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VS王国+勇者
ユウキアルモノタチ
しおりを挟む魔王国アディス
魔王城 正門前
ソウシ・ベルウッドにより、勇者シュウヤの従者は既に残り二人…『ヒイロ・ライト・グリーンリバー』と『エルム・T・ロンベ』だけとなった。
シュウヤを含めてもたったの三人…。
シュウヤはソウシの戦いぶりに面白いモノを見たと思う一方で、こんな一方的にヤられるのは面白くないな…とも思う。
そして…
「ヒイロ、エルム。アイツは多分、近接戦闘しか手段がない。後は………分かるよね」
冷たい笑みを浮かべ、そう言い放つ。
「………………任務、了解」
「了解した」
ヒイロとエルム………魔導銃を二丁持つ者が二人。
その二人がソウシを狙い、同時に動き始めた…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 正門前
「………………」
敵の二人が俺を中心に動き始めた。
二人ともが両手に銃を握っている。
同時に銃を撃つのではなく、微妙にタイミングをずらして撃ってくるのは厄介だな…。
避けた先に撃ち込まれ、ソレにも対処しなくてはならない。
「………………」
極大ビームを撃ってきた奴(ヒイロ)の攻撃は今は普通(とは言っても太めのビームなのだが…)の攻撃になっている。
アレは二丁合わせて撃つ事で出力を上げる事が出来るのか…。
まんまツインバスターなんちゃらだな…。
使っている奴もソレっぽいし…。
「(ナニソレ欲しい…)」
もう一人(エルム)もビームを撃ってくる。
コイツの方が嫌なタイミングで撃ってくるんだよな…。
コイツも何処かで見たことがある様な…。
そして俺を中心に動き始めてから一向に距離を詰めてこない。
徹底してアウトレンジからの攻撃に切り替えた様だ。
厄介は厄介だが避けるのに苦はないし、最悪当たっても大したダメージは受けないだろう…。
だが…。
「(このまま避け続けていると、(ビームによる)周りの被害が増える…。イコール、何故か俺がヴィーネに怒られるっ!それはあかんっ!)」
俺は戦闘後のまだ見ぬ未来に恐怖し、避けるのを中断。
拳でビームを打ち消しながら、距離を詰める戦法に切り替えた。
敵の動きはまあまあ速いが、俺からして見れば大した事はない。
ヴィーネに怒られる前にケリを着けさせてもらうっ!
先ずはグラサンの方から…ついでにその銃をいただこうかっ!
「『縮地』っ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 正門前
「………で、君は攻撃しないの?」
「………何だ、気が付いていたのか…」
シュウヤはソウシとヒイロ達の戦闘を見てはいたが警戒を怠ってはいなかった。
後ろから近付く者には気が付いていたので、攻撃をしてきたらカウンターを合わせようと思っていたのだが…
「(『盾』を倒した奴………そう簡単ではないか…)」
まだ強いヤツがいるのか…面倒だなあ…。と思いつつ、シュウヤは後ろに振り返る。
「………君は?」
「初めまして、異世界の勇者くん。俺は冒険者ギルド・ギルドマスター、マサシ・コバヤシ………前にこの世界に喚ばれた『勇者』だよ…」
マサシのその言葉を聞き、シュウヤは笑みを深める。
「………へぇ。勇者………ボクはシュウヤ・アーク・ルティマ。で、ここへは何しに? 」
シュウヤもだが、マサシも『勇者』を相手にした事はない…。
お互いに警戒しつつも、口の端を上げながら目を合わせ、体内では戦闘の準備を始める…。
「魔王は俺の友人なんだ…。攻撃を止めてもらえるとありがたいんだがな…」
「勇者としてソレはどうなのかな?勇者が魔王討伐をするのは当たり前だと思うんだけど?」
「まあ魔王が人族の虐殺とか世界征服とかを考えているのなら、討伐するのが普通なんだろうけどな…。この世界の魔王は共存している………その必要はない」
お互いに魔力や気を高めながらの会話。
周囲の空気もソレに当てられ変化していく…。
「ボクが喚ばれた王国では、そうは思ってないようだけれど?」
「ソレは王国上層部や一部の者達だけだ。人族至上主義、貴族至上主義の………な」
「………まあ、そうだろうね」
空気の変化だけではなく、シュウヤとマサシの間には見えない何か…がせめぎ合っているのか、地面から砂が舞い上がり『パシッ…パシッ』と弾ける。
「………でも喚ばれたからには、討伐しないとね」
「………君は『分かって』………。ならやはり先達としては止めないとな…」
「………フフ。止めてみなよ『旧勇者』っ!!」
「………フッ。止めてやるさ『新勇者』っ!!」
お互いに魔力と気を開放する。
そして、この世界の歴史にはなかった『勇者対勇者』の戦いが幕を開けた…。
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ギルマス=さらっと爆弾発言
ギルマス=ミスリルソード、もう無いですよ
主人公=出番なし
何だこのシリアス展開。
どこかでネタ………ネタをっ!!
次回もよろしくお願いします。
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