短編エロ

黒弧 追兎

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座ってるだけで【エネマグラ】

「無理にとは言わないんだけどさ、佐藤くんお尻の方興味ある?」
「へ、?」

 もう癖になってしまったこのバイト。媚薬ローションやオナホでめちゃくちゃにされ虜になってしまった身体は他では得られない快楽を求めてしまう。
 目の前に座る郡山さんから飛び出た言葉に思考が停止するのを感じる。
 お尻、?え、ナカってことだよな?

 ニコリと笑う郡山さんの表情が怖い。でも無理にとは言わないって言ってたし断っても良いのか?でもここのバイト解雇されたりしたら俺、金銭的にも肉体的にも困るんだけど。

「ああ、お金はこれぐらいかな。」

 見せられた今の倍の金額。少し心が揺らいでくる。
 でもお金でつられるのもどうかと言う気が。

「ちなみにめちゃくちゃ気持ちいいってことだけは保証するよ。」

 後ろに回り込んだ郡山さんが耳元で囁く。
 燃えるように熱い顔とドクドク爆発しそうな程脈を打つ心臓が五月蝿い。

「やる?」
「……っ!、!」

 そんな俺の様子を見た郡山さんはトドメを刺すように手に指を絡め、熱い吐息を耳へと流し込んだ。
 郡山さんの色気に抗えるはずがなく、魅惑的な内容に断るなどと言う選択肢が抜けた頭は気付けば上下に揺れていた。

 __________________________________

 頷いたがそれでも怖さはあって戦々恐々としていたが指定されたのは裸にローブを着て部屋のベッドで待っていることだった。
 ガチガチに拘束されて始まるものだと思っていたものだから少し心が軽くなった気がする。

「お待たせ、じゃあ始めるね。」
「っは、はい……!」

 大きなベッド上で郡山さんと向かい合わせに座る。いつもと違う同じ高さの目線に少しドキドキしてしまって目を逸らした。
 寝転がると両膝を折り畳まれ陰茎も後孔も全て見えてしまう体制に気付き顔から火が出そうなくらい恥ずかしくなってくる。

「ひ、ッ……ん、ぅう、ぁあ、?」

 ローションを纏った指が後孔をゆっくりと撫でる。皺の一つ一つをなぞるようにしたかと思えば回りを揉むように押して引いてを繰り返す。

「じゃあ、指入れるね。」
「んっ、んあ……ふ、ぅひっ、ぃい!」

 念入りに解されたせいか痛みは無いがなんとも言えない異物感にぞわぞわして思わず身体を揺らしてしまう。

「んっ、ぅう……ひ、ぃあッ!?ーっは、?まって!まッ!んぅうっ、!!あぁ、ッ!!」
「ここが前立腺だよ、今日はここで気持ちよくなってね?」

 内側をまさぐる指が一点を擦り上げた瞬間目の前が激しく明滅し花火が散った。強烈な感じたことのない快感に逃げようと腰を捩るが脚を抑えられてしまえば、対した抵抗にならず快感を散らす事も出来ない。
 どれだけ悶えようと止める様子のない郡山さんは的確にそこを擦り、鉤状に曲げた指で責め続ける。静止の言葉も喘ぎ声に途切れ途切れで掠れた情けない声に変わってしまう。

「んっ!ぁあ……は、ひぃ、はぁ、ーっ」
「じゃあこれ、入れるね。」

 やっと止まった手淫に息を整える間も無く郡山さんに見せられた節々がくねっているT字の道具。
 思っていたよりも細い道具にほ、と息を吐く。散々解された後孔に道具がゆっくり挿入されていく。

「入ったよ。どんな感じ?」
「入ってるのは分かるって感じです。」

 ただ入っているような感じに首を傾げるが郡山さんが満足気に笑うので多分大丈夫なのだろう。このまま終わって欲しいと願うが郡山さんの様子にそれはないと感じる。

「身体起こしていいよ。」
「……ふ、ぅヒッ、!?ぃぅ、ひゃ……ぁあ、んっ……ッーー!!?!?」

 上半身を起こした途端、電流が走った様なビリビリとする甘い痺れに前屈みになり悶える。さっきの郡山さんの指なんて比じゃないほどそこだけをずっと刺激され押し続けられる快楽に嬌声を抑えられない。

「エネマグラって言ってさっきの前立腺を刺激するのに特化した商品なんだよ。」
「ぁああッ!!や、ぅんんっ、っーー!!やらぁっ、あッあぅう……ッ!!」
「気持ち良くなったらずっと気持ちよくて可笑しくなっちゃいそうでしょ?」
「あっ、あッ!!~~っ、~~~ぁッ!!ひゃら、ッ!らめっんぐぅッーー!!」

 気持ちいいのが終わらない。どれだけ腰を捩らせても前立腺にピッタリと張り付いたエネマグラは少しもずれることはない。押し出そうと力んでも前立腺をエネマグラにより押し付けてしまうだけだ。
 高まった快楽が弾け頭の中を真っ白にするが射精感とは違い快感は解放されず蓄積していく。

「いぃッ!!あっ、あっああ!!~っ、~!!」

 郡山さんに観察されながら気が狂いそうなほどの快感に身体を跳ねさせ悲鳴に似た喘ぎ声を喉が枯れるほど出し続けた。




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