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第一部

孕み族の性 3 ※

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「それならば、さらにその身体で覚え込め」

「ちがっ、う、ギガイ、さま、ちがっ」

「とりあえず身体を支えてろ」

「やあぁ、聞いて、くださ、ちがっ」

「支えろと言っている」

グイッと後孔に含ませたままだった指を鈎型に折り曲げて上の方へ引き上げれば。

「ひっ!!いやぁっ!!」

伸ばされる後孔の縁に、レフラの身体が膝立ちに戻った。

「お願い…で、す、聞いて…ください、お願い…します…っ」

震える脚で身体を支えながら、ギガイの首元で懇願するレフラの声は届いている。
それでも今のギガイには、訴えに耳を傾ける気が湧かなかった。

イッたばかりで無防備だったさっきの答えは間違いなく、レフラの本音に近いはずだ。
それに反して理性の下で今さら紡がれる言葉などは、きっと跳び族の本能を取り繕って隠すだろう。

「後でいくらでも聞いてやる。今は取りあえず感じていろ」

もう一度指を奥まで挿入する。中で指を広げながら、柔壁の至る所を愛撫する。
腫れた痼りもしっかりと抉りながら、中で指を掻き回す。

「ひゃぁぁ、やぁ…うっ動かさっ、ないっ…でぇ…」

差し込まれた指から逃れようとしているのか。ギガイの身体に縋りながら、レフラが前へ逃げるように身体を引き上げた。

「自分でそんなに動きたいなら、自分で動いて気をやるといい」

ギガイが後孔にもう一本の指を添えて、レフラの身体を軽く揺すった。
わずかに指先が中へ潜る。

「やっ…むり、ですっ…自分で、なんて、できなっ、い……っ!!」

「やらなければ終わらないが、それでも良いか?」

どうしても無理だと訴えるならば、それはそれで構わない。

「その時は、身動きが取れないように縛った上で、ずっとここを弄ってやろう」

その辛さを想像したのか、青い顔をしたレフラが引きつった表情で唇を噛んだ。

「も、し…自分で、やったなら、ちゃん、と…終わり、に…して、くれます、か」

「あぁ、上手く気をやれたら終わりにしよう」

躊躇うように表情を彷徨わせたレフラが、意を決したように身体の力を抜いて行く。

「ひっ、あぁ、くぁっ…きつ、いっ、ああ、くるし、い…で、す…」

三本分の指の太さに馴らされていない後孔が、何度も引き攣るように締め付けながら、必死に指を飲み込んでいった。

「っふ…くぅっ…くぅぅ…ッ」

ゆっくりと進んでいく挿入は、ギガイが入れる時の何倍も時間を掛けて進んでいく。そして、それを最後まで含んだ時には、レフラの身体は汗でシットリと濡れていた。

「っは…はぅっ…あぁ…っはぁ……」

ギガイの肩へしがみつきながら、肩で息をするレフラの前をギガイの掌が包み込む。
後ろの指を動かしながら、掌の内の茎を揉み拉いた。

「あっやっ…やぁああっ!!!……っ!!」

「入れて終わりじゃないだろう」

途端に上がる甲高い嬌声の中、ギガイが告げた言葉はどこまでも容赦がないものだった。
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