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「……着いたぞ」
夢のような移動時間が終わってしまった。
私は心の中で盛大に舌打ちをした。
レオニード様の馬に乗せてもらい、彼の腕の中に抱えられて数時間。
背中に感じる広背筋の硬さ、耳元で響く低音ボイスの振動、そして時折触れる太い腕。
それは私にとって、王都の高級スパなど足元にも及ばない極上の癒しタイムだったのだ。
もっとゆっくり走ってくれてもよかったのに。
なんなら、わざと遠回りしても文句は言わなかったのに。
「……降りられるか?」
レオニード様が心配そうに覗き込んでくる。
私が無言だったのを、怯えていると勘違いしたらしい。
「あ、はい。大丈夫ですわ」
私は名残惜しさを隠しつつ、彼の手を借りて地面に降り立った。
そこは、深い森を抜けた先に広がる岩山の中腹だった。
目の前には、巨大な石造りの屋敷がそびえ立っている。
グライフェン辺境伯邸。
歴史ある名家のアジト――ではなく、本邸だ。
しかし、その外観は……。
「…………」
私は扇子を開き、無言で空を見上げた。
一言で言えば、『お化け屋敷』である。
外壁はツタに覆われすぎて元の色が分からない。
窓ガラスは曇り、いくつかの部屋は木の板で打ち付けられている。
庭の植木は伸び放題で、もはや森と同化している。
極め付けは、屋根の上に留まっているカラスが「アホー」と鳴いたことだ。
演出としては完璧である。
「……酷いだろう」
レオニード様が、気まずそうに視線を逸らす。
「呪われた土地には、人が居着かない。使用人も最低限しかいないし、修理する職人も怖がって来ないんだ」
彼は自嘲気味に笑った。
「お前も、こんな陰気な場所で暮らすのは嫌だろう。……今ならまだ、引き返せるぞ」
「引き返す?」
「ああ。馬車を用意させる。金も渡す。どこへなりとも好きな場所へ行って、自由に……」
「レオニード様」
私は彼の言葉を遮り、スタスタと屋敷の壁に近づいた。
そして、ツタの隙間から見える石材をコンコンと叩く。
「……ふむ」
次に、地面にしゃがみ込み、土の状態を確認する。
「……なるほど」
最後に、屋敷全体を遠近法を使って指で測るようなポーズをとる。
「……計算通りですね」
「え?」
レオニード様が目を白黒させている。
私はパンパンと手を払い、彼に向き直った。
「素晴らしいですわ!」
「は……?」
「この石材、王都の城壁にも使われている最高級の『黒御影石』ですね? 硬度が高く、魔力耐性もある。ツタに覆われているおかげで風化も防げている。構造自体は極めて堅牢です」
私は屋敷を愛おしそうに見上げた。
「つまり、汚れているだけ! 磨けば黒ダイヤモンドのように輝く、超優良物件ですわ!」
「……汚れているだけ……?」
「ええ。それにこの庭! 荒れているように見えますが、土壌は豊かです。雑草を抜いて手入れをすれば、素晴らしい家庭菜園……いえ、農園が作れます!」
私の目には、ビフォーアフターの完成予想図がはっきりと見えていた。
この重厚な黒い屋敷をピカピカに磨き上げ、庭には色とりどりの野菜と花を植える。
そして、その中心に立つ、筋肉隆々のレオニード様。
(絵になる……! なんという完成された構図!)
私の創作意欲(と妄想)が爆発した。
「さあ、中に入りましょう! 内装を確認しなければ!」
私はレオニード様を置いて、勝手に玄関の扉へと向かう。
重厚な木の扉を、両手でギギギ……と押し開けた。
ヒュオオオ……。
隙間風と共に、埃っぽい空気が流れ出てくる。
エントランスホールは薄暗く、天井の隅には立派な蜘蛛の巣がアートのように張り巡らされていた。
床には分厚い埃が積もり、私の足跡がくっきりと残る。
「……おかえりなさいませ、旦那様」
奥の闇から、ゆらりと人影が現れた。
白髪の老執事だ。
背は曲がり、手には今にも消えそうなロウソクを持っている。
「ひぃっ!?」
後ろからついてきたレオニード様……ではなく、私が驚いた。
いや、驚いたというより、あまりにもホラーな登場の仕方に感動したのだ。
「ギ、ギルバートか。……ただいま」
「オヤ……ソチラノ、オ嬢サンハ……?」
老執事ギルバートは、かすれた声で私を見た。
その目は窪んでいて、生気がないように見える。
普通なら悲鳴を上げて逃げ出すレベルだ。
だが、私は一瞬で彼の服装をチェックした。
服は古いが、ボタンはきちんと留められ、襟元も正されている。
ただ、あまりにも痩せているのと、顔色が悪いだけだ。
(栄養不足と、過労ね)
私は瞬時に診断を下した。
「初めまして、ギルバートさん。私はエーミール。今日からここの女主人になります」
「ニョ、ニョシュジン……?」
「ええ。とりあえず、窓を全部開けてくださいな。換気が必要です」
「ハ、ハァ……シカシ、窓ハ錆ビ付イテ……」
「レオニード様!」
私は振り返り、旦那様を指名した。
「はいっ!?」
レオニード様がビシッと直立する。
「出番ですわ。あの窓を全部開けてください。あなたのパワーなら、錆びた蝶番など小指一本でしょう?」
「え、あ、ああ……そうだが……」
「お願いします(ハート)」
私が小首を傾げてお願いすると、レオニード様は顔を赤くして「任せろ」と頷いた。
彼は大股で窓に歩み寄り、ガガンッ! と豪快に窓枠を押し開けた。
さらに隣の窓も、その隣も。
次々と窓が開け放たれ、夕日がホールに差し込んでくる。
舞い上がる埃が、光の中でキラキラと輝いた。
「おお……」
ギルバートが眩しそうに目を細める。
明るくなったホールで見ると、屋敷のポテンシャルの高さがさらによく分かった。
床は大理石、柱には見事な彫刻。
やはり、ただ汚れているだけだ。
「よし」
私はドレスの袖をまくり上げ(淑女としてはあるまじき行為だが)、高らかに宣言した。
「これより、『グライフェン邸大改造計画』を始動します!」
「か、改造……?」
レオニード様とギルバートが顔を見合わせる。
「まずは掃除です! 徹底的に磨き上げます! レオニード様には、重い家具の移動と、高いところの蜘蛛の巣払いをお願いします!」
「お、俺が……? 掃除を……?」
「はい。その素晴らしい筋肉は、剣を振るうためだけにあるのではありません。雑巾を絞り、床を磨き、屋敷を守るためにもあるのです!」
私はニッコリと笑い、ギルバートからロウソクを受け取った。
「ギルバートさんは、他に使用人がいれば集めてください。あと、厨房の場所を教えて。まずは腹ごしらえをしないと、戦(そうじ)はできませんからね」
「は、ハイ……!」
ギルバートの目に、少しだけ生気が戻ったように見えた。
レオニード様は、呆気に取られたように私を見ている。
「……お前は、本当に……変わった女だ」
「あら、褒め言葉として受け取っておきますわ」
私はウィンクしてみせた。
ロベルト殿下は私を「悪役令嬢」と呼んだ。
確かにそうかもしれない。
だって私は、この「呪われた屋敷」を支配し、魔王(レオニード様)をこき使って、自分好みの城に作り変えようとしているのだから。
これぞ悪役の所業でしょう?
「さあ、忙しくなりますわよ!」
私の号令と共に、辺境での新生活が幕を開けた。
まずは、この埃っぽい床をピカピカにして、レオニード様が寝転がれるようにして差し上げなくては!
夢のような移動時間が終わってしまった。
私は心の中で盛大に舌打ちをした。
レオニード様の馬に乗せてもらい、彼の腕の中に抱えられて数時間。
背中に感じる広背筋の硬さ、耳元で響く低音ボイスの振動、そして時折触れる太い腕。
それは私にとって、王都の高級スパなど足元にも及ばない極上の癒しタイムだったのだ。
もっとゆっくり走ってくれてもよかったのに。
なんなら、わざと遠回りしても文句は言わなかったのに。
「……降りられるか?」
レオニード様が心配そうに覗き込んでくる。
私が無言だったのを、怯えていると勘違いしたらしい。
「あ、はい。大丈夫ですわ」
私は名残惜しさを隠しつつ、彼の手を借りて地面に降り立った。
そこは、深い森を抜けた先に広がる岩山の中腹だった。
目の前には、巨大な石造りの屋敷がそびえ立っている。
グライフェン辺境伯邸。
歴史ある名家のアジト――ではなく、本邸だ。
しかし、その外観は……。
「…………」
私は扇子を開き、無言で空を見上げた。
一言で言えば、『お化け屋敷』である。
外壁はツタに覆われすぎて元の色が分からない。
窓ガラスは曇り、いくつかの部屋は木の板で打ち付けられている。
庭の植木は伸び放題で、もはや森と同化している。
極め付けは、屋根の上に留まっているカラスが「アホー」と鳴いたことだ。
演出としては完璧である。
「……酷いだろう」
レオニード様が、気まずそうに視線を逸らす。
「呪われた土地には、人が居着かない。使用人も最低限しかいないし、修理する職人も怖がって来ないんだ」
彼は自嘲気味に笑った。
「お前も、こんな陰気な場所で暮らすのは嫌だろう。……今ならまだ、引き返せるぞ」
「引き返す?」
「ああ。馬車を用意させる。金も渡す。どこへなりとも好きな場所へ行って、自由に……」
「レオニード様」
私は彼の言葉を遮り、スタスタと屋敷の壁に近づいた。
そして、ツタの隙間から見える石材をコンコンと叩く。
「……ふむ」
次に、地面にしゃがみ込み、土の状態を確認する。
「……なるほど」
最後に、屋敷全体を遠近法を使って指で測るようなポーズをとる。
「……計算通りですね」
「え?」
レオニード様が目を白黒させている。
私はパンパンと手を払い、彼に向き直った。
「素晴らしいですわ!」
「は……?」
「この石材、王都の城壁にも使われている最高級の『黒御影石』ですね? 硬度が高く、魔力耐性もある。ツタに覆われているおかげで風化も防げている。構造自体は極めて堅牢です」
私は屋敷を愛おしそうに見上げた。
「つまり、汚れているだけ! 磨けば黒ダイヤモンドのように輝く、超優良物件ですわ!」
「……汚れているだけ……?」
「ええ。それにこの庭! 荒れているように見えますが、土壌は豊かです。雑草を抜いて手入れをすれば、素晴らしい家庭菜園……いえ、農園が作れます!」
私の目には、ビフォーアフターの完成予想図がはっきりと見えていた。
この重厚な黒い屋敷をピカピカに磨き上げ、庭には色とりどりの野菜と花を植える。
そして、その中心に立つ、筋肉隆々のレオニード様。
(絵になる……! なんという完成された構図!)
私の創作意欲(と妄想)が爆発した。
「さあ、中に入りましょう! 内装を確認しなければ!」
私はレオニード様を置いて、勝手に玄関の扉へと向かう。
重厚な木の扉を、両手でギギギ……と押し開けた。
ヒュオオオ……。
隙間風と共に、埃っぽい空気が流れ出てくる。
エントランスホールは薄暗く、天井の隅には立派な蜘蛛の巣がアートのように張り巡らされていた。
床には分厚い埃が積もり、私の足跡がくっきりと残る。
「……おかえりなさいませ、旦那様」
奥の闇から、ゆらりと人影が現れた。
白髪の老執事だ。
背は曲がり、手には今にも消えそうなロウソクを持っている。
「ひぃっ!?」
後ろからついてきたレオニード様……ではなく、私が驚いた。
いや、驚いたというより、あまりにもホラーな登場の仕方に感動したのだ。
「ギ、ギルバートか。……ただいま」
「オヤ……ソチラノ、オ嬢サンハ……?」
老執事ギルバートは、かすれた声で私を見た。
その目は窪んでいて、生気がないように見える。
普通なら悲鳴を上げて逃げ出すレベルだ。
だが、私は一瞬で彼の服装をチェックした。
服は古いが、ボタンはきちんと留められ、襟元も正されている。
ただ、あまりにも痩せているのと、顔色が悪いだけだ。
(栄養不足と、過労ね)
私は瞬時に診断を下した。
「初めまして、ギルバートさん。私はエーミール。今日からここの女主人になります」
「ニョ、ニョシュジン……?」
「ええ。とりあえず、窓を全部開けてくださいな。換気が必要です」
「ハ、ハァ……シカシ、窓ハ錆ビ付イテ……」
「レオニード様!」
私は振り返り、旦那様を指名した。
「はいっ!?」
レオニード様がビシッと直立する。
「出番ですわ。あの窓を全部開けてください。あなたのパワーなら、錆びた蝶番など小指一本でしょう?」
「え、あ、ああ……そうだが……」
「お願いします(ハート)」
私が小首を傾げてお願いすると、レオニード様は顔を赤くして「任せろ」と頷いた。
彼は大股で窓に歩み寄り、ガガンッ! と豪快に窓枠を押し開けた。
さらに隣の窓も、その隣も。
次々と窓が開け放たれ、夕日がホールに差し込んでくる。
舞い上がる埃が、光の中でキラキラと輝いた。
「おお……」
ギルバートが眩しそうに目を細める。
明るくなったホールで見ると、屋敷のポテンシャルの高さがさらによく分かった。
床は大理石、柱には見事な彫刻。
やはり、ただ汚れているだけだ。
「よし」
私はドレスの袖をまくり上げ(淑女としてはあるまじき行為だが)、高らかに宣言した。
「これより、『グライフェン邸大改造計画』を始動します!」
「か、改造……?」
レオニード様とギルバートが顔を見合わせる。
「まずは掃除です! 徹底的に磨き上げます! レオニード様には、重い家具の移動と、高いところの蜘蛛の巣払いをお願いします!」
「お、俺が……? 掃除を……?」
「はい。その素晴らしい筋肉は、剣を振るうためだけにあるのではありません。雑巾を絞り、床を磨き、屋敷を守るためにもあるのです!」
私はニッコリと笑い、ギルバートからロウソクを受け取った。
「ギルバートさんは、他に使用人がいれば集めてください。あと、厨房の場所を教えて。まずは腹ごしらえをしないと、戦(そうじ)はできませんからね」
「は、ハイ……!」
ギルバートの目に、少しだけ生気が戻ったように見えた。
レオニード様は、呆気に取られたように私を見ている。
「……お前は、本当に……変わった女だ」
「あら、褒め言葉として受け取っておきますわ」
私はウィンクしてみせた。
ロベルト殿下は私を「悪役令嬢」と呼んだ。
確かにそうかもしれない。
だって私は、この「呪われた屋敷」を支配し、魔王(レオニード様)をこき使って、自分好みの城に作り変えようとしているのだから。
これぞ悪役の所業でしょう?
「さあ、忙しくなりますわよ!」
私の号令と共に、辺境での新生活が幕を開けた。
まずは、この埃っぽい床をピカピカにして、レオニード様が寝転がれるようにして差し上げなくては!
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