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僕とお兄ちゃんとお兄ちゃんの親友の適切な関係
僕とお兄ちゃん③
しおりを挟む………の、だけど。
「ぅわっ」
いきなり、家が壊れるんじゃないかと思うほどの轟音が響き渡って、僕は目を覚ました。
轟音の正体は季節外れの雷のようで、何度も鳴り響いてる。
……怖い。
僕は泣きそうになりながら、部屋を出てこーちゃんの部屋に向かう。
ドアを叩いても、返事は来ない。そうだよ。真夜中だもん。
どうしようか躊躇っていたら、また、大きな音。
「ひぁ……っ」
僕は思わずこーちゃんの部屋の中に駆け込んで、ベッドで眠るこーちゃんの布団の中に潜り込んだ。
「ん……タク?」
「こーちゃ………っ」
また、光った。
直後の轟音。
「ひぅっ」
こーちゃんに抱きついた僕を、こーちゃんも抱きしめてくれる。
「雷か」
「うん……音が、大きくて、目が、覚めちゃって…っ、怖くて……っ」
「……そんな理由でも夜這いされるのは嬉しいな。……タク、怖くなくなることをしよう」
「え……?」
「大きい声は禁止。小さい声だけなら、許すから」
「え……」
こーちゃんはベッド近くの棚から、何か出した。
それから、僕をあっさりとうつ伏せにすると、腰だけを高くする。
「こーちゃん?」
いつもと違うことに、心臓がバクバクし始めた。
こーちゃんは僕のパジャマの下を、下着ごと膝までおろして、そのまま抜いて床に落としてしまう。
「明るいところで見たいな…」
いつもと雰囲気が違う。
でも、こーちゃんだから……って思っていたら、お尻を両手で揉まれた。
「ひぁっ」
「声」
「んんっ」
両手で、強く優しく揉まれる。
それから、今まで触られたことのなかった場所を、舐められた。
「あっ」
ぞわぞわ…って、体中が震えた。
何度も舐められる。嫌ではなかったけど、むず痒いような熱いような、変な感覚がしてくる。
こーちゃんが何かの蓋を開けた音がした。
それから、ぬちゃぬちゃ、って、濡れた音がする。
「痛かったら言って。……大丈夫だと思うけど」
そう言って、今までなめてたそこに、指を1本、いれてきた。
「……っ!!」
「力抜いて。息止めたらだめだよ。ゆっくり、吸って……、吐いて」
痛くはなかった。
けど、ぬくぬくと出たり入ったりする指に、違和感だけを感じる。
「は………は……」
「ん……そう。いい子だね、タク」
こーちゃんの指が、中をかき回す。
「っ、あっっ」
びくん…って身体が震えた。
「ああ…見つけた」
こーちゃんの指が2本に増えた。
今さっき僕が震えたところを、2本の指で器用につまんでくる。
「あ、あっ」
声……と思っても、おさえられない。
冷たい液体がお尻にかけられたと思ったら、3本目の指が入ってきて、視界がグラグラした。
外は相変わらずの雷雨。
轟音に、僕の声がかき消されてく。
「は……は……」
「気持ちいい?」
「ん……んんっ、いい、きもち、いい……っ」
「うん、じゃあ、これからはここを毎日いじってあげる。ここだけでイケるようになったら、もっと特別なご褒美があるからね」
「まい……にち?」
「そう、毎日。朝と夜、毎日タクをトロトロにしてあげる。じゃあ、今日は、そろそろイこうか」
そう言って、こーちゃんは俺の中の指を激しく動かし始めた。
「ひぁ……っっ」
もう片方の手で、僕の前も扱いてくる。
「あ、あっ、うそっ、や、なに、なにっ、きも、ち、いい……っ」
「もっとよがれ……っ、タクっ」
「あ、イ、く、イっちゃ……、あ、あぁっっっ!!」
びゅるる……って、いつもより沢山出た気がしたけど、僕の意識は、そこでふつりと途切れた。
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