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11話
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「レディア……」
告げられた声に、振り向いて口をつぐむ。
そこに立つスネイルに寒気がした、背筋が凍った。
まさか、今日この学園に来ているなんて……
「ここに、いたのか……」
「……誰です、貴方は」
私にとって他人も同義。
だからこそ突き放すように知らぬふりをするが、彼は手を伸ばして近づく。
「なに言っているんだ、俺だ……俺だよ」
ふらふらと、幽鬼の様に近づく彼の表情は期待と困惑に満ちていた。
私へと伸ばした手が開かれた時。
「失礼ですが、入学手続きのために来たんですよね? ならば向かう先はあちらですよ」
寸前にてセルジュさんがその手を止めてくれる。
彼は私の瞳を見た後、スネイルに向き合った。
「教員との私的な接触はお断りしています。それは教員の仕事の範疇ではありませんので」
「お、俺はただ元妻との再会で……」
「理由はどうあれ、学園内の規則に従っていただけないのなら……入学手続きもお断りせざるを得ませんよ」
セルジュさんの言葉に、効果はあった。
スネイルは怯んだように手を引っ込め、連れて来ていた子供の顔を見て俯く。
「分かりました。職員室に向かいます」
名残惜しそうにそう告げて、スネイルは子供を連れて行く。
その背を見送っているとセルジュさんは小さく呟いた。
「ひとまず、これでいいか?」
「あ、ありがとうございます」
セルジュさんはスネイルとのやり取りに深く言及するつもりはない、そう伝えるように首を横に振る。
そして私が手を握っていたティルを見つめた。
「それより話の続きだ、その子……ティルを専属生徒にするんだろ。動揺はあるだろうが……教員としてまずはその子に向きあってやるんだ」
「っ! はい!」
「待つんだ」
私の返答に対して、ルミナス先生が口を挟んだ。
厳しい視線をそのままにして、私へと呟く。
「それは、取り消せぬ提案だぞ。リディア殿」
「分かっています」
「君が専属として寄り添うのならば、真に救われるべき子の方がいい。才能があっても覆す事ができない不幸を負った子供が居るんだ。まだ別の選択肢があるティルよりも重要な……」
「関係ありません。ティルを専属生徒に選んでも、私は他に不幸を負う子供がいるなら救うために尽力するだけ」
「っ!」
「私がこの子を選んだのは、情けなどではなく確かな才能があるからです!」
この言葉は決して、慰めで言ったつもりはない。
昨夜、ティルが魔法を使っている姿に私はある片鱗を見た。
自信を持って言える才能の種を確かに見たのだ。
「ティル……答えを聞かせて」
私の言葉に追随するように、ルミナス先生が声を重ねる。
「……君にとってこの学園に残る事が最適だと言えん。人生を無駄にする可能性は大いにある」
「ルミナス先生、答えを決めるのは子供です。今は答えを待つべきでは?」
セルジュさんが苦言を呈して、ルミナス先生が口をつぐむ。
その中でティルの判断を待った。
幼い子供に迫る選択ではないと分かっているけれど、専属生徒を望むかはこの子次第だ。
「レディアせんせ。ぼく、ぼくは……落ちこぼれだって、皆に言われているんだよ。それでもいいの?」
「貴方を落ちこぼれだなんて、馬鹿になんてさせない」
「誰よりもできなくて、なにも取り得なんてない。ぼくは……」
「そんな事ない。私が貴方の才能を磨いてみせる。だから信じて……貴方はどうしたいの、ティル」
ティルは涙を呑み、ギュッと握った拳と共に顔を上げた。
銀色の髪が揺れて陽光で輝き、琥珀色の瞳に覚悟を灯して……
「ぼくは、ぼくはもう。落ちこぼれじゃなくて、ちゃんとできる自分になりたい!」
「……」
「お父さんが褒めてくれた魔法で、死んだお母さんが喜んでくれた魔法みたいに……」
「聞かせて、ティル。貴方の答えを」
もう聞かずとも分かる。
だけど明確な答えを求めれば、ティルは迷わずに答えてくれた。
「いなくなったお父さん、お母さんがほめてくれた魔法を……諦めたくないの。だからレディアせんせい……お願いします」
子供が下した重い選択。
私はそれに応える教員になってみせる。
期待に応えて、この子の才能を花咲かせるんだ。
「ティル、これからよろしくね」
「っ! うん!」
諦めていたこの子の瞳が、キラキラと輝いて見えた。
琥珀色が際立ち、私を見つめながら微笑む。
「専属生徒制度により、これからティルはうちのクラスに移ります。問題ないですね、ルミナス先生」
セルジュさんが、神妙な表情で黙っていたルミナス先生へと呟く。
ルミナス先生は鋭い瞳で私を見つめた。
「専属生徒にする事で、より子供に寄り添って学園で守る事ができる。君は才能のないティルを選び、才能がある不幸な子を見捨てる選択をしたのだぞ」
ルミナス先生はなにを意図しているのか、なにを伝えたいのか。
私には分からないが、これだけは言える。
「ご心配せずとも、私はティルだけでなく。不幸な子がいるのなら……その子にだって全力で寄り添います。子供の不幸に、専属かどうかなんて関係ない」
「……っ!」
言い返せば、ルミナス先生は黙ったまま去ってしまう。
昨夜から、彼は何を伝えたかったというの?
いや、今は気を取り直してティルへ視線を向ける。
「さぁ、ティルもクラスを移るから準備をしないとね。荷物をまとめましょう」
「っ、うん!」
その後、ティルの荷物をまとめてセルジュさんのクラスへと移る。
ルミナス先生がずっと不服そうに見つめていたが無視だ。
クラス替えも完了して昼休憩となり、ティルが私へと近づく。
「あの、レディアせんせい!」
「どうしたの、ティル」
「授業がおわった後、時間があれば魔法を……おしえてほしいです」
勇気を奮い出したように、服の袖を掴みながら頼み込むティル。
早速のやる気に驚きつつも、私は頷いた。
「分かりました。授業終わりに教室で待っていられる?」
「はい! レディアせんせい。ぼく……がんばるから。ぜったいに先生を後悔させない!」
「そうさせないのは、私の役目よ。だから貴方はいつも通りにいなさい」
ティルの頭を撫でつつ、教室を離れて職員室へと向かった。
だが職員室の前では……やはり会いたくない人が待っていた。
「レディア……」
「部外者は学園から出てください、スネイル」
スネイルが、たった一人で職員室の前で立っていたのだ。
姑息なやり方だ。
「部外者じゃない、俺は学園に生徒を預けるのだから」
「そうですか、私は仕事があるので……」
さっさと職員室へ入っていこうとした瞬間。
スネイルは神妙な表情で口を開いた。
「君が怒っている理由はよく分かっている! だけど昔の事は水に流して、お互いにまたやり直せないか?」
「はぁ?」
「改めて俺は、君と話す機会が欲しい。だから……うちの子、カルーを君の専属生徒にしてほしい。この学園にはそんな制度があると聞いている。それなら俺と話す時間も確保でき––」
「はぁぁ!?」
怒りが最高潮に達して、叫ぶようにスネイルに詰め寄る。
「子供の未来のためでなく、自分のため? 最低ね……貴方」
「あ……」
「あの時、恋心を捨てて正解だったわ。貴方には呆れた、心からね」
「ち、ちが……俺は」
心底、心から見下して告げた言葉。
スネイルは焦ったように視線を泳がして、言葉を詰まらせた。
告げられた声に、振り向いて口をつぐむ。
そこに立つスネイルに寒気がした、背筋が凍った。
まさか、今日この学園に来ているなんて……
「ここに、いたのか……」
「……誰です、貴方は」
私にとって他人も同義。
だからこそ突き放すように知らぬふりをするが、彼は手を伸ばして近づく。
「なに言っているんだ、俺だ……俺だよ」
ふらふらと、幽鬼の様に近づく彼の表情は期待と困惑に満ちていた。
私へと伸ばした手が開かれた時。
「失礼ですが、入学手続きのために来たんですよね? ならば向かう先はあちらですよ」
寸前にてセルジュさんがその手を止めてくれる。
彼は私の瞳を見た後、スネイルに向き合った。
「教員との私的な接触はお断りしています。それは教員の仕事の範疇ではありませんので」
「お、俺はただ元妻との再会で……」
「理由はどうあれ、学園内の規則に従っていただけないのなら……入学手続きもお断りせざるを得ませんよ」
セルジュさんの言葉に、効果はあった。
スネイルは怯んだように手を引っ込め、連れて来ていた子供の顔を見て俯く。
「分かりました。職員室に向かいます」
名残惜しそうにそう告げて、スネイルは子供を連れて行く。
その背を見送っているとセルジュさんは小さく呟いた。
「ひとまず、これでいいか?」
「あ、ありがとうございます」
セルジュさんはスネイルとのやり取りに深く言及するつもりはない、そう伝えるように首を横に振る。
そして私が手を握っていたティルを見つめた。
「それより話の続きだ、その子……ティルを専属生徒にするんだろ。動揺はあるだろうが……教員としてまずはその子に向きあってやるんだ」
「っ! はい!」
「待つんだ」
私の返答に対して、ルミナス先生が口を挟んだ。
厳しい視線をそのままにして、私へと呟く。
「それは、取り消せぬ提案だぞ。リディア殿」
「分かっています」
「君が専属として寄り添うのならば、真に救われるべき子の方がいい。才能があっても覆す事ができない不幸を負った子供が居るんだ。まだ別の選択肢があるティルよりも重要な……」
「関係ありません。ティルを専属生徒に選んでも、私は他に不幸を負う子供がいるなら救うために尽力するだけ」
「っ!」
「私がこの子を選んだのは、情けなどではなく確かな才能があるからです!」
この言葉は決して、慰めで言ったつもりはない。
昨夜、ティルが魔法を使っている姿に私はある片鱗を見た。
自信を持って言える才能の種を確かに見たのだ。
「ティル……答えを聞かせて」
私の言葉に追随するように、ルミナス先生が声を重ねる。
「……君にとってこの学園に残る事が最適だと言えん。人生を無駄にする可能性は大いにある」
「ルミナス先生、答えを決めるのは子供です。今は答えを待つべきでは?」
セルジュさんが苦言を呈して、ルミナス先生が口をつぐむ。
その中でティルの判断を待った。
幼い子供に迫る選択ではないと分かっているけれど、専属生徒を望むかはこの子次第だ。
「レディアせんせ。ぼく、ぼくは……落ちこぼれだって、皆に言われているんだよ。それでもいいの?」
「貴方を落ちこぼれだなんて、馬鹿になんてさせない」
「誰よりもできなくて、なにも取り得なんてない。ぼくは……」
「そんな事ない。私が貴方の才能を磨いてみせる。だから信じて……貴方はどうしたいの、ティル」
ティルは涙を呑み、ギュッと握った拳と共に顔を上げた。
銀色の髪が揺れて陽光で輝き、琥珀色の瞳に覚悟を灯して……
「ぼくは、ぼくはもう。落ちこぼれじゃなくて、ちゃんとできる自分になりたい!」
「……」
「お父さんが褒めてくれた魔法で、死んだお母さんが喜んでくれた魔法みたいに……」
「聞かせて、ティル。貴方の答えを」
もう聞かずとも分かる。
だけど明確な答えを求めれば、ティルは迷わずに答えてくれた。
「いなくなったお父さん、お母さんがほめてくれた魔法を……諦めたくないの。だからレディアせんせい……お願いします」
子供が下した重い選択。
私はそれに応える教員になってみせる。
期待に応えて、この子の才能を花咲かせるんだ。
「ティル、これからよろしくね」
「っ! うん!」
諦めていたこの子の瞳が、キラキラと輝いて見えた。
琥珀色が際立ち、私を見つめながら微笑む。
「専属生徒制度により、これからティルはうちのクラスに移ります。問題ないですね、ルミナス先生」
セルジュさんが、神妙な表情で黙っていたルミナス先生へと呟く。
ルミナス先生は鋭い瞳で私を見つめた。
「専属生徒にする事で、より子供に寄り添って学園で守る事ができる。君は才能のないティルを選び、才能がある不幸な子を見捨てる選択をしたのだぞ」
ルミナス先生はなにを意図しているのか、なにを伝えたいのか。
私には分からないが、これだけは言える。
「ご心配せずとも、私はティルだけでなく。不幸な子がいるのなら……その子にだって全力で寄り添います。子供の不幸に、専属かどうかなんて関係ない」
「……っ!」
言い返せば、ルミナス先生は黙ったまま去ってしまう。
昨夜から、彼は何を伝えたかったというの?
いや、今は気を取り直してティルへ視線を向ける。
「さぁ、ティルもクラスを移るから準備をしないとね。荷物をまとめましょう」
「っ、うん!」
その後、ティルの荷物をまとめてセルジュさんのクラスへと移る。
ルミナス先生がずっと不服そうに見つめていたが無視だ。
クラス替えも完了して昼休憩となり、ティルが私へと近づく。
「あの、レディアせんせい!」
「どうしたの、ティル」
「授業がおわった後、時間があれば魔法を……おしえてほしいです」
勇気を奮い出したように、服の袖を掴みながら頼み込むティル。
早速のやる気に驚きつつも、私は頷いた。
「分かりました。授業終わりに教室で待っていられる?」
「はい! レディアせんせい。ぼく……がんばるから。ぜったいに先生を後悔させない!」
「そうさせないのは、私の役目よ。だから貴方はいつも通りにいなさい」
ティルの頭を撫でつつ、教室を離れて職員室へと向かった。
だが職員室の前では……やはり会いたくない人が待っていた。
「レディア……」
「部外者は学園から出てください、スネイル」
スネイルが、たった一人で職員室の前で立っていたのだ。
姑息なやり方だ。
「部外者じゃない、俺は学園に生徒を預けるのだから」
「そうですか、私は仕事があるので……」
さっさと職員室へ入っていこうとした瞬間。
スネイルは神妙な表情で口を開いた。
「君が怒っている理由はよく分かっている! だけど昔の事は水に流して、お互いにまたやり直せないか?」
「はぁ?」
「改めて俺は、君と話す機会が欲しい。だから……うちの子、カルーを君の専属生徒にしてほしい。この学園にはそんな制度があると聞いている。それなら俺と話す時間も確保でき––」
「はぁぁ!?」
怒りが最高潮に達して、叫ぶようにスネイルに詰め寄る。
「子供の未来のためでなく、自分のため? 最低ね……貴方」
「あ……」
「あの時、恋心を捨てて正解だったわ。貴方には呆れた、心からね」
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