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第二十二話
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そして眼が覚めたとき、フェイナは驚いた。
「トイ!」
頭を上げると、そこにはトイがいた。
トイは少し怒っているような不機嫌そうな表情を浮かべており、フェイナは首をかしげた。
「どうかしたの?」
「どうかしたの?じゃないよ。どうして来たんだ。」
「だって、どうせ捕まるならトイがいるほうがいいと思ったんですもの。」
その言葉に、トイは言葉を詰まらせると顔を背けた。
フェイナはそれに焦り、トイの肩に手をかけるといった。
「ごめんなさい。わたくし・・考えなしだったわね。」
けれど、トイの耳が赤くなっているのを見てトイが照れているのだということに気がついた。そうなると、不思議と自分も照れくさくなってくる。
「あ・・・あの・・・」
「本当に考えなしなんだから。まあ、たしかに僕がいるほうがまだいいけどね!」
トイがそう言った時であった。
「お前ら仲良いなぁ。」
そういってテントの入り口から現れたのはグレンであった。
トイは立ち上がるとその男のほうへ行き、フェイナに言った。
「この人はグレン。僕を誘拐してきた竜。」
「そして私がフェイナを誘拐してきた竜のアイス。」
グレンのすぐ後ろからアイスが現れ、トイは少し困惑している様子であった。
「フェイナ。彼女・・キミの女中だったよね?」
その言葉に、フェイナとアイスは二人して笑うといった。
「そうね。ちょっと小細工をして潜入捜査ってわけ。」
「アイスって面白いのよ。本当に、わたくしここに来るまでの間退屈しなかったもの!」
「それは私も同じよ。」
クスクスと笑いながらすっかり仲良くなった二人を見て、トイは苦笑を浮かべた。
フェイナはそんなトイを見つめると、いつの間にか自分がテントの狭い部屋に寝かされていたことに今更になって気がついた。
「ここ・・は?」
トイは今までのことをフェイナに話した。そしてフェイナに何があったのかも話を聞き大体のことを頭の中でまとめていた。
トイは、アイスに言った。
「すみませんが、ちょっと二人で話できますか?」
「え?」
そう驚きの声を上げたのは、グレンであった。二人といったのが気になったのであろう。だがすぐに誤魔化すように笑顔をわざとらしく作った。
アイスは小さく笑うと、フェイナに目配せをした。それによってフェイナはアイスの思い人がグレンだということに気がついた。
「良いわよ。二人で話しましょ。こっちに来て。」
「うん。グレン、フェイナのことよろしく。」
「え?あ・・・う・・うん。あぁ・・わかった。」
二人はテントから出て行ってしまい、フェイナはほぼ知らぬ男と二人きりにされ少し困っていたのだが、グレンがそわそわと外が気になっている様子を見て噴出すように笑ってしまった。
「な・・・なんだよ。」
「いや、貴方達竜も普通の人間と同じように恋をするのだなぁって思っただけなの。」
「ここここ・・ここ・・こい???池の?海の?いや・・池?ち・・ちっげーよ!」
なんと分かりやすい男であろうか。
フェイナの周りでは色恋沙汰など起こりえないことだったため、初めて見るその光景に新鮮さを感じていた。
「いつから好きなの?」
「す・・すすす・・・好き?どこ好き?すき焼き?は・・はは?い・・意味わからんなぁ。」
「結構前からなのね。告白はしないの?」
「コック?こく?・・・は・・・・しませんよ!」
顔は信じられないくらい真っ赤になっており、人の顔がここまで赤くなることを知らなかったフェイナは病気なのではないかと心配になった。
「大丈夫?熱があるんじゃない?」
「ないに決まっているだろ。お前が変な事を言うからだ。」
「変な事なんて言ってないわ。恋しているのは素敵なことだと思うわ。」
「そ・・そういうお前こそトイのこと好きなんじゃないのかよ。」
「好きよ。トイといると、不安が消えるみたいなの。不思議よね。一緒に居るだけでなんだか心が落ち着くの。」
それを聞いたグレンはニヤリと笑みを浮かべると言った。
「なんだか年配の夫婦みたいなこと言うんだな。」
「え?」
「普通好きって・・・ドキドキとかウキウキとかするもんじゃねぇの?」
そういわれ、フェイナは考え込むように顎に手を当てた。たしかに今まで読んできた小説や女中らの話ではそういった話が多い。もしかしたら自分がおかしいのだろうか。
「けど、本当に好きなのよ。それは分かるわ。」
フェイナがそういうとグレンは困ったように言った。
「普通照れないか?よく平然といえるな。」
そういわれても、フェイナはなんとも思っていないのだ。
今日のアイスのグレンのことを話す姿をフェイナは思い出しながら自分と比べてみた。
自分とアイス。自分とグレン。何が違うのだろうか。
そう自分の中の感情におかしな所を見つけたフェイナの元に、トイとアイスが戻ってきた。
アイスの表情からしてトイがあまり良い話をしなかった事は間違いないであろう。
トイは、フェイナの横に腰を下ろすと笑顔をフェイナに向けた。
フェイナはやはり胸の中が暖かくなるように感じていた。
「アイスと何を話していたの?」
「キミをエデンに帰す話をしたんだ。アイスがキミを城まで運んでくれることになったよ。」
「え?」
思いがけない言葉に、フェイナは呆然としていた。けれど、トイが言ったのは冗談なのだろうと判断すると笑い声をあげた。
「もう!いきなりおかしなことを言うから、ドキッとしてしまったじゃない。」
しかし、トイの表情は変わらなかった。いや、どちらかというと先ほどよりも真面目な表情を浮かべ、フェイナを見つめてくる。
フェイナは、トイが冗談を言っているわけではないのだということに気がついた。
「ちょ・・・ちょっと待って!どうしてそんなことになったの?」
「よく聞いて。キミがエデンから出た理由は何?」
「それは・・翼を・・わたくしの翼を作ってもらうためよ。」
フェイナはグレンとアイスが居るのにもかかわらずにそう述べていた。そしてそれをトイは肯定するように頷き、言葉を続けた。
「そうだ。だからキミは、おもちゃの国の長にそれを依頼した。そしてそれは受理された。ということはキミの願いはもうほとんど叶ったと同じではないかな?」
「え?け・・けれどわたくしは・・そう!誘拐されたのよ?」
「だからだよ。キミは時期王だ。ね?だから安全な場所に居なくちゃ。」
「ここまで関わっておいてわたくしだけ萱の外に置こうというの?」
トイはその言葉に首を横に振った。
「キミは元々萱の外だ。キミには物事が何一つ見えていないだろう?それとも全体が見えているといえる?何故自分が誘拐されたのか、何故自分がここにいるのか、それが分かっているというのかな?」
「そ・・それは教えてもらっていないから。」
「教えてもらう前にキミは考えたのか?」
「え?」
フェイナにはトイが何を言いたいのか理解できなかった。
トイは優しいまなざしを向けると、フェイナに言った。
「キミがここにいる事は足手まといなんだ。だからエデンに帰ってほしいんだよ。」
はっきりとした言葉であった。
今までここまではっきりと自分を否定されるように言われたことのなかったフェイナはトイに何も言い返すことが出来なくなった。
そして、心の中でトイがそういうならば、そうなのかもしれないという思いもあった。
フェイナは涙がこぼれそうになるのをぐっと堪え、震える唇を噛むと言った。
「分かったわ。」
ここまで来て、すぐに帰れといわれる屈辱。
ここまで来て、足手まといだと言い切られる侮辱。
それでも、フェイナはトイが間違っているとは思えなかった。
だからこそ、悔しかった。
「トイ!」
頭を上げると、そこにはトイがいた。
トイは少し怒っているような不機嫌そうな表情を浮かべており、フェイナは首をかしげた。
「どうかしたの?」
「どうかしたの?じゃないよ。どうして来たんだ。」
「だって、どうせ捕まるならトイがいるほうがいいと思ったんですもの。」
その言葉に、トイは言葉を詰まらせると顔を背けた。
フェイナはそれに焦り、トイの肩に手をかけるといった。
「ごめんなさい。わたくし・・考えなしだったわね。」
けれど、トイの耳が赤くなっているのを見てトイが照れているのだということに気がついた。そうなると、不思議と自分も照れくさくなってくる。
「あ・・・あの・・・」
「本当に考えなしなんだから。まあ、たしかに僕がいるほうがまだいいけどね!」
トイがそう言った時であった。
「お前ら仲良いなぁ。」
そういってテントの入り口から現れたのはグレンであった。
トイは立ち上がるとその男のほうへ行き、フェイナに言った。
「この人はグレン。僕を誘拐してきた竜。」
「そして私がフェイナを誘拐してきた竜のアイス。」
グレンのすぐ後ろからアイスが現れ、トイは少し困惑している様子であった。
「フェイナ。彼女・・キミの女中だったよね?」
その言葉に、フェイナとアイスは二人して笑うといった。
「そうね。ちょっと小細工をして潜入捜査ってわけ。」
「アイスって面白いのよ。本当に、わたくしここに来るまでの間退屈しなかったもの!」
「それは私も同じよ。」
クスクスと笑いながらすっかり仲良くなった二人を見て、トイは苦笑を浮かべた。
フェイナはそんなトイを見つめると、いつの間にか自分がテントの狭い部屋に寝かされていたことに今更になって気がついた。
「ここ・・は?」
トイは今までのことをフェイナに話した。そしてフェイナに何があったのかも話を聞き大体のことを頭の中でまとめていた。
トイは、アイスに言った。
「すみませんが、ちょっと二人で話できますか?」
「え?」
そう驚きの声を上げたのは、グレンであった。二人といったのが気になったのであろう。だがすぐに誤魔化すように笑顔をわざとらしく作った。
アイスは小さく笑うと、フェイナに目配せをした。それによってフェイナはアイスの思い人がグレンだということに気がついた。
「良いわよ。二人で話しましょ。こっちに来て。」
「うん。グレン、フェイナのことよろしく。」
「え?あ・・・う・・うん。あぁ・・わかった。」
二人はテントから出て行ってしまい、フェイナはほぼ知らぬ男と二人きりにされ少し困っていたのだが、グレンがそわそわと外が気になっている様子を見て噴出すように笑ってしまった。
「な・・・なんだよ。」
「いや、貴方達竜も普通の人間と同じように恋をするのだなぁって思っただけなの。」
「ここここ・・ここ・・こい???池の?海の?いや・・池?ち・・ちっげーよ!」
なんと分かりやすい男であろうか。
フェイナの周りでは色恋沙汰など起こりえないことだったため、初めて見るその光景に新鮮さを感じていた。
「いつから好きなの?」
「す・・すすす・・・好き?どこ好き?すき焼き?は・・はは?い・・意味わからんなぁ。」
「結構前からなのね。告白はしないの?」
「コック?こく?・・・は・・・・しませんよ!」
顔は信じられないくらい真っ赤になっており、人の顔がここまで赤くなることを知らなかったフェイナは病気なのではないかと心配になった。
「大丈夫?熱があるんじゃない?」
「ないに決まっているだろ。お前が変な事を言うからだ。」
「変な事なんて言ってないわ。恋しているのは素敵なことだと思うわ。」
「そ・・そういうお前こそトイのこと好きなんじゃないのかよ。」
「好きよ。トイといると、不安が消えるみたいなの。不思議よね。一緒に居るだけでなんだか心が落ち着くの。」
それを聞いたグレンはニヤリと笑みを浮かべると言った。
「なんだか年配の夫婦みたいなこと言うんだな。」
「え?」
「普通好きって・・・ドキドキとかウキウキとかするもんじゃねぇの?」
そういわれ、フェイナは考え込むように顎に手を当てた。たしかに今まで読んできた小説や女中らの話ではそういった話が多い。もしかしたら自分がおかしいのだろうか。
「けど、本当に好きなのよ。それは分かるわ。」
フェイナがそういうとグレンは困ったように言った。
「普通照れないか?よく平然といえるな。」
そういわれても、フェイナはなんとも思っていないのだ。
今日のアイスのグレンのことを話す姿をフェイナは思い出しながら自分と比べてみた。
自分とアイス。自分とグレン。何が違うのだろうか。
そう自分の中の感情におかしな所を見つけたフェイナの元に、トイとアイスが戻ってきた。
アイスの表情からしてトイがあまり良い話をしなかった事は間違いないであろう。
トイは、フェイナの横に腰を下ろすと笑顔をフェイナに向けた。
フェイナはやはり胸の中が暖かくなるように感じていた。
「アイスと何を話していたの?」
「キミをエデンに帰す話をしたんだ。アイスがキミを城まで運んでくれることになったよ。」
「え?」
思いがけない言葉に、フェイナは呆然としていた。けれど、トイが言ったのは冗談なのだろうと判断すると笑い声をあげた。
「もう!いきなりおかしなことを言うから、ドキッとしてしまったじゃない。」
しかし、トイの表情は変わらなかった。いや、どちらかというと先ほどよりも真面目な表情を浮かべ、フェイナを見つめてくる。
フェイナは、トイが冗談を言っているわけではないのだということに気がついた。
「ちょ・・・ちょっと待って!どうしてそんなことになったの?」
「よく聞いて。キミがエデンから出た理由は何?」
「それは・・翼を・・わたくしの翼を作ってもらうためよ。」
フェイナはグレンとアイスが居るのにもかかわらずにそう述べていた。そしてそれをトイは肯定するように頷き、言葉を続けた。
「そうだ。だからキミは、おもちゃの国の長にそれを依頼した。そしてそれは受理された。ということはキミの願いはもうほとんど叶ったと同じではないかな?」
「え?け・・けれどわたくしは・・そう!誘拐されたのよ?」
「だからだよ。キミは時期王だ。ね?だから安全な場所に居なくちゃ。」
「ここまで関わっておいてわたくしだけ萱の外に置こうというの?」
トイはその言葉に首を横に振った。
「キミは元々萱の外だ。キミには物事が何一つ見えていないだろう?それとも全体が見えているといえる?何故自分が誘拐されたのか、何故自分がここにいるのか、それが分かっているというのかな?」
「そ・・それは教えてもらっていないから。」
「教えてもらう前にキミは考えたのか?」
「え?」
フェイナにはトイが何を言いたいのか理解できなかった。
トイは優しいまなざしを向けると、フェイナに言った。
「キミがここにいる事は足手まといなんだ。だからエデンに帰ってほしいんだよ。」
はっきりとした言葉であった。
今までここまではっきりと自分を否定されるように言われたことのなかったフェイナはトイに何も言い返すことが出来なくなった。
そして、心の中でトイがそういうならば、そうなのかもしれないという思いもあった。
フェイナは涙がこぼれそうになるのをぐっと堪え、震える唇を噛むと言った。
「分かったわ。」
ここまで来て、すぐに帰れといわれる屈辱。
ここまで来て、足手まといだと言い切られる侮辱。
それでも、フェイナはトイが間違っているとは思えなかった。
だからこそ、悔しかった。
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