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第24話 叔父さん、おじさん……オジサン?おっさん?
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ハイネを新たに加えた一行は、北に向かって進んでいた。
季節は温暖な時期であるらしく、特別な装備が何も必要なかったのはありがたかった。
平穏無事な旅路を歩んではいた物の、私達が何もしていないというわけではない。
それぞれに課題は山積みであり、ひたすら練習に明け暮れる日々であった。
ハイネはとりあえず雑誌……は無かったので皮を何枚も重ねた板を、貼った皮が破れるまで叩いて練習し、エマは度胸を付ける為に御者をしながら護衛の兵士に歌を聴いてもらい、私は……。
「えっと、ガイザル帝国の現皇帝は、ヨハン・ホルスト・フォン・ガイザルで、主戦派が第三皇子の……」
「第三皇位継承者だ」
グラジオスを教師にしてこの世界の勉強に励んでいた。
この世界は、とりあえず一つの大陸が基本になっている。一応、別の大陸との交流が無いわけではないみたいのだが、あまり大きな影響を与える関係ではないみたいだ。
したがって、この大陸内で様々な国が覇権をかけて争っているのだが、今は大きく分ければ二つの組織が争っている。
一つは大陸の約三割、北東一帯を治めるガイザル帝国で、もう一つはそれ以外の王国が連合を組んでいる連合王国だ。
今のところは総合力で上回る連合王国の方が若干優勢なようだが、それでも帝国は温暖な土地を求めて侵略を繰り返しているらしい。
前回のグラジオスも参戦した戦で連合王国が大負けしてしまった、ということらしい。
今は戦争を継続するか、それとも停戦するかで連合王国内でも揉めており、帝国と多少の小競り合いをしつつ落としどころを探っている状況だった。
「連合王国を束ねるのが、聖十字教で……最も信奉者が多い……。あ、でもグラジオスは全然神様に祈ったりしないね。なんで?」
「そ、それは……だな……」
グラジオスは何故かまともに答えてくれず、視線を泳がせる。
なんでーとしつこく聞いていたら、
「殿下は祈るよりも歌う事の方にばかりご興味があったので、教会へ行くのを禁止されてしまったんですよ」
エマが御者席から教えてくれた。
うん、実にグラジオスらしい理由だ。それで無神論者に近くなってしまったのか。
「グラジオス。そんな小さいときから歌好きだったんだ」
「……別に好きじゃない」
グラジオスは久しぶりの文句を呟くと、相変わらずプイッとそっぽを向いてしまった。
「あ、いつものひねくれが出たよ」
くすくすと笑うと、余計にグラジオスが頑なになってしまうところも変わらなかった。
「前方から一騎近づいて参ります!」
護衛の兵士が警告を発する。
平和な空気は、そこで終わりを告げた。
「雲母は馬車から出るなよ」
「分かってる」
きっと私はこの中で誰よりも戦力外だ。多少体力がついたとはいえ、基本的に歌う体力であって戦うのとは縁遠い。襲われたら一巻の終わりだろう。
「でも大丈夫ですよ、多分。連合王国軍の徽章を付けてますから」
「へ?」
さらっとエマがとんでもない事を言った。
向かってくる馬は、未だ親指の先ほどに小さく、どんな服を着ているかすら見て取ることが出来ない。だがエマにはそんな事お構いなしに見えている様だった。
「エ、エマ? 今なんて?」
「えっとですね。襟に徽章が付いてるんですよ。だから多分偵察の方だと思います」
疑うわけではないが、一応グラジオスの方に視線を向けてみる。
グラジオスも首を横に振って否定している事から、見えていないらしかった。
「まあ、近づけばわかる」
グラジオスの言葉通りに私たちはその偵察兵の到着を待ち、結果、エマの言う通り味方であった。
その後、その偵察兵の案内で私たちは無事、連合王国軍と合流することが出来たのだった。
他に比べて抜きんでて豪華な天幕の前で、私達はある男と顔を合わせていた。
「ふんっ、グラジオスではないか。生きておったか」
鼻息荒く告げたのは、やや肥満体で口ひげが特徴的な壮年の男性だった。戦場だというのに鎧の類は一切身に着けておらず、代わりにゴテゴテと勲章の様な物が付いた服を着こんでおり、非常に暑苦しく見える。
グラジオスの父親を、脂ぎらせた後に十歳ぐらい若返らせればこうなるだろうか。
初めて会った時から高圧的な態度であり、あまり積極的にお近づきになりたい人には見えなかった。
「叔父上もご無事で何よりです」
「ふんっ、ワシが死ぬわけなかろう。で……」
ジロリとグラジオスの叔父、ジュリアス・ザルバトル公爵が私達を睨む。
ジュリアスとか名前負けしてるって思ったのは秘密だ。
「そ奴らは何者だ? 戦場に女を侍らせるのがお前の趣味か、グラジオス」
「彼女たちは……」
「歌いに来ましたっ!」
グラジオスが何か言うよりも先に、私は元気いっぱい挙手をしながら宣言した。
「は……?」
意味が分からないとでも言う様に、ザルバトル公爵はぽかんと口を開けている。
実際その通りだ。私は待っていろと主張するグラジオスを説き伏せて無理やりここに来たのだ。
私が戦場で出来ることは何もない。でも、そこに出るまでならできる事がある。
歌って兵たちを鼓舞し、癒すこと。それならば私にもできるはずだ。
「彼女たちは、歌や踊りで兵たちを慰問するとのことです」
「兵士の皆さんの士気も上がると思いますっ」
グラジオスの説明に便乗しておく。
ザルバトル公爵はしばらく口を開けていたものの、段々とその意味を理解したのか、少しずつしゃっくりの様な小さい呼吸を繰り返し始め、やがて大声を上げて笑い始めてしまった。
「はははははっ! 歌が? 歌で? 気でも触れたか貴様らは。戦場で歌など何の意味がある!」
ひとしきり大笑いした後、ザルバトル公爵は真面目な顔に戻って、
「ここは子どもの遊び場ではない。帰れ」
と吐き捨てた。
……吐き捨てやがった。
あぁ? 今私の事を子どもって言った? ねえ、言いやがりましたか、あぁん?
「あ、姉御。抑えてくださいっす」
「雲母さん~」
背後からハイネとエマがコソコソ言ってくるが、相手にする気はさらさらなかった。
私は私の事を子どもと言った人を許すつもりはない。
ぐうの音も出ないほど私という存在を認めさせてやる。絶対に。
「子どもの遊びかどうか、一度ご覧になってはいかがでしょう?」
「子どもの遊びだからこそ見る価値もないわ」
私の提案は一笑に附されて終わる。
でもそれは予定通りだ。断られることが分かっていて言ったのだ。これは次への布石。
私はこの男に屈辱を与えて見せる。
「そうですか。その子どもの遊びをモンターギュ砦では喜ぶ兵も居りましたので、隅の方で行う事を見逃していただけませんか?」
「はっ、ワシには大人の用事がある。好きにしろ。……グラジオス、報告しろ」
一方的に言い捨てて去っていこうとする背中へ向けて、私は言葉で追いすがる。
「では、やらさせていただきますが、兵士の方々が見物に来ても彼らを咎めないと約束してくださいますか?」
「はっはっはっ、そんな物好きが居るものか」
「では約束してくださいますね」
「言っただろう。好きにしろと。咎めはしない。見に来る物好きが居るとも思えんが」
……よし、言質は取った。後でほえ面かくなよ。
絶対お前に見させてくださいと言わせてやる。歌の力を舐めんな。
「ありがとうございます」
グラジオスと共にテントの中に消えていく背中へ、私は挑戦状をたたきつけたのだった。
季節は温暖な時期であるらしく、特別な装備が何も必要なかったのはありがたかった。
平穏無事な旅路を歩んではいた物の、私達が何もしていないというわけではない。
それぞれに課題は山積みであり、ひたすら練習に明け暮れる日々であった。
ハイネはとりあえず雑誌……は無かったので皮を何枚も重ねた板を、貼った皮が破れるまで叩いて練習し、エマは度胸を付ける為に御者をしながら護衛の兵士に歌を聴いてもらい、私は……。
「えっと、ガイザル帝国の現皇帝は、ヨハン・ホルスト・フォン・ガイザルで、主戦派が第三皇子の……」
「第三皇位継承者だ」
グラジオスを教師にしてこの世界の勉強に励んでいた。
この世界は、とりあえず一つの大陸が基本になっている。一応、別の大陸との交流が無いわけではないみたいのだが、あまり大きな影響を与える関係ではないみたいだ。
したがって、この大陸内で様々な国が覇権をかけて争っているのだが、今は大きく分ければ二つの組織が争っている。
一つは大陸の約三割、北東一帯を治めるガイザル帝国で、もう一つはそれ以外の王国が連合を組んでいる連合王国だ。
今のところは総合力で上回る連合王国の方が若干優勢なようだが、それでも帝国は温暖な土地を求めて侵略を繰り返しているらしい。
前回のグラジオスも参戦した戦で連合王国が大負けしてしまった、ということらしい。
今は戦争を継続するか、それとも停戦するかで連合王国内でも揉めており、帝国と多少の小競り合いをしつつ落としどころを探っている状況だった。
「連合王国を束ねるのが、聖十字教で……最も信奉者が多い……。あ、でもグラジオスは全然神様に祈ったりしないね。なんで?」
「そ、それは……だな……」
グラジオスは何故かまともに答えてくれず、視線を泳がせる。
なんでーとしつこく聞いていたら、
「殿下は祈るよりも歌う事の方にばかりご興味があったので、教会へ行くのを禁止されてしまったんですよ」
エマが御者席から教えてくれた。
うん、実にグラジオスらしい理由だ。それで無神論者に近くなってしまったのか。
「グラジオス。そんな小さいときから歌好きだったんだ」
「……別に好きじゃない」
グラジオスは久しぶりの文句を呟くと、相変わらずプイッとそっぽを向いてしまった。
「あ、いつものひねくれが出たよ」
くすくすと笑うと、余計にグラジオスが頑なになってしまうところも変わらなかった。
「前方から一騎近づいて参ります!」
護衛の兵士が警告を発する。
平和な空気は、そこで終わりを告げた。
「雲母は馬車から出るなよ」
「分かってる」
きっと私はこの中で誰よりも戦力外だ。多少体力がついたとはいえ、基本的に歌う体力であって戦うのとは縁遠い。襲われたら一巻の終わりだろう。
「でも大丈夫ですよ、多分。連合王国軍の徽章を付けてますから」
「へ?」
さらっとエマがとんでもない事を言った。
向かってくる馬は、未だ親指の先ほどに小さく、どんな服を着ているかすら見て取ることが出来ない。だがエマにはそんな事お構いなしに見えている様だった。
「エ、エマ? 今なんて?」
「えっとですね。襟に徽章が付いてるんですよ。だから多分偵察の方だと思います」
疑うわけではないが、一応グラジオスの方に視線を向けてみる。
グラジオスも首を横に振って否定している事から、見えていないらしかった。
「まあ、近づけばわかる」
グラジオスの言葉通りに私たちはその偵察兵の到着を待ち、結果、エマの言う通り味方であった。
その後、その偵察兵の案内で私たちは無事、連合王国軍と合流することが出来たのだった。
他に比べて抜きんでて豪華な天幕の前で、私達はある男と顔を合わせていた。
「ふんっ、グラジオスではないか。生きておったか」
鼻息荒く告げたのは、やや肥満体で口ひげが特徴的な壮年の男性だった。戦場だというのに鎧の類は一切身に着けておらず、代わりにゴテゴテと勲章の様な物が付いた服を着こんでおり、非常に暑苦しく見える。
グラジオスの父親を、脂ぎらせた後に十歳ぐらい若返らせればこうなるだろうか。
初めて会った時から高圧的な態度であり、あまり積極的にお近づきになりたい人には見えなかった。
「叔父上もご無事で何よりです」
「ふんっ、ワシが死ぬわけなかろう。で……」
ジロリとグラジオスの叔父、ジュリアス・ザルバトル公爵が私達を睨む。
ジュリアスとか名前負けしてるって思ったのは秘密だ。
「そ奴らは何者だ? 戦場に女を侍らせるのがお前の趣味か、グラジオス」
「彼女たちは……」
「歌いに来ましたっ!」
グラジオスが何か言うよりも先に、私は元気いっぱい挙手をしながら宣言した。
「は……?」
意味が分からないとでも言う様に、ザルバトル公爵はぽかんと口を開けている。
実際その通りだ。私は待っていろと主張するグラジオスを説き伏せて無理やりここに来たのだ。
私が戦場で出来ることは何もない。でも、そこに出るまでならできる事がある。
歌って兵たちを鼓舞し、癒すこと。それならば私にもできるはずだ。
「彼女たちは、歌や踊りで兵たちを慰問するとのことです」
「兵士の皆さんの士気も上がると思いますっ」
グラジオスの説明に便乗しておく。
ザルバトル公爵はしばらく口を開けていたものの、段々とその意味を理解したのか、少しずつしゃっくりの様な小さい呼吸を繰り返し始め、やがて大声を上げて笑い始めてしまった。
「はははははっ! 歌が? 歌で? 気でも触れたか貴様らは。戦場で歌など何の意味がある!」
ひとしきり大笑いした後、ザルバトル公爵は真面目な顔に戻って、
「ここは子どもの遊び場ではない。帰れ」
と吐き捨てた。
……吐き捨てやがった。
あぁ? 今私の事を子どもって言った? ねえ、言いやがりましたか、あぁん?
「あ、姉御。抑えてくださいっす」
「雲母さん~」
背後からハイネとエマがコソコソ言ってくるが、相手にする気はさらさらなかった。
私は私の事を子どもと言った人を許すつもりはない。
ぐうの音も出ないほど私という存在を認めさせてやる。絶対に。
「子どもの遊びかどうか、一度ご覧になってはいかがでしょう?」
「子どもの遊びだからこそ見る価値もないわ」
私の提案は一笑に附されて終わる。
でもそれは予定通りだ。断られることが分かっていて言ったのだ。これは次への布石。
私はこの男に屈辱を与えて見せる。
「そうですか。その子どもの遊びをモンターギュ砦では喜ぶ兵も居りましたので、隅の方で行う事を見逃していただけませんか?」
「はっ、ワシには大人の用事がある。好きにしろ。……グラジオス、報告しろ」
一方的に言い捨てて去っていこうとする背中へ向けて、私は言葉で追いすがる。
「では、やらさせていただきますが、兵士の方々が見物に来ても彼らを咎めないと約束してくださいますか?」
「はっはっはっ、そんな物好きが居るものか」
「では約束してくださいますね」
「言っただろう。好きにしろと。咎めはしない。見に来る物好きが居るとも思えんが」
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