226 / 385
◇10-11章 幕間:番外編・小話
あなたの手―ベルナデッタ
しおりを挟む
このところ毎日毎日、心の休まる暇がない。
砦に突如賞金首の赤眼の男が現れた。
アルゴス――"悲嘆"という意味の名を冠した白髪の男だった。
おかしなことに捕まえた翌日は髪の色が手配書の写真と同じ黒髪になっていた。
さらに、出会ったときのあの狂気性がどこにもなく、まるで別人のようだった。
彼にあの血の宝玉を使い戯れに泥人間を生み出すよう命じた人間がいて――その人が彼の"魂"と"色"を変えてしまっていたんだろうか。
なぜ元に戻ったのかは分からないけれど。
牢獄へと護送された当日の深夜、彼は処刑された。
彼にも事情があったということは新聞に書かれていたけれど、結局目的も何も分からないままだ。
「……ル、ベル!」
「! あ……ジャミル君」
砦の厨房で新聞を片手にボーッとしていたら、いつの間にか来ていたジャミル君に声をかけられた。
「どうしたの、今日……仕事は?」
「休んだ。ちっと具合悪くて」
「……そうなの? どうした――」
「色々ありすぎて、アタマん中片付かねえんだよな。それに……ベルも、心配だし」
「あ……ありがとう」
「みんなは?」
「レイチェルは学校。隊長はたぶん、自分の部屋。カイルさんは出かけたわ」
「魔物退治か?」
「ううん。竜騎士団領に行くんですって」
「竜騎士団領? なんでまた」
「里帰りですって」
「ああ、そっか。……あいつにとっちゃそっちも故郷か」
「うん……さすがに疲れちゃったのかもね」
「え?」
ここ数週間、カイルさんは魔物退治に出られない隊長の分も余分に仕事を取って、配達や魔物退治に出かけていた。
空いてる時間はルカの捜索、それに赤眼についての文献を探したり……。
みんなのために、友達のためにと一生懸命やってくれていたけど、その友達にあんな風に恨みをぶつけられて……。
そしてとどめにあの赤眼襲撃事件だ。
普通の――というのも変だけど、赤眼の賞金首というだけなら、きっとカイルさん1人で難なくいなせたのだろう。
ただ、今回の事態は誰の目から見ても異常だった。あたし達の理解の範疇を超えすぎている。
異形の泥の怪物、それにあの悪天候――彼は確か「雨の日に足が疼く」と言っていた。冒険で疲れているところ、二重にも三重にも厳しかっただろう。
出かける前「頭が痛い」と言っていた。
それなら寝ていた方がと止めたけど、「どうしても出かけたいんだ」と言って飛び立ってしまった。
「……オレら、アイツに任せきりだったな」
「……そうね」
「情けねえな、オレは……年上とはいえ弟なのに、なんもできねえ」
「そんな」
「光の塾のことを聞いた時も、なんもできなかったし、今回も……。なんだかんだでオレ結構剣の腕って自信あった方なんだけど、所詮お稽古事レベルだったな」
「……ジャミル君」
「……カイルとグレンの立ち回り方見たら、オレは全然だった。体格が違うっつーのもあるんだろうけど……」
「そんなこと言わないで……ジャミル君は、戦いをする人じゃないのよ」
うつむいている彼の手を取って両手で握ると、彼と目線がかち合う。
――今、ウィルはいない。使い魔は魔法が具現化したような存在。傷つけられても、少し休みさえすればまた姿を見せてくれるはず。
未だ出てこられないのは、きっと彼が自信をなくしてしまっているからだ。
彼の紫の瞳が少し潤んでいる。
もし、勘違いじゃなかったら……あたしを愛しく思ってそうなってくれていると嬉しい。
だって今、あたしの目はそれで潤んでいるから。
「あのね……あたし、ジャミル君の手が好きよ」
「……手? って……?」
「確かに、カイルさんや隊長みたいに、たくましいわけじゃない。戦いもあんまり得意じゃないのかもしれない。でも、でも……たくさんのものを作れる手よ」
「……作れるったって、料理だぜ。割と誰にもでき――」
「でも、ジャミル君の料理、すごく美味しいもの。みんなみんな、あなたの料理で笑顔になって……、あなたの手は、みんなの小さい幸せを作れる手だわ。だからあたしはこの手が好き。そういうジャミル君だから、あたしは……好きなの」
「…………」
彼が無言であたしを掻き抱く。あたしも彼の背に手を回してそれに応えた。
やがて身を離すと、彼はあたしのあごの下に手を寄せて上を向かせ、唇を重ねてきた。
何度も重ねるうちに、ついばむようなキスはあたしが知らない情熱的なものへと様相が変わっていく。
(…………!)
息とともに口内で絡みつく熱情に、一気に体温が上がり意識が蕩ける。
駄目だ。こんな感覚も気持ちも知らない。
こんなのやっぱり、好きな人としかありえない――。
しばらくして彼はあたしから離れた。
とろんとした目をしている――今あたしもきっとそうなっているんだろう。
やめてほしくなかった……そう思っていると彼があたしの両肩を持って、蕩けた意識を現実に引き戻した。
「……オレは、もっと考えるから」
「……え……?」
「2人でこの先、ずっといられるように……」
「……ジャミル君」
「正直、問題だらけだ。追われる身になっちまうかも」
「あたしは何がどうなったって、絶対にジャミル君についていくわ。……後悔したくないもの」
「ベル……」
「あたしも、ちゃんと自分で考えるわ。今ある色々が片付いたら……」
そう言うと彼はまたあたしを抱きしめた。
――アルゴスの生み出した泥人間の顔の部分に、何かの紋様が記されていた。
調べたところ、それは異国の古代文字で"真理"という意味だった。
あの宝玉の中に入っていたのは光の塾の信徒の魂で、光の塾の司教ロゴスもまた、"真理"。
そして"アーテ""エリス"という名の"血の宝玉"を生み出す得体の知れない人達――色々なことが不気味に繋がっている。
隊長はここ数日でさらに症状が悪化した。
隊長ばかりでなく、みんな心が不安定なまま日々が過ぎている。
そしておそらくあたし達はまた何かの事件に巻き込まれるだろう。
全てが片付くのは、きっともっと先のこと――。
砦に突如賞金首の赤眼の男が現れた。
アルゴス――"悲嘆"という意味の名を冠した白髪の男だった。
おかしなことに捕まえた翌日は髪の色が手配書の写真と同じ黒髪になっていた。
さらに、出会ったときのあの狂気性がどこにもなく、まるで別人のようだった。
彼にあの血の宝玉を使い戯れに泥人間を生み出すよう命じた人間がいて――その人が彼の"魂"と"色"を変えてしまっていたんだろうか。
なぜ元に戻ったのかは分からないけれど。
牢獄へと護送された当日の深夜、彼は処刑された。
彼にも事情があったということは新聞に書かれていたけれど、結局目的も何も分からないままだ。
「……ル、ベル!」
「! あ……ジャミル君」
砦の厨房で新聞を片手にボーッとしていたら、いつの間にか来ていたジャミル君に声をかけられた。
「どうしたの、今日……仕事は?」
「休んだ。ちっと具合悪くて」
「……そうなの? どうした――」
「色々ありすぎて、アタマん中片付かねえんだよな。それに……ベルも、心配だし」
「あ……ありがとう」
「みんなは?」
「レイチェルは学校。隊長はたぶん、自分の部屋。カイルさんは出かけたわ」
「魔物退治か?」
「ううん。竜騎士団領に行くんですって」
「竜騎士団領? なんでまた」
「里帰りですって」
「ああ、そっか。……あいつにとっちゃそっちも故郷か」
「うん……さすがに疲れちゃったのかもね」
「え?」
ここ数週間、カイルさんは魔物退治に出られない隊長の分も余分に仕事を取って、配達や魔物退治に出かけていた。
空いてる時間はルカの捜索、それに赤眼についての文献を探したり……。
みんなのために、友達のためにと一生懸命やってくれていたけど、その友達にあんな風に恨みをぶつけられて……。
そしてとどめにあの赤眼襲撃事件だ。
普通の――というのも変だけど、赤眼の賞金首というだけなら、きっとカイルさん1人で難なくいなせたのだろう。
ただ、今回の事態は誰の目から見ても異常だった。あたし達の理解の範疇を超えすぎている。
異形の泥の怪物、それにあの悪天候――彼は確か「雨の日に足が疼く」と言っていた。冒険で疲れているところ、二重にも三重にも厳しかっただろう。
出かける前「頭が痛い」と言っていた。
それなら寝ていた方がと止めたけど、「どうしても出かけたいんだ」と言って飛び立ってしまった。
「……オレら、アイツに任せきりだったな」
「……そうね」
「情けねえな、オレは……年上とはいえ弟なのに、なんもできねえ」
「そんな」
「光の塾のことを聞いた時も、なんもできなかったし、今回も……。なんだかんだでオレ結構剣の腕って自信あった方なんだけど、所詮お稽古事レベルだったな」
「……ジャミル君」
「……カイルとグレンの立ち回り方見たら、オレは全然だった。体格が違うっつーのもあるんだろうけど……」
「そんなこと言わないで……ジャミル君は、戦いをする人じゃないのよ」
うつむいている彼の手を取って両手で握ると、彼と目線がかち合う。
――今、ウィルはいない。使い魔は魔法が具現化したような存在。傷つけられても、少し休みさえすればまた姿を見せてくれるはず。
未だ出てこられないのは、きっと彼が自信をなくしてしまっているからだ。
彼の紫の瞳が少し潤んでいる。
もし、勘違いじゃなかったら……あたしを愛しく思ってそうなってくれていると嬉しい。
だって今、あたしの目はそれで潤んでいるから。
「あのね……あたし、ジャミル君の手が好きよ」
「……手? って……?」
「確かに、カイルさんや隊長みたいに、たくましいわけじゃない。戦いもあんまり得意じゃないのかもしれない。でも、でも……たくさんのものを作れる手よ」
「……作れるったって、料理だぜ。割と誰にもでき――」
「でも、ジャミル君の料理、すごく美味しいもの。みんなみんな、あなたの料理で笑顔になって……、あなたの手は、みんなの小さい幸せを作れる手だわ。だからあたしはこの手が好き。そういうジャミル君だから、あたしは……好きなの」
「…………」
彼が無言であたしを掻き抱く。あたしも彼の背に手を回してそれに応えた。
やがて身を離すと、彼はあたしのあごの下に手を寄せて上を向かせ、唇を重ねてきた。
何度も重ねるうちに、ついばむようなキスはあたしが知らない情熱的なものへと様相が変わっていく。
(…………!)
息とともに口内で絡みつく熱情に、一気に体温が上がり意識が蕩ける。
駄目だ。こんな感覚も気持ちも知らない。
こんなのやっぱり、好きな人としかありえない――。
しばらくして彼はあたしから離れた。
とろんとした目をしている――今あたしもきっとそうなっているんだろう。
やめてほしくなかった……そう思っていると彼があたしの両肩を持って、蕩けた意識を現実に引き戻した。
「……オレは、もっと考えるから」
「……え……?」
「2人でこの先、ずっといられるように……」
「……ジャミル君」
「正直、問題だらけだ。追われる身になっちまうかも」
「あたしは何がどうなったって、絶対にジャミル君についていくわ。……後悔したくないもの」
「ベル……」
「あたしも、ちゃんと自分で考えるわ。今ある色々が片付いたら……」
そう言うと彼はまたあたしを抱きしめた。
――アルゴスの生み出した泥人間の顔の部分に、何かの紋様が記されていた。
調べたところ、それは異国の古代文字で"真理"という意味だった。
あの宝玉の中に入っていたのは光の塾の信徒の魂で、光の塾の司教ロゴスもまた、"真理"。
そして"アーテ""エリス"という名の"血の宝玉"を生み出す得体の知れない人達――色々なことが不気味に繋がっている。
隊長はここ数日でさらに症状が悪化した。
隊長ばかりでなく、みんな心が不安定なまま日々が過ぎている。
そしておそらくあたし達はまた何かの事件に巻き込まれるだろう。
全てが片付くのは、きっともっと先のこと――。
0
あなたにおすすめの小説
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる