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本章・わくわくえちえち編
#18・転生TSっ娘が元カノのフリをしたらどうなるのか?
しおりを挟むいつも通りの朝。
いつものモーニングルーティン。
そして、朝食……。
変だ。アックスの顔がやけに暗い。
寝起きで機嫌が悪くなるのは俺だけで充分だぞ。
「アック?」
「――咲柚梨っ!!」
「え? 私はサユキだけど。」
不味いな、リとキを間違える程重症だったのか。
ここまで不調なアックスを見るのは初めてだ。
「アック、今日は休んでもいいよ。」
「休む訳にゃいかねーよ。
俺は咲柚梨を独りにしたくねぇ……もう。」
「ちゃんと起きて! 私を見てよッ!!」
俺はついカッとなりアックスの襟を掴み上げる。
「……サユ?」
「やっと起きた。」
「ごめん、俺。放心してた。」
正気に戻ったので、一旦自席に戻る。
「何で放心してたのか聞いていい?
苦しいだろうけど、独りで抱えるよりは
幾分か楽になるでしょ。」
「だよな。じゃ、聞いてくれ。」
「うん。話してみて。」
「俺がさ。
まだ普通に女の子を好きだった頃の夢を見た。」
「それとサユリって子に何か関係が?」
「俺の初恋の子で、彼女だった。
向日葵の様に明るい子……を被った怯弱な少女。
顔も、声も、本当は弱い心も、
今のサユにそっくりな女の子だよ。」
さっきの態度はそうゆう事だったのか。
「その子は今、どうしてるの。」
「死んだ。」
「あ、アレでしょ?
神山先生に転生されたみたいな!?」
「――自殺だ。あとその当時神山はいない。」
「何でよ!?
アックならすぐに気付いて絶対庇うじゃん!」
「当時の俺は馬鹿だったんだよ。
だから死んだ。何一つ気付いてやれなかった。
独りで問題を抱え込んで、独りになって。
何も言わないまま消えたんだよ。」
「もしかしてアックが女性不信
なのもそれが原因なの。」
「あぁそうだ。咲柚梨は俺が気付かない所で
女共に虐められてたんだよ。
俺が初めから〈女性〉を信用してなけりゃ、
咲柚梨は死なずに済んだ。」
「そんなの……気付ける訳ないじゃん。」
俺はまだアックスの事を何も知らずにいた。
過去に戻れるなら、
軽い気持ちで彼を女子更衣室に誘おうとした
自分をぶん殴ってやりたい。
「俺がサユを独りにしたくねぇのも、
勉強会を強制させんのも、結局は
サユを咲柚梨と重ねてるからだ。」
「だとしても、アックは優しいと思うよ。」
「優しくなんかねぇよ。
咲柚梨にしてやれなかった事を
サユにしてるだけだ。」
「じゃあさ、アックはソノハの事嫌い?」
「嫌いじゃねーよ。」
アックス。やっぱり心の底では
女性という存在を
全否定してる訳じゃなさそうだな。
――分かってる。
アックスの本質は、
独りで困っている人を気に掛け。
誰であろうとも救いの手を差し伸べる。
そういう男であると。
過去の経験が、その優しさを強くしたんだ。
俺もアックスのそーゆー所、
意外と憧れてんだぜ。
「私、それが聞けただけでも充分だよ。」
「サユ、何か企んでねぇか。」
「ふっふっふ、バレちゃいましたか。」
鋭いな。
「サユリちゃんってどんな娘何ですか?」
「変装する気満々だな。
……どうせ止めたって無理矢理やんだろ。」
「よく分かってるじゃないですかぁ~。」
「そんな慰めは余計なお世話だ。
――って付け足したって止めねぇだろ。」
「うんっ!」
「臆病なクセに変な所頑固だよな。
その所為で俺毎回苦労してんだぞ。
Vや覗き魔の次は、初恋ちゃんかよ。」
「いいじゃないですかぁ~!
その方がアックも退屈しないでしょ~!」
「……あのなぁ。」
面倒くさそうな感じで頭を掻き、
溜息混じりにアックスは言葉を続ける。
「金髪碧眼、ハーフアップ。
左頭部に向日葵の髪飾りだ。」
「オッケー、ちょこっとイメチェンしてくるー♪」
朝食を早めに済ませた俺は、
歯磨きの後イメチェンに取り掛かる。
……まさか、あの時ソノハとショッピングした
用途不明のアイテム達が役に立つとはな。
タンスを開くと偶然にも向日葵の花飾り、
蒼のカラコン。金髪のウィッグがある。
何となく装着して、変装してみた。
姿見の前でくるりと一回転し、
改めてイメチェンした自分を見てみる。
「ほーんっ、コレがアックの初恋の子かぁ~。
何かチャラいなぁ。」
おし、ご対面といきますかね。
俺は嬉々として駆けり、
アックスの部屋へお邪魔する。
「おっはよぉーオノ君っ!」
「――どぅわぁっ!? 咲柚梨っ!」
「ですですぅー!」
当の本人は着替え中の様だ。
というか、俺の準備の方が普通に
時間かかんねぇか?
「嘘つけ、その角サユだろ。」
「あちゃーっ、バレちゃったかぁー。」
「いや、俺も一瞬マジで騙された。似過ぎかよ。」
「じゃあ私は今日一日限定で
サユリなんでよろしくね~っ!」
こんなんで再現出来てっか。
「つーか、
変装してテンション爆上がりしてねーか。」
「何か見た目チャラいしこんな性格かなーって!」
「ドンピシャだよこん畜生。」
お、アックス直々に認められたぞ。
本来の俺とは真逆の性格で疲れるが、
一日くらいならやってもいいな。
*
登校中。
「ねぇー、オノ君。この呼び方で合ってる?」
「合ってるぜ咲柚梨。」
「普段の私って登校中オノ君に何かしてる?」
「恋人繋ぎを要求してくる。」
「ふーん。こんな感じっ?」
俺は肩を寄らせて行動に移す。
……やっべ、これ自分でも恥ずかしい。
偽デートの時は仕方なくやってる節が
あったけども登校中だぞ。
周りの目もきっとあるから。
ほら、やっぱりそうなるよな。
非リアの殺意がズサズサ刺さるよ。
「咲柚梨……、ごめん。今の嘘。」
アックスは顔を真っ赤にし、自ら手を離した。
「だっ、だよねー!」
くっそぉ! 俺、見事に騙されちゃったぜ!
「普通に登校しようぜ。」
「もうっ! オノ君の意地悪ぅ!」
「あ、そのセリフ咲柚梨ポイントすげー高い。」
「あっそ!」
何でだろうな。
褒められてる筈なんだが、嬉しくねぇ。
寧ろ心がきゅっとしてる気さえする。
*
教室内にて。
予想通り俺は浮いた。
そりゃそうだ。サユキに似た別人が
平然と教室に入って来てるんだからな。
これでもかと平常運転してんのは
神山先生くらいだ。
「おいそこのキンパ。名は。」
訂正、思ったより動揺してた。
アックスも心配の眼差しを送ってくるが、
大丈夫であるとアイコンタクトで返す。
すると、やれやれと首を振った。
じゃ、遠慮なく行かせてもらうぜ。
「私はニッカ・オリバーティア!
サユキの姉です!
妹が体調不良なので代わりに来ましたっ!」
「アイツはそれで欠席が消えると
思ってんのか……ま、いいや。
授業は退屈だろうが是非ともついて来てくれ。」
「よろしくお願いしますっ!」
いやぁー、マジ適当な先生で良かった。
ニッカ姉貴はパツキンではねーけど
なんとか誤魔化せたな。
ん、何だ今の冷たい視線。……第4班からか?
謎の違和感を覚えながら、昼休みを迎えた。
「へー、サユキにお姉さんなんて居たんだ。
僕初耳だよ! よろしくねニッカ!」
「えぇ、貴女の話は妹から聞いてるわ。
ミミアちゃん、よろしくね~♪」
「咲柚梨、ホント楽しんでんな。」
「サユリ?」
「ア゛ー、気にしないでくれミミア。
ニッカのあだ名みてぇなモンだ。
サユに似てっから勝手に付けた。」
咄嗟の誤魔化しが無理矢理過ぎないか。
「んー、僕はどっちで呼んだらいいかな。」
「好きな方でいいんじゃねーの。
今日一日しか居ないゲスト的な奴だから。」
「そっか!」
変に納得されちゃったよ。
疑われるよりはマシか。
今更だけど、ミミアから見た
今世の俺ってどんな感じなんだろ。
今は別人と思われてるし、
これを機会に聞いてみっか。
「ねぇミミアちゃん。」
「ん?」
「私の妹ってミミアちゃんから
見てどんな子なの?」
アックスが呆れ気味に俺を見てくるが、
スルーしよう。
「うーん、サユキはね――」
*
放課後。
やはり真逆のキャラで居続けるのは
精神的にクる所がある。疲労的な意味で。
その分、客観的に見た雪女のサユキを
多くの仲間から知れたので良しとしよう。
案外評価は悪くなかった。
さて、下駄箱から靴を……って。
誰だ手紙を入れたの。
勝手にニッカごっこしたの
本人にバレたのか。……謝っておくか。
何々、体育館裏に一人で来いと。
「どうした咲柚梨。」
「ニッカお姉さんに呼ばれちゃった。」
「あー、あの偶に顔出してくるシスコンか。
確かにニッカという名前を出すには
あまりに別キャラだったもんな。」
「だね。」
「しっかり怒られてこい。」
「大丈夫ですよ。
ニッカお姉様、私に激甘なので。」
*
叱られる覚悟を決めた俺は、
面倒ながらもその場へ赴いた。
だが、そこに居たのは
俺の予想を外れた集団だった。
当然ニッカ姉貴は居ない。
「久しぶりね、咲柚梨。」
そう。
俺に果たし状を送ったのは、
ソノハを除く第4班だった。
「…………」
「まぁ、いきなり知らない人に正体バレて
声が出ないのも無理はないわよねぇ。」
何だ?
サリシャ達と咲柚梨に何の関係が。
「残念だったねぇ。死んで逃げられたと
思ったらまた私達と出会えるなんて。」
死んで……逃げられた?
――まさかッ!?
「これって運命って奴?
いいわよ。今世でもしっかり可愛いがって
あげる。だってまだ物足りないもの♡」
サリシャは舌なめずりして嗤った。
あぁ、そうかよ。
真相っつーのは割と身近に転がってんだな。
こんな形で釣れるとは予想外だが。
どうする。
コイツらをボコしてアックスに暴露するか。
でもそれで問題の根本は……解決するのか?
それより今聞くべきは。
「貴女達、何でソノハを仲間から外したの。」
「あっはっ!
ソノハと友達になって同情でもした?」
「………………」
「しょうがないじゃない。
だって貴女にそっくりだもの!
目障り過ぎてどう捨てるべきか悩んでたのよね。
どう偶然を装って外すか困ってたもの。」
コイツら、正気か。
そんだけの理由でソノハは……
ソノハは、お前らを信じてたのに。
「ごめん、私貴女達に容赦出来ないかも。」
「あはっ! 前世であんなに
サンドバッグされてまだ懲りないの!?
この世界は魔法が使えるんだよ!?
しかも4対1、自分の状況わかってる?」
「――そこまでつら!!」
俺が臨戦態勢に入ったその時。
空から少女の大声が響く。
一同は空へ視線を移した。
そこに居るのは、逆さに浮遊する少女。
猫耳に加え、俺と同じ一本角を持っている。
一体この娘は?
「誰よアンタ!
邪魔すんなら貴女も片付けるわよ!?」
「このままだと片付けられるのは、そっちつら。」
退屈な目で少女は言う。
「うるさい――ッ!?」
第4班はすぐに黙り込んだ。
無理もない。
彼女らの喉元には
砂鉄の刃が切先を向けているのだから。
「命が惜しけりゃ帰るつら。
ついでに、金輪際この子にも関わるな。」
「貴女にとってこの子は何なのよ!」
「…………っ。警告は2度も言わないつら。」
命の危機を悟ったのだろう。
第4班は悔しそうに去っていった。
彼女らが無傷で助かったのは吉と捉えるべきか。
しかし今の間は何だ?
俺に渦巻く疑問を置いて、
猫耳の女の子は寄ってくる。
「大丈夫つらか。」
「どうして私を助けたんです?」
「困ってる人が居たら助けたくなるつら。」
「そうは見えない。もっと何か別の理由がある。
何かを懐かしむ目で、苦しそうに見てた。
貴女は一体……」
「――そっちこそ誰つらか!?
どうして前世の私と同じ姿つら!!」
え? 今この娘。
もしや……ありえるのか、そんな事が。
まだ確証は持てねぇが。
確信に持ってける。
だって今の俺の姿は釣り針そのもの。
この一言で、全てが分かる。
「ふふ、当然ですよ。
だって私が〈サユリ〉ですから。」
「――違うっ、違う違う違うッ!!
私が咲柚梨つらぁっ! 鶴篠・咲柚梨なのっ!」
おっと、やっぱりお前も来るよな。アックス。
こっそり付けてくるはお見通しだっつーの。
「……咲柚梨、なのか。」
「オノ君?」
へっ、これで俺はお役御免だな。
俺はウィッグを投げ飛ばした。
「咲柚梨ぃっ!!」
「オノ君っ! 会いたかったつらぁぁっ!!」
俺は抱き合う2人を見て思った。
奇跡っつーのも、身近にあるものだと。
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