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第15話 森のヌシ
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Side ルフラン
熊の足の速さは人間を余裕で上回ります。
ゲーム世界にその事実を鑑みる必要はありませんが、いまこの瞬間で私たちの背後に迫る熊型モンスターの速さの違いは火を見るよりも明らかでしょう。
「ランちゃん、ヤバいよ! もっと急いで急いで!」
「ぶん投げますよ、こんちくしょう!!」
私の右肩に洗濯物のように寄りかかっているなんちゃって魔法少女が肩を叩いてきます。
この人、パークに会った瞬間に腰を抜かしやがりましたよ。
仕方ないから肩で担いで運んでますけどもっと謙虚に生きやがってください。
『グボぉォォォぉォォぉォォぉ――ッッッ!!!』
「ひやぁぁぁああッ!?」
何とも熊からかけ離れた咆哮ですね。
鳥たちが一斉にばさーっと飛び去っていきましたよ。
あと、肩にいる洗濯物の悲鳴がうるさいですね。
「ランちゃん、追いつかれるよ! もっと早く走れないの?」
「これでも全力です! 見た目と違って意外と重いんですよ、貴女ッ!」
「うわー、女の子に体重を意識させるなんて! いけないんだーいけないんだー!」
ぽかぽか頭を叩いてきますけど、とりあえず無視です。
いまは生存ルートを探しましょう。
ここまできてデスって集めた素材を失うわけにはいきませんから。
考えるのは逃げきるための手段。
MMORPGでモンスターに追われたときの対処法としては、そのモンスターが来れない場所に逃げることです。
かの有名な童話ではやせた木こりが木の上に逃げて事なきを得たという話がありましたけど、あれは嘘っぱちです、フィクションです。
熊は木登りちょー得意です。
このゲーム世界だってフィクションではありますが、おそらくこのゲームの製作者たちはリアルの生態に寄せたモーションを用意しているという予感があります。
ならばいったいどこに逃げればいいのか?
「ランちゃんランちゃん」
「回復しましたか?」
「そのことについて少し提案が」
「聞きましょう」
ベルカさんが妙案を思いついたかのように肩を叩いてきます。
そうでした、私にはいまパートナーがいるのでした。
なんでもかんでも自分ひとりで考えるのではなく、ここは彼女と協力して――。
「お姫様だっこしてくれたらベルカちゃんの回復速度が上がる気がする!」
「……熊は雑食でしたよね」
「あー! まってまってまって!!」
私がベルカさんの首根っこを掴み投球ホームを見せると焦りながら悲鳴を上げました。
「よくこの状況で冗談が言えますね」
「けっこう本気なのにな~」
な~、じゃありませんよ。
なんでこんなに余裕なんでしょうか。
私は呆れながら後ろにチラリと視線をやると、パークは近くにあった赤い実をもぎ取って口に運んでいます。
「クマちゃんお腹空いてるのかなぁ」
「だとしたらあの木の実の次は私たちですよ」
もしかしてヘイトがもう反れたのかと期待しましたが、そんな楽観的推測を嘲笑うかのようにパークはこちらへと向き直ります。
牙を剥き出しにしてかまされる目一杯の威嚇。
そのまま背を張って辺りの空気を吸い込んだかと思うと、喉の奥に輝く赤い火花のエフェクトが見えました。
あれは――っ!
「ブレスが来るよ!」
「わかってます!」
私は飛び込むように横の草垣へと転がって、ブレスの軌道から離脱しました。
2、3秒の火炎ブレスをやり過ごして、私は再び地面を蹴ります。
再び始まる逃走劇。
そして、どさくさに紛れてお姫様だっこに落ち着いているこの魔法少女はどうしてくれようか。
「んん~♪ ベルカちゃんの女の子ハートがみるみる回復してる~」
「貴女のその不思議メンタルを分けて欲しいですね」
そこらの草影にポイしてやろうかと思いましたけど寸でのところで押し止めました。
とにかく、あの熊から逃げ切るには準備も情報も不足していますね。
……ん、情報?
「ベルカさん。パークについて、例の物知りおじいさんは他に何か言ってませんでしたか?」
ベルカさんが話を聞いたウィードはパークについての情報を持っていました。
RPGゲームとかではこういうNPCは強モンスターへの対処法を教えてくれることも多いはず。
淡い期待と共に尋ねてみた質問だったのですが――。
「トウモロコシが好きって言ってたよ」
「まさか好き嫌いの話が出てくるとは思いませんでした」
なぜそのおじいさんはそんな情報を持っていたのでしょう。
……まてよ、トウモロコシ?
「ベルカさん。キツネっぽいモンスターを狩っているときにトウモロコシのドロップアイテムがありませんでしたっけ?」
「おおー! そういえばあったね!」
ベルカさんは指先を動かして、ボックスからトウモロコシをオブジェクト化しました。
「ほーら、エサだよー!」
ベルカさんがぽいっとトウモロコシを投げると、パークは一目散に飛びつきます。
いや、その見た目でよくそんな好物を。
しかし、これが好機であることには違いありません。
「失礼、レディ」
「あー、投げるなー!」
ポイっとベルカさんを放り投げて、パークに向かって突撃します。
この隙に逃げても良かったのですが、弱点があるのでしたら倒せるのではという欲が出てしまいました。
最高速の踏み込みから、無防備なパークの脇腹に全力の正拳突きを見舞います。
蒼い攻撃エフェクトが弾けて、灰色の巨体が少し後ろへよろけました。
『グボゥぅゥうウウ――ッ!』
しかし、パークは怯むことなくすぐさま私へとその鋭い爪を振るってきます。
それは難なく躱せましたが、パークは癇癪を起こした子どものようにブンブンと爪を振りまわしてきました。
幼稚な戦法も莫大なステータスの前では必殺の剣となる。
私が距離を取ろうと足に力を込めた時、目の前に迫ってきた爪が後方から飛来してきた矢によって弾かれました。
「援護なら天才魔法少女ベルカちゃんに任せなさい!」
後ろを向けば、弓を構えたベルカさんがドヤった顔で宣言しています。
確かに絶妙なフォローではありましたが、その前に文句がひとつ。
「なんで立ってるんですか?」
「えっ?」
「腰を抜かして立てなかったんじゃないですか? もしかして私が運んでいる間に既にもう回復してたんですか?」
「い、いや~、そんなまさか~」
「この戦いが終わったら貴女の金でたらふく焼き肉です」
ふえ~ん、とかわめいている魔法少女に援護を任せて私はパークに向き直ります。
逃げることばかりを意識していましたが、対面してみればそこまで手の届かない相手には見えません。
師匠の方が強くて、恐い。
改めて、あの人に会えて良かったと思います。
爪を躱し脇腹へ回し蹴り、腕の振り下ろしを跳躍で避け踵落とし、噛みつきをバックステップで躱し鼻っぱしに掌底。
――躱して殴る、躱して蹴る。
これが師匠に教わった【魔法拳士】の戦い方です。
ベルカさんの援護もあって戦いは優勢。
しかし私の紙耐久では一撃が命取りとなるでしょう。
油断なく攻防を繰り返しながら、パークのHPが半分を切った時です。
『グボォオオオぉォォぉぉォォオッォォ――ッッ!!』
森を震わせる咆哮。
敗けてなるものかと猛る森のヌシの意地。
そして、絶えることなく研ぎ続けた人間への憎悪。
言葉は通じぬとも届いた心内の絶叫が、私の闘争心を煽ってきます。
受けて立ちましょう。
貴方に中で猛る不変の感情を乗り越えて、私はその先に行く。
森のヌシとの戦いは第2ラウンドへと移っていきました――。
熊の足の速さは人間を余裕で上回ります。
ゲーム世界にその事実を鑑みる必要はありませんが、いまこの瞬間で私たちの背後に迫る熊型モンスターの速さの違いは火を見るよりも明らかでしょう。
「ランちゃん、ヤバいよ! もっと急いで急いで!」
「ぶん投げますよ、こんちくしょう!!」
私の右肩に洗濯物のように寄りかかっているなんちゃって魔法少女が肩を叩いてきます。
この人、パークに会った瞬間に腰を抜かしやがりましたよ。
仕方ないから肩で担いで運んでますけどもっと謙虚に生きやがってください。
『グボぉォォォぉォォぉォォぉ――ッッッ!!!』
「ひやぁぁぁああッ!?」
何とも熊からかけ離れた咆哮ですね。
鳥たちが一斉にばさーっと飛び去っていきましたよ。
あと、肩にいる洗濯物の悲鳴がうるさいですね。
「ランちゃん、追いつかれるよ! もっと早く走れないの?」
「これでも全力です! 見た目と違って意外と重いんですよ、貴女ッ!」
「うわー、女の子に体重を意識させるなんて! いけないんだーいけないんだー!」
ぽかぽか頭を叩いてきますけど、とりあえず無視です。
いまは生存ルートを探しましょう。
ここまできてデスって集めた素材を失うわけにはいきませんから。
考えるのは逃げきるための手段。
MMORPGでモンスターに追われたときの対処法としては、そのモンスターが来れない場所に逃げることです。
かの有名な童話ではやせた木こりが木の上に逃げて事なきを得たという話がありましたけど、あれは嘘っぱちです、フィクションです。
熊は木登りちょー得意です。
このゲーム世界だってフィクションではありますが、おそらくこのゲームの製作者たちはリアルの生態に寄せたモーションを用意しているという予感があります。
ならばいったいどこに逃げればいいのか?
「ランちゃんランちゃん」
「回復しましたか?」
「そのことについて少し提案が」
「聞きましょう」
ベルカさんが妙案を思いついたかのように肩を叩いてきます。
そうでした、私にはいまパートナーがいるのでした。
なんでもかんでも自分ひとりで考えるのではなく、ここは彼女と協力して――。
「お姫様だっこしてくれたらベルカちゃんの回復速度が上がる気がする!」
「……熊は雑食でしたよね」
「あー! まってまってまって!!」
私がベルカさんの首根っこを掴み投球ホームを見せると焦りながら悲鳴を上げました。
「よくこの状況で冗談が言えますね」
「けっこう本気なのにな~」
な~、じゃありませんよ。
なんでこんなに余裕なんでしょうか。
私は呆れながら後ろにチラリと視線をやると、パークは近くにあった赤い実をもぎ取って口に運んでいます。
「クマちゃんお腹空いてるのかなぁ」
「だとしたらあの木の実の次は私たちですよ」
もしかしてヘイトがもう反れたのかと期待しましたが、そんな楽観的推測を嘲笑うかのようにパークはこちらへと向き直ります。
牙を剥き出しにしてかまされる目一杯の威嚇。
そのまま背を張って辺りの空気を吸い込んだかと思うと、喉の奥に輝く赤い火花のエフェクトが見えました。
あれは――っ!
「ブレスが来るよ!」
「わかってます!」
私は飛び込むように横の草垣へと転がって、ブレスの軌道から離脱しました。
2、3秒の火炎ブレスをやり過ごして、私は再び地面を蹴ります。
再び始まる逃走劇。
そして、どさくさに紛れてお姫様だっこに落ち着いているこの魔法少女はどうしてくれようか。
「んん~♪ ベルカちゃんの女の子ハートがみるみる回復してる~」
「貴女のその不思議メンタルを分けて欲しいですね」
そこらの草影にポイしてやろうかと思いましたけど寸でのところで押し止めました。
とにかく、あの熊から逃げ切るには準備も情報も不足していますね。
……ん、情報?
「ベルカさん。パークについて、例の物知りおじいさんは他に何か言ってませんでしたか?」
ベルカさんが話を聞いたウィードはパークについての情報を持っていました。
RPGゲームとかではこういうNPCは強モンスターへの対処法を教えてくれることも多いはず。
淡い期待と共に尋ねてみた質問だったのですが――。
「トウモロコシが好きって言ってたよ」
「まさか好き嫌いの話が出てくるとは思いませんでした」
なぜそのおじいさんはそんな情報を持っていたのでしょう。
……まてよ、トウモロコシ?
「ベルカさん。キツネっぽいモンスターを狩っているときにトウモロコシのドロップアイテムがありませんでしたっけ?」
「おおー! そういえばあったね!」
ベルカさんは指先を動かして、ボックスからトウモロコシをオブジェクト化しました。
「ほーら、エサだよー!」
ベルカさんがぽいっとトウモロコシを投げると、パークは一目散に飛びつきます。
いや、その見た目でよくそんな好物を。
しかし、これが好機であることには違いありません。
「失礼、レディ」
「あー、投げるなー!」
ポイっとベルカさんを放り投げて、パークに向かって突撃します。
この隙に逃げても良かったのですが、弱点があるのでしたら倒せるのではという欲が出てしまいました。
最高速の踏み込みから、無防備なパークの脇腹に全力の正拳突きを見舞います。
蒼い攻撃エフェクトが弾けて、灰色の巨体が少し後ろへよろけました。
『グボゥぅゥうウウ――ッ!』
しかし、パークは怯むことなくすぐさま私へとその鋭い爪を振るってきます。
それは難なく躱せましたが、パークは癇癪を起こした子どものようにブンブンと爪を振りまわしてきました。
幼稚な戦法も莫大なステータスの前では必殺の剣となる。
私が距離を取ろうと足に力を込めた時、目の前に迫ってきた爪が後方から飛来してきた矢によって弾かれました。
「援護なら天才魔法少女ベルカちゃんに任せなさい!」
後ろを向けば、弓を構えたベルカさんがドヤった顔で宣言しています。
確かに絶妙なフォローではありましたが、その前に文句がひとつ。
「なんで立ってるんですか?」
「えっ?」
「腰を抜かして立てなかったんじゃないですか? もしかして私が運んでいる間に既にもう回復してたんですか?」
「い、いや~、そんなまさか~」
「この戦いが終わったら貴女の金でたらふく焼き肉です」
ふえ~ん、とかわめいている魔法少女に援護を任せて私はパークに向き直ります。
逃げることばかりを意識していましたが、対面してみればそこまで手の届かない相手には見えません。
師匠の方が強くて、恐い。
改めて、あの人に会えて良かったと思います。
爪を躱し脇腹へ回し蹴り、腕の振り下ろしを跳躍で避け踵落とし、噛みつきをバックステップで躱し鼻っぱしに掌底。
――躱して殴る、躱して蹴る。
これが師匠に教わった【魔法拳士】の戦い方です。
ベルカさんの援護もあって戦いは優勢。
しかし私の紙耐久では一撃が命取りとなるでしょう。
油断なく攻防を繰り返しながら、パークのHPが半分を切った時です。
『グボォオオオぉォォぉぉォォオッォォ――ッッ!!』
森を震わせる咆哮。
敗けてなるものかと猛る森のヌシの意地。
そして、絶えることなく研ぎ続けた人間への憎悪。
言葉は通じぬとも届いた心内の絶叫が、私の闘争心を煽ってきます。
受けて立ちましょう。
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