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番外編
大型ワンコと陰キャ魔法具師
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以前までなら陰湿と呼ばれた地下室の研究室で引きこもっていた魔法具開発部、筆頭のラント・モナクスィアは、ある物の開発に精を出している。
イグニスが討伐した堕天した獣で活躍したバングル型の魔法具だ。闇魔法結社の御家芸である呪いを弾いて守る魔法が付与されている。この魔法はラントの研究によって生み出された新生魔法だ。イグニスが攻撃魔法の天才なら、ラントもまた付与魔法の天才かもしれない。
闇魔法結社の扱う呪いなら一定の効果があることは実証済みだ。基本的に聖女の能力は穢れを祓うこと。そして、副属性として聖魔法でしか使えない回復の範囲魔法などが使える。
ラントも引きこもる頻度は減ったが、日夜魔法具を作るため、一人で研究室に籠もっていた。
「……よし。今日は、このくらいで……」
一人で作っているため数は十個と少ないが、満足そうな顔で椅子に座ろうとしたラントの耳へ扉を叩く音が聞こえてくる。
こんなところに訪れる物好きは、考えなくても一人しかいなかった。
恐る恐る扉を開けると、少し首にかかる明るい黄昏色の癖っ毛をした、体格の良い男が満面の笑みを浮かべて立っている。その姿は大きな耳と尻尾が見えそうなほど、キラキラ輝いて見えた。
眩しすぎて消えてしまいそうな表情と、両手で顔から全身を隠す素振りを見せるラントに首を傾げている。
「ラントさん? どうかしたんですか? まさか……どこか具合が悪いとか⁉」
「い、いや! だ、大丈夫だからっ! ――いつ見ても眩しすぎる陽の者……」
二人の馴れ初めは報告書を出さなかったことによる地下室の立ち入り禁止命令で外へ出たからだった。
イグニスの団長室へ連れて行かれた先で、自分を珍獣と間違えて見学に来たグロームは、ラントへ興味を持つ。それから、居場所を突き止めたことで地下室へ通い詰めた。その結果、興味は恋心へと発展しグラキエス顔負けのアプローチで折れたラントはグロームの恋人になっていた。
最初はイグニスと同じく男同士で、尚且つ可愛い要素もなく格好良い見た目でもない、骨ばった線の細くて長身の自分をからかっていると誤解する。だが、素直な告白で向き合った結果――そういう関係になっていた。しかも、「全部が好きです!」と言われて告白された日に抱かれてしまう。
二人はイグニスたちよりも早く、順序を守って進展していた……。
「差し入れに甘いお菓子を貰ったので、お裾分けです! それから、素直に会いたかったので!」
「ま、眩しすぎる……」
直視できない眩しさで、これを恋人から与えられているのが嘘のように浄化しかける。そこでラントの意識は消失した――。
気づいたときには隣のベッドへ寝かされていた。しかも寝顔を見られていたことで、ガバッと起き上がる。ヘラっとした笑みを浮かべているグロームも体を起こしてから、無言でペタペタ触られた。
「ヒュッ……な、何!? 無言とか、怖いんだけどっ!」
「あっ、ゴメンナサイ! 急に倒れたから心配で……触って確認しようかと!」
ラントは八割の確率でグロームによってぶっ倒れている。魔法騎士団へ所属してから約十年。陰の者として生きてきたラントには、陽の者であるグロームが眩しすぎた。
それにも関わらず、ヤることはやっている二人。不思議な恋人関係だった。
そして、まさに今もグロームの手が妙な動きをしている。
「ちょっ……!? な、何してるの」
「えっ? なんか、ラントさんを触ってたら……その、ムラムラしちゃって……」
「いやいや! こんな骨ばった体を触って欲情するとか! ないから!」
魔法具を語るときと同じく早口になるラントは饒舌だ。
但し、発情ワンコは止まらない。十歳も離れていて、どんなときでも敬語で、年上のラントを敬っているはずなのに……欲望だけは止まらないようだ。
馬乗りになった状態のグロームによって白衣を取り去られ、器用にベストとシャツのボタンを外していく男らしい手へ心を奪われる。見惚れている間に床へ投げ出される衣服の音で視線を投げた。
グロームの視線は下へ向いていて、肋骨が浮き出て見える肢体を眺めている。
自分でも痩せすぎかもしれないと思うほど肉が薄く、指で摘んだら皮膚が伸びそうだ。
いつも明るく笑顔のグロームからあまり見ない怪訝な表情で、胸板からズボンの手前まで長い指先で触れられる。
「――本当に、細すぎます……。しっかり、食べてますか? ここだって、心配になる細さですからね」
「ひゃっ!? そこは……っ……だ、めっ……」
ラントの敏感な脇腹を触る優しい手がなぞる度、ビクビクと腰が震える。肉がついているのかも怪しいゴツゴツした触り心地だろう皮膚を撫で回された。
昔から筋肉も定着せず、なぜか身長だけが伸びてしまって揶揄われた時代もある。
魔法騎士団へ所属してからは、自ら不規則な生活をしたことで痩せ細った体は中々食べ物を受け付けてくれない。
それでも、通い妻のようなグロームのお陰で昼夜だけは食べるようになっていた。しかし、食生活の乱れで少食故に中々肉がつかないだけで、以前と比べたら断然健康体である。
脇腹を優しく撫でられたことで、気づくと分身は素直に反応してズボンの中で窮屈そうに盛り上がっていた。
熱い視線が注がれてすぐにベルトを外されると、下着ごとずり下ろされる。
「ぁっ……は、恥ずかしい……」
「それは、今更だと思いますけど……可愛いです」
「なっ……! そ、それも今更だけど……こんな、骨ばった肉体を見て……可愛いとか、君だけだからね……」
「オレだけが見られたら良いので! それじゃあ、美味しくいただきますね」
「え……ちょ、待っ……ぁっ、ひゃんっ!」
そして、素直に直立している分身の先端を優しく撫でられると、愛らしい蜜が溢れ出した。
すぐに「美味しくいただく」を体現するかのように、大きな口に咥えられる。
すぐさま漏れだす小鳥のような囀りで、興奮したグロームにベッドへ押し倒された。全身余すことなく熱い舌先で丁寧に舐められ、声が枯れるまで泣かされるのだった。
イグニスが討伐した堕天した獣で活躍したバングル型の魔法具だ。闇魔法結社の御家芸である呪いを弾いて守る魔法が付与されている。この魔法はラントの研究によって生み出された新生魔法だ。イグニスが攻撃魔法の天才なら、ラントもまた付与魔法の天才かもしれない。
闇魔法結社の扱う呪いなら一定の効果があることは実証済みだ。基本的に聖女の能力は穢れを祓うこと。そして、副属性として聖魔法でしか使えない回復の範囲魔法などが使える。
ラントも引きこもる頻度は減ったが、日夜魔法具を作るため、一人で研究室に籠もっていた。
「……よし。今日は、このくらいで……」
一人で作っているため数は十個と少ないが、満足そうな顔で椅子に座ろうとしたラントの耳へ扉を叩く音が聞こえてくる。
こんなところに訪れる物好きは、考えなくても一人しかいなかった。
恐る恐る扉を開けると、少し首にかかる明るい黄昏色の癖っ毛をした、体格の良い男が満面の笑みを浮かべて立っている。その姿は大きな耳と尻尾が見えそうなほど、キラキラ輝いて見えた。
眩しすぎて消えてしまいそうな表情と、両手で顔から全身を隠す素振りを見せるラントに首を傾げている。
「ラントさん? どうかしたんですか? まさか……どこか具合が悪いとか⁉」
「い、いや! だ、大丈夫だからっ! ――いつ見ても眩しすぎる陽の者……」
二人の馴れ初めは報告書を出さなかったことによる地下室の立ち入り禁止命令で外へ出たからだった。
イグニスの団長室へ連れて行かれた先で、自分を珍獣と間違えて見学に来たグロームは、ラントへ興味を持つ。それから、居場所を突き止めたことで地下室へ通い詰めた。その結果、興味は恋心へと発展しグラキエス顔負けのアプローチで折れたラントはグロームの恋人になっていた。
最初はイグニスと同じく男同士で、尚且つ可愛い要素もなく格好良い見た目でもない、骨ばった線の細くて長身の自分をからかっていると誤解する。だが、素直な告白で向き合った結果――そういう関係になっていた。しかも、「全部が好きです!」と言われて告白された日に抱かれてしまう。
二人はイグニスたちよりも早く、順序を守って進展していた……。
「差し入れに甘いお菓子を貰ったので、お裾分けです! それから、素直に会いたかったので!」
「ま、眩しすぎる……」
直視できない眩しさで、これを恋人から与えられているのが嘘のように浄化しかける。そこでラントの意識は消失した――。
気づいたときには隣のベッドへ寝かされていた。しかも寝顔を見られていたことで、ガバッと起き上がる。ヘラっとした笑みを浮かべているグロームも体を起こしてから、無言でペタペタ触られた。
「ヒュッ……な、何!? 無言とか、怖いんだけどっ!」
「あっ、ゴメンナサイ! 急に倒れたから心配で……触って確認しようかと!」
ラントは八割の確率でグロームによってぶっ倒れている。魔法騎士団へ所属してから約十年。陰の者として生きてきたラントには、陽の者であるグロームが眩しすぎた。
それにも関わらず、ヤることはやっている二人。不思議な恋人関係だった。
そして、まさに今もグロームの手が妙な動きをしている。
「ちょっ……!? な、何してるの」
「えっ? なんか、ラントさんを触ってたら……その、ムラムラしちゃって……」
「いやいや! こんな骨ばった体を触って欲情するとか! ないから!」
魔法具を語るときと同じく早口になるラントは饒舌だ。
但し、発情ワンコは止まらない。十歳も離れていて、どんなときでも敬語で、年上のラントを敬っているはずなのに……欲望だけは止まらないようだ。
馬乗りになった状態のグロームによって白衣を取り去られ、器用にベストとシャツのボタンを外していく男らしい手へ心を奪われる。見惚れている間に床へ投げ出される衣服の音で視線を投げた。
グロームの視線は下へ向いていて、肋骨が浮き出て見える肢体を眺めている。
自分でも痩せすぎかもしれないと思うほど肉が薄く、指で摘んだら皮膚が伸びそうだ。
いつも明るく笑顔のグロームからあまり見ない怪訝な表情で、胸板からズボンの手前まで長い指先で触れられる。
「――本当に、細すぎます……。しっかり、食べてますか? ここだって、心配になる細さですからね」
「ひゃっ!? そこは……っ……だ、めっ……」
ラントの敏感な脇腹を触る優しい手がなぞる度、ビクビクと腰が震える。肉がついているのかも怪しいゴツゴツした触り心地だろう皮膚を撫で回された。
昔から筋肉も定着せず、なぜか身長だけが伸びてしまって揶揄われた時代もある。
魔法騎士団へ所属してからは、自ら不規則な生活をしたことで痩せ細った体は中々食べ物を受け付けてくれない。
それでも、通い妻のようなグロームのお陰で昼夜だけは食べるようになっていた。しかし、食生活の乱れで少食故に中々肉がつかないだけで、以前と比べたら断然健康体である。
脇腹を優しく撫でられたことで、気づくと分身は素直に反応してズボンの中で窮屈そうに盛り上がっていた。
熱い視線が注がれてすぐにベルトを外されると、下着ごとずり下ろされる。
「ぁっ……は、恥ずかしい……」
「それは、今更だと思いますけど……可愛いです」
「なっ……! そ、それも今更だけど……こんな、骨ばった肉体を見て……可愛いとか、君だけだからね……」
「オレだけが見られたら良いので! それじゃあ、美味しくいただきますね」
「え……ちょ、待っ……ぁっ、ひゃんっ!」
そして、素直に直立している分身の先端を優しく撫でられると、愛らしい蜜が溢れ出した。
すぐに「美味しくいただく」を体現するかのように、大きな口に咥えられる。
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