雷雪ちゃんはTSっ娘〜FTMの雌堕ちえちえち録!〜

たかしクランベリー

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終章・らすとぱーと編

#50・【秋の修学旅行(前編)】吸血鬼が猫娘になるとどうなるのか?

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――紅葉都市・ベニヨウ

四大四季都市の一つ。

他には、
春桜都市、夏海都市、雪原都市などが存在する。
夏休みは、夏海都市でお世話になったな。

で、話を戻そう。

ここ、紅葉都市・ベニヨウは
和を感じさせる造りの建造物が連なる都市。
日本で例えるならば、
京都と浅草のハイブリッドと言うべきだろうか。

街道で等間隔に植えられた紅葉樹たちが
陽光に照らされ、ルビーの如し深紅の輝きを放つ。

それによって彩られた和の街の美しさは、
見る者らを魅了する。
秋だからこそ見られる〈ベニヨウ〉の一面だ。

そんで、何故俺らがそこに居るかと言うと……

「おい、サユ。あまり離れんじゃねぇ。
班行動のマニュアルちゃんと読んだか?」
「読みましたよーだ!」

「修学旅行だからって浮かれ過ぎですよ
サユキちゃん。班行動を大事にしないと……
――あら^まぁ~良い百合ぃ~♡」

「ソノハ、その双眼鏡は何だ?」
「やだなぁー、観光視察ですよ~ミミアちゃん。」
「そうか。そうならそうと説明してくれ。」

ミミア、騙されてるぞ。

……とまぁ、ご覧の通り。
第1班の面子で絶賛修学旅行中だ。

神山先生が指定した各観光ポイントで
班員全員が映る写真を撮り、
ダイレクトメールで担任に提出。

それが終わればこの街で好き勝手し放題。

今回の観光テーマは
食欲、運動、芸術の秋!
観光ポイントも
それらに影響された場所ばかりである。

我ら第1班はちょうど今、
第1撮影地点・運動の秋!
忍者体験屋敷へとお邪魔してる所だ。

開幕、浴衣衣装の美人受付嬢が迎えてくれた。

「いらっしゃいませー、お客様……
申し訳ありません。
この場所は美少女ハーレム男厳禁ですので、
今すぐに立ち去って下さい。」

何があったんだよここ。
チーレム主人公に襲撃でもされたんか?
世知辛いにも程があるぞ。

あーやだやだこの殺気。
間違いなく出禁にする気だよこの受付嬢。

「俺はハーレム主人公じゃねぇぇええ!」

アックスが抗った所で現状は変わらないので、
俺ら3人で彼を引き摺り出した。

外に出たのち、
手頃な木製ベンチに腰を掛け
作戦会議に移る事にした。

「さて、どうしましょう。
このままではアックと共に忍者体験出来ません。」
「んー、これは困りものですねぇ。」
「僕もどうしたらいいかさっぱりだよ……」

ほほう。
アックスがはたから見れば、
美少女ハーレムに見えるのは当たり前か。

実はミミアと俺が男だったりするのだが、
TS転生してる所為で事態をややこしくしている。
ならば……

「ソノハちゃんの能力ってさ、
生物や無機物に絵を被せる能力なんだよね?」
「うん、そうだよ。
幻覚能力はおまけだけど……それが?」

「……待て、サユ。何考えてやがる。」

アックスめ、俺と長居してるだけあって
思考を察してしまったか。
勘のいいTS愛好家だなぁオイ。

「ソノハちゃん。
アックに女の子の身体を被せる事って出来る?」

「成る程ね~。良い考えじゃない。
可能よ……但し。」

「但し?」

但しっつー事は、やはり前提条件があるのか。
神筆の恋人。
思ったより万能能力じゃなさそうだ。

「私も1から女の子の身体を描くなんて無理。
見知った女性を
模写して被せるのは出来るけどね。」

訂正、ぶっ壊れ能力ですこれ。

「可能なのはそうね……
被りを回避しなきゃいけないからぁ~。
シギャクちゃん、アイリャちゃん。
キュピネさん、フィエルナさんってところね。」

「「――キュピネとフィエルナはやめてくれ!」」

候補から是非とも全力で外して頂きたい。
アックスと息が合ってでも否定してやる。

「はは……そうだよね。
実母や居候OLと修学旅行するなんて
僕でも耐えられないよ。」

「ふむふむ。そういう事でしたら、
シギャクちゃんかアイリャちゃんの2択。
馴染みがあるのはシギャクちゃんの方かな?」

「それで頼みますソノハちゃん!」
「ちょっ!? 勝手に決めんなよサユ!
まだ確定した訳じゃ……」

「ダメですリーダー。
はぁ~いっ♪  レッツどろーいんぐ♡」

ソノハは見えざる筆を構え、煙幕を発生させた。
煙幕が晴れて現れたのは、
毎朝腐るほど見てる猫耳美少女。

妹という関係と、
シスコン赤ちゃん属性さえ目覚めなければ、
おそらくTS転生した俺でも
ガチ恋するレベルの美少女。

実際、一時的とはいえ男に戻った俺は
彼女にドキドキしっぱなしだった。

翠に煌めく一本角とふさふさの猫耳が特徴の彼女。

――シギャク・ツルシュの姿がそこにあった。

「げほっ……げほっ。何つらこれ。
ある。ない。きぃぃいぁぁああっ!!」

自身の身体をペタペタ触り、
顔面蒼白となった鶴が叫んだ。
そういや、中身はアックスだったな。

いつもとは違う鶴の一面が見れて面白い。
服装もいつもの彼女と同じだ。

「凄い、アックが鶴ちゃんになってる!?」
「違う、違うつら。私はTSっ娘を
分からせたいんであってTSっ娘に
なりたい訳では……とほほ。」

やっべぇ。
鶴が絶対言わない言葉で凹んでる。面白れぇ。

でも、何か違和感ねぇか。

「ソノハちゃん。
この子の中身ってアックだよね?」
「えぇ、そうですけど。」
「口調が本人っぽくない?」

「そりゃそうですよ。
私はリーダーにシギャクちゃんを被せたんです。
口調や、人に対しての呼称が
本人に依存されるのは必然なんです。」

ほーん。なんか妙に説得力あるなぁ。
能力者当人だから当たり前か。

何はともあれ。
まずはこの状態となったアックスを
どう呼ぶか考えよう。

そのまま呼ぶと違和感満載だしな。

アックス、アックス、アックス……
そうだ! 反対にしてスクアちゃんと呼ぼう!
ふっ、俺ってば天才ッ!

「分かりましたソノハちゃん。
ありがとうございますっ!」
「いや~、それほどでもだよ~。」

「おいおい2人とも、アックスを女の子に
したのはいいが、なんて呼べばいいんだ。」
「ふっふっふ、ミミアちゃん。
それは心配要りませんわ。」

「……サユキちゃん?」
「スクアちゃんなんてどうでしょう!
我ながら完璧なネーミングセンスだと思います!」

「名案ですねっ! サユキちゃんっ!」

――パァンッ!!

理解の早いソノハと共にハイタッチを交わす。
可哀想なことに、
ミミアはきょとんとして置いてかれている。

おねたんの決定なら文句なしつら!」

ほら、このようにアックス本人も……

「って姉たん呼び!?」
「あれ……私なんで姉たんの事を姉たんと?
これも、ソノたんの仕業つら?」

「如何にもですリーダー。
それが私の能力ですから。」
「面倒くさい能力。
これじゃ私が本物の鶴みたいつら。」

「大丈夫だよー♪  スクアちゃんはスクアだし!」
「……姉たん。」

俺はスクアを慰めるように数十秒ハグした。
特に意味はない。

頃合いを見て離れれば、
カーッと紅潮したスクアの姿があった。
鶴が見せないウブな様子は新鮮で、
とても萌えを感じる。

これが女体化したアックスであれば尚更だ、

「それは、ズルいつら。」

「うんうん。尊いわ。」

ソノハが満足気に頷いた。
もっとスクアちゃんをイジりたいが、
時間は無限じゃない。

「ねぇ皆、目先の問題は解決したんだ。
僕らもそろそろ動こう。」

そうそう。それを言いたかったんだよミミア。
早く忍者体験屋敷に戻らねーとな。

「よーし! 行くぞー!」
「「「おーーー!!!」」」



再び、忍者体験屋敷へと入る。
今度こそ受付嬢は俺らを通してくれた。

続けて俺らを出迎えてくれたのは、
案内役兼、体験指導者の忍だ。

「はーっはっは! 君らが今回の愛弟子達か!
忍々意図面白しなり……上玉の女子おなご達ッ!」

何かキャラの濃い忍者お兄さん来たんだけど。
変にクール気取るコーチよりはマシか。
一々それっぽいポージングせんでいい。
分かった分かった忍者なんだろ。

「早く始めて貰っていいつらか?」

「猫耳ちゃん。そうだね!」

ぶん殴りてぇこのコーチ。

「そんじゃ、君らにはさっそく――にんッ!」

彼の詠唱に合わせ、
俺らの足元から煙幕が立ち上る。

そして。
白く立昇る煙が消え去る頃。

俺ら第1班は、屋敷内とは違う何処かにいた。
蓮のような植物が多く生い茂る大池。
滝行向けな水圧を放つ滝も見える。

そんな美しき和の情景に心奪われるより先。
水面に優しく揺られる筏の上で、
コーチのお話が始まった。

「忍ッ! 此処に来て貰ったのは他でもない。
忍者体験をする為だ!
ここ〈水の間〉にて
最も忍者ポイントを稼いだ者に、
お手製忍者バッチをプレゼントだ忍ッ!」

全力でいらねー。

「で、その忍者体験とは何つら。」

スクアちゃん。
本人並に面倒くさがり発揮しなくていいぞ。

「まずは全員、そこの蓮の上に立つんだ忍っ!」

スクアの質問無視して
勝手に進行しやがったぞコイツ。
……ムカつくけど、仕方ねーな。

コーチの指示通り、一同で蓮の上に立った。
普通ならドボンと池に落ちてしまうのだが、
この蓮は特別製らしく、
しっかりとした足場になっている。

「おーし! 皆の者、立ったで忍な!
水上立ち……如何にも忍者っぽいであろう!!」

語尾はござるの方がマシな気してきた。
さっきから思うけど忍って何だよ。
そこまで主張せんでも服装みりゃ分かるぞ。

「ルールは至極簡単! 
愛弟子達は俺相手に一斉ジャンケンを挑む!
勝利した時の〈型〉によって
足場に乗り移れる回数は変わる忍ッ!」

「あいこや負けだとどうなるつら。」
「良い質問だね猫の嬢ちゃん。進めないだけだ。」

ほほう。
ルールを纏めるとこんな感じか。

じゃんけんで勝ち続け、
勝利するたび蓮の足場に跳び移りを繰り返す。
そんで、陸地に上がればゴール。

勝利の〈型〉によって、跳び移りの回数は変動。
パーで5。チョキで2。グーで1。
特殊ルール・2連続あいこである場合、4。
という形で自分(駒)を進めていく。

ならば、
皆が同時にずーっとパーを選択すればいい。
と考えるだろうが、そう甘くない。

このゲームの特徴はそこにある。

仮にジャンケンを仕掛ける方を〈親〉。
仕掛けられる多人数側を〈子〉。と呼ぼう。

〈親〉は2回まで同じ型を使えるのに対し、
〈子〉は連続して同じ型を使えない。
要するに、このゲームを
大きく左右するのは〈子〉の〈読み〉だ。

それともう一つ。厄介な仕様がある。
俺らが乗ってる足場であるこの特製蓮。

――パッパッパッパッ……ぽとんっ。

「愛弟子達よ、注意して欲しい。
その蓮は対象が跳び移ると沈むんだ。
そして、違う場所でランダムに浮き直す。」

スクアが水切り石で事前に試した結果通り、
コーチが細く説明を加える。

これがどういう事かと言うと、
子が子の妨害を行える点だ。
スタート地点がほぼ同じな子同士にとって、
とてもやりづらい仕様。

コーチは俺らの裏切り合う様を
どうしても見たいらしい。

更に、跳び移るのに失敗すると
陸地側とは逆の特製蓮へランダムワープする。
勿論、勝利判定も消滅だ。

ただの改造版グ○コと侮るなかれ。
……これこそ忍者流グ○コだ。

「さぁみんな! 準備はいいか忍っ?
――いっせーのーせぇい!!」



結果。
予想通りスクアの圧勝だ。

こういうゲームは
悪知恵の働く捻くれ者が基本的に有利なんだ。
分かりきってた結果と言えよう。

特に、スクアやソノハには相性抜群のゲームだ。
アンタら、
フェイント読みの型出し勝利は最早チートなんよ。

ソノハなんて、度々跳び移り失敗してなかったら
俺の2位の座すら危なかった。

「えーと、雪女ちゃんと狼ちゃん。
君ら直線的思考タイプだね。
残念ながら……忍者向きじゃないぞ。」

勝手にクノイチ衣装着せといて言う
セリフじゃねーな。
コイツ池に落としていいか?

「それに比べて……
猫ちゃんと、キューピットちゃんは凄いね。
俺の読みを悉く見抜けるのは才能の塊だ忍ッ!」

「えへへ~、それほどでもありますぅ~。」
「忍者のお兄さんがマヌケなだけつら。」

まー、何はともあれ。
撮影ポイントに到着だな。

戻してやっか。

「ソノハちゃん、そろそろスクアちゃんを
戻していいんじゃない?」

「確かにそうですね。
ここが撮影地点で間違いなさそうですし。
レッツ♪  イレーシング!」

またもや見えざる筆を振り、
スクアの足元から煙幕を発生させる。

げほげほという声と共に、彼は現れた。

――いつものアックスが帰ってきた!

「俺! 復活ぅううっ!!」

「なぬっ!? 何と面妖なッ!!」

コーチが目を丸くして驚愕した。

無理もない。
小柄な猫耳美少女がいきなりガタイの
良いイケメンに早変わりしたんだ。

「おい、忍者野郎。」

――バッ!

アックスはカメラをコーチに投げた。
あ、そこは普通に受け取るんだね。

「何で忍かっ!?」

「分かんだろ。……記念撮影だ。」

紅葉散りばめ、
虹飾る激しい滝を背景にした世界。
レンズはその美しき世界と俺らを捉え、
瞬間的な光と音を放った。

それは、忘れられない思い出の
1ページを作るシャッター音。

――パシャっ!!
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