異世界召喚されました……断る!

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魔王国アディス~アライズ連合国

準備期間十日目

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 魔王国アディス
 魔王城 正門前


 リディアの奇襲に敗北を喫しリベンジを誓った翌日…

 俺は激しい賢者モードを抑え込み、朝食を済ませる。
 この後、調査隊メンバーで首都に行き、買い物をするためだ。

 正門前に指定された時間の十分前に到着。この辺、サラリーマンだった頃の癖が抜けきっていないな…と自嘲する。
 
 五分前にリュウジが、時間ちょうどにリディアがやってきた。
 リディアは心なしかツヤツヤしているのだが…。

 俺はリュウジの後ろに体半分隠しながら「ガルルル…」と威嚇する。

「………なあに?」ニッコリ

 俺は直ぐに表情を戻し…

「よし、行くか」

 と首都サタニアへ歩き始めた。

「(アカン…アレは捕食者プレデターの眼だ…。………ビビってなんかいないんだからねっ!)」

 と心の中で謎のツンデレさんが言い訳をしながら…。言い訳って言っちゃったよ…。



~~~~~~~~~~~~~~~~


 首都サタニア


 三人で首都サタニアのメインストリートを練り歩き、買い物を進める。

 リュウジはポーションや魔力回復ポーション、食料など。
 普段、商人として各地を旅して回っている為、買いなれているというか、買うものに無駄がない感じである。

 リディアは準備はもう済んでいるのだろう、屋台で買ったアイスを手にパクついている。
 済んでるよね?準備…。

 そして俺は…

「(魔王国…普通にアイス売ってんじゃん)」

と、どうでもいいことを思いながらリュウジの後ろを着いていった。

 ちなみに二人は『アイテムボックス』のスキルは持っていないので自前のアイテムバッグに収納している。
 リュウジはウエストポーチタイプの物を腰に、リディアはポシェットタイプの物を肩から斜めに掛けている。
 
 リディアの癖にパイスラとは…なかなかやるじゃないか。
 リディアは大き過ぎず小さ過ぎず、非常にバランスの良いスタイルで、ハイエルフということもあり十人中十三人が認める美女である。
 今は認識阻害の魔法を使っているのか騒がれていないが、普通なら騒ぎになってもおかしくないレベルの。

 そんなことを考えながらリディアの方をほげっと見ていると、ふと視線が合ってしまった。

「なあに?惚れちゃった?」

「………………はっ」

 鼻で笑ってやったのは言うまでもない。

「なにイチャイチャしてるんですか。次行きますよ…」

 リュウジからツッコミが入る。

「イチャイチャしてねぇ…」
「えへへぇ…」

 こんな緩い感じでリュウジの準備は着々と終わらせていった…。

 やはり旅馴れているのだろう、リュウジの買い物はお昼を少し回った辺りで終了。
 必需品のような物は既にアイテムバッグに入っているようだ。

 俺は最悪タブレットで買えるしな。
 ………リディアは本当に済んでいるのだろうか?一抹の不安を残し、お買い物タイムは終了である。

 あとは一旦魔王城に戻り、王国へのルート確認やらなんやらの話し合いをして明日出発である。

 準備…二日で終わったじゃん。と誰もツッコミを入れなかったのは仕方がないのだろうか…。



~~~~~~~~~~~~~~~~


「………………はっ」

 鼻で笑ってやったのは言うまでもない。
 しかし…

「ヒドぉい…」とか言って、おちゃらけて返したリディアの瞳が捕食者プレデターの眼に変わったことに俺は…。


 



 バッチリ気付いていたので、客間には厳重に結界を展開。もちろん防音も忘れない。

 翌日、リディアは「ぬぐぐ…」としていたがもちろん無視である。
 やれやれ…、しばらく結界の出番が多そうだ…。



〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


十分前=基本
捕食者プレデター>トーイチ
ポーション・魔力回復ポーション=高速自動回復あるし…
パイスラ=ジャスティス。異論は認める。
結界=有能

十日目終了。
あっさりと終了しました。今までの一~八日は何だったのか…。

次回もよろしくお願いします。
 
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