異世界召喚されました……断る!

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魔王国アディス 首都サタニア

しようがないと思うんだ…

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 魔王国アディス
 首都への街道


 賢者モードに入りながらもテクテクと首都へ向けて移動中、先輩から突然の質問が…。

「そういえばトーイチ…」

「…なんです?」

「お前のスクエアビットって…」

 ………アレ?
 先輩にスクエアビット使っているところ………………無かったな…。

「…アレ、完全にファ◯ネルだろ。俺にも「材料無いし面倒くさいんでヤです」………作れよぉ俺にもフ◯ンネルくれよぉっ!」

 もちろん速攻で断ったワケだが…。
 しかし…

「材料有れば良いのか?よし、息子に集めさせ「面倒くさいんでヤです」何でだよぉ作れよぉっ!」

 こんな面倒くさい先輩も珍しい………っ~かウザい。
 ウザいので面倒くさいが、本当に面倒くさいが理由を聞いてみると…

「いやぁ、遠距離攻撃が無くてさぁ~…」

「…今頃っ!?先輩もう六十年くらいこっちにいるんでしょ………今頃っ!?」

「…まだ諦めていなかったのね」

 ヴィーネさんが悲しげな顔で呟くが、何て事はない。
 先輩は近接特化型。
 魔力は有るが放出系魔法の適性が無く、身体強化等自身のバフしか使えないという…なので遠距離攻撃に憧れを持ち続けている。
 との事なのだが…

「…この前、石破天◯拳使ってませんでした?」

「………アレは『気』だ」

『気』ってやっぱりあるのか…。
 じゃあもうかめ◯め波とかで良いんじゃない?とか、まあ先輩だからな、とか思ったのは内緒だ。

 血の涙を流し(ていそうな)先輩の顔は見ない様にして…

「…そもそもスクエアビットの魔法って、俺の魔法を転送しているので、放出系の魔法が使えないと意味ないんですよ」

 と説明すると先輩は…

「………………」ガクーン

『orz』みたいになっていた。
 うん、ちょっと可哀想だが放っておこう…若干ウザかったし…。

 多分『気』は転送出来ないと思うんだよなあ、『魔力』だから出来ていると思う………知らんけど。

『気』か…。






『界◯拳』とか使えるのかな?と思ったのはしようがないと思うんだ…。



~~~~~~~~~~~~~~~~


 ルセリア帝国皇都ルセリア
 冒険者ギルド本部

 
「………っ!?」

 この魔力…
 勇者召喚が行われたか…。
 
 トーイチさんに続いて召喚を行うとは…王国はちょっと好き勝手ヤり過ぎだな…。

 しかし…
 どんな奴が召喚されたのか…。

 勇者らしい勇者だったらどうするかなぁ。
 クズ勇者だったら遠慮なく叩きのめせるんだが…。
 
「………………」
 こればっかりは会ってみないと分からんか…。



 とりあえず二人に連絡だけしておくか…。






「ギルマス、手が止まってます。仕事して下さい」

「あっ、ハイ…」


~~~~~~~~~~~~~~~~


 ルセリア帝国ベルセ
 ベルウッド商会本店


「………っ!?」

 …召喚したか。
 面倒くせえけど警戒強めないとなあ。

 装備も倉庫から出さないといけないし…。

「………いっそ親父に連絡してやってもらうとか…」

 ソレもアリかな?
「クックックッ」と声を殺して笑っていると…

「お父さん、コレとコレ、倉庫にお願い」

「ハイ」

「お父さん、この書類目通したらコレをギルドに宜しくね」

「ハイ」




 ………あれえ?



~~~~~~~~~~~~~~~~

 魔王国アディス
 首都への街道

『ジュ~…』
「トーイチくん、タレちょうだい」モグモグ
「トーイチ、ビール」プハァ、モウイッパイ

「タブレットで買え」



 こちらはまだまだ平和な様です。



〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


『気』=魔法あるから別にいっか…
放出系魔法=「やっぱ憧れるだろ?」
『界◯拳』=身体強化あるしいっか…
ギルマス=書類仕事いっぱい
お父さん=娘には勝てない

先輩、放出系魔法が使えないという弱点?が発覚。
次回もよろしくお願いします。
 
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