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「君、本当に面白いねぇ」
宮廷魔導師サイラスは、私の顔を至近距離で覗き込みながら、うっとりとした声を漏らした。
整いすぎた顔立ちと、冷徹さを感じさせる銀の瞳。
片眼鏡の奥で光るその目は、明らかに異性を口説くそれではなく、珍しい実験動物を見つけた学者の目だ。
私は思わず半歩後ずさる。
「あの、近いです。サイラス様」
「おっと、失礼。あまりに魔力波長が美しいもので、つい見惚れてしまった」
サイラスは悪びれる様子もなく、薄い唇を吊り上げた。
「それにしても、この指輪……」
彼は私の手から離れた、黒く変色した指輪を空中に放り投げ、また掌で受け止めた。
「『嫌悪の増幅』に『認識阻害』。これを着けている間、君は周囲から『何となく気に入らない奴』『可愛げのない女』に見えていたはずだ」
「……!」
その言葉に、私は息を呑んだ。
思い当たる節がありすぎる。
私がどれだけ正論を述べても、周囲が眉をひそめていた理由。
アラン殿下が、私の顔を見るたびに「不愉快だ」と言っていた理由。
単に私の性格がキツイからだと思っていたが、それだけではなかったのか。
「さらに言えば、君自身の思考も少し誘導されていたね。『自分は愛されない』『厳しくしなければ価値がない』と思い込むように」
「……思考誘導、ですか」
「微弱なものですがね。しかし、何年も着け続ければ人格に影響が出る。普通なら精神を病んで、本当に『悪役令嬢』のようなヒステリーを起こしていてもおかしくなかった」
サイラスは指輪を握り潰すような仕草をして、私に流し目を送る。
「なのに君は、理性を保ち、高潔さを失わなかった。その精神力と魔力抵抗値……ゾクゾクするよ」
「……褒められている気がしません」
「最高の褒め言葉ですよ? ああ、今すぐ研究室に連れ込んで、君の体の隅々まで調べたい」
「却下だ!!」
横から怒号が飛んできた。
ジェラルド団長が、私を背に隠すようにしてサイラスの前に割り込む。
「貴様のそのねっとりした視線、不愉快だ! リーフィー嬢を穢すな!」
「穢すだなんて心外だなぁ。僕は純粋な知的好奇心で言っているだけだよ。筋肉ダルマの君とは違ってね」
「なんだと!?」
「大体、君に彼女の価値がわかるのかい? 彼女はただ美しいだけじゃない。この国の魔導史を塗り替える可能性を秘めた『魔力の器』なんだよ」
「知ったことか! 私は彼女の『魂』に惚れたのだ! 魔力などどうでもいい!」
「これだから脳筋は……」
騎士と魔導師、一触即発の空気。
二人の間から放たれるプレッシャーで、周囲の貴族たちが怯えて遠巻きにしている。
完全に置いてけぼりの私は、助けを求めるように視線を彷徨わせた。
しかし、目が合う人たちは皆、頬を染めて私に見惚れているか、恐怖で震えているかのどちらかだ。
「……あの、お二人とも」
「なんだい、リーフィー嬢? 僕の研究室に来る気になった?」
「なりません」
「リーフィー嬢! やはり今すぐ教会へ行こう! 神に誓いを立てれば、この変態魔導師も手出しできまい!」
「誰が変態だ」
「行きません」
私は大きく溜息をついた。
状況がカオスすぎる。
とりあえず、誤解を解いておかなければならない相手が一人いる。
私は二人の巨漢の隙間から顔を出し、呆然と突っ立っているアラン殿下を見た。
「殿下」
「は、はいっ!?」
名前を呼んだだけで、アランがビクッと肩を跳ねさせた。
以前なら「気安く呼ぶな!」と怒鳴ってきただろうに、今はまるで憧れの女優に話しかけられた少年のようにドギマギしている。
「先ほどのサイラス様の話、お聞きになりましたか?」
「え、あ、ああ……。指輪が、どうとか……」
「その指輪を私にくださったのは、殿下ですわよね?」
「うっ……」
アランの顔が引きつる。
そう、あれは婚約が決まった際、アランが「王家に伝わる由緒ある指輪だ」と言って私の指に嵌めたものだ。
「まさか殿下が、私に呪いをかけるために、あのような細工を?」
私の問いかけに、アランは激しく首を振った。
「ち、違う! 俺は知らない! 母上から『これをリーフィーに渡しなさい』と言われて、そのまま……」
「王妃様が?」
意外な名前が出た。
アランの母である王妃様は、厳格だが公平な方だ。
私を嫌っている様子はなかったはずだが。
「ふむ、王妃様経由か」
サイラスが顎に手を当てて呟く。
「あの人は魔術には疎い。おそらく、誰かに入れ知恵されたか、すり替えられたか……。まあ、解析すれば出所はわかるでしょう」
「ええ、お願いします。……ですが殿下」
私は再びアランに向き直る。
「知らなかったとはいえ、貴方は私に呪いの指輪を贈り、その結果生じた『不人気』を理由に婚約破棄を突きつけた。……マッチポンプもいいところですわ」
「ぐ、ううっ……」
「しかも、ご自身の浮気を正当化するために」
「そ、それは……」
アランが言葉に詰まる。
その姿は、あまりにも情けない。
こんな男のために、私は青春を費やして教育係をしていたのかと思うと、涙ではなく乾いた笑いが出てくる。
「リーフィー……。す、すまなかった。俺が悪かった」
アランがふらふらと歩み寄ってくる。
「だから、その……やり直さないか? 呪いが解けた今なら、俺たち、きっとうまくいくはずだ。俺も、君のその……本当の姿を見て、改めて……」
「惚れ直した、と?」
「そ、そうだ! やはり君こそが、俺の隣にふさわしい!」
アランが私の手を取ろうとする。
しかし。
バシッ!!
「痛っ!?」
アランの手が弾かれた。
「気安く触れるな」
「僕の観察対象に手を出さないでくれませんか?」
ジェラルドとサイラスが、同時にアランの手を払い除けたのだ。
「き、貴様ら……! 王族に対する狼藉だぞ!」
「うるさい。元婚約者が未練がましく近寄るな」
ジェラルドが一喝する。
「そうですよ殿下。貴方は『捨てた』んです。一度捨てたゴミが宝の山だったからといって、慌てて拾おうとするのは浅ましいにも程がある」
サイラスが毒舌で追い打ちをかける。
「う、うう……」
アランは二人の迫力に押され、涙目になっている。
その時だった。
「ひどいわアラン様ッ!!」
金切り声と共に、ミナがアランの背中に飛びついた。
「やり直すって何よ! 私はどうなるの!? 私を愛してるって言ったじゃない!」
「うわっ、ミナ! 離せ!」
「離さない! 王妃になるのは私よ! リーフィー様なんかに渡さないわ!」
ミナがアランの首を絞める勢いでしがみつく。
アランは「ぐえっ」と変な声を出しながらも、私の方を見ている。
「ち、違うんだリーフィー! これはその場のノリというか……!」
「最低ですね」
私は冷たく言い放った。
「ミナ様。その方は差し上げます。返品は受け付けませんので、どうぞ末長くお幸せに」
「ふん! 言われなくても貰うわよ!」
ミナが勝ち誇ったように鼻を鳴らす。
しかし、周囲の貴族たちの目は冷ややかだ。
もはや誰も、彼らを「真実の愛」などとは見ていない。
ただの「愚かな王子と、それに群がる性悪女」という認識に変わっている。
「さて、リーフィー嬢」
ジェラルドが私の前に跪き、改めて手を差し出した。
「雑音は消えた。さあ、私と共に来い! 我が家の屋敷は広いぞ! 道場もある!」
「いやいや、僕の研究棟に来るべきだ。魔導書が山ほどあるし、実験器具も使い放題だぞ?」
サイラスが反対の手を取ろうとする。
右に騎士団長。
左に宮廷魔導師。
正面には修羅場の元婚約者カップル。
(……キャパオーバーです)
私は限界だった。
これ以上ここにいたら、頭がおかしくなる。
私はスッと息を吸い込み、優雅にカーテシー(膝を折る礼)をした。
「皆様、熱烈な勧誘、痛み入ります」
「おお! 受けてくれるか!」
「では、どちらを選ぶ?」
二人が身を乗り出す。
私はにっこりと、花が綻ぶような極上の笑みを浮かべた。
呪いが解けた今、この笑顔の破壊力は凄まじいらしく、二人が「ぐふっ」と胸を押さえて怯んだ。
その隙を見逃す私ではない。
「どちらも選びません。……ごきげんよう!」
私はドレスの裾を翻すと、脱兎のごとく駆け出した。
「えっ?」
「あっ、待ちたまえ!」
背後で男たちの素っ頓狂な声が聞こえる。
「逃がすか! 総員、追跡せよ!」
「おっと、物理で捕まえるのは野暮だよ。魔法で……」
「魔法禁止! 彼女に傷がつくだろうが!」
何やら後ろで揉めているが、知ったことではない。
私はハイヒールを脱ぎ捨て、裸足になって会場の出口へと疾走した。
元悪役令嬢を舐めないでほしい。
幼い頃から「淑女教育」という名のスパルタ訓練で、ダンスによる足腰の鍛錬は完璧なのだ。
「お父様、お母様、お先に失礼します!」
呆然としている両親に手を振り、私は夜の闇へと飛び出した。
自由だ。
婚約からも、呪いからも、そして面倒な男たちからも。
……しかし、私が本当の意味で自由になれる日は、当分来そうになかった。
宮廷魔導師サイラスは、私の顔を至近距離で覗き込みながら、うっとりとした声を漏らした。
整いすぎた顔立ちと、冷徹さを感じさせる銀の瞳。
片眼鏡の奥で光るその目は、明らかに異性を口説くそれではなく、珍しい実験動物を見つけた学者の目だ。
私は思わず半歩後ずさる。
「あの、近いです。サイラス様」
「おっと、失礼。あまりに魔力波長が美しいもので、つい見惚れてしまった」
サイラスは悪びれる様子もなく、薄い唇を吊り上げた。
「それにしても、この指輪……」
彼は私の手から離れた、黒く変色した指輪を空中に放り投げ、また掌で受け止めた。
「『嫌悪の増幅』に『認識阻害』。これを着けている間、君は周囲から『何となく気に入らない奴』『可愛げのない女』に見えていたはずだ」
「……!」
その言葉に、私は息を呑んだ。
思い当たる節がありすぎる。
私がどれだけ正論を述べても、周囲が眉をひそめていた理由。
アラン殿下が、私の顔を見るたびに「不愉快だ」と言っていた理由。
単に私の性格がキツイからだと思っていたが、それだけではなかったのか。
「さらに言えば、君自身の思考も少し誘導されていたね。『自分は愛されない』『厳しくしなければ価値がない』と思い込むように」
「……思考誘導、ですか」
「微弱なものですがね。しかし、何年も着け続ければ人格に影響が出る。普通なら精神を病んで、本当に『悪役令嬢』のようなヒステリーを起こしていてもおかしくなかった」
サイラスは指輪を握り潰すような仕草をして、私に流し目を送る。
「なのに君は、理性を保ち、高潔さを失わなかった。その精神力と魔力抵抗値……ゾクゾクするよ」
「……褒められている気がしません」
「最高の褒め言葉ですよ? ああ、今すぐ研究室に連れ込んで、君の体の隅々まで調べたい」
「却下だ!!」
横から怒号が飛んできた。
ジェラルド団長が、私を背に隠すようにしてサイラスの前に割り込む。
「貴様のそのねっとりした視線、不愉快だ! リーフィー嬢を穢すな!」
「穢すだなんて心外だなぁ。僕は純粋な知的好奇心で言っているだけだよ。筋肉ダルマの君とは違ってね」
「なんだと!?」
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「知ったことか! 私は彼女の『魂』に惚れたのだ! 魔力などどうでもいい!」
「これだから脳筋は……」
騎士と魔導師、一触即発の空気。
二人の間から放たれるプレッシャーで、周囲の貴族たちが怯えて遠巻きにしている。
完全に置いてけぼりの私は、助けを求めるように視線を彷徨わせた。
しかし、目が合う人たちは皆、頬を染めて私に見惚れているか、恐怖で震えているかのどちらかだ。
「……あの、お二人とも」
「なんだい、リーフィー嬢? 僕の研究室に来る気になった?」
「なりません」
「リーフィー嬢! やはり今すぐ教会へ行こう! 神に誓いを立てれば、この変態魔導師も手出しできまい!」
「誰が変態だ」
「行きません」
私は大きく溜息をついた。
状況がカオスすぎる。
とりあえず、誤解を解いておかなければならない相手が一人いる。
私は二人の巨漢の隙間から顔を出し、呆然と突っ立っているアラン殿下を見た。
「殿下」
「は、はいっ!?」
名前を呼んだだけで、アランがビクッと肩を跳ねさせた。
以前なら「気安く呼ぶな!」と怒鳴ってきただろうに、今はまるで憧れの女優に話しかけられた少年のようにドギマギしている。
「先ほどのサイラス様の話、お聞きになりましたか?」
「え、あ、ああ……。指輪が、どうとか……」
「その指輪を私にくださったのは、殿下ですわよね?」
「うっ……」
アランの顔が引きつる。
そう、あれは婚約が決まった際、アランが「王家に伝わる由緒ある指輪だ」と言って私の指に嵌めたものだ。
「まさか殿下が、私に呪いをかけるために、あのような細工を?」
私の問いかけに、アランは激しく首を振った。
「ち、違う! 俺は知らない! 母上から『これをリーフィーに渡しなさい』と言われて、そのまま……」
「王妃様が?」
意外な名前が出た。
アランの母である王妃様は、厳格だが公平な方だ。
私を嫌っている様子はなかったはずだが。
「ふむ、王妃様経由か」
サイラスが顎に手を当てて呟く。
「あの人は魔術には疎い。おそらく、誰かに入れ知恵されたか、すり替えられたか……。まあ、解析すれば出所はわかるでしょう」
「ええ、お願いします。……ですが殿下」
私は再びアランに向き直る。
「知らなかったとはいえ、貴方は私に呪いの指輪を贈り、その結果生じた『不人気』を理由に婚約破棄を突きつけた。……マッチポンプもいいところですわ」
「ぐ、ううっ……」
「しかも、ご自身の浮気を正当化するために」
「そ、それは……」
アランが言葉に詰まる。
その姿は、あまりにも情けない。
こんな男のために、私は青春を費やして教育係をしていたのかと思うと、涙ではなく乾いた笑いが出てくる。
「リーフィー……。す、すまなかった。俺が悪かった」
アランがふらふらと歩み寄ってくる。
「だから、その……やり直さないか? 呪いが解けた今なら、俺たち、きっとうまくいくはずだ。俺も、君のその……本当の姿を見て、改めて……」
「惚れ直した、と?」
「そ、そうだ! やはり君こそが、俺の隣にふさわしい!」
アランが私の手を取ろうとする。
しかし。
バシッ!!
「痛っ!?」
アランの手が弾かれた。
「気安く触れるな」
「僕の観察対象に手を出さないでくれませんか?」
ジェラルドとサイラスが、同時にアランの手を払い除けたのだ。
「き、貴様ら……! 王族に対する狼藉だぞ!」
「うるさい。元婚約者が未練がましく近寄るな」
ジェラルドが一喝する。
「そうですよ殿下。貴方は『捨てた』んです。一度捨てたゴミが宝の山だったからといって、慌てて拾おうとするのは浅ましいにも程がある」
サイラスが毒舌で追い打ちをかける。
「う、うう……」
アランは二人の迫力に押され、涙目になっている。
その時だった。
「ひどいわアラン様ッ!!」
金切り声と共に、ミナがアランの背中に飛びついた。
「やり直すって何よ! 私はどうなるの!? 私を愛してるって言ったじゃない!」
「うわっ、ミナ! 離せ!」
「離さない! 王妃になるのは私よ! リーフィー様なんかに渡さないわ!」
ミナがアランの首を絞める勢いでしがみつく。
アランは「ぐえっ」と変な声を出しながらも、私の方を見ている。
「ち、違うんだリーフィー! これはその場のノリというか……!」
「最低ですね」
私は冷たく言い放った。
「ミナ様。その方は差し上げます。返品は受け付けませんので、どうぞ末長くお幸せに」
「ふん! 言われなくても貰うわよ!」
ミナが勝ち誇ったように鼻を鳴らす。
しかし、周囲の貴族たちの目は冷ややかだ。
もはや誰も、彼らを「真実の愛」などとは見ていない。
ただの「愚かな王子と、それに群がる性悪女」という認識に変わっている。
「さて、リーフィー嬢」
ジェラルドが私の前に跪き、改めて手を差し出した。
「雑音は消えた。さあ、私と共に来い! 我が家の屋敷は広いぞ! 道場もある!」
「いやいや、僕の研究棟に来るべきだ。魔導書が山ほどあるし、実験器具も使い放題だぞ?」
サイラスが反対の手を取ろうとする。
右に騎士団長。
左に宮廷魔導師。
正面には修羅場の元婚約者カップル。
(……キャパオーバーです)
私は限界だった。
これ以上ここにいたら、頭がおかしくなる。
私はスッと息を吸い込み、優雅にカーテシー(膝を折る礼)をした。
「皆様、熱烈な勧誘、痛み入ります」
「おお! 受けてくれるか!」
「では、どちらを選ぶ?」
二人が身を乗り出す。
私はにっこりと、花が綻ぶような極上の笑みを浮かべた。
呪いが解けた今、この笑顔の破壊力は凄まじいらしく、二人が「ぐふっ」と胸を押さえて怯んだ。
その隙を見逃す私ではない。
「どちらも選びません。……ごきげんよう!」
私はドレスの裾を翻すと、脱兎のごとく駆け出した。
「えっ?」
「あっ、待ちたまえ!」
背後で男たちの素っ頓狂な声が聞こえる。
「逃がすか! 総員、追跡せよ!」
「おっと、物理で捕まえるのは野暮だよ。魔法で……」
「魔法禁止! 彼女に傷がつくだろうが!」
何やら後ろで揉めているが、知ったことではない。
私はハイヒールを脱ぎ捨て、裸足になって会場の出口へと疾走した。
元悪役令嬢を舐めないでほしい。
幼い頃から「淑女教育」という名のスパルタ訓練で、ダンスによる足腰の鍛錬は完璧なのだ。
「お父様、お母様、お先に失礼します!」
呆然としている両親に手を振り、私は夜の闇へと飛び出した。
自由だ。
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