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前略、トカゲと頼りと
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「よしっ!」
斬る、いや斬れないけど、そんな心持ちでトカゲに剣を振るう。
「まだまだっ!」
だけど斬れなくてよかった、このトカゲの身体はすごく固い、下手な刃物では成果がでなかっただろう。
「どんどんいこう!」
実際は、同じ武器を使い続けるとすぐにダメになるので、装備変更をかかさない。
一匹づつ、丁寧に倒していく、効率は悪くともあたしにできる精一杯だ。
さて……リリアンの方は……
「……相変わらず、頼もしいね」
一騎当千、とでも言えばいいのか、とにかく強すぎる。
殺された事はあっても、戦ってる所を見たことがない。
本人も、枷と鎖のせいで、今出せる力は2割ほどだと言っていた。
正直、こういった場面で戦えるのか、不安も持っていた、だけど。
「まさに格が違う」
リリアンはその黒い大剣を完全に使いこなし、戦っていた。
あたしのように、この世界のルールで得たスキルだけで戦うのではなく、本当の意味で。
力まかせに叩きつけるだけでなく、しっかりと。
大きくとも剣、鮮やかに振るい、トカゲを両断していく。
その大剣の一振りで一匹のトカゲは飛び散った。
その次の一振りで2匹目のトカゲは消え去った。
思わず見とれる、普段の姿とは違う、戦いの中にいるリリアンに。
そして、その背後に影が見えた時……
「『セツナドライブ』!」
トカゲに向き合うリリアン、その背後の魔法陣から別のトカゲが。
余計なお世話かもしれない、それでも。
もしもの事が怖くてあたしは飛ぶ、その背に飛びかかるトカゲを切り伏せる。
「…………」
リリアンは驚いたような、それでも少し嬉しそうな顔でこちらを見た。
いや、嬉しそうは勘違いか?
「ごめん、余計なお世話だったかな?」
少しとぼけた感じに聞いてみる、ここで厳しい言葉が帰ってきても構わない、お互い無事なら。
「いえ……」
ここ最近、言い淀むことの多くなったリリアン、今回は次の言葉が紡がれるのが早かった。
「いいアシストです、この調子でいきましょう」
「りょーかい!まかせて!」
嬉しいな、この状況で背中を預けてもらえるのは!なら期待に答えよう!
「いつまでもそんなとこにいないでさ!こっちまで来なよ!」
トカゲを倒しながら、あたしはラルム君に叫ぶ、トカゲを呼び出した後、彼はまた空を浮かんでいる。
ドラゴンはいない、今のうちにぶん殴る。
「お断りします、殴られにいく趣味はないので」
杖を振るう、現れる幾何学的な魔法陣。
そして現れるトカゲ、トカゲ、トカゲ。
「やっかいだなぁ!」
こんなに便利なものなのか、『召喚術』というのは!さっきから一向にトカゲが減らない!
1度引き、リリアンと合流、背中を合わせて作戦会議。
「いい提案があります」
「さすが、頼りにしてたよ」
頼もしすぎる、確かにこんなに強かったら、今までの冒険はリリアン1人で済んでしまう。
これまでついてこなかったのは、あたしの成長のためだろうか、そんな事を考えた。
「私があの男を撃ち落としましょう、そして届かせなさい、セツナ、ドライブを」
「オッケー!任せて!」
頼りにされてる、じゃあ頑張ろうか!
……そういえば、そんなにセツナの部分に力を入れないでほしい、なんだか別々の言葉みたいだ。
『セツナドライブ』流れるように言ってほしい。
「そんじゃあいっちょいきますかー!」
あたしは走る、トカゲを飛び越え、必殺技の射程まで。
「沈みなさい」
リリアンの大剣が唸る、風を切り、その斬撃を空に轟かす。
「ぐっ……うっ!」
その風圧にラルム君は落下する、そしてあたしの準備もできている。
「『セツナドライブ・改』!!!」
駆ける、踏み込む、飛ぶ。
反応すら許さない刹那の斬撃は……
「んん?」
ラルム君に届く前に、何かに防がれた。
黒く、禍々しい何かに。
斬る、いや斬れないけど、そんな心持ちでトカゲに剣を振るう。
「まだまだっ!」
だけど斬れなくてよかった、このトカゲの身体はすごく固い、下手な刃物では成果がでなかっただろう。
「どんどんいこう!」
実際は、同じ武器を使い続けるとすぐにダメになるので、装備変更をかかさない。
一匹づつ、丁寧に倒していく、効率は悪くともあたしにできる精一杯だ。
さて……リリアンの方は……
「……相変わらず、頼もしいね」
一騎当千、とでも言えばいいのか、とにかく強すぎる。
殺された事はあっても、戦ってる所を見たことがない。
本人も、枷と鎖のせいで、今出せる力は2割ほどだと言っていた。
正直、こういった場面で戦えるのか、不安も持っていた、だけど。
「まさに格が違う」
リリアンはその黒い大剣を完全に使いこなし、戦っていた。
あたしのように、この世界のルールで得たスキルだけで戦うのではなく、本当の意味で。
力まかせに叩きつけるだけでなく、しっかりと。
大きくとも剣、鮮やかに振るい、トカゲを両断していく。
その大剣の一振りで一匹のトカゲは飛び散った。
その次の一振りで2匹目のトカゲは消え去った。
思わず見とれる、普段の姿とは違う、戦いの中にいるリリアンに。
そして、その背後に影が見えた時……
「『セツナドライブ』!」
トカゲに向き合うリリアン、その背後の魔法陣から別のトカゲが。
余計なお世話かもしれない、それでも。
もしもの事が怖くてあたしは飛ぶ、その背に飛びかかるトカゲを切り伏せる。
「…………」
リリアンは驚いたような、それでも少し嬉しそうな顔でこちらを見た。
いや、嬉しそうは勘違いか?
「ごめん、余計なお世話だったかな?」
少しとぼけた感じに聞いてみる、ここで厳しい言葉が帰ってきても構わない、お互い無事なら。
「いえ……」
ここ最近、言い淀むことの多くなったリリアン、今回は次の言葉が紡がれるのが早かった。
「いいアシストです、この調子でいきましょう」
「りょーかい!まかせて!」
嬉しいな、この状況で背中を預けてもらえるのは!なら期待に答えよう!
「いつまでもそんなとこにいないでさ!こっちまで来なよ!」
トカゲを倒しながら、あたしはラルム君に叫ぶ、トカゲを呼び出した後、彼はまた空を浮かんでいる。
ドラゴンはいない、今のうちにぶん殴る。
「お断りします、殴られにいく趣味はないので」
杖を振るう、現れる幾何学的な魔法陣。
そして現れるトカゲ、トカゲ、トカゲ。
「やっかいだなぁ!」
こんなに便利なものなのか、『召喚術』というのは!さっきから一向にトカゲが減らない!
1度引き、リリアンと合流、背中を合わせて作戦会議。
「いい提案があります」
「さすが、頼りにしてたよ」
頼もしすぎる、確かにこんなに強かったら、今までの冒険はリリアン1人で済んでしまう。
これまでついてこなかったのは、あたしの成長のためだろうか、そんな事を考えた。
「私があの男を撃ち落としましょう、そして届かせなさい、セツナ、ドライブを」
「オッケー!任せて!」
頼りにされてる、じゃあ頑張ろうか!
……そういえば、そんなにセツナの部分に力を入れないでほしい、なんだか別々の言葉みたいだ。
『セツナドライブ』流れるように言ってほしい。
「そんじゃあいっちょいきますかー!」
あたしは走る、トカゲを飛び越え、必殺技の射程まで。
「沈みなさい」
リリアンの大剣が唸る、風を切り、その斬撃を空に轟かす。
「ぐっ……うっ!」
その風圧にラルム君は落下する、そしてあたしの準備もできている。
「『セツナドライブ・改』!!!」
駆ける、踏み込む、飛ぶ。
反応すら許さない刹那の斬撃は……
「んん?」
ラルム君に届く前に、何かに防がれた。
黒く、禍々しい何かに。
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