83 / 140
第82話 グラジオスは羽を伸ばしたい
しおりを挟む
それから私は思いつく限りの情報や技術――中世日本にあった硝石丘法といった技術や、ラノベ仕込みの農業技術、高校までの科学や生物学などだ――をグラジオス達に渡した。
一応、実験的な事をしてから本格的なラインに乗せてくれるそうだが、それがお金を生むまでにはずいぶんと時間がかかる。
もっとぽーんと大金を稼ぐ方法があったらいいのだが……。
「そんなのないよねぇ……」
私はベッドに寝そべり無機質な天井を見上げてぼやいていた。
ふと、ある可能性に思い至る。
それならきっと、多分、凄いお金を生む可能性があるが……。
「……やめとこ」
危険すぎると判断して、取りやめる。
ここは日本じゃないのだ。
駄目に決まっている……BL本を出そうなんて。
「……レーレンさんの新作まだかなぁ」
私は一度思いついた考えを放り捨てると、同好の士が作る物語へと想いを馳せたのだった。
――ラブ・ドラマティック――
広場に置かれた木箱の上に立つグラジオスが朗々と歌う。
昼時とあって、広場にはそこそこに多くの人が集まっていた。
やはり恋の歌とあって気分が高揚してくるのか、そこかしこで踊り始める人たちもいる。
カップルか、はたまた偶然出会っただけの男女かは分からないが、とても幸せそうな笑顔を湛えていた。
グラジオスとしては本望の様な光景にテンションが上がったのか、声の張りが一段とよくなった。
私も負けじとドラムを叩きながら自分の歌を絡ませていく。
そうして生まれたハーモニーが、人々を幸福へと誘っていった。
歌が終わればそこかしこから称賛の声とアンコールを望む声が沸き上がる。
グラジオスは照れ臭そうに笑いながらこっちを向いて、
「もう一曲いいか?」
そう聞いて来たのだが、その顔にはまだ歌い足りないと書いてあった。
「え~、私も~」
私はドラムをダララララッと叩いて不満を顕わにする。
ちなみに私がドラムになっているのはハイネが居ないからだ。ハイネは残念ながら仕事が終わらず、今頃王宮で書類とにらめっこしているだろう。
「二人で歌われてはどうですか?」
エマはメイドという事で比較的時間の融通が利くため、私達がこうして出かける時はほぼ必ず一緒に着いてきてくれていた。というか半分宮廷楽士の様なものだ。
「でもそうすると音が薄くなっちゃうんだよねぇ」
伴奏がエマのハープだけになると、やはり少し寂しくなってしまうのは否めない。
私が悩んでいると……。
「私がお供しますわ」
ヴァイオリンを手にした女性が話しかけて来た。
女性は少し上等な生地で出来たえんじ色のスカートに真っ白なシャツを着て、薄い金の髪を小さな顔の横でカールさせ、グラジオスを思わせる澄んだ青い瞳をしている。年のころは十五、六くらいで、愛らしい雰囲気を身に纏っていた。
「あ、え?」
「ふふっ、王都はずいぶんと賑やかになっていますのね。昔来た時とは違い過ぎて驚いてしまいましたわ」
「え、ええ、そうですね。グラジオスが統治者になったので、特に音楽には力が入ってる感じですから」
「そうなんですの」
オーギュスト伯爵の所領は、自然と音楽の都になっていったのだが、王都の方はさほどの盛り上がりでは無かった。
やはり音楽を好むグラジオスを王が毛嫌いしていた影響が大きかったのだろう。
今となってはその枷も無くなったため、少しずつ変わってはきているのだが。
まあ、統治者自らがこうして広場で歌っているのだから変わって当たり前な気がしなくもないが。
「でも伴奏とか大丈夫ですか?」
「ええ。こう見えて私、キララ様方の大ファンでしてよ。楽譜もヴァイオリンのものは全て買わせていただいておりますわ」
「あ、ありがとうございます」
なら演奏は大丈夫かなと、目先の歌を優先して考えてしまうあたり、我ながら考え物かもしれない。
反省しないので絶対治らないだろうけど。
「じゃあお願いできますか……え~っと」
「シャム、とお呼びください」
私は猫みたいだなと失礼な感想を抱き――でもシャムの物腰や雰囲気は、高貴なシャムネコにピッタリだななんて納得もしながら、女性に演奏曲を伝える。
「じゃあ、お願いします」
「はい、承りましたわ」
そうして急遽追加メンバーを加え、私はグラジオスと共に歌を心行くまで楽しんだのだった。
「不思議なひとだったねぇ」
「そうですねぇ」
私は差し入れに貰った串焼きの肉をレタスと一緒にライ麦パンではさんだ後頬張る。
うん、香ばしくて美味しい。
お城の肉ばっかりの料理よりは正直野菜がある方が好きだ。
「おい、これは結構キツイ酒じゃないか。お前達、昼間っからこんなもの飲んで屋根から落ちたりしないだろうな?」
「問題ありやせんよ、殿下。俺らぁちょいと引っかけた方がやる気が出るんでさぁ」
飲み物を手にグラジオスが騒いでいる。
よくある事なので私達はそれを放置して自分たちのお昼を征服することにした。
エマは歌った後という条件がつくが、グラジオスに対してだいぶ遠慮が無くなって来ている様だ。
もっと強く出られる様になれば、グラジオスの好みになるのでお妃さまとして十分やって行けるのではないかと思う。
それから飲み物を手に入れて帰って来たグラジオスと一緒に日向ぼっこをしながらお昼を堪能していたのだが……。
「殿下! またここに来ておられたのですかっ」
息を切らせてオーギュスト伯爵が姿を現した。
「しかもまたそのような物を口にされて……」
この世界の貴族も地球と同じようにひたすら肉ばかり食べている様だった。そのため、ライ麦パンや野菜などは庶民が食べるものという風潮がある。
もちろんそんな事は体に悪すぎるので私は旅の間、野菜中心の生活をするように仲間達にも強要していたのだが、グラジオスは案外そういう食事でも平気の様だった。
「ライ麦もなかなか美味いぞ。それに体にもいい。オーギュスト卿、お前も食べてみろ」
グラジオスにそう言われても、オーギュスト伯爵は眉を顰めるばかりである。食に関しては人間、そうそうオープンにはならない様だ。
「体にいいなど、聞いた事がございません。キララ殿ですかな?」
はい、その通りです。でもライ麦ってミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富だから体にいいのに。
「それはそうだが俺が実感した結果だ。野菜やライ麦を食べる様になって明らかに体調が良くなったぞ。オーギュスト卿も試してみろ」
「私は城に食事が用意されておりますので……っと、それどころではありませぬ」
オーギュスト伯爵は一拍置いた後、
「殿下の婚約者であるザルバトル姫がご到着なされました。今すぐお帰り下さい」
なんて衝撃的な事を言って来たのだった。
一応、実験的な事をしてから本格的なラインに乗せてくれるそうだが、それがお金を生むまでにはずいぶんと時間がかかる。
もっとぽーんと大金を稼ぐ方法があったらいいのだが……。
「そんなのないよねぇ……」
私はベッドに寝そべり無機質な天井を見上げてぼやいていた。
ふと、ある可能性に思い至る。
それならきっと、多分、凄いお金を生む可能性があるが……。
「……やめとこ」
危険すぎると判断して、取りやめる。
ここは日本じゃないのだ。
駄目に決まっている……BL本を出そうなんて。
「……レーレンさんの新作まだかなぁ」
私は一度思いついた考えを放り捨てると、同好の士が作る物語へと想いを馳せたのだった。
――ラブ・ドラマティック――
広場に置かれた木箱の上に立つグラジオスが朗々と歌う。
昼時とあって、広場にはそこそこに多くの人が集まっていた。
やはり恋の歌とあって気分が高揚してくるのか、そこかしこで踊り始める人たちもいる。
カップルか、はたまた偶然出会っただけの男女かは分からないが、とても幸せそうな笑顔を湛えていた。
グラジオスとしては本望の様な光景にテンションが上がったのか、声の張りが一段とよくなった。
私も負けじとドラムを叩きながら自分の歌を絡ませていく。
そうして生まれたハーモニーが、人々を幸福へと誘っていった。
歌が終わればそこかしこから称賛の声とアンコールを望む声が沸き上がる。
グラジオスは照れ臭そうに笑いながらこっちを向いて、
「もう一曲いいか?」
そう聞いて来たのだが、その顔にはまだ歌い足りないと書いてあった。
「え~、私も~」
私はドラムをダララララッと叩いて不満を顕わにする。
ちなみに私がドラムになっているのはハイネが居ないからだ。ハイネは残念ながら仕事が終わらず、今頃王宮で書類とにらめっこしているだろう。
「二人で歌われてはどうですか?」
エマはメイドという事で比較的時間の融通が利くため、私達がこうして出かける時はほぼ必ず一緒に着いてきてくれていた。というか半分宮廷楽士の様なものだ。
「でもそうすると音が薄くなっちゃうんだよねぇ」
伴奏がエマのハープだけになると、やはり少し寂しくなってしまうのは否めない。
私が悩んでいると……。
「私がお供しますわ」
ヴァイオリンを手にした女性が話しかけて来た。
女性は少し上等な生地で出来たえんじ色のスカートに真っ白なシャツを着て、薄い金の髪を小さな顔の横でカールさせ、グラジオスを思わせる澄んだ青い瞳をしている。年のころは十五、六くらいで、愛らしい雰囲気を身に纏っていた。
「あ、え?」
「ふふっ、王都はずいぶんと賑やかになっていますのね。昔来た時とは違い過ぎて驚いてしまいましたわ」
「え、ええ、そうですね。グラジオスが統治者になったので、特に音楽には力が入ってる感じですから」
「そうなんですの」
オーギュスト伯爵の所領は、自然と音楽の都になっていったのだが、王都の方はさほどの盛り上がりでは無かった。
やはり音楽を好むグラジオスを王が毛嫌いしていた影響が大きかったのだろう。
今となってはその枷も無くなったため、少しずつ変わってはきているのだが。
まあ、統治者自らがこうして広場で歌っているのだから変わって当たり前な気がしなくもないが。
「でも伴奏とか大丈夫ですか?」
「ええ。こう見えて私、キララ様方の大ファンでしてよ。楽譜もヴァイオリンのものは全て買わせていただいておりますわ」
「あ、ありがとうございます」
なら演奏は大丈夫かなと、目先の歌を優先して考えてしまうあたり、我ながら考え物かもしれない。
反省しないので絶対治らないだろうけど。
「じゃあお願いできますか……え~っと」
「シャム、とお呼びください」
私は猫みたいだなと失礼な感想を抱き――でもシャムの物腰や雰囲気は、高貴なシャムネコにピッタリだななんて納得もしながら、女性に演奏曲を伝える。
「じゃあ、お願いします」
「はい、承りましたわ」
そうして急遽追加メンバーを加え、私はグラジオスと共に歌を心行くまで楽しんだのだった。
「不思議なひとだったねぇ」
「そうですねぇ」
私は差し入れに貰った串焼きの肉をレタスと一緒にライ麦パンではさんだ後頬張る。
うん、香ばしくて美味しい。
お城の肉ばっかりの料理よりは正直野菜がある方が好きだ。
「おい、これは結構キツイ酒じゃないか。お前達、昼間っからこんなもの飲んで屋根から落ちたりしないだろうな?」
「問題ありやせんよ、殿下。俺らぁちょいと引っかけた方がやる気が出るんでさぁ」
飲み物を手にグラジオスが騒いでいる。
よくある事なので私達はそれを放置して自分たちのお昼を征服することにした。
エマは歌った後という条件がつくが、グラジオスに対してだいぶ遠慮が無くなって来ている様だ。
もっと強く出られる様になれば、グラジオスの好みになるのでお妃さまとして十分やって行けるのではないかと思う。
それから飲み物を手に入れて帰って来たグラジオスと一緒に日向ぼっこをしながらお昼を堪能していたのだが……。
「殿下! またここに来ておられたのですかっ」
息を切らせてオーギュスト伯爵が姿を現した。
「しかもまたそのような物を口にされて……」
この世界の貴族も地球と同じようにひたすら肉ばかり食べている様だった。そのため、ライ麦パンや野菜などは庶民が食べるものという風潮がある。
もちろんそんな事は体に悪すぎるので私は旅の間、野菜中心の生活をするように仲間達にも強要していたのだが、グラジオスは案外そういう食事でも平気の様だった。
「ライ麦もなかなか美味いぞ。それに体にもいい。オーギュスト卿、お前も食べてみろ」
グラジオスにそう言われても、オーギュスト伯爵は眉を顰めるばかりである。食に関しては人間、そうそうオープンにはならない様だ。
「体にいいなど、聞いた事がございません。キララ殿ですかな?」
はい、その通りです。でもライ麦ってミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富だから体にいいのに。
「それはそうだが俺が実感した結果だ。野菜やライ麦を食べる様になって明らかに体調が良くなったぞ。オーギュスト卿も試してみろ」
「私は城に食事が用意されておりますので……っと、それどころではありませぬ」
オーギュスト伯爵は一拍置いた後、
「殿下の婚約者であるザルバトル姫がご到着なされました。今すぐお帰り下さい」
なんて衝撃的な事を言って来たのだった。
1
あなたにおすすめの小説
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
悪役令嬢は調理場に左遷されましたが、激ウマご飯で氷の魔公爵様を餌付けしてしまったようです~「もう離さない」って、胃袋の話ですか?~
咲月ねむと
恋愛
「君のような地味な女は、王太子妃にふさわしくない。辺境の『魔公爵』のもとへ嫁げ!」
卒業パーティーで婚約破棄を突きつけられた悪役令嬢レティシア。
しかし、前世で日本人調理師だった彼女にとって、堅苦しい王妃教育から解放されることはご褒美でしかなかった。
「これで好きな料理が作れる!」
ウキウキで辺境へ向かった彼女を待っていたのは、荒れ果てた別邸と「氷の魔公爵」と恐れられるジルベール公爵。
冷酷無慈悲と噂される彼だったが――その正体は、ただの「極度の偏食家で、常に空腹で不機嫌なだけ」だった!?
レティシアが作る『肉汁溢れるハンバーグ』『とろとろオムライス』『伝説のプリン』に公爵の胃袋は即陥落。
「君の料理なしでは生きられない」
「一生そばにいてくれ」
と求愛されるが、色気より食い気のレティシアは「最高の就職先ゲット!」と勘違いして……?
一方、レティシアを追放した王太子たちは、王宮の食事が不味くなりすぎて絶望の淵に。今さら「戻ってきてくれ」と言われても、もう遅いです!
美味しいご飯で幸せを掴む、空腹厳禁の異世界クッキング・ファンタジー!
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる