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VS王国+勇者
魔王城正門前の攻防
しおりを挟む魔王城 正門前
正門前まで進んだ勇者一行。
その前には大きく荘厳な扉が聳える。
「城門より立派だな…」と勇者シュウヤが思い、「壊すのは手間がかかりそうですねぇ」とシュウ・"博士"・ホワイトリバーが顎をさすりながら思う。
さてどうしようか…。
一行が次の思考に移る前に正門は重い音を響かせ、開いていき、開いた中心には一人の男が腕を組み立っていた…。
「ふははははっ!この俺と相対するとは、運を使い果たしたな雑種っ!」
『ドォーーーンッ!』
そのセリフの後に男の背後で起こる爆発のエフェクト…。
そして…
「………熱い熱い、ヴィーネさんちょっと熱いし、床の破片が当たってちょっと痛いんですけどっ?」
「………ソウシ………あなたがヤれって言ったのよ?我慢して」
こそこそと…いや、丸わかりなのだが話しちゃっている…。
そしてエフェクトではなく本物の爆発だったらしい…。
「「「………………」」」
勇者一行もさすがに呆気にとられているのだが…。
「………みんな射線から退け」
空気を読まない奴は勇者側にも存在していた…。
「「「………ヒイロ」」」
「………ターゲットロック…」
ヒイロ・ライト・グリーンリバーは『大型魔導銃:双極』の魔力集束を既に終えていた…。
「………攻撃開始」
『キューーー………ドンッッッ!!』
そして放たれる極大のビームは一直線にソウシ・ベルウッドへと向かう…。
「ふははははっ!甘いわぁっ、雑種っ!!」
『バシィッ!!』
ソウシ・ベルウッドは右拳を左から右に払うように、向かってくるビームを弾いた…。
ビームはその先の壁を破壊したが、魔王城が少し高台にあった為、壁より先は何もなく、空中に一本の閃光が走っただけだった…。
そして…
「「「殴って曲げたぁっ!?」」」
これには勇者一行も驚愕。
「………………」
「………………へぇ」
「………………面白い」
しかしヒイロは沈黙を貫き、シュウヤは感心…そしてシュウは面白いモノを見つけた様な笑みを溢す。
一方…
「ソウシ………ウチの壁を壊すなんて…」
「え"っ?」
「後でお説教かしらね…」
「いやいや、俺がやらなきゃ正門から城の中がやられちゃってたよっ!?」
「………真上に弾けばよかったじゃない」
「アレをアッパー気味に殴るのは難しいだろう…」
「やっぱりお説教かしら…」
「なん…だと…」
ソウシ・ベルウッドのお説教が確定されいた…。
そしてソウシ・ベルウッドは『ゆらり』と勇者一行を見やる…。
「………テメエらのせいで…」
『ゴゴゴ…』
「いや、俺らじゃねえよ?」と勇者一行は『チラリ』とヒイロを一瞥してから再びソウシ・ベルウッドに視線を向ける。
「………お説教が確定しちまっただろぉっ!!」
『………ズオォッ!!』
ソウシ・ベルウッドは一気に『気』と『魔力』を開放し吼える。
「………選べ。半殺しとフルボッコ………どっちがいい?」
「理不尽っ!?」
「ソレどっちも変わらねえっ!?」
そう思ったが誰も口にはしなかった…。
「………ぷっ。面白い奴だね…」
シュウヤは面白そうにソウシ・ベルウッドを見つめ…
「………フ。いい実験体になりそうですね」
シュウ・"博士"・ホワイトリバーは妖しく目を光らせた…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王国アディス
魔王城 城門前
「………っ!?」
転移石を使って魔王城前に到着した俺は、門番が倒れているのを見つけ駆け寄った。
「………………」
………良かった、生きている。
俺が回復薬を門番に使用すると直ぐに目を覚ました。
「………う…」
「大丈夫か?」
「………確か………賊が………………はっ!?あ………あんたは…」
「俺は冒険者ギルドの者だ。助けに来たら君が倒れていたんでね」
「そ…そうか、ありがとう…。そうだ、それより賊を…」
「そっちは俺に任せてくれ…。君はこの回復薬を他の者に。中にも必要な者がいるはずだ」
俺はそう言い、手持ちの回復薬を渡す。
「すまない、恩にきる」
門番はそれを受け取り、もう一人の門番の下へ向かう…。
俺はそれを見たあと、視線を城に向け『魔力感知』を起動。
「………………」
まだ正門の辺りか………がソコにソウシさんがいるな。
しかも結構な力を開放している?
「………………」
嫌な予感がする…。
俺は正門に向かい、走りだした…。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
ベルウッド夫妻=空気読まない
ヒイロ・ライト・グリーンリバー=空気読まない
勇者=面白がってる
シュウ・"博士"・ホワイトリバー=面白がってる
その他一行=とばっちり確定?
先輩が出ると話しが軽くなっちゃうのは私のせいです。
次回もよろしくお願いします。
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