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第2章
20生徒会役員
「ねえねえ、アイリーン嬢。教えてもらった通り、炎の温度を変えてみたら、さまざまな色を出すことができたんだよね。次の魔法学の授業で披露しようかな?」
ブリス・フェレメレン伯爵令息。お友達第1号が、ウキウキしながら話しかけてくる。
すっかりなつかれた模様。
「おやめなさい。あなたこの前もそんなことを言って、氷を爆弾のように破裂させ、怒られたばかりではないの。」
ブリス様をたしなめるこの美女は、オレリア・アルベルト子爵令嬢。入学後のオリエンテーションでは、成績順に3人グループを組むこととなり、次席のブリス様、三席のオレリア様と行動を共にした。流石、優秀な2人だけあって、会話も弾むし、気を遣うこともない。何より女の子のお友達ができたわ。ふふ。
この学院では入学時の成績優秀者が、生徒会に入る。そのため、私たち3人は、生徒会役員となり、今も生徒会室で仕事をしながらおしゃべりをしている。生徒会役員は、3年生は忙しくなるため、1・2年生が中心となるわけだが、カリキュラムが違うため2年生と会う時間は、限られている。
ゲームのシナリオでのアイリーンも、勿論成績優秀者だったが、皇太子妃教育が忙しいことと皇太子が付きまとうアイリーンを拒否したことで生徒会役員ではなかったのよね。
「あら、アイリーン様、そろそろお昼ですわね。本日も皇太子殿下の元へ?」
「ええ、そうですわ。」
皇太子を護衛している、ノエル様の元へ。
「まあ、素敵ですわ。でも、皇太子殿下が生徒会でランチをしてくだされば、私もここで、アイリーン様と一緒に食べることができますのに…いつも、どちらへ行かれるのです?食堂にもいらっしゃらないようですし。」
女友達とランチ…ぐ!!いい響きね。
「天気のいい日は、外へ。でも、オレリア様と一緒にランチも心惹かれますわ。そうだ、来週エドガール様が公務で学院をお休みする日があるのです。その日に、ランチ、ご一緒しましょう!」
「よろしいのですの?楽しみですわ。我が家のシェフの腕もよいのですよ。お弁当交換いたしましょう。」
くぅーーー友達って感じがするわ。社交にもあまり出ないから、思っていたより友達に飢えていたのね私。
「いいねー、僕も入れてねー」
ブリス様が頬杖をしながら、あざとい角度でオレリア様を見つめる。
「…あなた、女子会に参加する気ですの?」
氷のまなざしで、冷たく言い放つオレリア様。あのあざとさにやられないオレリア様素敵。
「えー、だめなの?うーん、今から女子に変化する魔法習得できるかな?あ、変装でもいい?」
似合うだろうが‥‥。本気?
「はぁ、そのままでよろしいですわ。大丈夫ですか?アイリーン様。」
そうですわね、と、笑顔で肯定する。やったね、と、はしゃぐブリス様、呆れた顔で見ながらも楽しそうなオレリア様。この2人もなんだかんだで仲良しね。
ブリス・フェレメレン伯爵令息。お友達第1号が、ウキウキしながら話しかけてくる。
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ブリス様をたしなめるこの美女は、オレリア・アルベルト子爵令嬢。入学後のオリエンテーションでは、成績順に3人グループを組むこととなり、次席のブリス様、三席のオレリア様と行動を共にした。流石、優秀な2人だけあって、会話も弾むし、気を遣うこともない。何より女の子のお友達ができたわ。ふふ。
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「ええ、そうですわ。」
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