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終章・らすとぱーと編
#39・ドラゴンライダーになるとどうなるのか?
しおりを挟むとある酒場。
「君、綺麗だねー。どう?
俺と組んで最強の竜騎戦士目指さねぇか。」
「B +ランクの騎竜、ふん。雑魚ね。
私はSランク騎竜持ちの竜騎戦士。
足手纏いと手を組むほど暇人じゃないの。
……帰って。」
男は啜り泣いてその場を去る。
帰宅して早々彼が縋るのは、実の兄・アニドーラ。
「兄貴ぃ! 聞いてくれ!
俺は綺麗なお姉さんと組んで、
竜騎戦士の最強を目指したかった!
……なのに、どうしてなんだよ。」
アニドーラは弟の肩を優しく叩いた。
その慰めは、彼の苦しみを解放する。
「お前は何も悪くない。」
「だよな。俺は……何も、待て。」
「どうした弟よ。」
「兄貴って俺と同時期に竜騎戦士始めたよな。」
「……あぁ、そうだが。」
「兄貴って今は名もしれたS級竜騎戦士だよな。」
「可笑しいか?」
「可笑しいだろ! だ、だって同時期だぞ!!」
アニドーラは頭を抱えた。
深い溜息まで吐き、弟に呆れている。
「まさか弟よ。
何も知らずに竜騎戦士を始めたのか。」
「だからなんだよ! 悪いって言いたいのか!」
「何度でも言う。お前は悪くない。」
「そんな事何度言われたって……分かんねぇよ。」
彼は悔しそうに歯噛みする。
誰にもぶつけようのない憤怒を鎖で縛り付け、
己が心に自責するしか出来ない。
その心が通じたのか。
アニドーラは深く呼吸を置いて、口を開いた。
「教えてやろう。俺がどうやってすぐに
S級竜騎戦士に成り上がったか。」
「本当……ですか。」
「勿論だ。弟の夢を全力で
手助けするのも兄である俺の務め。」
「兄貴ぃっ!!」
「今、竜騎戦士を新規で始めた者は
スタートアップダンジョンを受けられるんだ。」
「そしたら、どうなるんすか!!」
「通常ドロップ率810倍。
クリア報酬にはSS級武具、SS級騎竜の宝卵が
確定でギルドから提供されるんだよ。」
「なんだよそれ!
俺リセマラするしかねぇじゃんか!!」
「「さぁ、君もやってみよう!!
――竜騎戦士!!
全竜騎戦士1位も夢じゃない!!!」」
*
「っていうコマーシャルをテレビで見たの!
凄いでしょ! 私もなってみたいよ!」
俺は燃えていた。
これだよこれ。異世界といえば竜騎戦士だろ。
男のロマン、夢、希望!!
乗らずしていつ乗るんだ?
――今でしょ!
「いや待て待て待て!!
俺たちの存続に関わる危なっかしい
コマーシャル説明すんのやめろサユ!!」
「ほぇ?」
「ほぇ? じゃねぇだろ!!
俺ら案件取ってねぇぞ! 消されっぞ!!」
「消される?」
「だから……その、アレだ。
俺らじゃどうにも出来ねぇ
偉大なる存在がいるんだよ。」
アックスが珍しく青褪めている。
それほどまでに恐ろしいのか。
仕方ない、コマーシャルの説明を
深掘りするのはやめておこう。
「分かった。アックの言う通り
コマーシャルのお話はやめる。」
「おう、助かるぜ。」
「で、みんなは私が竜騎戦士になるの反対?」
皆一様に首を横に振る。
満場一致の賛成であると捉えていいな。
「しかし、サユ。
お前翼生やして飛べるのに態々ドラゴンに
乗って戦う必要あるか?」
「もうっ! アックは分かってないですね。
竜騎戦士とは男のロマン。
異世界に転生したら真っ先にやるべきです!
それともアックは興味ないんですか!」
「ア゛ー、実は興味あるぜ。」
「でしょでしょー!
男の夢トップ5ですもんね!」
「どこの統計だよ!?」
「さぁ……?」
「サユに聞いた俺が馬鹿だったよ!」
「んなっ!? 私は馬鹿じゃないですっ!
んもー傷付きましたぁ!
罰として私と共に竜騎戦士になって下さい!」
「あぁいいぜ! サユより強い竜騎戦士に
なって分からせてやんよ!!」
*
ある休日。
マサ兄から支給された多額の金で
アックスと2人で遠出した。
マサ兄の準備が良すぎて、
電車であるはずなのに気分はカフェだ。
VIP席まで予約せんでもいいのに。
「なぁサユ……本気なんだな。」
「えぇ。ここまで来て引いたら
ファミリーの皆んなにも申し訳ないしね。」
卓に乗る上質な紅茶を一飲みし、一服する。
ふむ。
この華やかで優美な味わい、清らかな後味。
一杯で札が消えるレベルの逸品だ。
マサ兄は電車デートでも狙ってるのか?
「アック、これ結構美味しいわね。」
「駅員さん。
俺はオレンジジュースでオナシャス!」
「勿体なさすぎたよアック!?」
「いーんだよ。変に背伸びして転んだ日にゃ
目も当てらんねーだろ。
それに俺は……サユの淹れた紅茶が飲みてぇ。
そう決めてんだ。」
まーたキザなセリフ覚えやがって。
ありゃりゃ? この紅茶ってホットだったか?
顔がやけに熱いな。
「ふんっ。そんなカッコつけたって
私は堕ちませんから。ふーふー。」
念の為、息で冷まそう。
「サユの飲んでる紅茶、アイスだぞ。」
「違います。これは羽虫を飛ばす為の行為です。」
「飛んでねーよ。
最新設備の車両を何だと思ってんだ。」
アックスはどうしても
俺をイジり倒すつもりらしい。
それならこちらにだって作戦はある。
「あっれれ~アックぅ~。
頬にオレンジの果肉ついてますよぉ~?」
ふっ。
生搾りの一級オレンジジュースを頼んだ事、
後悔するがいい。
「うっ、嘘だろ?」
「んもぅ~、いい歳してはしたない
お坊ちゃんですね。私が指で取って
あげましょうか~??」
「~~っ!?」
へへっ。馬鹿みたいに動揺してんぜ。
「ほぉらぁ♡ 目ぇ閉じて~。」
「こ、こうか?」
「うんうん。上出来だよぉ~アックぅ♡」
俺の言う通りに動く様も実に面白い。
顔を赤くしながら震えてるのも
滑稽っぷりに拍車をかけている。
はっ! 本当はそんなの付いてねーのによ。
何を期待してんだか丸わかりだっつーの。
元男なんだぜこっちは。
さぁ、くらうがいい。
これぞ俺の……お仕置きデコピンだ!!
――ぺこんっ!
「ってぇ! 何すんだよサユ!」
「にっしっしぃ~。やーい騙されてやんのー!
可愛いぃ~っ♪」
「何言ってんだよ。俺なんかより、
今みてーに笑ってるサユの方が100倍可愛い。」
「~~っ!?!?」
「クソ雑魚発情雪女。」
「はぁ!? 私クソ雑魚発情雪女じゃないし!
冷静沈着なエリートTSっ娘ですから!!
てかアックのキモ発言で熱出たんだけど!!
責任取んなさいよ!!」
顔が熱いし、鼓動も加速化してる。
ここまで身体に支障をきたす
キモ発言を何故アックスは平然と言えるんだ。
腹立たしくてしょうがない。
「責任……これか?」
アックスは尚もニヤニヤし、OKサインの指に
もう片手の人差し指を抜き差しし出す。
下半身に忠実でなによりだ。
「電車から叩き出してもいいのよ?」
「嘘です冗談です。お許しください。」
「変な所潔いわね。
んじゃ、そろそろ本題に入るわ。」
少し帯電するだけでビビり過ぎだろ。
まぁいいや。
俺は事前に書店で入手した本を卓に置いた。
「これは何だサユ。」
「表紙で理解してよ!
見ての通り、竜騎戦士の指南書。」
「ア゛ー、言われてみればそうだな。」
何も知らずに騎乗しては事故の元だ。
俺らの身体は一般人より頑丈といえ、
乗る相手がドラゴン。
万が一の可能性だってあるのだ。
「で、アックはどのくらい
これについて知ってるのかな?」
「全く知らねぇ。
適当に乗れば飛べんだろ。」
あぁ、嫌な予感が当たったよ。
俺が指南書に目を通してなけりゃ
どうしてるつもりなんだよアックス。
ったく、最悪のケースを想定しといて良かったぜ。
俺はソノハからお裾分けされた
伊達メガネを装備した。
おそらくこれくらいしか
出番がないので使っておく。
「おっ!?
メガネ姿のサユもめちゃ可愛じゃねーか。」
「下らないお世辞どーも。
さて、準備不足のアックに指導を施すので
覚悟して下さい。」
メガネをクイっとしてカッコつけてみたが、
いざやると恥ずいな。
「保健体育の実習っすか!
是非ともヒールで俺の息子を踏み倒して下さい!」
「この状況でよくそんな桃色思考が出来るわね。
竜騎戦士についての指導よ。」
「ガーン。」
肩落とすんじゃねぇ。
マジで何を期待してるんだこの変態は……
メガネっ娘=Sっ娘の偏見を持ち込むな。
「では、始めますよ。」
*
『到着~、到着で~す!』
車掌のアナウンスを合図に駅へと降りる。
俺なりに叩き込んだつもりだが、
アックスがきちんと理解しているかは不明だ。
いうて、アックスは元々地頭が良い。
あれだけの説明でも充分だろう。
伊達メガネは外しといた。
「っかぁ~、頭ごちゃごちゃだぜ。
サユ、どんだけこの日を楽しみにしてたんだよ。」
「推し漫画家達のTSエロ漫画新刊が
10冊同時に出るくらいには。」
「俺は一冊分なんだが……
とんでもねー温度差だな。」
「温度差なんてどうでもいいんですっ!
行きましょうアック!!」
「ちょっ、サユ!? 手ぇ引っ張んなよ!」
俺はアックスの意見などそっちのけで
例の場所へと向かった。
そして、竜騎士管理局へとお邪魔した。
受付嬢が引き攣った笑顔で出迎えてくる。
「お客様ぁ~、ここをデートスポットか
何かと勘違いしてませんか~。」
「「――してないしてない!!」」
受付嬢怖っ!
憎しみが俺らの身体貫通してますって!
「分かりました。貴方達はただ
竜騎戦士を体験しに来たんですね。」
「えぇ、その通りですよ。」
「あぁ、俺はサユとイチャ……
何でも゛な゛い゛でず。」
危ない予感がしたので
置きクレーターパンチしといた。
おかげで、何とか間一髪アックスを抑えられた。
やはり油断も隙もない吸血鬼だ。
あれ、受付嬢の顔こんなに穏やかだったっけ。
……もしかして、
今の拳でカップルの疑いが晴れた。
これはチャンスっ!!
「ごめんなさい受付さん。
私の弟見ての通り極度なシスコンでして、
手に負えないんです~。」
「こちらこそ、在らぬ疑いをかけてすいません。
さぁ、私も切り替えて貴方達の
相手をしましょう。」
*
結果、日帰り竜騎戦士プランへ案内された。
本当は勢いのまま竜騎戦士に
なっても良いのだが、学生という身分が邪魔する。
どの道続けようものなら、
神山先生とファミリーが全力で連れ戻しにくる。
今は妥協するしかあるまい。
ので、
将来の夢候補トップ3に留めて置いてやる。
そんで、指定の広場へ
俺とアックスは向かった。
徒歩15分程歩いた先。
ドラゴンは目視出来る距離に居た。
禍々しくも雄々しい欠けた双角。
歴戦の傷が浮き出た鱗と翼。貫禄のある隻眼。
正しくそこに居たのは、童話や伝承などで
語り継がれたドラゴンそのもの。
なのだが……
「ようやく来たか、冷やかしカップル。」
「ねぇアック。私達のドラゴンって
アレで合ってる? めっちゃ老いてない?」
「こらっ、言うな。
格安プランなんだから仕方ねーだろ。」
「聞こえておるぞ子童共ォ!!」
「「――ひぃぃいいっ!」」
この距離でも鼓膜が破れそうな声量。
ドラゴン、恐るべし。
「全く……志し高い竜騎戦士。
その若葉が訪れると思いきやこの有様か。
竜騎戦士協会も末だな。」
末なのはお前の年齢だよ。
「シニアドラゴンがほざくんじゃねぇ。
俺らに最初喧嘩売ったのはお前だろ。
冷やかしじゃねぇ、本気だ!!」
「そうだそうだ!!」
もっと言ってやれアックス。
俺は後ろで隠れてっからよぉ。
「ふむふむ。確かに儂も言い過ぎたな。
ここは痛み分けといこうか。
儂は豪龍・ジーディじゃ、宜しくのぅ。」
あれれ。頑固気質なドラゴンかと思いきや、
意外と柔軟だぞ。
「話の分かるドラゴンで助かるぜ。
ほら、さっさと楽しい楽しい
スカイデートに導きやがれ。」
「かっかっかぁ!! 吸血鬼の小僧!
随分面白い事言いおるなぁ!
そこの小娘は嫌そうな顔しとるぞ!」
「だっ、誰が小娘ですか!
私は男の子ですよぉーだぁ! べー!」
「ほう。どれどれ。」
――ヒュゥウウン。
突風が下から舞い上がり、俺のスカートが捲れる。
瞬間、その奇跡を視界に収めた
アックスは鼻血を噴き出して気絶した。
元凶であるドラゴンの方は……
「ふぉっふぉっふぉっ。やはり女子ではないか。
小娘よ、儂を騙すなんて100年早いわい!」
「……エロドラゴン。」
「構わん構わん。して、お主。
何故男のような心を演じておる?」
なっ! コイツも〈読める側〉!?
しかも、幻サユや鶴と同じ事いいやがる。
「甘くみられては困るのぅ。
儂だって無駄に歳食った竜ではない。
こんな芸当朝飯前じゃわい。」
「うる……さい。アンタも私の中の〈男〉を
否定するなら、容赦しない。」
「おーおー、怖いのぉ怖いのぉ。
降参じゃ降参。儂を氷漬けにせんでくれ。
(この威圧と魔力、まさかあの雪女の……)」
俺は魔力の錬成を止めた。
「分かったわ。見逃してあげる。」
「恩に切る……が。ただ一つ、
年寄りの忠告を聞いてくれんか。」
「何よ。」
「前世が全てじゃない。
〈今〉を自分らしく生きろ。
でなきゃ近い未来、お主は後悔する。」
みんな知ったような口言いやがって。
俺は偶々、生まれながらに
雌の身体を受肉した川越・佐雪という男だ。
ただ、その身体にサユキ・オリバーティアと
名付けられ生きている。
それ以下でもそれ以上でもねー。
過去、現在、未来。
どこに居ようが変わらない絶対的事実。
それだけが……俺の〈今〉だ。
男の言葉が、口から出なくとも関係ない。
「あっそ。
私は今を充分自分らしく生きてますよーだ。」
0
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