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10話
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屋敷に帰った私は、少ない使用人や護衛兵を集める。
そしてある指示を行った。
「護衛兵の皆は二つの班に分かれて、一班は引き続き私に着いてきて」
「もう一班はどうなさいますか?」
「この街から最も近い湖、もしくは河川の場所を調べてちょうだい」
「湖や河川ですか? いったいどうしてそのような場所を?」
「この領地にて、安全な水を確保するためです。これが上手くいけば情勢は上向きます。頼めるかしら」
本来は高値で売買される安全な水を確保する。
夢物語のような語りに対して、周囲の皆は疑問を抱きつつも頷く。
今は信用しろと言っても難しい、だからこそ結果で示すしかない。
「レルクと他の護衛班は私と共に付いてきて、街にあるガラス工房に向かいます」
前世の記憶で培った知識だから信じろなど、誰に話しても信じてくれないだろう。
だから今は私が率先して行動して、実行していくしかない。
一通りの指示を終えて、私はさっそく工房へと向かった。
「貴族令嬢の方が、こんなさびれた工房にどのような用だ」
街にあったガラス工房はそのほとんどが廃業していた。
唯一残っていた工房に居た職人は、三十歳程の男性だ。
苦労をしているのか、茶髪にまじった白髪がよく目立った。
「突然の押しかけを失礼します。至急、ガラス製品をお願いしたいのですが」
「……帰ってくれ、貴族令嬢様が望むような物など作れないよ」
「いえ、工房前に置かれていた試作品と思わしき物品。薄く透明度の高いガラス製品は素晴らしいものです」
事実、工房前に置かれていたガラス製品は意匠が素晴らしい物だった。
思わず買って帰りたいものだ。
しかし、工房の職人は怪訝な表情を浮かべた。
「申し訳ないが。貴族はあまり信用してない。この間も貴族に発注された製品を持っていけば、令嬢の趣味に合わぬと突き返されたんだ」
「……」
珍しくはない話だ。
貴族は大きな権力を持つがゆえに、時に民を破綻させる横暴を行う。
そんな馬鹿な貴族のせいで、信頼されていないのだろう。
「おかげで大赤字だ。親父から継いで、細々と苦労して継いできた工房も……あと一か月で廃業だ」
「廃業ですか?」
「妻も子供と一緒にこの地を出て行く予定だ。それに申し訳ないが信用できない理由もある……街の連中が噂しているよ。廃妃された妃様が何かをしに来たってね」
「っ!!」
まさかもう街まで、私の話が伝わっているとは……
とはいえ仕方ない事か、いきなり貴族令嬢がやってきたなど、詮索するなと言う方が難しい。
加えて私が妃であったなど、国の皆が知る事だ。
「廃妃されたお妃様は信用できないし、また商談が破談されたら家族が飢え死ぬ。申し訳ないが帰ってくれ」
「なんですか、その言い方。姉さんが頼んでいるのに、失礼だよ」
「レルク。いいの」
「……でも、姉さん」
レルクは私のために言ってくれたのだろうが、職人が冷たい対応をとる理由もよく分かる。
だからこそ私は、今はただ誠実に訴えるしかない。
「これは道楽ではありません。この地に住む皆のために必要な事であり、貴方に発注する製品はその礎を築くものとなります」
「なにを言って……」
「廃業する必要はありません。ここから、この工房は大きく発展させます。だからどうか、今は私を信じて依頼を受けてください」
「工房を大きくするだと?」
「貴方のご家族を守るためにも、私を信じてください! お願いします!」
頭を下げれば、職人や護衛兵が困惑の声をあげる。
「なんで、姉さんが頭を下げるの……」と、レルクの声すら聞こえた。
そんな中、職人は渋々といった様子で尋ねる。
「本気で言っているのか? 妃だったあんたが、俺なんかに頭を下げてまで……」
「はい。口だけではなく、結果で示してみせます」
「期待はしていない……ただ望む物は作るよ。一応、仕事だからな」
「感謝します!」
工房の職人に依頼したのは、数十本のガラス瓶だ。
特別に透明度が高く、ガラスの厚みが薄い特注品。
腕のいい職人のおかげで、望む通りの物を作ってもらえた。
「そんなガラス瓶のために頭を下げる必要があったの? 姉さん」
ガラス瓶の出来に満足している私に、レルクが不服そうに問いかける。
答えようとした時、護衛兵が執務室に入る。
「お嬢様、街から馬で数十分の距離に湖がありました。しかし……やはり飲み水には向かないかと」
「いいわ。そこへ向かいます」
準備は整った。
皆が疑問を抱き続ける中で働いてくれた。
ここからは、私が結果を示す番だ。
護衛兵に連れられてやってきた湖は、確かに飲み水にするには躊躇するものだった。
湖の流れが悪いのか藻が浮かび、水の色は緑色だ。
「最近は暑くなってきたために、水草も生えて足場が悪いですね……しかしこの湖の水をどうする気なのですか。お嬢様」
「説明するわ。安全な水を確保する方法をね」
私は皆に説明するために、自ら桶をもって湖の水をすくう。
水には藻や泥が含まれており、ひどく濁っている。
「ま、まさかこれを飲む気なの!? 姉さん……廃妃がショックなんだろうけど、まさかそこまで追い詰められて……」
「違うわよレルク。確かに濁っているけれど、流れのない桶の中なら……やがて不純物は沈殿していくわ」
桶を置いて暫くすれば、底には土がたまっていく。
上層の藻などをすくい取って除去し、中層の水をガラス瓶ですくえば……
「おぉ! 透明な水となりましたね!」
見ていた護衛兵達が驚いているが、これではまだ不十分だと彼らも気付いているのだろう。
透明だからといって、安全な水になるわけではない。
「そ、それでどうするのですか。これから先は」
「どうもしないわよ」
「へ?」
「置いておくの。このまま……太陽の光に晒しておいてね!」
「え……えぇぇ!?」
皆が一様に混乱する中、私はせっせと桶に水を汲んでガラス瓶に水を入れていく。
とても信じられないだろうが。
この方法こそが……安全な水を作る、ある消毒法でもあるのだ。
そしてある指示を行った。
「護衛兵の皆は二つの班に分かれて、一班は引き続き私に着いてきて」
「もう一班はどうなさいますか?」
「この街から最も近い湖、もしくは河川の場所を調べてちょうだい」
「湖や河川ですか? いったいどうしてそのような場所を?」
「この領地にて、安全な水を確保するためです。これが上手くいけば情勢は上向きます。頼めるかしら」
本来は高値で売買される安全な水を確保する。
夢物語のような語りに対して、周囲の皆は疑問を抱きつつも頷く。
今は信用しろと言っても難しい、だからこそ結果で示すしかない。
「レルクと他の護衛班は私と共に付いてきて、街にあるガラス工房に向かいます」
前世の記憶で培った知識だから信じろなど、誰に話しても信じてくれないだろう。
だから今は私が率先して行動して、実行していくしかない。
一通りの指示を終えて、私はさっそく工房へと向かった。
「貴族令嬢の方が、こんなさびれた工房にどのような用だ」
街にあったガラス工房はそのほとんどが廃業していた。
唯一残っていた工房に居た職人は、三十歳程の男性だ。
苦労をしているのか、茶髪にまじった白髪がよく目立った。
「突然の押しかけを失礼します。至急、ガラス製品をお願いしたいのですが」
「……帰ってくれ、貴族令嬢様が望むような物など作れないよ」
「いえ、工房前に置かれていた試作品と思わしき物品。薄く透明度の高いガラス製品は素晴らしいものです」
事実、工房前に置かれていたガラス製品は意匠が素晴らしい物だった。
思わず買って帰りたいものだ。
しかし、工房の職人は怪訝な表情を浮かべた。
「申し訳ないが。貴族はあまり信用してない。この間も貴族に発注された製品を持っていけば、令嬢の趣味に合わぬと突き返されたんだ」
「……」
珍しくはない話だ。
貴族は大きな権力を持つがゆえに、時に民を破綻させる横暴を行う。
そんな馬鹿な貴族のせいで、信頼されていないのだろう。
「おかげで大赤字だ。親父から継いで、細々と苦労して継いできた工房も……あと一か月で廃業だ」
「廃業ですか?」
「妻も子供と一緒にこの地を出て行く予定だ。それに申し訳ないが信用できない理由もある……街の連中が噂しているよ。廃妃された妃様が何かをしに来たってね」
「っ!!」
まさかもう街まで、私の話が伝わっているとは……
とはいえ仕方ない事か、いきなり貴族令嬢がやってきたなど、詮索するなと言う方が難しい。
加えて私が妃であったなど、国の皆が知る事だ。
「廃妃されたお妃様は信用できないし、また商談が破談されたら家族が飢え死ぬ。申し訳ないが帰ってくれ」
「なんですか、その言い方。姉さんが頼んでいるのに、失礼だよ」
「レルク。いいの」
「……でも、姉さん」
レルクは私のために言ってくれたのだろうが、職人が冷たい対応をとる理由もよく分かる。
だからこそ私は、今はただ誠実に訴えるしかない。
「これは道楽ではありません。この地に住む皆のために必要な事であり、貴方に発注する製品はその礎を築くものとなります」
「なにを言って……」
「廃業する必要はありません。ここから、この工房は大きく発展させます。だからどうか、今は私を信じて依頼を受けてください」
「工房を大きくするだと?」
「貴方のご家族を守るためにも、私を信じてください! お願いします!」
頭を下げれば、職人や護衛兵が困惑の声をあげる。
「なんで、姉さんが頭を下げるの……」と、レルクの声すら聞こえた。
そんな中、職人は渋々といった様子で尋ねる。
「本気で言っているのか? 妃だったあんたが、俺なんかに頭を下げてまで……」
「はい。口だけではなく、結果で示してみせます」
「期待はしていない……ただ望む物は作るよ。一応、仕事だからな」
「感謝します!」
工房の職人に依頼したのは、数十本のガラス瓶だ。
特別に透明度が高く、ガラスの厚みが薄い特注品。
腕のいい職人のおかげで、望む通りの物を作ってもらえた。
「そんなガラス瓶のために頭を下げる必要があったの? 姉さん」
ガラス瓶の出来に満足している私に、レルクが不服そうに問いかける。
答えようとした時、護衛兵が執務室に入る。
「お嬢様、街から馬で数十分の距離に湖がありました。しかし……やはり飲み水には向かないかと」
「いいわ。そこへ向かいます」
準備は整った。
皆が疑問を抱き続ける中で働いてくれた。
ここからは、私が結果を示す番だ。
護衛兵に連れられてやってきた湖は、確かに飲み水にするには躊躇するものだった。
湖の流れが悪いのか藻が浮かび、水の色は緑色だ。
「最近は暑くなってきたために、水草も生えて足場が悪いですね……しかしこの湖の水をどうする気なのですか。お嬢様」
「説明するわ。安全な水を確保する方法をね」
私は皆に説明するために、自ら桶をもって湖の水をすくう。
水には藻や泥が含まれており、ひどく濁っている。
「ま、まさかこれを飲む気なの!? 姉さん……廃妃がショックなんだろうけど、まさかそこまで追い詰められて……」
「違うわよレルク。確かに濁っているけれど、流れのない桶の中なら……やがて不純物は沈殿していくわ」
桶を置いて暫くすれば、底には土がたまっていく。
上層の藻などをすくい取って除去し、中層の水をガラス瓶ですくえば……
「おぉ! 透明な水となりましたね!」
見ていた護衛兵達が驚いているが、これではまだ不十分だと彼らも気付いているのだろう。
透明だからといって、安全な水になるわけではない。
「そ、それでどうするのですか。これから先は」
「どうもしないわよ」
「へ?」
「置いておくの。このまま……太陽の光に晒しておいてね!」
「え……えぇぇ!?」
皆が一様に混乱する中、私はせっせと桶に水を汲んでガラス瓶に水を入れていく。
とても信じられないだろうが。
この方法こそが……安全な水を作る、ある消毒法でもあるのだ。
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