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二部 番外編:怖がりな蓑虫
怖がりな蓑虫 13 ※
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「やだ、やだぁ…っ! だめっ、いれ、ちゃ、だめぇ……!!」
「なら、入らないように締めておくか?」
宛がわれたまま手を離される。そんなことを言われても、さんざん蕩けて口を開いた状態なのだ。どんなに力を込めて侵入を防ごうと試みても、レフラ自身の重みで屹立した熱が潜り込んでくる。
「とめ、て、やぁ、はい、ちゃう、ギ、ガイさ、まぁ……は、いっちゃ、う……!」
レフラが縋るように視線を向けた。支えてくれる手がなければもうどうしようもない状態なのだ。だから何度もそう言って、腰の辺りに手が添えられた時には、レフラは少しホッとした。
それなのに。
「身体が求めているということだろう。そのまま入れてしまえ」
そう言って口付けと一緒に添えられた手は、レフラを支えてはくれなかった。
それどころか、熱いギガイの陰茎の上にその手が身体を押し止めてくる。その場所から逃れることさえできないまま。窄みに亀頭を押し当てられて、細かく腰を揺すられる。
必死に身体を支える腕と脚が、限界を訴え震えていた。
グチュグチュと濡れた音を響かせながら、潜り込む亀頭の熱さに期待して、勝手に内壁も疼いていた。
気持ち良くて、足りなくて。もっと欲しいと身体の奥が訴えている。それなのに、レフラの心は慄いてしまっていた。
だって今まで一度も経験したことがない場所だった。そんなところを直接嬲られて、怖くないはずがない。しかもそれが訳も分からなくなるような快感も伴っているとなれば、怯えてしまうのはきっと仕方がないはずなのだ。
「ま、まえ、ぬいてぇ……やだぁ、ぁぁ、はいっちゃ、うから……」
せめて、と涙でぐずぐずの顔でギガイの方を見上げてみる。
「大丈夫だ、快感を怖がるな。素直に受け入れれば、もっと気持ち良くなれる」
優しい声なのに、返ってきたのは、そんな容赦ない言葉だけだった。
「っ、ぁぁ、ぁっ、ぁぁ……」
中はもう、とうに熟れきって充血している。少しも逃れきれないまま、弄られ続けた肉の縁では侵入を拒み続けきれるはずもない。
レフラの身体が力尽きて、脚や腕から力が抜けた。そうなれば、熱くて固い大きなモノがレフラの身体を割開く。それをただ受け入れるしか術がないまま、レフラは大きく首を振った。
「ひッあぁ、っあ…あぁ…ぁ……」
ズルズルと止まることなく、レフラの身体が、重力に従って落ちていく。自分の身体の重みだけで、割開かれた挿入だった。非情さも慈悲も存在しないまま。敏感になった内壁を、一定の速度で擦り上げられながら貫かれていく。
それは止むことのない快感。
そんな刺激がレフラにはツラくて、どうしようもない。だからもう一度レフラがギガイへ縋ろうとした、そんな瞬間なはずだった
「ひッ、やあーーッ!!あぁ、っあ…あぁ…ぁ……」
いったい何が起きたのだろう。
走った刺激の大きさにレフラが目を見開いた。パッと涙が宙に散って、甲高い嬌声が喉を割く。
腫れた内部の痼りの場所。触られ続けるには気持ち良すぎて、泣いてしまうことも多かった。そこがいったいどうなったのか。そんな場所を1番張った雁首と、何かが挟むように刺激していた。
「だめぇぇ、やぁぁ、だめっ、あぁ、やああっ、んんぅっ!」
開ききった口角から、飲み込めない唾液が垂れていく。でもそこをひどく責める気はないのだろう。それだけがレフラには救いだった。
1番太い雁首がそこをゆっくりと通り過ぎる。そうなれば、少しずつ、少しずつ。暴力的な快感がどうにか治まり初めていた。
「い、ま、いま、なに……やだぁ、なに……」
そんな激し過ぎる快感がようやく身体の中から過ぎ去った頃。レフラの顔は涙でボロボロな状態だった。そのままギガイへ必死に訴えながら、胸をカリカリと引っ掻いた。
「なら、入らないように締めておくか?」
宛がわれたまま手を離される。そんなことを言われても、さんざん蕩けて口を開いた状態なのだ。どんなに力を込めて侵入を防ごうと試みても、レフラ自身の重みで屹立した熱が潜り込んでくる。
「とめ、て、やぁ、はい、ちゃう、ギ、ガイさ、まぁ……は、いっちゃ、う……!」
レフラが縋るように視線を向けた。支えてくれる手がなければもうどうしようもない状態なのだ。だから何度もそう言って、腰の辺りに手が添えられた時には、レフラは少しホッとした。
それなのに。
「身体が求めているということだろう。そのまま入れてしまえ」
そう言って口付けと一緒に添えられた手は、レフラを支えてはくれなかった。
それどころか、熱いギガイの陰茎の上にその手が身体を押し止めてくる。その場所から逃れることさえできないまま。窄みに亀頭を押し当てられて、細かく腰を揺すられる。
必死に身体を支える腕と脚が、限界を訴え震えていた。
グチュグチュと濡れた音を響かせながら、潜り込む亀頭の熱さに期待して、勝手に内壁も疼いていた。
気持ち良くて、足りなくて。もっと欲しいと身体の奥が訴えている。それなのに、レフラの心は慄いてしまっていた。
だって今まで一度も経験したことがない場所だった。そんなところを直接嬲られて、怖くないはずがない。しかもそれが訳も分からなくなるような快感も伴っているとなれば、怯えてしまうのはきっと仕方がないはずなのだ。
「ま、まえ、ぬいてぇ……やだぁ、ぁぁ、はいっちゃ、うから……」
せめて、と涙でぐずぐずの顔でギガイの方を見上げてみる。
「大丈夫だ、快感を怖がるな。素直に受け入れれば、もっと気持ち良くなれる」
優しい声なのに、返ってきたのは、そんな容赦ない言葉だけだった。
「っ、ぁぁ、ぁっ、ぁぁ……」
中はもう、とうに熟れきって充血している。少しも逃れきれないまま、弄られ続けた肉の縁では侵入を拒み続けきれるはずもない。
レフラの身体が力尽きて、脚や腕から力が抜けた。そうなれば、熱くて固い大きなモノがレフラの身体を割開く。それをただ受け入れるしか術がないまま、レフラは大きく首を振った。
「ひッあぁ、っあ…あぁ…ぁ……」
ズルズルと止まることなく、レフラの身体が、重力に従って落ちていく。自分の身体の重みだけで、割開かれた挿入だった。非情さも慈悲も存在しないまま。敏感になった内壁を、一定の速度で擦り上げられながら貫かれていく。
それは止むことのない快感。
そんな刺激がレフラにはツラくて、どうしようもない。だからもう一度レフラがギガイへ縋ろうとした、そんな瞬間なはずだった
「ひッ、やあーーッ!!あぁ、っあ…あぁ…ぁ……」
いったい何が起きたのだろう。
走った刺激の大きさにレフラが目を見開いた。パッと涙が宙に散って、甲高い嬌声が喉を割く。
腫れた内部の痼りの場所。触られ続けるには気持ち良すぎて、泣いてしまうことも多かった。そこがいったいどうなったのか。そんな場所を1番張った雁首と、何かが挟むように刺激していた。
「だめぇぇ、やぁぁ、だめっ、あぁ、やああっ、んんぅっ!」
開ききった口角から、飲み込めない唾液が垂れていく。でもそこをひどく責める気はないのだろう。それだけがレフラには救いだった。
1番太い雁首がそこをゆっくりと通り過ぎる。そうなれば、少しずつ、少しずつ。暴力的な快感がどうにか治まり初めていた。
「い、ま、いま、なに……やだぁ、なに……」
そんな激し過ぎる快感がようやく身体の中から過ぎ去った頃。レフラの顔は涙でボロボロな状態だった。そのままギガイへ必死に訴えながら、胸をカリカリと引っ掻いた。
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