ロウとレイのプレイ日記

黒弧 追兎

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搾乳【1】

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「んっ、ぁ?へ、なに、?んッ、ぅあ!?」

突然乳首を甘い刺激が襲った。触れる布の僅かな感触にピリ、と弾ける快感に意味も分からず腰を跳ねさせる。

「なにこれ、?んッ」

慌てて服を捲る。現れた真っ赤に腫れた乳首から滲む白い液体。触ってみれば異常な程、感度が上がっている乳首は軽く摘むだけでビリビリと背筋に痺れが走る。
白く指を濡らす液体に心当たりはない。ここ三日間、ロウは家を開けていた。
ロウはまだ帰ってきていないようだし本当に分からない。ロウに見つかれば大変なことになりそうだし、とにかくロウが帰ってくる前にこの液体を止めなくちゃいけない。

「んっ、ふぁあ……ッー!ん、!んぅ……ッ!」

近くにあったタオルで未だとろとろ流れ身体を白く汚す液体を拭こうとするが、布が触れるだけで声が溢れる感度の高さに怖気付き上手く拭くことができない。拭いても拭いても一向に止まる気配のないそれは勢いすら増している気がする。

「なーに可愛いことしてんの?」
「ふ、ぅ?あ、!!いや、ちがっ違うから!」
「真っ赤な顔して乳首弄ってる事のなにが違うの?」

咄嗟に乳首を隠したからまだ液体には気づいていない。このまま気づかないでほしい。

「っ、シャワー浴びてくるから!」
「待って。」

いつもなら簡単に振り払えるのに胸元を隠してる所為で上手く振り解けない。右腕を掴むロウの手は力が強くないはずなのに。
下手に身動きすれば胸元のタオルが外れてしまう。どうにか逃げたい。

「なんで隠してるの?」
「や、待って!なんでもないから!!」
「なんでもないなら隠さなくて良くない?」
「とにかくシャワー浴びてくるから!」

今日に限ってなんでこんなしつこいんだ。いつもなら絡まれてヘトヘトで疲れ切ってベッドに飛び込むのに。

「あ」

攻防戦に勝ったのはロウだった。

虚しくも床に落ちたタオル。急いでTシャツを下げるが晒された真っ赤な乳首と乳首に纏わり付き、滴る白い液体はロウに見えてしまったようで見開いている。
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