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The Resurgent Double Reich(蘇る二重帝国)
唐突の知らせ
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クローフォード視点
私の家から車で10分程進めば優雅に、そして荘厳な構えを見せるフールル帝国参謀本部。扉の近くにいる者に服と荷物を預け、怒りを心に押しとどめながら参謀本部作戦立案室へ向かう。
「一体どういうことですか!?」
部屋の扉を強く開ければ目の前に映るのは口をあんぐりと開けた間抜けな面をした参謀や参謀総長達であった。
「なんの用だね?クローフォード中尉」
そう口を開くのは参謀総長 フランク コブレート アールネドルフであった
「何の用も何も!私に送られてきた封筒を拝見致しました。あなた方が攻撃を仕掛けようとしている国は我が軍の2倍の規模もあるかの国、フェスタニア帝国ですよ!?勝てる見込みの無い戦争に命を賭けられる程我々軍人を甘く見ないで頂きたい!」
「なぁにクローフォード君。安心するんだ。士官候補生も全て動員する。君のところに確か優秀な子が居たろ?確か名前は…エヴァ…カラビナーだったかな?」
「将来が有望な子にまで戦えと!?彼女はまだ幼子だ!地獄を知らせるには些か早すぎるのでは無いでしょうか!?」
「関係ない。優秀な者を先頭に攻撃させる。さすれば敵は壊滅するだろう?なんにせよ、後は摂政の許可を承るだけだ。軍人は軍人らしく命令を聞いておけ」
まるでクローフォードを馬鹿にするかの様に見つめる。そしてまたクローフォードが口を開く。
「了解しました。戦争をすることには理解を示します。」
「おぉ分かってくれたか?良かったよk」
「しかし!学徒出陣は認めません。」
「何だとぉ!?参謀本部の意向に歯向かうというのか!?」
「全くもってその通りでございます!」
イタチごっこの様に押し問答を続けていると扉が開き、開けた人物が話し出す
「2人とも頭を冷やせ!」
「な…!?こ、子奴が兵力不足で悩んでいるにも関わらず学徒出陣は反対だと…!」
「な…何故ここにいらっしゃるんですか…?」
""摂政殿""
「居ては都合が悪いか?」
「い、いえ、滅相もございません。」
摂政殿と言われた人物は一瞬にしてクローフォードとアールネドルフを黙らせる。
「アールネドルフ君に作戦の許可を頂きたいと言われて来たんだが…」
「アールネドルフ!前線の将兵を考えない作戦を立案してどうする!?」
そう言うのは
"フールル帝国摂政" ヴィンタージ ミクローシュと
"フールル帝国元帥" イワン ペーネフ将軍であった
「な…摂政殿、元帥殿…何故ここに?」
「先程も言っただろう?貴官が作戦の許可が欲しいと言ったのではないか」
「あ…あぁ、摂政殿…そうでしたね…」
「アールネドルフ!何度も言うが貴官の作戦では大量の死傷者を出すぞ!」
「あ…あぁ、そうだなクローフォード中尉」
最高権力者が来た途端、アールネドルフは弱腰になる。
「私の意見をいいか?」
「お願いします。イワン将軍」
イワン将軍の作戦はまず、
フールル帝国とフェスタニア帝国を東西に分断する様に巨大なタプレスという世界最大級の山脈が通っている事と、我が帝国の首都がそのタプレス山脈の中腹にある事に注目する。そして、フェフタニア帝国の主力部隊が山岳部隊である事に注目する。すると恐らく彼らは自分達が有利な山岳で戦おうとするだろう。誰も市街戦を圧倒的不利な下から攻めようとはしないはずだ。ましてや山岳部隊だ。つまり、上に注意を向けておけば良い
との事。
「確かに、その線だとフェスタニア帝国に勝てない訳では無いな。」
「はい。山脈の麓側にも兵力は幾分か回しますが一個大隊程度で良いでしょう」
アールネドルフ参謀総長も、クローフォード中尉もこの作戦に完全に同意だった。この作戦で決まりそうになった時、
突如として参謀本部も扉が開く。
「はぁ…はぁ…クローフォード中尉。ただいまエヴァ カラビナー士官候補生 馳せ参じました…って摂政殿と元帥閣下!」
そこにクローフォードから来るように言われていたエヴァも合流する。
まあ、合流したエヴァからしたらいい迷惑だろう。摂政と元帥と会うのがこの様な機会だとは。
「貴官は…?」
「え?え…?ク…クローフォード中尉?」
「ん?どうかしたかエヴァ士官候補生。」
「え、いやいやいや!なんでここに摂政殿と元帥閣下がおられるのですか?!」
そうは言いつつもしっかり敬礼はする。
それを返すように彼ら二人も敬礼を返す
「エヴァ士官候補生、貴官に問う。この作戦についてどう思うか?」
クローフォード中尉がエヴァに問う
「え?あっあぁ…えーと…」
(これは…敵が山岳部隊を主軸に攻めてくると思っているのか?なるほど。)
「山脈の麓側にもっとを兵士を割きましょう。連隊や師団で構わないと思います。」
「それは何故だ?」
イワン将軍が問う。それはそうだ、何しろ自身の何倍も幼い子に意見具申されたのだから
「イワン将軍、私は過去の戦記物を読み漁っていました。そこで1つ、フェスタニア帝国の山岳部隊が強かったのは世界大戦以前ですよね?」
「あぁ。どの部隊にも全く手出し出来なかったからな。」
「その価値観です。元帥閣下。」
「つまり、彼らは下から攻めてくると?」
「精密に言うと違います。奴らは上下から攻めてきます」
「ほう…興味深い。」
(思い込みを利用して…か)
イワン将軍は1人考える。また、エヴァが口を開く
「しかし、攻めてこない可能性もあります。我々は先の大戦でペルリアル条約を結ばされました。しかし、戦争となってしまい、大国へと昇華すれば自ずと条約は消えていきます。なので我々が、世界で覇権を握ろうと考えるならばこの戦いは何がなんでも勝たなければなりません。元帥閣下!航空機はありますか?」
「あぁ。先の大戦で用無しと判断された空飛ぶガラクタか?」
「最大限に利用しましょう。そして旧フールル フェスタニア帝国領の奪還作戦を全て立案してください。全て、勝つことを前提として」
「一気に取り戻すのか!?無理に決まっているだろう…1つずつ、落ち着いて取り返さねば…」
「いいえ閣下、この作戦は速度が重要です。フェスタニア帝国とその隣国まで一気に抑えてしまいましょう。」
そしてエヴァは強く主張する
過去の軍記物を見るにこの世界では、まだ航空機は黎明期だ
「一気に取り返すとはいえ、どうやって?フェスタニア帝国は山岳が多く、我々も山岳部隊を有しているとはいえ仮想敵国より練度は劣るぞ?」
イワン将軍が主張する。それはそうだ。この世界ではやっと単葉機(羽が一直線の物)が出てきたばかりだ。だからこそ、他国が重要性に気づいていないからこそ、使わない選択は端から無い。
「航空機を使うのです」
「航空機?最近単葉機などという物が出たあれか?」
「はい。あれに爆弾を取り付けましょう。」
「爆弾…か…それを首都に放り込むと?」
「いいえ。フェスタニア帝国の首都 フェーメル近郊を爆撃し続け、首都の市街戦に持ち込まずに降伏へ追いやります」
仮想敵国 フェスタニア帝国の首都 フェーメル
数百年の歴史を歩んできたこの都市は世界一の芸術都市へと変貌していた。
「それで降伏しなければ?フェーメル周辺には厳重な敵の防衛線がある。爆撃で降伏しなかったので総攻撃はこちらにも甚大な被害が出る」
「世界大戦当時、パイロットは撃墜されたら何で脱出していましたか?」
エヴァがイワン将軍に問いかける。周囲の者はアールネドルフ参謀総長以外理解していなかった
「パラシュートだな」
「まさか貴官!」
イワン将軍が当然だと答えるや否やアールネドルフは化け物を見たかのような怖気付いた顔になる
「戦闘機から歩兵を飛び降りさせようと…?」
「参謀総長はお察しが良いようで。ただ、使わない可能性の方が高いですがね…」
「貴官…才能があるな…クローフォード中尉、済まなかった、この様な優秀な者を前線に送ろうとしていたとは…この者を参謀本部お抱えにしたい物だ」
「参謀総長、成功するか分からない作戦に期待すること程危険な事はありませんよ」
エヴァが横から話す。死ぬ事の無い出世コースだとしても、前線で苦しむ兵士を横目に美味い飯を食える程性根は腐っていない。
「あぁ…(まるで大人だな)」
彼ら二人は意気投合し、アールネドルフは既存の計画書を放り捨て、新たに作戦地図を用意する。
「はぁ…エヴァ士官候補生はもう士官候補生では無いのでは?あぁ、後は現場の将兵の意見も聞いておかなければな…」
イワン将軍も追随して参加すると共に、クローフォード中尉もイワン将軍に誘われて参加する。
(私なんの為にここにいるんだ?)
この場で最高権力を持つヴィンタージ ミクローシュ執政官は何故か疎外感を強く感じた。
(はぁ…兵術の勉強でもしてみようか…)
私の家から車で10分程進めば優雅に、そして荘厳な構えを見せるフールル帝国参謀本部。扉の近くにいる者に服と荷物を預け、怒りを心に押しとどめながら参謀本部作戦立案室へ向かう。
「一体どういうことですか!?」
部屋の扉を強く開ければ目の前に映るのは口をあんぐりと開けた間抜けな面をした参謀や参謀総長達であった。
「なんの用だね?クローフォード中尉」
そう口を開くのは参謀総長 フランク コブレート アールネドルフであった
「何の用も何も!私に送られてきた封筒を拝見致しました。あなた方が攻撃を仕掛けようとしている国は我が軍の2倍の規模もあるかの国、フェスタニア帝国ですよ!?勝てる見込みの無い戦争に命を賭けられる程我々軍人を甘く見ないで頂きたい!」
「なぁにクローフォード君。安心するんだ。士官候補生も全て動員する。君のところに確か優秀な子が居たろ?確か名前は…エヴァ…カラビナーだったかな?」
「将来が有望な子にまで戦えと!?彼女はまだ幼子だ!地獄を知らせるには些か早すぎるのでは無いでしょうか!?」
「関係ない。優秀な者を先頭に攻撃させる。さすれば敵は壊滅するだろう?なんにせよ、後は摂政の許可を承るだけだ。軍人は軍人らしく命令を聞いておけ」
まるでクローフォードを馬鹿にするかの様に見つめる。そしてまたクローフォードが口を開く。
「了解しました。戦争をすることには理解を示します。」
「おぉ分かってくれたか?良かったよk」
「しかし!学徒出陣は認めません。」
「何だとぉ!?参謀本部の意向に歯向かうというのか!?」
「全くもってその通りでございます!」
イタチごっこの様に押し問答を続けていると扉が開き、開けた人物が話し出す
「2人とも頭を冷やせ!」
「な…!?こ、子奴が兵力不足で悩んでいるにも関わらず学徒出陣は反対だと…!」
「な…何故ここにいらっしゃるんですか…?」
""摂政殿""
「居ては都合が悪いか?」
「い、いえ、滅相もございません。」
摂政殿と言われた人物は一瞬にしてクローフォードとアールネドルフを黙らせる。
「アールネドルフ君に作戦の許可を頂きたいと言われて来たんだが…」
「アールネドルフ!前線の将兵を考えない作戦を立案してどうする!?」
そう言うのは
"フールル帝国摂政" ヴィンタージ ミクローシュと
"フールル帝国元帥" イワン ペーネフ将軍であった
「な…摂政殿、元帥殿…何故ここに?」
「先程も言っただろう?貴官が作戦の許可が欲しいと言ったのではないか」
「あ…あぁ、摂政殿…そうでしたね…」
「アールネドルフ!何度も言うが貴官の作戦では大量の死傷者を出すぞ!」
「あ…あぁ、そうだなクローフォード中尉」
最高権力者が来た途端、アールネドルフは弱腰になる。
「私の意見をいいか?」
「お願いします。イワン将軍」
イワン将軍の作戦はまず、
フールル帝国とフェスタニア帝国を東西に分断する様に巨大なタプレスという世界最大級の山脈が通っている事と、我が帝国の首都がそのタプレス山脈の中腹にある事に注目する。そして、フェフタニア帝国の主力部隊が山岳部隊である事に注目する。すると恐らく彼らは自分達が有利な山岳で戦おうとするだろう。誰も市街戦を圧倒的不利な下から攻めようとはしないはずだ。ましてや山岳部隊だ。つまり、上に注意を向けておけば良い
との事。
「確かに、その線だとフェスタニア帝国に勝てない訳では無いな。」
「はい。山脈の麓側にも兵力は幾分か回しますが一個大隊程度で良いでしょう」
アールネドルフ参謀総長も、クローフォード中尉もこの作戦に完全に同意だった。この作戦で決まりそうになった時、
突如として参謀本部も扉が開く。
「はぁ…はぁ…クローフォード中尉。ただいまエヴァ カラビナー士官候補生 馳せ参じました…って摂政殿と元帥閣下!」
そこにクローフォードから来るように言われていたエヴァも合流する。
まあ、合流したエヴァからしたらいい迷惑だろう。摂政と元帥と会うのがこの様な機会だとは。
「貴官は…?」
「え?え…?ク…クローフォード中尉?」
「ん?どうかしたかエヴァ士官候補生。」
「え、いやいやいや!なんでここに摂政殿と元帥閣下がおられるのですか?!」
そうは言いつつもしっかり敬礼はする。
それを返すように彼ら二人も敬礼を返す
「エヴァ士官候補生、貴官に問う。この作戦についてどう思うか?」
クローフォード中尉がエヴァに問う
「え?あっあぁ…えーと…」
(これは…敵が山岳部隊を主軸に攻めてくると思っているのか?なるほど。)
「山脈の麓側にもっとを兵士を割きましょう。連隊や師団で構わないと思います。」
「それは何故だ?」
イワン将軍が問う。それはそうだ、何しろ自身の何倍も幼い子に意見具申されたのだから
「イワン将軍、私は過去の戦記物を読み漁っていました。そこで1つ、フェスタニア帝国の山岳部隊が強かったのは世界大戦以前ですよね?」
「あぁ。どの部隊にも全く手出し出来なかったからな。」
「その価値観です。元帥閣下。」
「つまり、彼らは下から攻めてくると?」
「精密に言うと違います。奴らは上下から攻めてきます」
「ほう…興味深い。」
(思い込みを利用して…か)
イワン将軍は1人考える。また、エヴァが口を開く
「しかし、攻めてこない可能性もあります。我々は先の大戦でペルリアル条約を結ばされました。しかし、戦争となってしまい、大国へと昇華すれば自ずと条約は消えていきます。なので我々が、世界で覇権を握ろうと考えるならばこの戦いは何がなんでも勝たなければなりません。元帥閣下!航空機はありますか?」
「あぁ。先の大戦で用無しと判断された空飛ぶガラクタか?」
「最大限に利用しましょう。そして旧フールル フェスタニア帝国領の奪還作戦を全て立案してください。全て、勝つことを前提として」
「一気に取り戻すのか!?無理に決まっているだろう…1つずつ、落ち着いて取り返さねば…」
「いいえ閣下、この作戦は速度が重要です。フェスタニア帝国とその隣国まで一気に抑えてしまいましょう。」
そしてエヴァは強く主張する
過去の軍記物を見るにこの世界では、まだ航空機は黎明期だ
「一気に取り返すとはいえ、どうやって?フェスタニア帝国は山岳が多く、我々も山岳部隊を有しているとはいえ仮想敵国より練度は劣るぞ?」
イワン将軍が主張する。それはそうだ。この世界ではやっと単葉機(羽が一直線の物)が出てきたばかりだ。だからこそ、他国が重要性に気づいていないからこそ、使わない選択は端から無い。
「航空機を使うのです」
「航空機?最近単葉機などという物が出たあれか?」
「はい。あれに爆弾を取り付けましょう。」
「爆弾…か…それを首都に放り込むと?」
「いいえ。フェスタニア帝国の首都 フェーメル近郊を爆撃し続け、首都の市街戦に持ち込まずに降伏へ追いやります」
仮想敵国 フェスタニア帝国の首都 フェーメル
数百年の歴史を歩んできたこの都市は世界一の芸術都市へと変貌していた。
「それで降伏しなければ?フェーメル周辺には厳重な敵の防衛線がある。爆撃で降伏しなかったので総攻撃はこちらにも甚大な被害が出る」
「世界大戦当時、パイロットは撃墜されたら何で脱出していましたか?」
エヴァがイワン将軍に問いかける。周囲の者はアールネドルフ参謀総長以外理解していなかった
「パラシュートだな」
「まさか貴官!」
イワン将軍が当然だと答えるや否やアールネドルフは化け物を見たかのような怖気付いた顔になる
「戦闘機から歩兵を飛び降りさせようと…?」
「参謀総長はお察しが良いようで。ただ、使わない可能性の方が高いですがね…」
「貴官…才能があるな…クローフォード中尉、済まなかった、この様な優秀な者を前線に送ろうとしていたとは…この者を参謀本部お抱えにしたい物だ」
「参謀総長、成功するか分からない作戦に期待すること程危険な事はありませんよ」
エヴァが横から話す。死ぬ事の無い出世コースだとしても、前線で苦しむ兵士を横目に美味い飯を食える程性根は腐っていない。
「あぁ…(まるで大人だな)」
彼ら二人は意気投合し、アールネドルフは既存の計画書を放り捨て、新たに作戦地図を用意する。
「はぁ…エヴァ士官候補生はもう士官候補生では無いのでは?あぁ、後は現場の将兵の意見も聞いておかなければな…」
イワン将軍も追随して参加すると共に、クローフォード中尉もイワン将軍に誘われて参加する。
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