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「……あの。皆様、いつまで我が家にいらっしゃるおつもりで?」
舞踏会から数日後。
バーベナ侯爵邸の庭園で、私は優雅に……ではなく、頭を抱えながらティータイムを過ごしていた。
私のテーブルを囲むのは、もはや家具の一部と化している三人。
「何を言う! 君の護衛は私のライフワークだ!」
スコーンを一口で頬張りながら、紅茶をジョッキで飲む騎士団長ジェラルド。
「君の魔力データの採取が終わるまでは帰れませんね。あと100年はかかりそうです」
優雅にティーカップを傾けつつ、私の髪の毛一本一本を観察している宮廷魔導師サイラス。
「俺の国へ来る気になったか? 象の準備はできているぞ」
庭の木にハンモックを吊るして寝そべっている帝国皇太子レオナルド。
「……お父様、どうにかして」
私が視線を送ると、父は遠くで庭木の剪定(という名の現実逃避)をしていた。
「パパは忙しい! 聞こえない!」
頼りにならない。
その時、執事が庭に現れた。
「お嬢様、王宮よりお客様です。侍女長のマーサ様がお見えです」
「マーサ様が?」
マーサ様は、普段は王妃様の影のように付き従っている方だ。単独で訪ねてくるとは珍しい。
「お通しして」
現れたマーサ様は、いつも通り鉄仮面のような無表情だったが、その手には厳重に封印された小箱を持っていた。
「ごきげんよう、リーフィー様。……それと、賑やかな皆様」
マーサ様は三人を見て、呆れたように溜息をついた。
「また貴方達ですか。職場放棄で減給にしますよ?」
「げっ、マーサ殿……」
「これは非番の活動でして……」
三人が縮こまる。
「まあよいでしょう。今日は皆様にも協力していただきたい件がございます」
マーサ様はテーブルに小箱を置き、封印を解いた。
中に入っていたのは、黒く変色したあの指輪。
アラン殿下が私に贈り、私が引きちぎった「呪いの指輪」だ。
「これの調査ですか?」
「はい。陛下(王妃様)のご命令で、この指輪に呪いを付与した『真犯人』を特定することになりました」
マーサ様の言葉に、空気がピリッと張り詰める。
「アラン様は『母上から預かった』と仰っていましたが、陛下がお渡しになったのは、ただの守護の指輪でした。つまり、アラン様の手元に届くまでの間に、何者かがすり替えたのです」
「なるほど……。王宮のセキュリティを突破するとは、なかなかの手練れですね」
サイラスが眼鏡を光らせ、指輪を手に取った。
「どれどれ。改めて詳しく解析してみましょう」
サイラスが指輪に魔力を流し込む。
ブゥン……。
指輪が不気味に振動し、ドス黒い霧のようなものが立ち上った。
「うわっ、何だこの禍々しい気配は!」
ジェラルドが鼻をつまむ。
「臭いな。腐った沼の底のような臭いだ」
レオナルドも顔をしかめる。
「……ふむ。これは『嫉妬』と『独占欲』を煮詰めて凝縮したような呪いですね」
サイラスが冷静に分析する。
「術者の指紋のような魔力痕跡(シグネチャ)が残っています。……ほう、これは面白い」
「何が分かったのです?」
私が尋ねると、サイラスはニヤリと笑った。
「この魔力の波長、極めて『陰湿』で『粘着質』ですが……同時に、非常に純度の高い『愛』も感じます」
「愛?」
「ええ。歪みきっていますがね。対象者への執着が凄まじい。そして何より特徴的なのは……この魔力の主は、女性ではありません」
「えっ?」
意外な事実に、私は声を上げた。
てっきり、アラン殿下を狙う他の令嬢か、あるいはミナのような側室狙いの女性の仕業だと思っていたのだ。
「男だと言うのか? 男がアラン殿下に執着を?」
ジェラルドが目を丸くする。
「いえ、アラン殿下への執着ではありません」
サイラスは指輪を置き、私を指差した。
「呪いの矛先は、アラン殿下ではなく『アラン殿下の隣にいる者』……つまり、リーフィー嬢を排除することに向けられていますが、その根底にあるのは『アラン殿下を独り占めしたい』という感情です」
「つまり、ホモか?」
レオナルドが直球すぎる質問を投げた。
「可能性はありますね。あるいは、極度のブラコンか」
サイラスが肩をすくめる。
「とにかく、この魔力痕跡を辿れば、犯人の居場所が分かります。……おや? 反応が近いですね」
「近い?」
「ええ。王都の中……いや、ここから数百メートル以内? いや、まさか……」
サイラスが杖を振り、空中に地図を投影した。
光の点が、王都の一角を指し示している。
そこは、王族の親族や、地方から出てきた高位貴族が滞在する『迎賓館』のエリアだった。
「そこに誰がいるの?」
マーサ様が手帳を取り出し、パラパラとページをめくった。
「現在、迎賓館に滞在しているのは……数名の地方領主と、あとは……」
マーサ様の手が止まった。
「……まさか」
「誰ですか?」
「……エミール様です」
「エミール?」
聞き覚えのない名前だ。
「アラン様の遠縁にあたる方です。幼い頃は体が弱く、よく王宮で療養されていました。アラン様を『お兄様』と慕って、いつも後ろをついて回っていた……」
「ああ! あの泣き虫エミールか!」
ジェラルドがポンと手を打った。
「懐かしいな。私もしご……稽古をつけてやったことがある。線が細くて、女の子のような顔をした少年だった」
「今は成人されているはずですが、数年前に領地へ戻ってからは音沙汰がありませんでした。まさか王都に来ていたとは」
マーサ様が眉をひそめる。
「……犯人は、そのエミールという男か?」
レオナルドが指を鳴らした。
「決まりだな。早速とっ捕まえて、象に踏ませよう」
「待ってください。証拠もなしにいきなり踏ませないでください」
私が止めに入ると、サイラスが立ち上がった。
「では、確かめに行きましょう。この『探知魔法』の光は、間違いなくエミールとやらの部屋を指しています」
「よし、出動だ! リーフィー嬢の名誉のため、私が犯人をふん縛る!」
ジェラルドも立ち上がる。
「え、私も行くのですか?」
「当然だ! 君が被害者なのだから、犯人の顔を見て罵倒する権利がある!」
「罵倒はしませんけど……」
こうして、私たちは「犯人確保ツアー」へと出発することになった。
アラン殿下を巡る、歪んだ愛の暴走。
その正体が、まさかあんな「可愛らしい」人物だとは、この時の私はまだ想像もしていなかった。
*
王都の一角にある迎賓館。
その最上階の一室で、一人の青年が窓の外を見下ろしていた。
透き通るような金髪に、儚げな美貌。
まるでガラス細工のような繊細な雰囲気を持つ彼は、手元にある水晶玉を愛おしそうに撫でていた。
水晶玉に映っているのは、先日の舞踏会でのアランの姿(チョコレートまみれになる前の)。
「……お兄様」
青年――エミールは、うっとりとした声で呟いた。
「あの泥棒猫(リーフィー)がいなくなって、ようやく僕のものになると思ったのに……。どうしてあんな男爵令嬢(ミナ)なんかに……」
エミールの瞳に、暗い炎が宿る。
「許さない。僕のお兄様を汚す奴らは、全員排除しなきゃ。……ねえ?」
彼は、部屋の隅に置かれた巨大な「何か」に話しかけた。
闇の中で、何かがギロリと目を光らせた。
「さあ、次は誰を呪ってあげようか。……ふふふ」
美少年の微笑みは、天使のように無邪気で、悪魔のように残酷だった。
舞踏会から数日後。
バーベナ侯爵邸の庭園で、私は優雅に……ではなく、頭を抱えながらティータイムを過ごしていた。
私のテーブルを囲むのは、もはや家具の一部と化している三人。
「何を言う! 君の護衛は私のライフワークだ!」
スコーンを一口で頬張りながら、紅茶をジョッキで飲む騎士団長ジェラルド。
「君の魔力データの採取が終わるまでは帰れませんね。あと100年はかかりそうです」
優雅にティーカップを傾けつつ、私の髪の毛一本一本を観察している宮廷魔導師サイラス。
「俺の国へ来る気になったか? 象の準備はできているぞ」
庭の木にハンモックを吊るして寝そべっている帝国皇太子レオナルド。
「……お父様、どうにかして」
私が視線を送ると、父は遠くで庭木の剪定(という名の現実逃避)をしていた。
「パパは忙しい! 聞こえない!」
頼りにならない。
その時、執事が庭に現れた。
「お嬢様、王宮よりお客様です。侍女長のマーサ様がお見えです」
「マーサ様が?」
マーサ様は、普段は王妃様の影のように付き従っている方だ。単独で訪ねてくるとは珍しい。
「お通しして」
現れたマーサ様は、いつも通り鉄仮面のような無表情だったが、その手には厳重に封印された小箱を持っていた。
「ごきげんよう、リーフィー様。……それと、賑やかな皆様」
マーサ様は三人を見て、呆れたように溜息をついた。
「また貴方達ですか。職場放棄で減給にしますよ?」
「げっ、マーサ殿……」
「これは非番の活動でして……」
三人が縮こまる。
「まあよいでしょう。今日は皆様にも協力していただきたい件がございます」
マーサ様はテーブルに小箱を置き、封印を解いた。
中に入っていたのは、黒く変色したあの指輪。
アラン殿下が私に贈り、私が引きちぎった「呪いの指輪」だ。
「これの調査ですか?」
「はい。陛下(王妃様)のご命令で、この指輪に呪いを付与した『真犯人』を特定することになりました」
マーサ様の言葉に、空気がピリッと張り詰める。
「アラン様は『母上から預かった』と仰っていましたが、陛下がお渡しになったのは、ただの守護の指輪でした。つまり、アラン様の手元に届くまでの間に、何者かがすり替えたのです」
「なるほど……。王宮のセキュリティを突破するとは、なかなかの手練れですね」
サイラスが眼鏡を光らせ、指輪を手に取った。
「どれどれ。改めて詳しく解析してみましょう」
サイラスが指輪に魔力を流し込む。
ブゥン……。
指輪が不気味に振動し、ドス黒い霧のようなものが立ち上った。
「うわっ、何だこの禍々しい気配は!」
ジェラルドが鼻をつまむ。
「臭いな。腐った沼の底のような臭いだ」
レオナルドも顔をしかめる。
「……ふむ。これは『嫉妬』と『独占欲』を煮詰めて凝縮したような呪いですね」
サイラスが冷静に分析する。
「術者の指紋のような魔力痕跡(シグネチャ)が残っています。……ほう、これは面白い」
「何が分かったのです?」
私が尋ねると、サイラスはニヤリと笑った。
「この魔力の波長、極めて『陰湿』で『粘着質』ですが……同時に、非常に純度の高い『愛』も感じます」
「愛?」
「ええ。歪みきっていますがね。対象者への執着が凄まじい。そして何より特徴的なのは……この魔力の主は、女性ではありません」
「えっ?」
意外な事実に、私は声を上げた。
てっきり、アラン殿下を狙う他の令嬢か、あるいはミナのような側室狙いの女性の仕業だと思っていたのだ。
「男だと言うのか? 男がアラン殿下に執着を?」
ジェラルドが目を丸くする。
「いえ、アラン殿下への執着ではありません」
サイラスは指輪を置き、私を指差した。
「呪いの矛先は、アラン殿下ではなく『アラン殿下の隣にいる者』……つまり、リーフィー嬢を排除することに向けられていますが、その根底にあるのは『アラン殿下を独り占めしたい』という感情です」
「つまり、ホモか?」
レオナルドが直球すぎる質問を投げた。
「可能性はありますね。あるいは、極度のブラコンか」
サイラスが肩をすくめる。
「とにかく、この魔力痕跡を辿れば、犯人の居場所が分かります。……おや? 反応が近いですね」
「近い?」
「ええ。王都の中……いや、ここから数百メートル以内? いや、まさか……」
サイラスが杖を振り、空中に地図を投影した。
光の点が、王都の一角を指し示している。
そこは、王族の親族や、地方から出てきた高位貴族が滞在する『迎賓館』のエリアだった。
「そこに誰がいるの?」
マーサ様が手帳を取り出し、パラパラとページをめくった。
「現在、迎賓館に滞在しているのは……数名の地方領主と、あとは……」
マーサ様の手が止まった。
「……まさか」
「誰ですか?」
「……エミール様です」
「エミール?」
聞き覚えのない名前だ。
「アラン様の遠縁にあたる方です。幼い頃は体が弱く、よく王宮で療養されていました。アラン様を『お兄様』と慕って、いつも後ろをついて回っていた……」
「ああ! あの泣き虫エミールか!」
ジェラルドがポンと手を打った。
「懐かしいな。私もしご……稽古をつけてやったことがある。線が細くて、女の子のような顔をした少年だった」
「今は成人されているはずですが、数年前に領地へ戻ってからは音沙汰がありませんでした。まさか王都に来ていたとは」
マーサ様が眉をひそめる。
「……犯人は、そのエミールという男か?」
レオナルドが指を鳴らした。
「決まりだな。早速とっ捕まえて、象に踏ませよう」
「待ってください。証拠もなしにいきなり踏ませないでください」
私が止めに入ると、サイラスが立ち上がった。
「では、確かめに行きましょう。この『探知魔法』の光は、間違いなくエミールとやらの部屋を指しています」
「よし、出動だ! リーフィー嬢の名誉のため、私が犯人をふん縛る!」
ジェラルドも立ち上がる。
「え、私も行くのですか?」
「当然だ! 君が被害者なのだから、犯人の顔を見て罵倒する権利がある!」
「罵倒はしませんけど……」
こうして、私たちは「犯人確保ツアー」へと出発することになった。
アラン殿下を巡る、歪んだ愛の暴走。
その正体が、まさかあんな「可愛らしい」人物だとは、この時の私はまだ想像もしていなかった。
*
王都の一角にある迎賓館。
その最上階の一室で、一人の青年が窓の外を見下ろしていた。
透き通るような金髪に、儚げな美貌。
まるでガラス細工のような繊細な雰囲気を持つ彼は、手元にある水晶玉を愛おしそうに撫でていた。
水晶玉に映っているのは、先日の舞踏会でのアランの姿(チョコレートまみれになる前の)。
「……お兄様」
青年――エミールは、うっとりとした声で呟いた。
「あの泥棒猫(リーフィー)がいなくなって、ようやく僕のものになると思ったのに……。どうしてあんな男爵令嬢(ミナ)なんかに……」
エミールの瞳に、暗い炎が宿る。
「許さない。僕のお兄様を汚す奴らは、全員排除しなきゃ。……ねえ?」
彼は、部屋の隅に置かれた巨大な「何か」に話しかけた。
闇の中で、何かがギロリと目を光らせた。
「さあ、次は誰を呪ってあげようか。……ふふふ」
美少年の微笑みは、天使のように無邪気で、悪魔のように残酷だった。
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