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新二話
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「皆!今ですわ!」
フェイナの華奢な体系のどこからそんな大きな声が出るのかわからない。ただ、トイには一つだけわかった。
この少女、ただのお嬢様というわけではなさそうである。
『おおおおおおぉぉぉぉ!』
どこからか大人数の掛け声が響き渡り、そして地面から足音の振動が伝わってくる。
「フェイナ様!ありがとうございます!」
「いいえ。いいのよ。それよりも早く!」
フェイナにそういった少年は、まだ十にも満たないくらいの幼い子どもであった。そして自分を取り囲む少年少女らは、さらに幼い子どもばかりであった。恐怖は感じないが、疑問は多くある。
「これは・・一体・・」
トイがそういうと、フェイナは言った。
「ごめんなさい。この子たちの為なの。」
「へ?」
「あなたの身包み全てはがせていただきますわ。」
可愛らしい笑顔でそういわれて、“はい。そうですか。どうぞぉ”なんて言葉が出てくる人間がはたしているであろうか。
トイは数人の子どもたちに懐をさぐられ、そして身体検査を受けるようにして金を抜き取られそうになっているのだが、それがどうにもくすぐったくて思わず笑ってしまう。
「ひゃっひゃっひゃ・・ふふ・・・あはは!・・むり・・もうたえらんないぃぃ・・ひひ。」
けれどお金を取ろうとさぐればさぐるほど、声だけが大きくなるだけで、一銭も出てこないのである。
不穏な空気が流れ始め、皆が手を引っ込めて行く。
「・・フェイナ様・・こいつ・・・ダメだ。一銭ももってない・・無一文だよ・・」
「えぇ!・・だってこれだけ良い色の青のマントを着ているのに?」
「だって、持ち物一つ出てこないもの・・・・」
「え・・・」
フェイナは青ざめると、慌てた口調で子どもたちに告げた。
「皆、もう離して上げて・・・・・あの・・・どうも・・・失礼をいたしました・・・」
少年達はゆっくりとトイから離れた。
トイは呼吸を整えながら慌てて立ち上がると、フェイナと子どもたちを冷ややかに、いや多少先ほどの影響で顔がにやけてはいるが、出来るだけ冷たい視線で子どもたちを見つめた。
「一体、どういうことか、説明していただきたいね。」
あまりにたくさんのことがいっぺんに起きた物だからトイは内心混乱していた。けれどもそれが表に出さずに、出来るだけ冷静にそう述べたのだ。
フェイナと子どもたちは顔をゆがめて項垂れている。瞳一杯に涙を溜めている子どももいて、自分のほうが悪いことをしている気分になってきてしまう。
トイはゆっくりと子どもたちの身なりを見つめ、そしてフェイナを見つめ、そしてガラクタの山を見つめた。
ガラクタの山からはたくさんの壊れたおもちゃの姿も見える。どうやら町の名の由来はここから来ているらしい。
高々と積まれたガラクタの山。人が見れば口をそろえて皆がガラクタと呼ぶであろう。
けれどトイにとってガラクタの山が宝の山に見えてならない。
物取りは決して良いことではない。悪い事で許してはいけないことだ。けれど、子どもたちの汚い衣服と汚れた顔から、トイはこの子どもたちが悪いことをしたくてしているわけではないということが一目でわかった。
項垂れ、逃げもしない子どもたちにトイは笑ってしまった。
「もういいよ。別に何も取られたわけじゃないし・・けど理由くらいは説明してくれてもいいんじゃないかな?」
トイの表情から笑みが漏れたからか、幾分か少年少女らの表情が少し明るくなった。
「あの、この子達は悪くないの・・・あの・・実は・・」
そういうとフェイナはゆっくりと話を始めた。その話し方は要領を得ない物であり、一体どれだけの時間を使うのだろうかとトイは30分を過ぎたところでうんざりし始めた。
子どもたちはうつらうつらと一人、また一人とその場に座り、居眠りを始めている。
トイは、話を聞いているふりをしながらその場に座ると、少年らの中でも一番年上らしい子に話しかけた。
「なぁ、あのフェイナって子は・・キミ達とどういう関係なの?」
「キミって気色悪いな。俺の名はジート。こいつらのボス。・・フェイナ様は・・天使様だよ。」
またわけのわからない事を言い出したとトイは思ったが、あまりにジートの表情が真剣でありそれを笑い飛ばすわけにはいかなかった。
「どうして天使様だと思うの?」
「言えない。・・・それよりも、天使様は天使だからあんまり説明が上手くないんだ。だから俺から簡単に説明するよ。俺達がこんなことをしているのは・・・資金が必要だからだよ。」
「資金?」
トイが眉間に皺を寄せながらそういうと、ジートは頷き、そしてガラクタの山を見上げた。
「ガラクタの町なんて呼ばれ始めたのはほんの数年前からなんだぜ。だけど今の領主様になってから・・こんな汚いガラクタが溢れた。ここ・・元々は綺麗な森だったんだ。信じられないだろう?・・・全部領主様のせいだ。だから俺達は資金を集めてこのガラクタを無くそうって決めたんだ。・・それに俺達の両親も・・・・・・」
そこでジートは言葉を止めると、トイの瞳を見つめ、唇を噛み、歪んだ顔で言葉を述べた。
「さっきはごめん!悪いことをしたのは分かっている。けど・・俺ら・・このガラクタの山を無くして元の森を取り戻したいんだ!それに・・それに・・俺達、俺達の親にも元に戻ってほしいんだよ!今の俺達の親は・・今じゃ・・・まるで人形だ。」
それは胸のうちから吐き出すように述べられた言葉であった。ジートの瞳には決意のような物が見られ、生半可な気持ちで行っているわけではないことが分かった。
小さな拳は膝の上で握り締められており、微かに震えていた。
「人形ってどういう意味?」
「・・領主様が代わる前はさ・・生活は苦しかったけど・・お金は無かったけど・・温かだったんだ。なのに、今じゃ領主様の政策によって父さんの仕事が勝手に決められて・・・お金はたくさん入るようになって、そりゃ生活は楽になったよ。家にたくさん物は増えたし、おもちゃも増えたよ。けど・・・・冷たいんだ。家に父さんも母さんもいる時間は短いし・・笑顔も見てない。きっと・・俺らが家出したことにだって・・気付いていないよ。ここにいるやつらは皆同じだよ。中には本当に家族がいないやつだっているけど・・・・大体・・同じように寂しくて家出したんだ。だから・・せめて皆で遊んでいたこの森だけは取り返したいって・・」
口調は大人びていて、皆のボスだと豪語してはいてもまだまだ幼い。その瞳からは大粒の涙が零れ落ちそうになっていた。けれどそれを皆の手前見せるわけには行かないのか、ジートはさっとそれを拭った。
「ごめんなさい!悪かったと思ってる。・・・けど・・けど・・・・」
トイは大きく、わざとらしく溜息をついて見せた。
その声にジートの肩がピクリと震える。
トイは笑いを堪えながら、ゆっくりと言った。
「キミ達・・・初犯でしょ。」
「え?」
「顔も隠さず・・・逃げもせず・・話を全部してしまうなんて・・・・素人まるだし。」
「あ・・・・その・・・」
「いいんじゃない?お金ある人から取る分にはいいとおもう。けど、今回みたいなのしたら絶対に捕まるから、もっと計画的に行こう。」
その言葉にジートは眼を丸くしている。呆然とし、トイが何を言っているのか分からない様子である。
トイはそんなことお構いなしに話を進めていく。
「というか、その前に領主様には意見書出してみたり、面会を願ってみたり、してみたの?」
その問いに、ジートは呆然としながらもゆっくり首を横に振った。
「なら、してみなきゃね・・・・・よし、てっとり早く面会できるように僕が手をかそう。」
突然の言葉にジートは驚きの声をあげた。
フェイナの華奢な体系のどこからそんな大きな声が出るのかわからない。ただ、トイには一つだけわかった。
この少女、ただのお嬢様というわけではなさそうである。
『おおおおおおぉぉぉぉ!』
どこからか大人数の掛け声が響き渡り、そして地面から足音の振動が伝わってくる。
「フェイナ様!ありがとうございます!」
「いいえ。いいのよ。それよりも早く!」
フェイナにそういった少年は、まだ十にも満たないくらいの幼い子どもであった。そして自分を取り囲む少年少女らは、さらに幼い子どもばかりであった。恐怖は感じないが、疑問は多くある。
「これは・・一体・・」
トイがそういうと、フェイナは言った。
「ごめんなさい。この子たちの為なの。」
「へ?」
「あなたの身包み全てはがせていただきますわ。」
可愛らしい笑顔でそういわれて、“はい。そうですか。どうぞぉ”なんて言葉が出てくる人間がはたしているであろうか。
トイは数人の子どもたちに懐をさぐられ、そして身体検査を受けるようにして金を抜き取られそうになっているのだが、それがどうにもくすぐったくて思わず笑ってしまう。
「ひゃっひゃっひゃ・・ふふ・・・あはは!・・むり・・もうたえらんないぃぃ・・ひひ。」
けれどお金を取ろうとさぐればさぐるほど、声だけが大きくなるだけで、一銭も出てこないのである。
不穏な空気が流れ始め、皆が手を引っ込めて行く。
「・・フェイナ様・・こいつ・・・ダメだ。一銭ももってない・・無一文だよ・・」
「えぇ!・・だってこれだけ良い色の青のマントを着ているのに?」
「だって、持ち物一つ出てこないもの・・・・」
「え・・・」
フェイナは青ざめると、慌てた口調で子どもたちに告げた。
「皆、もう離して上げて・・・・・あの・・・どうも・・・失礼をいたしました・・・」
少年達はゆっくりとトイから離れた。
トイは呼吸を整えながら慌てて立ち上がると、フェイナと子どもたちを冷ややかに、いや多少先ほどの影響で顔がにやけてはいるが、出来るだけ冷たい視線で子どもたちを見つめた。
「一体、どういうことか、説明していただきたいね。」
あまりにたくさんのことがいっぺんに起きた物だからトイは内心混乱していた。けれどもそれが表に出さずに、出来るだけ冷静にそう述べたのだ。
フェイナと子どもたちは顔をゆがめて項垂れている。瞳一杯に涙を溜めている子どももいて、自分のほうが悪いことをしている気分になってきてしまう。
トイはゆっくりと子どもたちの身なりを見つめ、そしてフェイナを見つめ、そしてガラクタの山を見つめた。
ガラクタの山からはたくさんの壊れたおもちゃの姿も見える。どうやら町の名の由来はここから来ているらしい。
高々と積まれたガラクタの山。人が見れば口をそろえて皆がガラクタと呼ぶであろう。
けれどトイにとってガラクタの山が宝の山に見えてならない。
物取りは決して良いことではない。悪い事で許してはいけないことだ。けれど、子どもたちの汚い衣服と汚れた顔から、トイはこの子どもたちが悪いことをしたくてしているわけではないということが一目でわかった。
項垂れ、逃げもしない子どもたちにトイは笑ってしまった。
「もういいよ。別に何も取られたわけじゃないし・・けど理由くらいは説明してくれてもいいんじゃないかな?」
トイの表情から笑みが漏れたからか、幾分か少年少女らの表情が少し明るくなった。
「あの、この子達は悪くないの・・・あの・・実は・・」
そういうとフェイナはゆっくりと話を始めた。その話し方は要領を得ない物であり、一体どれだけの時間を使うのだろうかとトイは30分を過ぎたところでうんざりし始めた。
子どもたちはうつらうつらと一人、また一人とその場に座り、居眠りを始めている。
トイは、話を聞いているふりをしながらその場に座ると、少年らの中でも一番年上らしい子に話しかけた。
「なぁ、あのフェイナって子は・・キミ達とどういう関係なの?」
「キミって気色悪いな。俺の名はジート。こいつらのボス。・・フェイナ様は・・天使様だよ。」
またわけのわからない事を言い出したとトイは思ったが、あまりにジートの表情が真剣でありそれを笑い飛ばすわけにはいかなかった。
「どうして天使様だと思うの?」
「言えない。・・・それよりも、天使様は天使だからあんまり説明が上手くないんだ。だから俺から簡単に説明するよ。俺達がこんなことをしているのは・・・資金が必要だからだよ。」
「資金?」
トイが眉間に皺を寄せながらそういうと、ジートは頷き、そしてガラクタの山を見上げた。
「ガラクタの町なんて呼ばれ始めたのはほんの数年前からなんだぜ。だけど今の領主様になってから・・こんな汚いガラクタが溢れた。ここ・・元々は綺麗な森だったんだ。信じられないだろう?・・・全部領主様のせいだ。だから俺達は資金を集めてこのガラクタを無くそうって決めたんだ。・・それに俺達の両親も・・・・・・」
そこでジートは言葉を止めると、トイの瞳を見つめ、唇を噛み、歪んだ顔で言葉を述べた。
「さっきはごめん!悪いことをしたのは分かっている。けど・・俺ら・・このガラクタの山を無くして元の森を取り戻したいんだ!それに・・それに・・俺達、俺達の親にも元に戻ってほしいんだよ!今の俺達の親は・・今じゃ・・・まるで人形だ。」
それは胸のうちから吐き出すように述べられた言葉であった。ジートの瞳には決意のような物が見られ、生半可な気持ちで行っているわけではないことが分かった。
小さな拳は膝の上で握り締められており、微かに震えていた。
「人形ってどういう意味?」
「・・領主様が代わる前はさ・・生活は苦しかったけど・・お金は無かったけど・・温かだったんだ。なのに、今じゃ領主様の政策によって父さんの仕事が勝手に決められて・・・お金はたくさん入るようになって、そりゃ生活は楽になったよ。家にたくさん物は増えたし、おもちゃも増えたよ。けど・・・・冷たいんだ。家に父さんも母さんもいる時間は短いし・・笑顔も見てない。きっと・・俺らが家出したことにだって・・気付いていないよ。ここにいるやつらは皆同じだよ。中には本当に家族がいないやつだっているけど・・・・大体・・同じように寂しくて家出したんだ。だから・・せめて皆で遊んでいたこの森だけは取り返したいって・・」
口調は大人びていて、皆のボスだと豪語してはいてもまだまだ幼い。その瞳からは大粒の涙が零れ落ちそうになっていた。けれどそれを皆の手前見せるわけには行かないのか、ジートはさっとそれを拭った。
「ごめんなさい!悪かったと思ってる。・・・けど・・けど・・・・」
トイは大きく、わざとらしく溜息をついて見せた。
その声にジートの肩がピクリと震える。
トイは笑いを堪えながら、ゆっくりと言った。
「キミ達・・・初犯でしょ。」
「え?」
「顔も隠さず・・・逃げもせず・・話を全部してしまうなんて・・・・素人まるだし。」
「あ・・・・その・・・」
「いいんじゃない?お金ある人から取る分にはいいとおもう。けど、今回みたいなのしたら絶対に捕まるから、もっと計画的に行こう。」
その言葉にジートは眼を丸くしている。呆然とし、トイが何を言っているのか分からない様子である。
トイはそんなことお構いなしに話を進めていく。
「というか、その前に領主様には意見書出してみたり、面会を願ってみたり、してみたの?」
その問いに、ジートは呆然としながらもゆっくり首を横に振った。
「なら、してみなきゃね・・・・・よし、てっとり早く面会できるように僕が手をかそう。」
突然の言葉にジートは驚きの声をあげた。
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