についた時のお決まりのやりとり。
グレンは配達物とか採取した薬草やらなんやらをギルドに持っていき報告する。
オレはその間に教会に行って回復魔法をかけてもらう。んで聖水ももらう。
すべて終われば長居は無用、ルカの転移魔法で砦に戻る。
早朝の任務がある時だけ砦の部屋に泊まることもあるが、仲良しパーティってわけでもないから宿屋に泊まったりどっかで外食をしたりもしない。話すこともないし。
戦闘中は会話をすることもあった――とは言っても、「こっちは片付いた」とかそんなんだったが――けど今は、魔物退治の依頼は受けなくなったため戦闘も減っていた。つまり会話は無きに等しかった。
――オレは週に二回くらい砦に来て、ルカの食事を作って特に会話もすることなく帰っていた。
作ったものは冷蔵庫に入れておく。それをルカが食べる。
グレンは集合場所として週末だけ砦に来て、泊まる日があればその翌朝は砦の掃除をする。
依頼をこなして砦に帰ってきたあとは翌週の依頼リストを書いてオレによこす。
ギルドに持っていく報告書だのなんだのは家でやっているみたいだった。食事はそこらで済ましてくるか、買ってきて食べていた。
――こんな感じでオレ達三人は、特別絆を深めることもしない仕事だけの極めてドライな関係だった。
そんなのが三週間くらい続いたある日、オレは酒場でデカイ塊の肉をもらった。
オレは食が細いし一人暮らしだから、こんなにもらっても消費しきれない。
今日は、明日の早朝の依頼に備えて砦に泊まる日だ。
せっかくすごい厨房があるんだし砦で色々作ってみるのもいいか、と普段よりも多めに食材を持っていって調理をすることにした。
◇
「何を、しているの」
「うわっ!?」
オレが豚肉を揚げていると、眼前にルカが瞬間移動で現れた。
「ビビった……、きゅ、急に目の前に出てくんなよな。揚げ物してんだから。……危ねえだろが」
「何を、しているの」
「…………」
オレの反応なんてお構いなしの、同じ言葉の繰り返し。
――コイツと二人は、非常に気まずい。
街で教会に行くときもグレンの方についていかず、何故かこっちの方についてくることがある。
教会の造りやら意匠やらに興味を持っているらしいが、正直しんどい。
『きれいな水』とかなんとかよく言っていた。
確かに教会の水――聖水はきれいだよな。うんうん、分かる。分かるけど向こうへ行ってほしい。
ていうか、別の宗教だろうに入ってきていいのか?
ミランダ教は異教徒の立ち入りはお断りじゃないけども、コイツの宗教の「光の塾」っつーのはめっちゃ心の狭い神みたいだし……。
……っていう会話をするほどでもないしなー、お兄ちゃまの方に行ってくんねぇかな――――??
で。それに反してグレンの方はミランダ教会には入ってこない。
ギルドに報告に行っているからってのはあると思うが、意図的に入ってきていない気がした。
もしかしたらこっちも異教徒とかかもしれないな。
――って、それはともかくとしてだ。
ルカと二人は気まずいなー 一人で作業したかったんだけどなー 黙って料理始めていいかなー とか色々ぐるぐる考えつつも、質問には答えとかないと愛想がないよな。
「何してるの?」って聞かれたな。うん。
「……料理。でかい肉もらったからよ」
「料理……」
と、ルカが呟いたところでルカの腹が思いきり鳴った。
「空腹……」
「冷蔵庫に作り置きあったろ、今日の分。あれ食えば」
「あれはもう食べたわ」
「え? ……三日分くらい作ったよな」
「全部食べたわ」
「まさか、その日じゅうに三日分食ったのか?」
「そう」
「待て待て……、じゃあ、残りの二日は何食ってた?」
「これ」
そう言ってルカが取り出したのは、紫色をしただんごのようなものだった。
「な、なんだこれ……粘土?」
「必要な栄養が全て入っていて、空腹にならない」
「そんな都合のいい食いもんあるかよ。……ちょっと食ってみてもいいか?」
「いいわ」
怪しいだんごを少しちぎって口に含む。
「うっ、グヘェッ!! ゲッホゲホ……、なんだこれ、マッッッッッズ!!」
オレが吐くほどの勢いでむせていると「プッ」と吹き出す声が聞こえた。グレンだった。
「……まずいだろ、それ?」
「マズイなんてもんじゃねぇ……なんだこれ、土? カメムシ!?」
涙目で水を飲むオレをよそに、グレンは咳払いする時みたいに拳を口に当てて肩を震わせていた。
「……いつからいたんだよ」
「今さっき。随分沢山食材があるけどどうしたんだ」
「ああ、これは……酒場でめっちゃでかい肉もらったんだけど消費できないからここで食おうと思って」
「……これを食べても、わたしは空腹……」
ルカが紫だんごを食いながら呟く。
「う……食うなよそんなん――そんなもんだけじゃハラ減るのに決まってんだろ」
「罪を犯したから、わたしはこれでお腹が満たされない」
「はぁ? 何言ってんだ? 罪を犯したからハラが減る~~? 空腹に善人も悪人も罪人もあるか。赤んぼとか見ろよ。何の罪もねぇけどハラ空かしてんぞ」
「……これは、神が与えたもの。神からのみ喜びが」
「……はああああぁぁぁ~~~~?? じゃあオマエこの数日間食ってたオレの料理は? アレはまずかったか? うまかったか?」
「……うまかった」
「そうだろうが! ……で、オマエこれとこれどっちがいい?」
オレはルカの前に紫のだんごののった皿とできたての酢豚ののった皿をズイっと差し出した。
鈍い紫一色のだんごと、人参ピーマン玉ねぎ、揚げたての豚肉。
赤緑茶色白、ツヤツヤの彩り。照明があたってキラキラに輝く酢豚。
「こ……っち」
ルカはおずおずと酢豚を指差し、オレは勝利の笑みを浮かべる。
「だろ? ホラ食え。喜びを得ろ、喜びを」
悪い笑いで悪い誘いをすると、ルカはもくもくと酢豚を食べ始めた。
――人様の宗教をムキになって否定してした上に、戒律的なものを破らせるという暴挙に出てしまった。
でも料理人の自分の前で「紫のだんごこそが至高」とか言われてガマンができなかった。いや言ってないけど。
……ともかく、あんなモンだけが喜びなんて間違いなく邪教だ。
「……舌に、色々な味……やわらかい。熱い。ジュワジュワ……」
たぶん食品の味を知らないからか、ルカは顔を赤らめながら口の中の感覚をポツポツと述べる。
「……俺も食べていいかな」
「どーぞ、ご自由に」
グレンが酢豚の皿を持って食堂へ行く。
「オマエもあっちで座って食えば?」
厨房で立ったまま酢豚の味見をしてそのまま立ち尽くしているルカを食堂へ促し、オレも皿を持って食堂へ。
別のテーブルに座るのもアレだな と思ってグレンと同じテーブルにつく。
「いただきま~す」
オレが手を合わせてそう言うと、グレンは珍しい物を見るような目でオレを見た。そういうのを言わない文化の人間かな?
少しの間のあと、グレンも酢豚に手を付ける。
「……うまいな、これ」
「ああ、我ながらうまくできたな」
豚肉は柔らかくじゅんわりとしている。ピーマン人参玉ねぎと絡めて食べるとうまいし、単独で食べてもいい。米も炊いとけばよかったな。
グレンもルカもあっという間にたいらげた。マスターに塊で豚肉もらった時はどうしようかと思ったけどここに持ってきて良かった。
「初めて食べた。あの酒場ではなかった気がするが」
「酢豚は確かに出してねえかもな」
「これ本当にうまいな……君、天才じゃないのか」
「いや、そこまでじゃ……」
そう言いつつも『天才』と言われて悪い気はしない。
――そんなこんなでオレはグレンに「金は出すから」と言われ、今まで不定期でルカの食事を作りに来ていた分とは別に、週末に全員分のメシを作ることになった。
グレンはメシを食いながら食堂や隊長室で何か書き物をすることが増えた。何を食っても、都度都度「天才だな」と連呼していた。
ルカは紫だんごの事を忘れてあらゆる物を食い尽くしていた。
一日で全部食わないよう、食事は日毎に分けて「今日の分」「明日の分」などと紙に書いて置くことにしたら、一応その通りにすることにしたらしい。
パンケーキは、その限りじゃなかったが……。
『天才』といえば……昔親が出かけて弟と二人きりだった時に目玉焼きとハムのっけただけのトーストを作ったら『兄ちゃんすげー! 天才だ!』と目をキラキラさせながら食ってたっけな。
それに対して、当時のオレもガキだったもんだから得意げになって『すげえもん開発したぜ。天才っつーか、むしろ神だなオレは』とかなんとか言ってた。
――アホみたいなやりとりだ。
けどオレはそれがなんか嬉しくて楽しくて、以来料理をちょくちょくするようになったんだ。
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