雷雪ちゃんはTSっ娘〜FTMの雌堕ちえちえち録!〜

たかしクランベリー

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本章・わくわくえちえち編

#30・鏡の中の自分に主導権が握られるとどうなるのか?

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いつも通りの朝。
いつも通りのモーニングルーティン。
ちょっと変化球の朝ごはん。

だが、みんなの様子が可笑しい。
なんか細々としてるしげっそりもしている。
生きたミイラみたいだ。

昨日はチョークを投げられた辺りから
記憶が曖昧だった。
というか、ほぼ覚えていない。

あれ、俺なんかやっちゃいました?
(某76系主人公風)

「みんな、どうしたの。」

「サユ……キバス」
「ソレハ、禁句ツラ…………。」
「センバヅル、2度と使わない。ゼッタイ。」
「イモウト、世界一ノ淫魔。」

それぞれがか細い声で何かを言っている。
不調なみんなを
見るとこっちまで気が参りそうだ。

アックだけは完全復活させる方法が
なんとなく分かるのでやってみよう。

「アックー!」
「ドウシタ……サユ。」
「口開けてー!」
「コ、コウカ? ――ぐぬっ!?」

「はーい! しっかり噛んで飲み込んでね!」

俺の指示通りアックスは食し、
深く息を吸った。

「俺ふっかぁぁああつ!!!
サユ! 今日も学校頑張ろうな!!」

俺の目論見通り、完全復帰しやがったな。
恐るべし変態パワーだぜ。

「復活したのはオノ君だけじゃないつら!」
「鶴ちゃん!」

良かった。
魔王軍幹部の実力は伊達じゃないな。
この調子でみんなも……

「センバヅル、2度と使わナイ。絶対。」
「イモウトォ……」

「この流れで復活してくんないかなぁ!?」
「しゃーねーだろ。昨日のサユに
絞り尽くされんだぞ俺ら。」
「そうつら!」

「絞り尽くされたって何!?
昨日の記憶が曖昧なんだけど私!」

「「…………」」

2人は頬を紅潮させ、目を泳がす。
すごく気になるのに
あちらは答えてくれなさそうだ。

「もうっ、答える気がないならいいですよ。」
「ごめんなサユ。この件は闇に葬ってくれ。」
「わかりましたよぉーだ。」



学校での1日が終わった。

ソノハやミミアも
例に漏れずミイラ化していたが
闇に葬ってくれと頼まれているので
聞かないでおいた。

そうして夕食、風呂、勉強会を
ログインボーナスの如く済ませる。

このまま何もなく終わると思いきや、
今日も懲りずにデバイス越しで招集を
かけられていた。

「よくぞ来てくれました。恋愛音痴ーズ。」
「帰っていいか?」
「まだ一言も話してませんけど!?」

出会い頭に馬鹿にされたら、
俺といえど帰りたくなる。
しかもそれがクソアイテムの
紹介時間であれば尚更だ。

No.01・ラッ手錠
No.02・ドッペル人形
No.03・性欲千羽鶴

今までのラインナップを見ても分かる様に、
恋愛という概念をまるで理解してない
開発陣のイカれた兵器ばかりだ。

人の恋を結ぶと言うよりは
人間関係を破壊する兵器として
売り出した方が稼げないか。

そんな俺の考えなどどこ吹く風。
キュピネはノリノリで新たなクソアイテムを出す。

「はいじゃがじゃんっ!!
恋縁魔導具No.04・鏡るく!!」

アックスは重たい腰を上げた。

「おし、帰ろうぜサユ。」
「えぇ。さっさと寝ましょう。」

「せめて性能紹介だけさせてよ!!
うわぁぁんんっ! この恋愛音痴ぃぃズぅう!!」

俺らは負け惜しみを嘆くキュピネを
置いて自室へと解散する。

自室へ向かう前に冷凍庫を開き、
今夜の報酬としてすぐに食べるはずだった
レモン味のかき氷を回収する。

呼ばれなけりゃもっと早く食えたのに……

後はキンキンな豆乳を、ををを??

「嘘、無い? 可笑しいなぁ。
いつもここに置いてあるんだけど。」

分かりやすくテープ貼ってるし、
その上マジックペンで名前を付けてるんだぞ。
こうしても尚、盗む奴がファミリーにいるのか。

アックス、鶴、マサ兄は
俺の不快になる行為は極力しないから……
消去法でキュピネか。

最近実験回数も増えた分、
キュピネへのヘイトが溜まって
冷たい態度をとった所為だろう。

こんな形で復讐するとはな。
しょぼいキューピッドめ。
仕方ない、今日の所は諦めて部屋に戻るか。

コップに水道水を入れ、
かき氷と共に自室へ運ぶ。
勉強机として使った事のない勉強机に
それらを置き、俺の至福時間が始まる。

「にっひひぃ~。いただきまぁ~す!
と、その前に。」

――パキパキパキパキ、カランッ。

氷結魔法で製氷を作り、
水の入ったコップに入れる。
かき氷のお供には冷えたドリンクが必須なのだ。

「では、改めて……」

「サユキちゃんっ!」

両の手を合わせようとしたタイミングで
キュピネが俺の部屋に現れる。

「あのぉ、キュピネさん。何の用ですか?」
「こ、これです!」

彼女は両手でコップを手前に出す。
待て、これって。

「はい。飲もうとした瞬間に
サユキちゃんのだと気付いて返しに来たんです。」

おっちょこちょいかよ。

まぁ、返してくれるだけまだ優しいか。
マッドサイエンティスト以外の面は
普通の一般人だし、
多少なりとも良心はあるのだろう。

けど。

「何でアックのコップなの?」
「あちゃーっ! 私とした事がついうっかりぃ!」

美人だからってテヘペロすれば
許されると思ってんのか。
つーか絶対故意だろこれ。

「あっれれぇサユキちゃ~ん。
私の善意を無下にするのかなぁ~?
もしかしてぇ~吸血鬼君と間接キスするのが
恥ずかしいのかなぁ?」

「は、恥ずかしい訳ないでしょ!
私は男の子ですからぁ!
こんなの当然出来ます!!」

そうだ。缶ジュースの飲み回しなんて
前世の第1班メンバーで
散々やってきたじゃねぇかよ。

俺がTS転生した所で何か変わる訳ねぇ。
甘く見過ぎだぜ雑魚キューピッド。

キュピネから豆乳を奪い返し、
ゴクゴクと飲み干す。
どうだ! これで馬鹿に出来まい!!

くそぉ、早飲みしたせいで味がよう分からん!

「っぷぁ! ど、どうですかキュピネ!
この程度じゃ冷やかしにもなりませんね!!
おととい来やがれです!!!」
「じゃじゃんっ♪ 手鏡ぃ!」

「――ッ!?」

なっ!? 何で俺顔赤くなってんだ?
これじゃマジで雌じゃねぇか。

いやいや、俺に限ってそれは無いって。
きっとキュピネに毒を盛られたんだ。

「あらぁ~、口ではどう言っても
ほっぺちゃんは正直ですねぇ~。」
「アンタが毒盛ったんでしょ!!」

「そんな事しませんよぉ~。
もしやったらファミリーに
タコ殴りされる所じゃ済みませんし~。
ほんじゃばいばーい♪」

俺の毒反応で遊びやがって……
今度絶対後悔させてやる。

ふぅ、怒ったって解毒作用はない。
悔しいがこの異常な状態を受け入れよう。
いっそ、かき氷とお冷でリラックスしよう。

「ん~っ、美味しい~っ!」

そうだよ。
このシャキシャキ感とふわふわな口溶け。
……最高だぁ。

これを両立するなんて
そう簡単に出来る事じゃねぇ。

美味ぇ……美味すぎるぜ。

おかげで毒の影響で頭に昇った熱も即冷却。
残るのはレモンの爽やかな後味と、
心地よい冷感だけだ。

雪女であるおかげか、
いくら冷たいものを食っても
こめかみがキーンとして不快になる事がない。

デメリット無しで食うかき氷は最強だ。
それ故、今世ではコーヒーゼリーを抑え
俺のお気に入りスイーツ1位を更新した。

「――ご馳走様でしたぁ!」

食い終わる頃には、
今日の不機嫌とおさらばしていた。
そのまま洗面所へ行き、就寝前の歯磨きうがい。
トドメにマウスウォッシュとガムをキメる。
……後は寝るだけ。



いつもの朝が来た。
いつも通りモーニングルーティンを済ませた
俺は洗面所から朝食の場へ赴こうと
歩を進め……進まない。

進めないどころじゃない。
鏡の前で棒立ちしたまま動けない。
金縛りというやつか。

俺らが知らないだけで、
実は事故物件だったりする?
今度霊媒師でも連れてくるか。

ほら、現に動けない俺をからかうように
鏡の中の俺がニッコニコで手を振ってくるし。

「はろぉ~、主人格の私ぃ~!
お元気してるかぁー。」
「首から下が金縛りされてんのに
元気な訳ないでしょ。
さっさと悪霊らしく退散してくれる?」

「もうっ、久しぶりの再会なのに
嬉しくないのかなぁ主人格ちゃん。」
「まさかアナタ、ドッペルの時の?」
「正解正解大正解っ♪
あ、でもオリジナル呼びはやめてね。
オリジナルは主人格ちゃんの方だし。」

まずその主人格ちゃん呼びをやめて欲しい。
俺は男だぞ。

「じゃあアンタの事なんて呼べばいいのよ。」
「んーそうねぇ。幻術世界のサユキだからぁ、
略して幻サユって呼び方でいいわ。」
「適当過ぎない!?」

この適当な感じも俺譲りなのか。

「でさでさぁ、アックとは上手くいってる?」

金縛りでも充分やばいのに
爆弾発言で追い討ちですか。 
……幻サユ恐るべし。

OKサインの指にもう片手の人差し指を
抜き差しするのやめてくんねーか。
そこまで行ってねーよ。

「上手くいってないわよ。てゆーか、
早く解放してよ。お腹空いたんだけど。」
「私が出現した理由とか気になんないのぉ?」

気になるも何も、
大体予想はついている。
昨晩の一連の出来事に、違和感を感じていた。

キュピネが意味もなく
俺の部屋に現れるなんてあり得ないんだ。
……つまり、まんまと嵌められたっつー訳だ。

昨日のあれは
俺の豆乳に鏡るくを割ったモノだろう。

「また変なアイテムの効果でしょ。」
「にひひぃ、正解っ!」
「正解しても嬉しくないんだけど。
さっさと解放して。」

「えーいいじゃん。
もうちょっとお話に付き合ってよ~。
こんな機会そうそうないよ~。」

あってたまるかよ。
でも、真っ向から否定したって状況が
変わる訳じゃねー。

どうゆう訳か今俺の身体の支配権を
握っているのは彼女だ。
下手に機嫌を損ねれば、
俺の身体を悪用されかねない。

正直付き合いたくないが、乗ってやる。
俺は安全第一主義なんだよ。

「分かった。アナタのお話に付き合ってあげる。」
「やったぁ! よしっ、早速聞いちゃおう!
主人格ちゃんって男の子なの?」
「――ブフォっ!」

幻サユは爆弾発言しか出来ない呪いに
かかってるのか。

「急に吐血しないでくれます?
私は真剣に聞いてるんですよ。
あと、もう一度口洗って下さいね。」

「ワ、ワタシハオトコノコデスヨ……」
「メンタル貧弱過ぎて心配になるわ。
――あ、天井にアックが張り付いてる。」
「嘘!?」
「嘘だよーん♪」

「んもうっ! さっきから私を馬鹿にしたり
女の子扱いしたりして何が目的なんですかっ!!」
「目的も何も、主人格ちゃんは女の子でしょ。」
「だーかーらぁ! 何度も
言ってるじゃないですか! 私は男の子です!」

「それって前世のお話ですよね。」
「うぐっ。で、でもぉ、つい最近
男の子に戻ったし……実質男の子だよね?」
「アンタが疑心暗鬼になってどうすんのよ。
もしかしてぇ~言い訳苦しくなっちゃった感じ。」

コイツ、悪魔だ。

「そんなの立証したって意味ないです。」
「ほーん。私は意味あると思うよー。
だってその方が自然に受け入れられるでしょ。」

「自然に受け入れられる……何の話?」

「心って何処にあると思う?」
「私の話無視して進めないでよ。」
「まぁまぁ、主人格ちゃんの
疑問に関係ある話だから聞いてっちょ。」

聞きたくねぇ。
今両手が動くなら全力で耳を塞ぎたい。

「精神とか、思考とか、心の在処って
諸説云われてるんだけどぉ。
そのメカニズムで
有力視されてるのが〈脳〉なんだよね。」

魂という曖昧な概念よりは信憑性があるもんな。

「そこで私は考えた訳だ。」

勝手に考えてろ。
言うだけ言ってさっさと解放しやがれ。

「それでさぁ、主人格ちゃんって
生まれた時からずーっと女の子の脳な訳よ。
それって男性脳を持ったまま後天的にTSした
TSっ娘とは大きく異なるよね。」

「えぇ、貴女の考え通り。
私は俗に言う先天的TSっ娘に当てはまるわ。
FTMと言われたらそれまでだし。」

「だから男の子に恋するのも
普通だと思うんだよね~。
女の子にさほど興奮しないのもそれが
原因じゃないかしら。」

流石俺の一部。
全部お見通しっつー事か。

「そうゆう事なんでぇ~、受け入れましょ?
――お・ん・な・の・こ♡」
「受け入れないわよ! 散々それっぽい事
言って堕とそうしても無駄だからね!!」

「むぅ。
オリジナルのクセに素直じゃないですね。
思春期迎えた頃から毎日愛液と女性ホルモン
ドバドバ分泌しといてまだ言いますか。」

今、身体の支配権が有れば間違いなく
鏡が粉々になってるな。

「素直とか、そういうのじゃない。」

「……ふふっ、いずれ理解する時が来ますから
ここまでにしときますよー♪」
「………………」

そんな時は一生来ないっつーの。

「本当はぁ、主人格ちゃんの身体を操って
アックときゃっきゃうふふ♡な予定でしたが
今日の所は見逃してあげます。
いやぁー有意義な話が出来て満足でした!!
ほんじゃ、またの機会に会いましょうね~!!!」

瞬間、鏡が一瞬だけ眩しく光った。
光が消えたのち、
鏡面が映すのはいつもの俺だった。 
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