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本編
第23話 素直さへの甘露 6※
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「いつも、イヤッって言ってごめんなさい……気持ち良すぎると、どうしても出てしまって……言わないように気を付けます……だからもう、いつも通りに抱いて下さい……」
真っ赤な顔で、涙を浮かべながら、レフラが身体をすり寄せる。そのまま唇へ吸い付いてくるレフラの口からは、熱く湿った息が零れ、ギガイの肌を掠めていた。
だいぶ素直になったレフラに、ギガイもここまでか、と思いながら、太股に乗せた身体を持ち上げる。それだけで期待するように収縮する後孔の窄みに、ギガイはまた亀頭を押し当てた。
「ほら、お前の望み通りだ。ここからどうする?」
プチュプチュと先端だけを出し入れされて、その度に奥が期待するように収縮する。レフラは短い嬌声を漏らしながら「はやくぅ」と奥への挿入を強請るように腰を揺らし始めた。
「あっ、あぁ、ぁぁぁ……」
誘われるまま、1番大きく張った雁の部分で、窄みをゆっくりと押し開く。途端にキュウッと締まった肉壁は、逃がしたくないという思いからか、痛みを感じるほどに強く咥え込む。
「力を抜かなければ、入れられないぞ」
ギガイは浅い所で屹立を含ませたまま、レフラの身体を小刻みに揺すった。
「やだ、いじわる、しないでぇ、もぅいれて……おく、まで、ちゃんと、いれてくだ、さい……」
ちゃんと強請っているのに、どうしてと。潤んだ目が、精一杯ギガイを睨んでくる。だけど、レフラの言葉に反して、後孔の締め付けは一向に緩むような気配はない。その目を至近距離で見返しながら、ギガイもどうしたものか、と思ってしまう。
ギガイとしては、これ以上意地悪をしようとは思っていない。だが、強く収縮する内壁は、ムリに腰を進めてしまえば、レフラに痛みが出てしまう。ずっと求め続けていた刺激をようやく与えられた身体が、その刺激を逃さないように、縋り付いている状態だと分かっていても、これでは逆効果だった。
意地悪をしてさんざん焦らした結果、大切なレフラへ傷を負わせるわけにはいかなくて、ギガイは取りあえず、行為を進めるよりも宥める事を優先する。
「ほら、お前の言う通り奥まで入れよう。だから身体の力を抜いてくれ」
意地悪をしてるつもりはないのだと。ギガイは入れる意思を伝えるように、わずかに腰に力を込めた。
「あうぅっ!」
だが思った通り、力が籠もった内壁を、押し広げられて痛みが走ったのだろう。引き攣った声と共に、レフラがツラそうに眉根を寄せた。
「大丈夫か?」
その声にギガイも動きを、ピタッと止めた。これ以上隘路が開かれないように、レフラの身体を抱え込めば、首へ回されたレフラの腕も、ギュッと縋るようにしがみ付く。
「このままでは痛いだろう。深呼吸をしてみろ」
腕をポンポンと軽く叩いて促すも、レフラの身は痛みに強ばり、力が少しも抜けてこない。逆に今では呼吸の度に痛みが走るのか、ツラそうに息を震わせるのだ。
「もう今日は止めてはどうだ?」
何度目かの震えた呼吸に、ギガイもついには、そんな事を言ってしまう。
正直なところ、レフラと違って1度も吐き出していないギガイの茎は、いまだに固く勃っていて、レフラの奥を穿って熱を吐き出したがっている。そんな状態で止めてしまうのは、男としてはツラくはある。だが、傷を負わせてまで続けるような行為ではない。
(とりあえず、抱き上げながらイかせてやれば、レフラの方は治まるだろう)
自分はその後に、適当に風呂で水でも浴びながら、扱いて吐き出せばどうにかなる。この歳や立場で、だいぶ情けない姿ではあるが、意地悪くレフラを啼かせた結果だと思えば、ギガイは何も言えなかった。
真っ赤な顔で、涙を浮かべながら、レフラが身体をすり寄せる。そのまま唇へ吸い付いてくるレフラの口からは、熱く湿った息が零れ、ギガイの肌を掠めていた。
だいぶ素直になったレフラに、ギガイもここまでか、と思いながら、太股に乗せた身体を持ち上げる。それだけで期待するように収縮する後孔の窄みに、ギガイはまた亀頭を押し当てた。
「ほら、お前の望み通りだ。ここからどうする?」
プチュプチュと先端だけを出し入れされて、その度に奥が期待するように収縮する。レフラは短い嬌声を漏らしながら「はやくぅ」と奥への挿入を強請るように腰を揺らし始めた。
「あっ、あぁ、ぁぁぁ……」
誘われるまま、1番大きく張った雁の部分で、窄みをゆっくりと押し開く。途端にキュウッと締まった肉壁は、逃がしたくないという思いからか、痛みを感じるほどに強く咥え込む。
「力を抜かなければ、入れられないぞ」
ギガイは浅い所で屹立を含ませたまま、レフラの身体を小刻みに揺すった。
「やだ、いじわる、しないでぇ、もぅいれて……おく、まで、ちゃんと、いれてくだ、さい……」
ちゃんと強請っているのに、どうしてと。潤んだ目が、精一杯ギガイを睨んでくる。だけど、レフラの言葉に反して、後孔の締め付けは一向に緩むような気配はない。その目を至近距離で見返しながら、ギガイもどうしたものか、と思ってしまう。
ギガイとしては、これ以上意地悪をしようとは思っていない。だが、強く収縮する内壁は、ムリに腰を進めてしまえば、レフラに痛みが出てしまう。ずっと求め続けていた刺激をようやく与えられた身体が、その刺激を逃さないように、縋り付いている状態だと分かっていても、これでは逆効果だった。
意地悪をしてさんざん焦らした結果、大切なレフラへ傷を負わせるわけにはいかなくて、ギガイは取りあえず、行為を進めるよりも宥める事を優先する。
「ほら、お前の言う通り奥まで入れよう。だから身体の力を抜いてくれ」
意地悪をしてるつもりはないのだと。ギガイは入れる意思を伝えるように、わずかに腰に力を込めた。
「あうぅっ!」
だが思った通り、力が籠もった内壁を、押し広げられて痛みが走ったのだろう。引き攣った声と共に、レフラがツラそうに眉根を寄せた。
「大丈夫か?」
その声にギガイも動きを、ピタッと止めた。これ以上隘路が開かれないように、レフラの身体を抱え込めば、首へ回されたレフラの腕も、ギュッと縋るようにしがみ付く。
「このままでは痛いだろう。深呼吸をしてみろ」
腕をポンポンと軽く叩いて促すも、レフラの身は痛みに強ばり、力が少しも抜けてこない。逆に今では呼吸の度に痛みが走るのか、ツラそうに息を震わせるのだ。
「もう今日は止めてはどうだ?」
何度目かの震えた呼吸に、ギガイもついには、そんな事を言ってしまう。
正直なところ、レフラと違って1度も吐き出していないギガイの茎は、いまだに固く勃っていて、レフラの奥を穿って熱を吐き出したがっている。そんな状態で止めてしまうのは、男としてはツラくはある。だが、傷を負わせてまで続けるような行為ではない。
(とりあえず、抱き上げながらイかせてやれば、レフラの方は治まるだろう)
自分はその後に、適当に風呂で水でも浴びながら、扱いて吐き出せばどうにかなる。この歳や立場で、だいぶ情けない姿ではあるが、意地悪くレフラを啼かせた結果だと思えば、ギガイは何も言えなかった。
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